転生したらスライムだった件 スライムは彼女たちを愛する 作:有頂天皇帝
今回はオークションということで色々とリムルが購入したりします。なお、この作品ではレインが原作よりもポンコツ化してるかもしれませんがまぁそういうものだとでも思ってください。また、この作品では東の帝国の皇帝であるルドラの扱いがちょっと酷いことになってますがアンチではないのとルドラがこの作品でこのようなことになっているのもとあるポティカスとかいうクソエルフが原因なので悪しからず・・・
リムルたちがリ・エスティーゼ王国に滞在して3日目。この日は事前に話していたオークションに参加するためにリムルはパートナーとしてヴェルザードを、そしてオークションに関するルール説明をしてもらう為に使用人枠としてレインを連れてオークションへと足を運んでいた。なお、オークションに参加するにあたってリムルはテンペストに1度帰還してシュナにスーツを用意してもらいそれを実際に披露した結果、シュナやサリーなどはアイドルのおっかけのようにキャーキャー嬉しそうに騒いでいたが、ベータやイプシロンなどはあまりのかっこよさに鼻血を垂れ流ししてしまったり、シオンやアルベドなど一部は発情してリムルを襲いかかりそうになったなどあったがリムルは分身体たちに相手をまかせることで無事にオークション会場へと来られた。
「ちなみにリムル様。ご予算はどの程度ご用意しましたか?」
リムルにオークションで使う予定金額を聞くレインだが、先程までスーツ姿のリムルに興奮して鼻血を出していたのでリムルは呆れた目でレインを見るがレインはそんなことに気づかず首を傾げる。
「一応星金貨20枚と金貨3万枚は用意してある」
「・・・多くないですか?」
「盗賊ってさ金になるんだよね」
レインはリムルが予想以上に大金を持っていることに顔を引き攣らせてしまう。冒険者として稼いだ分もあるが大金の殆どは死を撒く剣団を初めとして多くの盗賊のアジトを壊滅させたリムルは盗賊たちが集めた金品財宝を根こそぎ回収していたのと懸賞金のかかっている盗賊の首をギルドに渡したりなどしたことで稼いだものだ。
「・・・リムル様ぁ♡私ぃ、欲しいものがあってぇ♡」
「ハッハッハ。コイツ自分の武器を理解してやがる」
手持ちが少なかったことから今回のオークションであまり買い物ができないと考えていたレインだったが、リムルが大金持ちであるとわかるなりそのメイド服越しでもはっきりとわかる爆乳をリムルの右腕に押し付けてオネダリしてくる。リムルもまたレインの思惑を理解しつつも美人メイドが甘えてくる姿にグッとくるものがありそのオネダリに答えてあげようと考えるが、自分の前でリムルとイチャついているレインを前に額に青筋を浮かべたヴェルザードが笑顔で怒っていることに気づきリムルとレインはバッと離れる。
「さっ、そろそろ時間だから席に着きましょうか」
「「は、はい・・・」」
絶対零度の雰囲気を纏わせながらそう言うヴェルザードに逆らえずリムルとレインは恐怖のあまりにそう返事を返すことしかできなかった。そのまま3人はレインの持つ招待状に記載されている席に座りオークションが開始されるのをジッと待つのだった。そしてしばらく待っているとオークションが開始されリムルたちは大人しく紹介される商品たちを見ていく。
『続いての商品は異世界人の所持していたと思われる一品、紅珊瑚の簪です。金貨3枚からスタートします!』
「あの簪、ヴェルザードに似合いそうだな・・・。金貨8枚!!」
「もう、リムルったら・・・♡♡」
(すっごいデレデレしてる・・・)
リムルはヴェルザードにプレゼントしたら似合いそうだと思うなりその商品を購入すると決めるなり、ヴェルザードはリムルが自分のことを考えてくれたことに嬉しさのあまり顔が蕩けているのを見てレインがびっくりしたり
「リムル様!リムル様!私あれが欲しいです!あれ買ってください!!」
「変わったもの欲しがるな・・・。じゃあ金貨20枚」
「あれは龍涎香ね・・・」
