※この作品はR-18です。

転生したらスライムだった件 スライムは彼女たちを愛する   作:有頂天皇帝

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まえがき
今回本格的なエロはありませんけど微エロ?はそこそこあります。そろそろリムルとそのハーレムメンバーたちのエッチも書きたいからストーリーをどんどん進めていきます。
それとポティカスボコり足りなかったので一瞬だけ登場してまたボコられてもらいました。アイツ幾ら痛めつけても心が痛まないどころかスカッとするのでボコれるタイミングが出たらその都度ボコりましょう。
また、以前意見を募集したシャーマンキングの五大精霊も登場しております。意見をくださった方々ありがとうございました。
それでは本編どうぞ!


第五十四話 炎と水の大精霊、降臨

「ハッ・・・!!ハッ・・・!!」

 

ボロいフードで身体を隠しながら人気のない夜道を走るヴェルグリンド。その顔は恐怖で青ざめ身体も震えていた。彼女はポティマスが屋敷に近づいた瞬間にその存在を感じ取るなり扉の外にいた護衛にも気づかれないように屋敷から抜け出し誰もいない場所へと逃げるように走り出した。

 

普段のヴェルグリンドならば姉であるヴェルザードがいる場所で大人しくしている方が安全であると理解できたはずなのだが、ポティマスの侵入によって東の帝国で行われた陵辱の日々を思い出してしまったヴェルグリンドはまたあんな目に合うことを恐れ、逃げ出してしまった。

 

(助けて・・・!!助けてルドラ・・・!!)

 

裏切られたことを頭で理解していてもなお心が認めることができず恋人であったルドラに助けを求めてしまうほど追い詰められてしまっているヴェルグリンド。

しかしそんな彼女の願いが叶うことはなくそれどころか数分もしないうちにさらに深い絶望へと突き落とされてしまうのだった。

 

「────おっと、逃げんなよ」

 

「ひっ!?」

 

そして路地裏を通り抜けようとした瞬間、暗闇から伸びてきた手がヴェルグリンドの腕を捕まえ、そのまま地面に押し倒した。そしてその人物の顔を見たヴェルグリンドは東の帝国での凌辱の日々を思い出してしまい、身体が恐怖で震えてしまった。

 

「ポティマスの野郎からの命令ってのは気に入らねぇがまたアンタを犯しまくれるってんだから聞かねぇわけがねぇよなぁ!!」

 

「いやぁ・・・いやぁ・・・!!」

 

男────東の帝国の軍人である男は涙目で身体を恐怖で震わせているヴェルグリンドを見下ろし服越しでもわかるグラマラスボディとそれを散々味わった過去を思い出し下卑た笑みを浮かべながら力任せにヴェルグリンドの服を破いていく。

 

「嫌ァァァァァァ!!」

 

「うるせぇよ!今のあんたは優秀な子種が見つかるまでの間はずっと俺たちの性処理肉便器として使われるんだよ!!分かったら大人しく股開け雌豚!!」

 

下着ごと破かれ脱ぎ捨てられたことで解放された120センチオーバーの爆乳が顕になり、男は乱暴な手つきで爆乳を揉みしだきながらヴェルグリンドの頬を舐めるとヴェルグリンドは過去の記憶を思い起こされたこともありパニックになってジタバタと暴れる。

だが、力のほとんどを奪われているヴェルグリンドに男に抗えるほどの力はなく寧ろ男はあの元帥として偉そうにしていた女の痴態に興奮して愚息を固くさせる。

 

「暴れんなよ雌豚!今からお前がちんぽに媚びることが仕事だって思い出させてやるよ・・・!!」

 

男は舌なめずりしながらヴェルグリンドの服を乱暴に破いていき全裸にさせる。

それにより何十回も味わったヴェルグリンドの魅力的な肢体が顕になった。

 

垂れる様子が全くない大玉スイカ並の大きさを誇る爆乳は弾力と張りも申し分なく一度揉んでしまえばずっと手を離したくなくなるほどの柔らかさを誇り、視線を下に向ければ力を強く込めただけで折れそうなほど細くくびれた腰、そしてそのまま流れるように視線を下げれば肩幅以上の大きさを持ちながら垂れる様子を全く見せない爆桃尻にムチムチとした肉厚な太腿とどれをとっても男の性欲を刺激するエロい身体。

