※この作品はR-18です。

「リンちゃんはやってくれたよ?」   作:アキラゼミ

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「リンちゃんはやってくれたよ?」

「でも、リンちゃんはやってくれたよ」

 

「……嘘でしょう……?」

 

 先生(わたし)の言葉に、連邦生徒会長代行・不知火カヤは顔色を失った。「絶望」の二文字を色濃く、そして力無く顔面に貼り付けた。

 

 ◆

 

「暴動(デモ)が起こって今日で一週間……か」

 

 連邦生徒会長代行である七神リンをこき下ろし、彼女に取って代わる形で新たな連邦生徒会長代行に成り上がった不知火カヤ。

 仕事は滞り、事件の解決もあまりできず、書類も不備だらけでやり直しが大半だと、他の連邦生徒会役員達から聞いている。

 アユムやモモカなどは、カヤに対して反旗を翻すまではいかないものの、反骨精神をあまり隠そうとしていないというか、なんというか。

 シャーレの「先生」である私の耳にも届くくらいなのだ、カヤの人望の無さというか、やり方の汚さというか。モモカを軽く脅すような発言までしてるようだし「器」の小ささが出ているというか……。

 

「……っ!ダメだな、こんな事を考えていちゃ……」

 

「……?先生、まだ他にも仕事ある?」

 

「ううん、大丈夫。今日の分はこれで終わりかな。シロコも手伝ってくれてありがとうね」

 

 今日の当番はシロコ。素直に礼を伝えると彼女はフンスと鼻を鳴らし、無言で頭を差し出してくる。仕事終わり恒例のナデナデタイムだ。

 これはシロコへのご褒美として始まった事だが、いつしか私自身の癒し、ご褒美タイムにもなりつつある。

 もちろんこれは、シロコにだけではなく、大半の生徒達にも、同じようにしている。下心は、無い。ある時もあるが決して表には見せない。それが私、先生……大人としての役割だと思っている。

 

「……何か悩み事ありそう」

 

「どうして?」

 

「浮かない顔してるから。何か、悩みがあるなら、私が聞く」

 

「そう……だね。ありがとう」

 

 シロコは銀行強盗すると気軽に言うような子だ。内容が内容でもあるし、シロコ相手ではなくとも、あんまり直接的には言わない方がいいだろう。

 

「私は今、ある問題を解決したいと思ってるんだ。だけどそれは、明らかに私の領分じゃない事でね。本来なら、部外者である私は、黙って見ているべき問題なんだけど……どうしても気になってしまって」

 

「先生の領分じゃない問題……でも、解決したい?」

 

「うん。出しゃばりだと言われてでも、ね。だけどそうするべきじゃないのは分かってるから、どうもモヤモヤしてしまって」

 

「……」

 

 目を閉じて、シロコは、黙りこくってしまった。ロードバイクに長距離乗るような彼女の体幹は軽くつついたくらいでは動かない程に鍛えられている。微動だにしないシロコは、まさに、機能が停止して動くのをやめたロボットのよう。

 やがて、カッと目を開いたシロコは、どこか目を輝かせながら言い切った。

 

「問題ない。先生ならできる」

 

「え」

 

「先生の領分じゃない問題。先生が気にするのも、分かる。だけどそんなのは、これまでにもあった」

 

「……あったかもね」

 

 まぁ……確かに、あったかもなぁ、と思いながら、ツツーッとシロコから目を逸らす。既にあったなら私のこの悩みなんか「今更ですか」って思われても仕方ない事なのかもしれない。

 

「あった。だから『領分じゃないから』って先生が身を引くのは……らしくないと思う」

 

「……」

 

「先生ならできる。私が手伝う」

 

「本当に……私に、できるかな?」

 

「ん。間違いなく、できる。先生は、先生だから。大人だから。私達にはできない事でも、先生なら、実現できる」

 

 私達にできない事でも私(先生)なら────その言葉が頭の中で反響する。そうだ、子供達にできなくても私にできる事がある。私にしか(・・)できない事もある。

 子供ではないから。大人だから。先生だから。

 

「……ありがとう。どこかスッキリした気がするよ。また助けられちゃったね」

 

「ん、問題なし。先生も、ベストコンディションな顔してる」

 

「ほんと?それならいいけど」

 

「明日、100km走ってみる?予報では快晴。天気もベストコンディション」

 

「初心者なのでせめて半分にしてくれると……」

 

「自転車において甘えん坊はダメ」

 