深海の魔物であるキングホエールの化石の一部が紹介されるとレインがリムルにおねだりしてきた。リムルはなんでそれをレインが欲しがるのか分からなかったがオークションに参加できるのもレインのおかげなので買ってあげることにしたリムル。なお、ヴェルザードはあれが非常に貴重な天然香料であることに気づく。
『こちらは非常に希少な
「へぇ変わった魔導具だな・・・。金貨12枚!!」
「あれ正直そこまで強力なものじゃないんですよね・・・」
「まぁコレクションって考えればまだ有用なものだし・・・」
リムルが変わった魔導具を見ては大金を出して購入するのをレインとヴェルザードが少し呆れたように見ていたりなどしてオークションは進んでいく。リムルが仲間たちへのお土産や恋人たちへのプレゼント、レインの趣味で購入している変わった商品、ヴェルザードは特に欲しいものがなかったため2人が購入しているのを見ているだけだった。そしてかなりの大金を消費している間にオークションも終わりが見えてきた。
「・・・無駄遣いしすぎじゃないかしら?」
「「そ、そんなことはないはず・・・」」
既に金貨2000枚も使っている2人にヴェルザードは思わずジト目を向けるとリムルとレインは冷や汗を流しながら顔を背ける。そして魔導具や魔物の素材などのオークションが終わると奴隷のオークションが始まった。
他国ならば奴隷の売買は犯罪であるのだがリ・エスティーゼ王国では人間以外の種族や魔物などに人権はないため物扱いされていることで奴隷として売られている。リムルは奴隷ということから嫌悪感を隠せず明らかな犯罪奴隷以外を購入していく。その際に女性奴隷は露出の多いボロ布なため横乳や太ももなどが見えてしまい、思わずリムルが少しいやらしい目で見てしまいヴェルザードとレインの2人から頬を引っ張られるのだった。
そしてオークション最後の商品として檻の中に入れられた女性が運び込まれていく。その中にいた女性のあまりの美しさに会場にいる誰もが息をすることも忘れその姿に見惚れていた。
長い蒼髪を左右のサイドにシニョンでまとめ、少し動くだけでだぷんっ♡と揺れるシオン以上の爆乳と細く括れた腰、ムッチリ♡とした爆桃尻という並のグラビアアイドル以上にグラマラスな魅力的な肢体を見せつけるかのような踊り子衣装は乳輪や秘裂という女性にとって大切な部分を最低限隠しているだけの衣装に手首に足首、そして首には奴隷である証だと言わんばかりの強固な枷。さらに本来ならば美しい金の瞳は絶望しているからなのか黒く濁っているようにリムルは感じていた。
「嘘・・・」
「何故あの御方が・・・」
女性の姿を見たヴェルザードは信じられないと言わんばかりに顔を青ざめさせて口元を手で抑えショックを受けてしまい、レインもまた女性がいる理由がわからず困惑してしまう。
『今回の目玉商品!!元東の帝国元帥のグリンド!!詳細は省かせてもらいますが先日東の帝国より性奴隷として本オークションへと提供されたこの商品は調教済みであるため処女膜はありませんがその腟は名器であり何十人もの男やオークなどの魔物たちと交尾をしても変わらない締まりはお客様たちを満足させてくださるでしょう!!』
『その上このデカイ胸と尻は男なら誰もが好きにしたいと思えるほど魅力的です!!さぁ!金貨100枚からスタートぉ!!』
「金貨300枚!!」 「金貨500枚!!」 「金貨600枚!!」
グリンドと呼ばれる女性のオークションが始まるなり会場にいる貴族や商人などは欲望の籠った目で、購入した後のことでも考えているのか下卑た笑みを浮かべながら舌なめずりをしてどんどん金額が上がっていく。リムルはそれを聞きながらも視線はヴェルザードとグリンドを交互に見ていた。2人がどのような関係なのかは分からないが親密な関係であると確信を持ったリムルは何としても競り落として見せようと覚悟を決める。
「星金貨5枚」
リムルが無表情で淡々と金額を宣言した瞬間、会場の空気が凍った。たった今金貨1000枚と出たところでその50倍の金額が出たこともそうだが既にリムルはかなりの金額をオークションで使用している。それなのに星金貨を出してきたことそして何よりも誰もそれほどの大金を所持していない為に会場のほとんどの人間が諦めかけている中、1人の不細工な貴族──チャルロスが諦めたくないとばかりに追加で金を出すが・・・