 

それを我慢するなど男ができる訳もなくパイズリや素股などで発散してから楽しもうとしていたことも忘れ、男はヴェルグリンドの肉感的な足を両手を使って無理やり開かせ、パイパンまんこを犯そうと愚息を取り出す。

それに気づいたヴェルグリンドはさらに激しく抵抗するように暴れるが、それも虚しく男に押さえつけられたまま東の帝国での奴隷生活の時のように犯されそうになっていた。

 

「まずはオレがたっぷりと楽しんでから次は部下たちとの乱交を楽しんでもらって、その後は帝国に戻るまでずっと俺たち全員の性処理便器としてヤりまくるし帝国に戻ってもまんこが乾く暇もないくらいずっと犯しまくってやるからなぁ!!」

 

「嫌ァァァァァァっ!!助けて、助けて姉さん!!」

 

ヴェルグリンドは年はもない少女のように男から語られたこの先に訪れてしまうかもしれない最悪の未来が頭によぎった瞬間、竜種という世界最強の種族としてのプライドも忘れ泣きじゃくりみっともなくヴェルザードに助けを求める。

しかし、男はヴェルグリンドという強者を一介の調教師(テイマー)に過ぎない自分が好きに出来という事実を前に愉悦感に浸りながら挿入してヴェルグリンドの膣内を堪能しようと腰を前に突き出そうとした瞬間、男の頭が文字通り消し飛んだ。

 

「────汚ぇ手で俺の女の家族に触ってんじゃねぇよ」

 

下手人はヴェルザードからヴェルグリンドが行方不明になっていることを聞き、影の兵士やランガたちを使って捜索を行い運良くヴェルグリンドが犯される前に割り込むことが出来たリムルであり、その男の頭を蹴り飛ばした右足は氷で覆われており男の頭だったものを壁に蹴り飛ばして壁のシミに変えた。

 

リムルは男の死体を燃やして灰にしてからヴェルグリンドに声をかけようとした瞬間、ヴェルグリンドがリムルに抱きつきリムルの胸元に頭を押さえつけながら震える体を抑えようと荒い呼吸を繰り返す。

 

リムルはなにか声をかけようとしたが恐怖で震えているヴェルグリンドに対して今なにか言葉をかけるよりも安心させる方が優先と考え、リムルは何も言わずただ優しくヴェルグリンドの背中を擦りながらヴェルグリンドが落ち着くのを待つことにした。

 

その間、男の部下らしき連中が近づいてこようとしたが、全員影の兵士とランガたちによってリムルとヴェルグリンドに近づくことなく皆殺しにされた。

 

 

 

「ヴェルグリンドちゃんを救ってくれてありがとうねリムル」

 

「大切なヴェルザードの家族なんだ。助けるのは当たり前さ」

 

しばらくして落ち着いてきて呼吸も安定し体の震えも収まったヴェルグリンドは安堵からか眠りに落ちてしまい、リムルは胃袋の中に収納しているヴェルザードたちリムルの女たちに着てもらおうと用意していた衣装たちの中でヴェルグリンドが元から着ていたチャイナドレスを着せてあげるとヴェルザードがちょうどやって来た。

 

リムルは王国各地で色々と騒動が起こっていることからその鎮圧に協力するためにヴェルグリンドをヴェルザードに任せようとその場を離れ、最も魔力の反応が強い場所に向かおうと空を飛んでいく。

 

そしてリムルが魔力感知で読み取った強者────ハドラーの所まであと少しで辿りつこうとしたリムルが屋根に1度着地しようとした瞬間、危機感知スキルが警鐘を鳴らしたのを感じ即座にその場を飛び退く。

そしてリムルが飛び退いた瞬間、リムルが着地した場所に向けて無数の銃弾が放たれ屋根を破壊した。

 