「……もっとベストコンディションになったら私から連絡するね。顔色は良くても、少し寝不足が……」

 

「ん、わかった。待ってる」

 

 その後シロコに別れを告げた私は、連邦生徒会に提出する書類の束をカバンに詰めるだけ詰め込み、新連邦生徒会長代行の不知火カヤに会いに行った。

 

「お疲れ様、カヤ」

 

「先生……?何の用でしょう?本日は、こちらに来る予定は無かったハズですが」

 

「そのハズだったんだけど、提出する予定の書類が早めに終わってね。前倒しさせてもらったよ」

 

「その、パンパンに詰まってそうなカバンが、そう(・・)なんですね。ありがとうございます、ではそれらを置いて早めにお帰りく……」

 

「あと」

 

「!」

 

「カヤに……連邦生徒会長代行にシャーレの先生から緊急の依頼があるんだけど」

 

「はい?先生から……私に依頼……ですか?」

 

「うん。カヤも忙しいと思うから、とりあえず早くベッドに行こうか。仮眠室、空いてるよね?」

 

「は?」

 

 さて、言ってしまった。ここからは賭けだ。多少汚い手を使ってでも、カヤを分からせて、さっさとリンの軟禁を解かせて、連邦生徒会長代行の座を、彼女に返還してもらうよう促してやろう。

 今のままではキヴォトスがメチャクチャになる。日常的な事件にすら対応がロクにできない連邦生徒会長代行なんか、存在する意味が無い。この一週間ずっと様子を観察していたけれど、改善する様子はまるで見受けられなかった。

 この騒動を「雑音」と切り捨てて、時間が経てば平和な日常になると思っているんだろう。

 

「先生……今、なんと?」

 

「あれ、知らない?連邦生徒会長代行はシャーレの先生の性欲処理も仕事のうちだよ」

 

「ッ!?せっ……性欲処理ですって!?」

 

「私だって人間だもの。こんなにも可愛らしい子に囲まれた生活を送っていればいつ『過ち』を犯すかわかったものじゃない。『人間として信頼すれど、時に本能とは理性をも上回るものだから』ってね。だから、そんな私の『先生』という立場を考慮してリンちゃんが発案してくれたんだよ」

 

「う、嘘ですそんなの、デタラメでしょう!?」

 

 うん、そうなんだけどね。でもカヤはもう十分、好き勝手やったよね。およそ1週間か。明智光秀の三日天下よりは長くて良かったね。

 

「デタラメじゃないよ。代行が所有する『連邦生徒会長代行とシャーレの先生』の契約書にも、記載があるから。どこにあるかは私も知らないけどね」

 

「……け、契約書なら、控えくらいあるでしょうっ!証拠を見せなさい、証拠を!控えを!」

 

「無いよ。私がそんなものを持ってて、生徒が目にしてしまったらどうするの?控えごとリンちゃんに預けてあるに決まってるでしょ。私はリンちゃんを全面的に信頼しているからね」

 

「でしたら今すぐリン行政官に確認を────」

 

「引き継ぎもろくにしなかった、カヤが悪いよね。軟禁中のリンちゃんにも仕事を押し付けてるのに、更に余計な時間を使わせるの?」

 

「ッ!」

 

「連邦生徒会長代行がこんな事では……キヴォトスに未来もあったものじゃないね。いちいち先代に確認しなくちゃいけないとはね」

 

「う……」

 

「リンちゃんなんて、連邦生徒会長が居なくなって手探り状態で業務を進めていたんだよ。アオイから書類をダメ出しされたなら、仕事の合間に訂正して再提出して。そうやって仕事を覚えていったんだ」

 

「…………」

 

「それなのにカヤは、先代が行方不明じゃないのをいいことに、いちいち確認して、教えてもらって、それから仕事をするの?」

 

 すなわち先代以下────いや先代未満(・・)だよ、と軽くジャブ替わりの煽りを入れてみる。ピクリと、貼り付けたような笑みの口元が、揺れた気がした。

 

「書類10枚につき1回の射精だから、よろしくね」

 

「────ッ!?」

 

 パンパンに膨らんだカバンを、恐る恐る開こうとチャックに手をかける。しかし開かない。あまりに詰め込み過ぎて、逆に開かなくなっているようだ。

 

(この分厚さ……もし中身が『書類だけ』だったら、相当な量って事になりますが……!?)