「せ、星金貨10枚だえ!!」
「星金貨20枚と金貨2000枚」
リムルはそれを許さないとばかりに残りの金全てを使用する。チャルロスはこれ以上は出せないのか顔をさらに醜く歪ませながらリムルを睨むもリムルはそれを無視して司会者に視線を向ける。思いがけない大金が出たことに司会者は動揺しながらも確認をとる。
「え、えー。会場、言葉を失っておりますがー・・・一応お聞きします。星金貨20枚と金貨2000枚以上、ありますでしょうかー?」
司会者の言葉に客たちは悔しそうな顔をしながら黙っていた。この場にいる貴族や商人たちもかなりの富豪であるがそれでも星金貨20枚という大金を1度の買い物でポンと出せるほどのものはいないためグリンドという絶世の美女を手に入れることを諦めざるを得ないでいた。
司会者は予想だにしなかった大金に内心浮かれながら、マイクに向かって口を開いた。
「時間切れです。本日の超目玉商品であるグリンドはリムル=テンペスト様の星金貨20枚と金貨2000枚にて落札を!!」
こうしてリムルは所持金の全てを使い果たす結果になったもののオークションは無事終了した。しかしこの時のリムルは気づいていなかった。忌々しげにリムルのことを睨む一部の貴族たちからの敵意が籠った視線を・・・
オークション終了後、リムルは購入した商品を専用の魔法の鞄に収納してレインに預け購入した奴隷たちは首輪と奴隷契約を解除してから自身が治める街へと全員転移させて彼らのことをシュナたちに任せてからオークション側から借りた一室にてヴェルザードと共にグリンド──否、ヴェルザードの妹であるヴェルグリンドと対面していた。なお、服装は踊り子衣装ではなく手枷なども全て外しヴェルザードから聞いていたヴェルグリンドがよく着ていたチャイナドレスに着替えさせておいた。
「ヴェルグリンドちゃん・・・何があったの?」
ヴェルザードは心配そうにヴェルグリンドに寄り添いながら声をかけるもヴェルグリンドは焦点のあっていない目で虚空を見つめるだけで何も答えない。リムルはそんなヴェルザードに声をかけずらいために大賢者にある確認を撮っていた。
(なぉ大賢者。ヴェルザードの妹ってことは彼女もヴェルドラやヴェルザードと同じ竜種ってことだよな?)
『告。個体名ヴェルグリンドは東の帝国の領土である【燃え盛る神山】に住まう国の守護竜としてたて祀られている現在残存する竜種が一体、【
(それにしては魔素量がヴェルザードの十分の一にも満たない気がするんだが・・・)
『是。個体名ヴェルグリンドの体内の魔素量は何者かの手によって封印及び強奪されたことによりかなり消耗していると判断されます』
リムルがヴェルグリンドから感じられる魔素量が下手したらゴブタ並に少ないことに疑問を感じていたが大賢者の説明を聞いてその理由が判明したものの竜種であるヴェルグリンドから力を奪うなど一体誰が・・・とさらなる疑問に頭を悩ませていたリムルは突如部屋の中を轟音が響いた上に部屋の中が一瞬で凍えたことでリムルがその発生源であろう方を見るとそこには怒りのあまり身体中から魔素と冷気を垂れ流しにしながら足で踏み砕いたテーブルを中心に発生した氷の結晶の上でヴェルザードは鋭い目をしていた。
「・・・何があった?」
「リムル・・・」
リムルはヴェルザードが怒り狂っている姿を見て安心させようと正面から抱きしめて落ち着かせる。それによりヴェルザードは怒りのままに発生させた魔素などを抑えて涙目でリムルを見つめる。そしてヴェルザードが落ち着いたところでヴェルグリンドに何が起こったのかを教えて貰えたのだが、それはリムルがこの異世界で過ごしてきた中でも胸糞悪いものであった。
────事の始まりはリムルがヴェルドラを捕食しヴェルザードと出会った頃と同じ頃。東の帝国にて宰相を務めるエルフの男・ポティマスが東の帝国の皇帝であるルドラ・ナム・ウル・ナスカに対して長年続く古代の魔王の1人であるギィ・クリムゾンと行っているとあるゲームに勝利するための提案として竜種の力を宿した兵士を量産する計画を提示した。そのためにルドラの恋人にして竜種であるヴェルグリンドを利用する必要があることを伝えるとゲームの勝利のみ執着するようになったルドラは恋人であるヴェルグリンドへの情も忘れ道具として扱うことを許可する。