リムルはこの世界に銃があることに驚いて目を見開きながら攻撃が放たれた方に視線を向けるとそこには男性のエルフが立っており、その左腕が折り畳まれ内蔵されている銃の銃身が剥き出しになっており、その先からは煙が上がっていた。

 

「────ちっ。下等なスライムの分際でかわすとは・・・。まぁいいさっさと貴様を処分してその亡骸を白氷竜の前に投げ捨てればあの女の顔が苦痛に歪むだろうな」

 

先程ヴェルザードによって粉々に砕け散ったはずのポティマスは下賎な魔物であるスライムに自分の攻撃が回避されたことに舌打ちしながらもう一度攻撃を行おうと銃を構えるが、銃身を上げた瞬間、ポティマスの腕が上空から降り注いだ氷柱によって貫かれ使い物にならなくなってしまった。

 

ポティマスは増援が来たのか確かめようと上に視線を向けた。その上空には水で全身が形成されている流線的なボディを持った水を司る大精霊──【S・O・R(スピリット・オブ・レイン)】が周囲に水と氷の槍が大量に浮かんでおり、その槍先は全てポティマスに向けられているがポティマスは攻撃を仕掛けられそうになっていることよりもスピリット・オブ・レインの存在に目を見開いて驚愕していた。

め

「スピリット・オブ・レインだと・・・!?馬鹿な!?下賎なスライムごときが従えられる存在では決して・・・!!」

 

「黙れ、お前の声は耳障りなんだよ。とっとと消え失せろ」

 

ポティマスはリムルがスピリット・オブ・レインを召喚したという事実が認められないのか狼狽えるが、何故かポティマスに対して殺意が高いリムルは新たに召喚した炎で全身が形成されている鋭利的なフォルムボディを持った炎を司る大精霊──【S・O・F(スピリット・オブ・ファイア)】をその右拳にマグマを纏わせながら突撃させる。

 

「マグマアッパー!!」

 

スピリット・オブ・ファイアによるマグマの拳によるアッパーカットは見事クリーンヒットし、ポティマスは金属の身体を溶解させながら宙に飛ばされ、そこに容赦なくスピリットオブレインによる大量の水と氷の槍がポティマスに向かって降り注ぎポティマスの身体を粉々に砕いた。

 

ポティマスが戯言をほざく暇もないほどあっという間に処理したことを確認したリムルはすぐに敵の場所に向かおうとした瞬間、足の力が抜けてしまいその場で倒れかけてしまう。

 

(しまった・・・!想定以上に魔素を消費しすぎちまった・・・!?)

 

影の兵士300体に加えて先程の六腕とその部下たちの処理、そして今2体の大精霊を召喚したことにより大量にあるはずのリムルの魔素が尽きかけていた。

影の兵士たちを戻せばそれなりに回復することも可能ではあるのだが、リムルが先程スキルで感じ取った存在のことを考えればそれでは足りない。

 

どうするかとリムルは痛む頭を手で支えながら考えていると突如リムルの背後から女性の声が聞こえてきた。

 

「────まったく。大精霊を2体も召喚したかと思えば魔素切れを起こすとは・・・。呆れたものだが中々面白いものを見せてもらった褒美をとらせねばなぁ?」

 

「だ、誰だあんた────んむぅ!?」

 

リムルは魔素が少なくなっていたことで意識がおぼろげになっていたリムルが後ろを振り向くと同時に目隠しされたかと思えば舌を絡め合わせるようなキスをされた。

突然のことに動揺しながらもリムルは相手に対してなにか言おうとしたのだが、数多の女性たちとほぼ毎夜激しく交わり経験豊富なはずのリムルが翻弄されていた。

 

リムルと共に性長しているヴェルザードやシズたち、最悪な男たちとの経験豊富にされてしまったアルベドやアスナたちとも違うリムル以上に女というものを理解し慣れているそのディープキスはキスだけだといのにリムルは気持ちよくなり、色々とやらねばならないことが沢山あると頭で理解しつつも目の前の快楽に流されそうになっていた。

 

それはリムルだけでなくリムルを襲ってきた女性──ルミナスもまたおなじであった。

 