 

「どうしたの、カヤ?」

 

「いっ、いえなんでも……!し、しかしですね先生、急にそんな事を言われても、対応なんて……」

 

「大丈夫大丈夫。自分で言うのは恥ずかしいけど、私って『早い』方だからさ。すぐ終わると思うよ。リンちゃんも仕事の合間に私の相手をしてたしね。片手間で済むから安心してよ」

 

「……で、この書類の確認もしなくてはいけないと」

 

「そう。ジャンル毎にファイリングしてあるから、分かりやすいと思うよ。時間がある時にやってね。今はとにかく性欲処理をお願いね」

 

 早くベッドに行こう、と誘うが、カヤは、まるで私の嘘を見破ったかのようにニタリと笑う。もしやバレたのかと背中に嫌な汗が伝う。

 するとカヤは、漫画に出てくる小悪党のような、三下のようなセリフを吐いた。

 

「前連邦生徒会長代行が組んだ契約なんてものっ、この私の知ったことでは────」

 

「『知ったことではない』と?契約っていうのは、そんなに軽いものなのかな。そうだと言うのなら、この先、カヤとどんな契約を結んでも、私はそれを無視するし、契約違反の罰則も受けないよ」

 

「……!」

 

「言ったよね。この契約は『私』と『七神リン』の契約じゃなく『先生』と『連邦生徒会長代行』との契約なんだ。カヤが私との契約を放棄するのは勿論構わない。このまま私を追い返していい。けれど、それはすなわち『カヤが連邦生徒会長代行の仕事を放棄した』という事実に他ならないんだ」

 

「!!」

 

「仕事を放棄したらその立場には居られなくなる。契約は『知らなかった』では済まされない。犯罪と同じだね。カヤは、もっとゆっくり時間をかけて、リンちゃんから仕事を引き継ぐべきだったんだよ」

 

「〜〜〜〜〜っっ……!!」

 

 言いそうな言葉なら、予め想定済みだ。だって、カヤは連邦生徒会長代行の器じゃないもの。彼女が言いそうな言葉なんて付き合いが浅かったとしてもある程度は予測できる。予測できてしまう。

 

「信頼を失ってしまえば、その連邦生徒会長代行の肩書きにも傷が付くよね。だけどそれって、カヤが目指している連邦生徒会長代行の在り方ではないんじゃないかな」

 

「……」

 

「と、私は思うんだ。連邦生徒会長代行のカヤは、どう思う?」

 

 連邦生徒会長代行という特殊な役職の、あるべき姿を適当に説明して「あなたはその立場だよね」と付け加える。どんなに意味不明な言葉の羅列でも、先生という第三者から見た「連邦生徒会長代行」がそういう在り方ならば、カヤはどうするべきか。

 心から納得しても、しなくても、答えは1つだ。

 

「……契約は守ってくださいよ……?」

 

「うん。それが『大人』である私の責任だからね」

 

「ではさっさと済ませてしまいましょう」

 

「書類の枚数、数えなくていいの?枚数の10分の1にあたる回数分だけ相手してもらうけれど」

 

「必要ありません。先生なら自分が提出する書類の枚数くらい把握してらっしゃるでしょう。まさか、この私にエッチな事の相手をしてほしいからって、数を誤魔化したりしませんもんね?先生ですもの」

 

「……ご尤もだね」

 

 これで「リンちゃんはこんな事してなかった」と知ったら、どんな顔をするんだろうね。そんな顔も見てみたいかもしれないけれど、もしそうなったら流石のカヤもキレるだろうね。

 私は普通の人間だから死んじゃうかな。流石に、今死ぬワケにはいかないし黙っておく事にしよう。好奇心は猫を殺すって言うし……。

 

 ◆

 

「さて、脱ごうか」

 

「先生を射精させるのに私が脱ぐ必要ありますか?先生だけが脱げばいいんです」

 

「貧相な身体を見せたくない、と?」

 

「はい?今、なんて────」

 

 腰に手を当てるが、そこにあるはずの物が無く、カヤはカッと目を見開いた。仮眠室に来る前に私とカヤは持ち物を全て執務室に置いてきた。まぁ私はシッテムの箱だけは持ってきているけど。

 

「銃なんか持ってないでしょ」

 

「っ」

 

「あまりにゴネるから、つい、言い過ぎちゃった。ごめんね」

 

「先生もやはり男なんですね。ムラムラしすぎて、自分を見失いつつあるとは。普段とは違いすぎて、驚いてしまいましたよ」

 