その翌日、ルドラはヴェルグリンドを呼び出すなり竜種の力を封じ込める指輪型の魔宝装身具をプレゼントと称して渡す。ヴェルグリンドは恋人であるルドラからのプレゼントをなんの疑いもなくその場で装備した瞬間力を封印され困惑。そしてそこにポティマスのアルティメットスキルか上乗せされたことでヴェルグリンドは竜種としての力を完全に封印され一般人の女性並みの力しか持てなくなっていた。
何が起こっているか分からず困惑しているヴェルグリンドに対してポティマスは事前に用意していた繁殖用に調教していた魔人にその場で犯させるよう命令を下すと魔人はヴェルグリンドを押し倒しそのまま無理やり犯した。
必死に抵抗するヴェルグリンドだが、力を失ったヴェルグリンドが魔人を相手に何も出来ず何度も膣内射精される。ヴェルグリンドは途中からルドラに助けを求めるように必死に泣き叫ぶもルドラは無情にも帝国のためにその身を捧げろと残酷な言葉を発しヴェルグリンドの心は折れた。その日、魔人の性欲が落ち着くまで数十回犯されたヴェルグリンドは全身を汚された状態でポティマスの研究室に運ばれ魔人の遺伝子とヴェルグリンドの竜種として遺伝子を掛け合わせた
それから毎日のようにポティマスの研究室にてヴェルグリンドの細胞や血、魔素などを回収しつつ魔人や魔物、人間など様々な種族たちと交尾させたりして竜兵士たちの増産及び帝国の軍人たちの褒美として毎日のように犯させていた。
ルドラに捨てられたヴェルグリンドは長年愛し合っていただけにそのショックは強くもうどうでもいいと言わんばかりに放心状態の日々を過ごしていた。そして十分な数の竜兵士の生産とヴェルグリンドから回収した魔素などで今後はヴェルグリンド本人がいなくとも竜兵士の量産ができるようになったことから処分することにしヴェルグリンドの保護していた異世界人たちとヴェルグリンドを信仰する眷属たちと共に奴隷として売り飛ばされた。
「やっぱりあのクズはとっとと殺すべきだったわ・・・!!」
ヴェルザードは妹であるヴェルグリンドにこのような目に合わせたポティマスに対して尋常でない殺意を抱きながらそんな物騒な言葉を放つ。ヴェルザード曰くポティマス元は魔導王朝サリオンの貴族であったらしいのだが、ポティマスは永遠の命を得るために多くの同胞であるエルフや人間などの多種族たちを実験体として利用してきた。それによってサリオン、さらには西側諸国の守護者の役割を持つ一龍を始めとした神人たちから処刑対象として狙われるも命からがら東の帝国に逃げ込みそこで自らの能力を帝国の発展のために使ってきたことでルドラは利用できると判断して配下に加えることを認めた。
そのことからギィやヴェルザードたちはポティマスのことをよく思っていなかったがあまり口出しすべきではないと思いそのことに関して話さなかったが、こんなことになったのならばもっと昔にポティマスを殺して置くべきだと後悔していた。
「・・・とりあえず落ち着くまで屋敷で保護しようか」
リムルはヴェルザードがどれほどヴェルグリンドを思っているのかも、ポティマスに対してどれほど殺意を持っているのかも分からない。だけど今は2人に落ち着かせるための時間が必要であると考えたリムルは屋敷に戻ることを提案する。ヴェルザードもそれに納得してくれたのかコクリと頷くとヴェルグリンドと一緒に外に待機させてある馬車へと移動していく。
あとがき
今回オークションの商品にてメルヘヴンのARMを魔導具が登場しておりますが、これはとあるユーザー様から提案してもらったものを採用させてもらいました。もし他作品の装備などをオススメの魔導具やアーティファクトなどがあれば教えてください。ヴェルグリンドさんは弱体化をくらっているため原作のような強さを取り戻すのはまだ先になります。ポティカスは今後登場する度にボコりたいと考えています。次の投稿は本編の話を進めるかエロメインの幕間をやろうかと思います。