「んっ♡ちゅぶっ、じゅずるるるっ♡じゅぞっ、れぇろぉ・・・♡(コヤツ・・・♡妾の想定以上にキスが上手いな♡それにこの魔羅のデカさ・・・♡服越しだというのに妾の腹部に押し当ててきて妾の男を知らぬはずの膣内が求めてしまっておる・・・♡♡)」

 

リムルに【愛の接吻(ラブエナジー)】を用いて自身の魔素をリムルに分け与えているルミナスなのだが、その際に悪戯心として長い時で自らの女眷属たち相手に鍛え上げた舌技を用いてリムルを気持ちよくさせようと舌を絡め合わせるキスを行い、リムルの歯茎から上顎部分など口内の至る所を長い舌で舐め取りながら唾液を流し込んだ。

 

その際にリムルも負けじとルミナスの舌に自身の舌を絡ませながら加減を忘れて濃度高めの媚薬効果入りの唾液をルミナスに飲ませ、その両手でルミナスの桃尻を激しめに揉みしだきながらズボンをつき破かんばかりに勃起している肉棒をルミナスの腹部に擦り付けてきた。

 

女性同士の性行為ならば数え切れないほど行い、道具を用いて眷属たちの処女もまた喰らってきたルミナスだが今リムルという生殖能力の強い雄の本能剥き出しの肉棒に触れたことで今この場で味わいたいという欲求が生まれてしまうが、それをしたら色々と大変なので名残惜しげにリムルの口から離れるとルミナスはリムルの耳元で囁く。

 

「────続きはまたの機会だ♡妾としても貴様との今の一時の行為はとても良いものであった♡次はもっと気持ちよくしてやろうぞ♡♡」

 

ルミナスはそう告げてからリムルから体を離してまるで最初からそこにい無かったかのようにその場から消えた。

 

 

────その後、仮拠点として扱っている屋敷の一室でルミナスは先程までのリムルとのキスを思い出しながら激しい自慰行為を繰り返し次にリムルに会った時に備えて身体もリムル好みにしてやろう♡と画策した。

現にそう遠くないうちにリムルと再会するルミナスはあの子(・・・)との約束からおまんこを使った交尾はしなかったがそれ以外の場所を使ってリムルと一緒に気持ちよくなりあの子との約束の時まで発情を抑えられない身体になることを知らない・・・。

 

 

 

 

リムルがルミナスによる魔力供給によって魔素を回復し発情した体を抑えていた頃、ハドラーと戦っていたエレーナたちは全く歯が立たなかった。

姫将軍と呼ばれるだけあってエレーナの実力は申し分なく高く並の上位魔将(アークデーモン)が相手ならば善戦することも不可能ではなかった。

しかし、目の前でエレーナたちが相手取っているのは最古の魔王ギィ・クリムゾンが名付けしたアークデーモンでありその依代として選ばれた超魔生物と呼ばれる優秀な研究者が開発した数百種類以上の魔物や優秀な人間、魔人などあらゆる種族の体細胞を組み合わせたもの。

 

さらにギィ・クリムゾンやその盟友たちである葉王やツァーなどの配下たちによる地獄の訓練及びA級ダンジョン単騎攻略など多くの実戦を得て培ったその実力は揺るぎないしっかりとした下地を持ったものだ。

 

「人間にしては中々手応えのある小娘だ。しかし、この俺には遠く及ばん」

 

「くっ・・・!!」

 

ハドラーは特質級(ユニーク)の右腕に仕込まている剣【覇者の剣】でエレーナのミラージュによる鞭のようにしなる斬撃を弾きながらそう返す。

ハドラーとの戦闘が始まってからそう時間は経っていないのだがヴェルとキュステはハドラーによる一撃を喰らってすぐには立ち上がれないほどのダメージを受け、アーラもまたまだ何とか戦えているが武器の限界が来そうなのか剣にはヒビが入り始めていた。

 

他の団員たちも奮闘しているがレッサーデーモンを何体か倒してはいるもののそれ以上の数の団員たちが倒れそこにフェンブレンによるバギ系統の魔法が飛んできて被害はかなり酷いものでありそう時間がかからないうちに騎士団は全滅しそうになっていた。

 

(何としても私がコイツを倒さなくては・・・!!)