「どうだろ。まあ、最近は書類に指揮に忙しくて。自分で『処理』できなくなって溜まっていたから、こうしてまとめて処理をお願いしに来たんだ」

 

「……私も脱げばいいんですよね。さっさと終わらせましょう」

 

「そうだね。お互い、他にも仕事があるもんね」

 

 少し白々しいかな、とは思いつつ、カヤの「早く終わらせよう」という案に賛成の意を示してやる。するとカヤは眉間に皺を寄せながらも下着姿を私に晒してくれた。薄水色を基調として、半透明の白いフリル付きのブラ、パンツ。パンツにはピンク色の小さいリボンがついている。

 あんまり私の情欲を煽るような下着ではないが、これもまた良し。子供下着だったら軽く煽ろうとか思っていたが、まぁ……流石にね。

 

「先生も早く脱……早っ!?もうパンツ一丁に……」

 

「さ、カヤも早く脱いで」

 

「これ以上は……」

 

「全裸にならないと意味ないよ?それとも、カヤは着衣エッチがいいの?私の趣味ではないけど、もしカヤが望むならそれでもいいよ」

 

「……は?着衣エッチ?『性欲処理』って……」

 

「そうだよ?セックスに決まってるじゃない」

 

「はぁ!?そっ、そんなのっ不純です!先生を射精させるだけで十分です!私の身体で興奮した先生のイチモツを擦って、射精に導く!それだけです!」

 

「そんなの誰にでもできるでしょ。その気になれば当番の生徒に頼む事だってできる。別の世界の私はきっとそうしてるだろうね」

 

 そして選択肢を誤ってプレナパテスになってたりするんだろうなぁ。きっと私もそうなるんだろう。でも、いい。たとえ私が「失敗」しても、どこかの世界線の「私」はきっと、真の正解を掴むだろう。

 この世界線の私(わたし)はどうも、カヤに痛い目に遭ってもらわないと気が済まないらしい……。

 

「っ!そ、そう、そうですよ!生徒に頼めばいいんですよ!『私の性欲処理をしてくれ』って!」

 

「いやー、無理でしょ。連邦生徒会長代行の仕事を生徒に押し付けるだなんて、私にはできないな……。心が痛むよ。カヤは、心は痛まない?自分の仕事を部下でもない生徒に押し付けるなんて……」

 

「あーもう、いいですよ、分かりましたよ!ただし避妊はしてください!!」

 

「え、そんなの無いけど」

 

「え」

 

「エンジェル24にゴムでも買いに行こうか?」

 

「……っ!!」

 

 コンドームなんか買ったら、どうなるだろう。

 私が買えば「シャーレの先生が誰と!?」と噂になるだろう。その足で連邦生徒会の本部に入れば、連邦生徒会の誰かと交わると噂になるだろう。

 カヤが買えば「連邦生徒会長代行が誰と?」と、これまた噂になるに違いない。そもそも、デモ中の今の状態でカヤが出歩けるワケもないんだけれど。

 それに気付いたからかこれ以上のスキャンダルを増やしたくないと思ったらしいカヤは、ギリリッと歯を食いしばり、私を睨みながら告げる。

 

「分かりました、その代わり外出しでいいですね?というかそれしか選択肢はありませんけど」

 

「私はそれでいいけど、カヤが大変じゃないの?」

 

「……どういう意味です?」

 

「見ての通り仮眠室にはベッドだけ。ティッシュも無い。外出ししてもいいけど、カヤは精液まみれでシャワールームまで……最低でも執務室まで移動してティッシュで拭き取らないとダメだろうね」

 

「シーツに射精するという選択肢は?」

 

「無いでしょ。洗濯物に匂いが染み付くよ?精液の匂いって結構濃いんだよ」

 

「……待ってください。じゃあ、リン行政官はいつもどうやって先生の相手を?」

 

「カヤの思っている通りだよ」

 

(────ッ!?まさかあの女……!精液を飲むか、生での膣内射精を受けていた、とでも!?そのままシャワールームに移動して身を清めてから、仕事に戻っていたと!?有り得ない!!有り得ないっ!!いや……しかし……あの女なら、やりかねない……!)

 

 カヤは超人を目指しているらしいところがある。それならトコトン、リンちゃんを持ち上げてやればあとはカヤ自身の勝手な想像で堕ちてくれる。私はそれを煽る。カヤの想像力を煽るだけでいい。

 やがて下着も脱いだカヤは、胸と秘部を隠しつつベッドに腰を下ろす。手の隙間からうっすらと毛が生えているのが見て取れる。カヤらしいといえば、カヤらしいかもしれない。

 

「綺麗だね」

 

 ハスミに比べたらやたら貧相な胸だし、ユウカに比べたら骨と皮のような太ももだ。胸もだ。やはり全てにおいて、ユウカの方が上だ。彼女の方が連邦生徒会長代行の仕事もできそうに思えてしまうし。

 後でユウカの頭も撫でに行かないとだな。ノアに見られると詰められそうだし、コユキに見られると騒がれそうだから、あくまでこっそりと、ね。

 

「〜〜〜〜〜〜っ……こんな格好、二度としたくないです……!」

 

「書類提出の度に『処理』してね。だから、書類、待ってるからね」

 

(シャーレに頼む書類を減らせないか、関係各所にそれとなく聞いてみますか……。期限もズラすように設定して、提出書類を最大9枚までにすれば二度と先生なんかと交わらずに済む……!)

 

「じゃあ、そのまま寝てね。後は私の好きなようにさせてもらうから」

 

(ッッ……高い、あまりにも高い勉強代……。まさかこんな所で処女を散らす事になるとは……)

 

 カヤは抵抗を諦めたのか、枕に頭を乗せて静かに横たわる。良く言うとスレンダー、スリム。敢えて悪く言うなら貧相、凹凸の少ない身体。まぁ、服の上からでも分かっていた事だ。見れば分かる。

 

「ッ……どうしました?怖気付いたんです?いつまでそうやって眺めて……ひゃっ!?」

 

 太ももを持ち上げ、尻穴まで露わになったカヤの臀部をまじまじと見つめてやる。顔を真っ赤にさせ言葉も出ない様子だが、私はそんなカヤも放置して好きなようにする。

 まずは、挿入を円滑にする為に、私の唾液で軽く濡らしてあげないと。やっぱりカヤは、この状況に性的に興奮しているワケもなく、濡れてなどいないみたいだし。

 

「っ……く、ふっ……うぅ……っ」

 

「どぉ?気持ちいい?」

 

「気持ちよくなんか……くすぐったいだけです……!さっさと挿入、しなさ……んんっ♡」

 

 どうせならそのまま挿入しても良かったけれど、それだと私も痛いから、これはカヤの為ではなく、私の為。そう思っていないと、奉仕させられている気分になって気持ちが悪い。

 他の生徒とセックスしている妄想をしようかな。そうでもしないと、私も興奮してこない……。

 ハナコ……いやコハルか。でもカヤの「嫌がる」とコハルの「恥ずかしがる」のはベクトルが違うからイマイチ興奮もしないな。

 ……まぁなんでもいい。どちらにせよオナホールのような「大人のオモチャ」を使うような気持ちで、適当なエッチな妄想をしながらカヤをハメ倒すだけだものね。

 

「ゆ、び……何を……ひあっ!?」

 

 クリトリスを覆う皮を軽く持ち上げるようにして剥いてやり、フッと軽く息を吹きかけてやる。足、そして身体がビクンと震え、カヤは目を見開いて、彼女にとって初めてらしいこの感覚に困惑している様子を見せてくれた。

 ぺろぺろ、ぴちゃぴちゃわざとらしく音を立てて膣口の周辺を舐めてやる。シャワー浴びてないので軽く汗臭いし、汗以外の匂いもする。嫌いではない匂いだけど、きっと他の子の匂いの方がイイ匂いに感じるんだろうな。

 

「あれ。奥から私の唾液じゃないのが溢れてきた。トロトロしてるね」

 

「き、気の所為です!汗です!感じてなんかないんですからね……!」

 

「膣の中にも汗腺があるの?初めて知ったな」

 

 思わず自然な笑いが込み上げてくるのが自分でも分かってしまった。口元が緩んで、口角がククッと釣り上がる。きっと今の私は、黒服みたいな口元になってるんだろうな。

 

「ニヤニヤしてて気持ち悪いですね……っ」

 

「あはは……ごめんね、つい楽しくなっちゃって」

 

「も……っ、もう、十分でしょう……早く、先生の、ソレを挿れて……さっさと終わらせてください……」

 

「そろそろ挿れるね」

 

(凡人にできない事を成し遂げてこそ「超人」だ。私はここで痛いくらい先生の精液を搾り尽くして、二度と私に性欲処理なんかさせないようトラウマを植え付けてやる……!)