 

エレーナはハドラーを倒しそのままフェンブレンたちを倒さなければ皆死んでしまうと考え早急に決着をつけるべくミラージュを握る手に力を込め、ハドラーの心臓に狙いを定めて剣を構えて突撃体勢を取る。

 

ハドラーもまたエレーナの覚悟を受け止める覚悟として覇者の剣を構えエレーナの攻撃を受け止める体勢をとった。

 

二人の間に一時の静寂が流れ、風の音しか聞こえなくなった。互いにどう動いても対処できるように睨み合って武器を構える。そして少し離れた場所にある瓦礫が崩れその一部が地面に落下した音が響いた瞬間がゴングの合図と言わんばかりに2人は同時に動き出そうとした。だが・・・

 

「あっ──────」

 

「「エレーナ様!?」」

 

エレーナが動き出そうとした瞬間、エレーナの腹部にナイフが刺さりナイフの刃には毒が塗られていたのかエレーナは身体を痙攣させ持っていたミラージュを手から落とし地面に倒れてしまう。

 

それを見たアーラとキュステは喉が張り裂けんほど叫びエレーナが倒れたことを認めたくないと言わんばかりに暫し呆然としてしまうがすぐに下手人────ヴェルを睨み、怒りによって痛みを忘れさせて傷ついた身体を奮い立たせて武器を構える。

 

「ヴェル!!貴様、良くもエレーナ様を・・・!!」

 

「お前、何故エレーナ様を攻撃した!!」

 

アーラとキュステは仲間であるはずのヴェルが主君であるエレーナに攻撃を仕掛けた理由を聞くとヴェルは飲んだばかりの回復薬(ポーション)の瓶を地面に投げ捨ててからニヤァと不気味な笑みを浮かべながら糸目を少しだけ開いて自慢するかのように喋り出す。

 

「嫌さぁもうこの国って色んな意味で終わってるじゃん?これ以上落ち目の国に居座ったところで貴族の地位が保たれる訳じゃないから父さんは東の帝国からのスカウトを受け入れたのさ」

 

「貴様・・・!!リ・エスティーゼ王国の貴族としての秩序も忘れたかっ!!」

 

「プライドだけじゃ生きていけないのさ。まぁそれは父さんの意見であって俺は違うんだけどね」

 

「だったら────」

 

「俺さぁ気づいちゃったんだよ」

 

キュステはキュステの親が東の帝国に亡命する気であることを理解したが、ヴェル自身は父親とは違う理由で裏切ったというのでキュステはその理由を聞こうとしたが、その質問に答えるよりも先にキュステの懐まで接近したヴェルがキュステの首をナイフで切り落とした。

 

「このまま王国に残って魔物や他の国の連中と戦争するより、寝返って今まで仲間だった奴らを殺す方が気持ちいいんだってね。えはっ♪えははっ♪」

 

「キュステーーー!?ヴェル、お前ぇぇぇぇ!!」

 

狂気的な笑みを浮かべながら地面に転がっているキュステの頭を踏みつける。目の前で仲間であるキュステが死んだことに悲しむと同時にキュステを殺したヴェルに対して強い憎悪を抱いたアーラは怒りで顔を歪ませながらヴェルに斬り掛かろうとするが、怒りまかせの大振りの攻撃はかすりもせずヴェルは余裕の表情で回避を続ける。

 

「快楽殺人者か・・・。実にくだらん存在だな」

 

「お!その呼び方いいね。今度からそう名乗ろう」

 

勝負の邪魔をされたハドラーは不快げに顔を歪ませながらそう吐き捨てるとヴェルは快楽殺人者の響きが気に入ったのかアーラの攻撃をかわしながら嬉しそうに話す。

 

「何がそんなに面白い!!仲間を殺し、主君を裏切ってまで求めることか!?」

 

「え?」

 