 

 どうせなら口にも突っ込んでやりたかったけど、まあ、それは「お掃除」のときで構わないだろう。自分の唾液をローション代わりにするのはちょっと気が引けるけど、とりあえずハメて、連邦生徒会長代行の役を自ら放棄するよう促してやろう。

 想像するはカヤの喘ぐ姿────などではなく、補習授業部の浦和ハナコの裸体。髪色が似通ってるくらいしか共通点は無いけど。

 カヤには悪いけれど、カヤを見ているとリンへの愚行の方が頭を過ぎるから、興奮なんかできそうにないんだよね……。

 

「ひっ……」

 

「腰が逃げてるよ」

 

 正常位はセックスの体位としては王道中の王道。まさか、キヴォトスに来て初めての相手がカヤとは思わなかったな。しかも理由が理由だし。……でも、別にいい。今はこれで、いい。

 ハナコの揺れる乳房を想像して勃たせたペニスを手で握り、カヤの膣口にあてがう。すぐには挿入はせず、わざと上下左右に動かしてやり、愛液を膣口周辺に塗り広げてやる。くちゅくちゅ、ぷちゅっとわざとらしい音を立てるとカヤはイラついたような顔で、息を荒くさせながら言う。

 

「さっさと挿入してくださいっ!」

 

「唆らない誘い方だなぁ……。『エッチなのはダメ!死刑!!』のコハルの方が絶対にエッチに誘えると思うけど」

 

「誘う必要なんかありませんっ……!先生はさっさと私に挿入して、精液を吐き捨てればいいんですよ」

 

 ヤバイ、凄い勢いで萎える。助けてミカ。何ならカヤよりもベアトリーチェの方がエロいのでは……。

────問題ない、先生ならできる。

 

「!」

 

 先程のシロコの言葉が頭を過ぎる。そう、私ならできる。ベアトリーチェで興奮した上でカヤの膣に精液をコキ捨てるくらい、私ならできる。

 勝手にオカズにしようとしてごめんね、ハナコ。ベアトリーチェと黒服のイチャイチャを想像して、いや無理だコレ。

 

「ふぅ〜ッ……よし、挿れるよ」

 

「さっきも聞きましたよ……さっさとしてください」

 

 カヤは本当にさっさと終わらせたいらしく、愛液溢れる陰部を隠そうともせずにM字に足を広げた。

 私は彼女の足の間に割って入ると、体重をかけるように挿入した。ブツンと固めの感触がペニスから伝わってくる。

 

「つっ……くっ……ぐぅ〜ッ……」

 

「処女だったんだ?解さなくて大丈夫?」

 

「私の事などどうでもいいですからっ……さっさと、動いてください……!」

 

 ろくに解さなかったからそれなりに痛いらしい。それも含めてわざとなんだけど。

 結合部を見れば、結合部から破瓜の血がツーッと垂れてきているのがわかった。二筋、三筋は垂れているけれど、痛みの方が強すぎて、陰部や尻周辺の肌に血が伝っているのに気付かないのかも。

 どちらにしろ、このシーツは洗濯しなくちゃ……。

 

「い゙っ!?いだっ……痛い!せんせっ待って!」

 

「さっさと動いてって言ったと思えば、待ってって言うなんて。どっちなの?」

 

「お、思っていた以上に、痛くてっ……その、私の、おまんこ周辺が……ジクジク針で刺したような痛みが酷くて……」

 

「なんで周辺(・・)なんだよ……」

 

 目に涙を浮かべるどころか、既に泣いているし、かなり痛いんだろう。私も、かなりペニスが痛い。ローションを殆ど入れないでオナホールを使用した感覚にも近いかもしれない。

 舌で舐められる範囲には限界がある。多少愛液があったところで、ローションも使っていなければ、カヤも本気で興奮しているワケでもないから愛液も少ないし、痛くなってしまうのは至極当然の話だ。

 

「そっか。痛かったんだ。ごめんね、私には痛みを和らげる事なんてできないから、このままスるね」

 

「いッ痛い痛い痛い痛いいぃぃっ!!う、うごっ、動かないでくださっ……せっ、せんせぇ!おまんこ、めくれるっ……ゴリゴリされて痛いですっ……!」

 

「大丈夫。私、早漏だから。すぐ終わるよ」

 

 ハナコを泣かせてると思うと申し訳なくなるから今だけはカヤを見てあげよう。────あぁ、あのカヤが、私のペニスで泣いている。初めて、カヤのことが可愛く思えたかもしれない。

 

「可愛いね、カヤ」

 

「っ!?」

 

 ピストンの速度を落として、身体を倒して、軽く口付けしてみる。唇の感触に驚いたのか、カヤは、今日イチ大きく目を開けた。間近で見ると、やはりとても特徴的な目だ。一度見たら忘れそうもない。

 

「ふ……ファーストキスだったんですけど……!なにサラッと唇まで奪ってるんですか……!」

 

「いやぁ、カヤが可愛くてつい、ね」

 

「フン、思ってもない事を……」

 

「思ってる思ってる」

 

 少なくとも今はね、と心の中で付け足してやる。

 不敵にニヤついているカヤより、泣いてるカヤが可愛い。パソコンのホーム画面にしたいくらいだ。

 

「頬も柔らかいね。思ったよりプニプニしてるよ。おっぱいはどんな感じかな」

 

「あっ……」

 

 やっぱり興奮が足りないか。パッと見では勃っているように見える乳首にも、まだ柔らかさが色濃く残っている。でも、いい。それでいい。

 

「……カヤの膣内(ナカ)、熱く締めてくるね……っ」

 

「んぐっ、んっ、うっ……フーッ、フーッ……はぁ……はぐっ、う……!」

 

「必死に枕まで掴んじゃって……ますます可愛いや」

 

「!!」

 

 今度は更に強く口付けしてやる。唇を押し付け、手を使ってでも唇を開かせ、舌を捩じ込んでやる。舌を噛まれる事も覚悟してはいたが、私の血などを自分の口内に入れるのが余程嫌なのか、舌を噛める状況にも関わらず、私の舌を噛んだりせずに、ただひたすら、私にされるがままになっていた。

 実は私はキスが好きな所がある。正しく言えば、セックスに満たない簡単な性行為や、性行為手前の行為に該当する。

 痛い程にキツいとはいっても、そのような自分が好きな事をしたのなら、自然と興奮も高まるというもの。

 舌がチロチロ触れる度に射精欲は高まってくる。ピストンも自然と早くなる。

 

中出しする

 

胸にかける

 

顔にかける

 

「っ……」

 

 どうしようね、この三択は────。

 大体は、下を選ぶのがいいのかもしれないけど。でも最初の一番濃い精液を……顔にぶっかけ、か。

 

「イクよカヤ、一番濃い精液っ……射精(で)るっ……!」

 

「やっ、待ってっ!やめてぇっ!中出しだけはっ……デキちゃったら────!」

 

「じゃあどうするの、飲むの?上の口か下の口かの二択だよ、どうする?あっ、イキそ……あぁっ……」

 

「のっ、飲みますよ……んっ、飲ませてくださいっ、先生の……せ、精液ぃっ……!」

 

「わかった、ちゃんと飲んでねっ……!」

 

 目を瞑り、口を開ける。自分で言うだけあって、そこはちゃんとするらしい。良い子だ。

 イキそうになる限界までばちゅんばちゅんと腰を打ち付けてやり、最後の最後、カヤの膣から抜いた直後、彼女に跨る形で口元にペニスを持っていく。

 次の瞬間には本日初の射精に至るが、溜め込んだ精液はカヤの口の上を通過し、彼女の顔や髪の毛にビュルッと、勢いよくシャンプーのポンプを押したような凄い勢いで飛び出していった。

 結果的には私が選んだ選択肢の「顔にかける」の通りになったようだ。うーむ。全部を飲ませるのは無理だったらしい。

 尿道に残った分は、自分の手でシゴいて出して、その分だけは彼女の口の中にボタボタと垂らした。カヤは、舌の上に乗った精液の雫を、微塵も味わうことなくゴクンと飲み、飲んだぞと証明する為か、何かを言われることなく口を開けて見せた。

 

「ちゃんと飲んだんだね。偉い偉い」

 

「〜〜〜〜〜……殆ど顔に掛かってるんですけど」

 

「ごめんね、あんまり気持ち良かったものだから、カヤの口に突っ込むまで我慢できなかったみたい」

 

「突っ込……」

 

「そうだ。射精後は綺麗に掃除してもらわないと!カヤ、口開けてくれる?」

 

「え……」

 

「ほらほら、カヤの血と愛液と私の精液がついてるペニスだよ。ちゃんと舐めて綺麗にしてね」

 

「うぇっクサッ……酷く生臭いですよ先生っ……」

 

「そりゃあ何種もの体液が混ざれば嫌でも臭うよ。早く舐めて綺麗にして?ドンドン数をこなさないと明日になるよ?」

 