アーラはヴェルのことを理解できないと言いたげに攻撃を繰り返しながら叫ぶとそれに対してヴェルは驚いた表情を浮かべたかと思ったらすぐに恍惚な表情で語り始める。

 

「楽しいじゃん!他人の人生を俺の手で終わらせるんだぜ?それだけじゃない!皮膚を切ったり肉を断つあの感触!!生きてる人間にナイフを突き刺して骨を削り取った時に出る悲鳴!そして内蔵を切り刻んで自分の肺を見せてやった時のあの絶望の表情・・・!!堪らないよな!堪らないだろ?あぁ・・・!!」

 

「異常者がっ・・・!!」

 

ヴェルの常人では決して理解できない精神性を前にしてアーラは侮蔑の表情を浮かべながら斬り掛かるがその剣の一撃がヴェルに届くかと思った瞬間、どこからか飛んできた触手によって剣が砕かれてしまった。

 

「なっ!?」

 

「────帝国に付こうとした理由はそれだけじゃなくてね。俺も彼らのような存在にしてもらうのさ」

 

ヴェルは武器を失って呆然としているアーラを見下しながら指を鳴らした瞬間、どこからともなく見たこともない魔物や魔物と人が混ざったような姿をした化け物たちが屋敷を囲いながら迫ってきた。

 

「なんだこの化け物たちは・・・!?」

 

「魔獣兵に混成魔物(キメラ)・・・。まさか東の帝国の研究がここまで進んでおるとはな」

 

「あれ?そっちの化け物は知ってる感じなんだ。そう、父さんが帝国に就こうとしたのがこれらの生物を大量量産できる技術力を確保したというのが理由の一つなのさ」

 

アーラは見たこともない化け物たちに動揺し、戦闘を中断しヴェルたちの争いを見学していたフェンブレンは背中に鋭利な触手を生やしたエメラルドウルフや蟹やイカなどの生物の特徴が混ざっている人型の化け物の姿を見てそれが東の帝国のものだと即座に理解してヴェルはそれを嬉しそうに話す。

 

「今のを合図にコイツらと同じ連中が王国中で暴れ始めた。優秀な素体回収と帝国にとって厄介な連中を処分するために、ね?」

 

「回収・・・?」

 

ヴェルの説明を聞いたアーラはこの化け物たちが王国中で暴れ回ろうとしている事実に顔を青ざめながら回収という言葉の意味を聞こうとした瞬間、アーラの背後にいたカエルの魔獣兵がアーラを押し倒したかと思えば力任せに鎧ごとボディスーツを引きちぎってその肢体を全て晒させる。

 

アーラは裸にさせられた羞恥心よりも化け物が浮かべる下卑た顔を前に自分がこれから何をされるのか理解して顔を青ざめながら泣き叫ぶ。

 

「いやっ、やめて!やめてぇぇぇぇっ!!」

 

「ゲッヒヒヒヒ♪」

 

アーラの懇願も無視してカエルの魔獣兵はアーラを犯すべく魔羅をイキり勃たせアーラを囲むように他の一部の魔獣兵たちも近づいてアーラで楽しもうとしていた。

 

東の帝国のキメラや魔獣兵たちがいる理由、それは王国の戦力の低下を狙うだけでなくガセフやエレーナを始めとした強者たちを死体でもいいから回収しそれを素材に優秀な兵士を製造し東の帝国の戦力強化と、レエブン侯やザナック皇子など数少ない優秀な存在を殺すことで無能な連中ばかりに王国の腐敗をさらに加速させようという考えの元であった。

 

その際、魔獣兵達には捕らえたものなどを好きに扱っていいと言ってあるため今のアーラが襲われているようなことが王国中で行われようとしていた。

 

「あーぁ。アーラも俺が殺そうと思ったのにあれじゃあ俺が楽しむ前に死んぢゃうな。まぁいいか、俺はエレーナ様にトドメでも刺して楽しも────」

 

ヴェルはアーラが犯されそうになっているのを見て自分が手を出せないことに残念がりながらすぐに気持ちを入れ替えて毒に苦しんでいるエレーナにトドメをさそうと足を動かした瞬間、空から降ってきた水、氷、炎の槍によってキメラ、魔獣兵、そしてヴェルの体が貫かれた。

ヴェルは運良く当たり所が良かったのか絶命に至らなかったがかなりの大ダメージを受け地面に蹲る。

 

「────まさかこれほどの力を有しているとはな、リムル=テンペスト・・・!!」

 

不快な存在であるヴェルたちを消し去ろうとしていたハドラーは自分よりも先に動いた存在がいる上空を睨む。

そこにはスピリット・オブ・レインとスピリット・オブ・ファイアを従えているリムルの姿があった。

 

「────1人だけ逃したな」

 

『是。僅かに狙いがズレてしまいトドメに至りませんでした。また各地に散らばっている分身体たちもまた現地の戦力と協力して殲滅を開始しております』

 

「そうか。そのまま【大賢者】は分身体たちを操って殲滅を続けろ。俺の配下は当然としてこの国の人間にもこれ以上被害が出ないように頼む」

 

『是。了解しました』

 

リムルは大賢者にそう指示を出しながらこちらを睨むハドラーを睨む。

ルミナスのおかげで十分な魔素を確保したリムルは魔力感知で王国の至る所で奇妙な魔素の反応を感じ取ったことから1人では対処しきれないとして数体の分身体を作り、大賢者の自動戦闘状態(オートバトルモード)による操作で影の兵士やランガ、アルファたちの協力で魔獣兵たちの殲滅を行いながら捕食して魔素の回復も行わせていた。

 

そして今リムルも同様に倒した魔獣兵たちを捕食し魔素を充分回復させる。しぶとく生き残っていたヴェルもついでに捕食しようとしたのだが、リムルが捕食するよりも先に懐にしまっていた【転位石】を用いて逃げてしまったためにそれも失敗。

 

逃がしたことに舌打ちしそうになるのを抑えリムルは着地すると毒で苦しんでいるエレーナに完全回復薬(フルポーション)を与えてからハドラーと向き合う。

 

「さっきの連中はそっちの仲間・・・って訳じゃなさそうだな」

 

「当然だ。あのような下劣な輩と共に戦うなど冗談ではない」

 

ハドラーはリムルの言葉に対して吐き捨てるようにそう返しながら覇者の剣を構え、リムルもまた同じように水氷大魔蒼剣(アイシクルブレード)を構えて向き合う。

 

「だがそんなことはどうでもいい・・・!!我が主の命により、否!俺自身が貴様という存在と戦いたいという気持ちが強い!!故に戦おうぞ!!」

 

ハドラーそう叫びながら覇者の剣を振るいリムルに斬りかかる。リムルは水氷大魔蒼剣でそれを受け止めそのまま斬り合いを始める。

 

いよいよ始まったハドラーとリムルの戦闘。2人の戦いに決着が着くのが先か、それとも王国に蔓延る魔獣兵や悪魔たちを全員倒すのが先か・・・。

それは誰にも分からないことであるが、それでも王国で始まった争いの終わりが見えてきたのは間違いなかったのだった・・・。




あとがき
この世界のリムル、まだ魔王になっていないのに強すぎない?魔王になったらどうなっちゃうのだろうか・・・。
今のところこの世界のヴェルグリンドさんメンタルボロボロなせいで原作の凛々しさが欠片もありませんが、凛々しく美しいヴェルグリンドさんもちゃんと出ますので・・・
ちなみにスピリット・オブ・ファイアとスピリット・オブ・レインですが今現在はまだ葉王のように人間の魂を食わせたりしていないのでシャーマンキングに登場している個体よりは数段弱いですが将来的には強くなります。
予定としては次回の話でハドラーとの戦闘を終わらせてそこからリムルに色々とあっちの方で頑張ってもらう予定です。

おまけとしてChatGPTで作成したリムルがスピリット・オブ・レインとスピリット・オブ・ファイアたちを引き連れているイラストを貼ることにします


【挿絵表示】


ラナーの今後

  • 王国に残る(現地妻)
  • リムルと共に帰国(愛人枠たちも)
  • その他
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