「う……うぇぇ……」

 

 あからさまに嫌な顔をしながらも、カヤは舌先で亀頭をツンツンと舐める。舐めるというかつつく。

 これは少しくすぐったいな。綺麗にならないし、中途半端に乾いてしまったらカピカピして、余計にクサくなるし……まぁいいや、カヤだしね。

 

「ちょっと苦しいと思うけど我慢してね」

 

「がぼっ!?……ん゙っ、ぐぇッ、ゴボッ……ぐぉっ、んぐっ……んぐぇ……ッ」

 

 無理矢理に上半身を起こさせ、喉奥までペニスを突き刺してやる。カヤは涙目になり、というか既に涙を流しながら私の太ももをドンドン叩いてくるが力が入らないのか、少し体幹がブレる程度しか私の身体は揺れてくれなかった。

 

「あー気持ちいい……フェラチオもいいけどやっぱりイラマチオはいいね、征服感あって私は好きだよ。カヤはどう?コレ、好きになれそう?」

 

「ッ、ぐ、ごぇっ……ゲ、おごっ……」

 

「ん〜良い感じにキツイね、イキそう……!このまま射精しちゃうよ、カヤ……っ!」

 

「んんんんん〜〜〜〜ッッ!!」

 

 喉に射精したはずだが、鼻からも精液を出して、目を白黒させている。鼻から精液だなんて、かなり痛そうだ。私なら絶対に嫌だなと思いつつグボッと抜いてやる。彼女の口と私のペニスを繋ぐ何本もの唾液の糸を引いているのが目に入った。

 

「お゙っ……おえっ…………ゲエェッ……」

 

「やっぱダメか。でも、咽頭反射もあるだろうに、よくペニスを抜くまで我慢できたね。偉いよカヤ」

 

 軽く抱き締め、頭を撫でてやる。酸っぱい匂いが仮眠室に漂う。別なベッドに移動しなくては、またカヤを寝かせられない。流石に吐瀉物まみれにしたカヤの事は抱けないしね。

 

「よいしょっと。隣のベッドに移動したことだし、さっさとセックス2回戦目といこうじゃない」

 

「待ってください先生、嘔吐したばかりで胃が……。股間も痛いですし……ちょっと今日はもう……」

 

 まぁそうなるよね。そうなるのは分かるけれど、ここで手を引いたら後が怖い。ここで徹底的に強く彼女を痛めつけておかないと。

 

「────256枚」

 

「……え?」

 

「私が持ってきた書類の枚数だよ。つまり、目標はその10分の1の、25.6回。でも四捨五入はしないで切り捨てだから、25回だね」

 

「っ……まさ、か……」

 

「今ので2回目の射精だから、あと23回、相手してもらう事になる。これで終わりなんて言わせない」

 

「そんな!何でそんなに……ッ、リン行政官がそんな長時間、席を外した事なんて無いはずです……!」

 

「だって、デモが激しかった頃は、私でさえ通行が難しかったんだもの。早めに終わったってさっきは言ったけど、それはあくまで『期限が先の書類』の話。期限が間近の書類も、あの中には多数あるよ」

 

「……提出が予定より先延ばしになった、と……?」

 

「そうそう。だから数ばかり溜まっちゃったんだ。カヤの仕事を増やすつもりは無かったんだけれど、流石にこれ以上はデモの沈静化も待てないからさ。だから、終わった分も含めて、今日提出に来たの。お陰でいつもより多くなっちゃって。ごめんね?」

 

「せ、せめて休憩を」

 

「ダメ。他にも仕事があるでしょ?」

 

「なんでっ……どうして……」

 

「でも、リンちゃんはやってくれたよ?」

 

「……嘘でしょう……?」

 

「連邦生徒会長代行は忙しいもんね。休んでる暇があるなら私との仕事を終えた方が有意義だ。時間も無駄にせずに済むからね。そういう事だからカヤ、今のお喋りでもう休んだよね?3回目、いくよ」

 

「ひっ!まっ、待ってくださ────んお゙っ♡」

 

 四つん這いで逃げようとするカヤの腰を掴んで、バックで挿入してやる。膣口周辺は彼女の愛液で、私のペニスは彼女の唾液でヌルヌルだから、あまりゆっくり手で照準を定めたりすることなくしっかり挿入することができた。

 

「角度が違って、これもいいでしょ?」

 

「っ、んっ、あ゙っ♡ あっ、はぁんっ♡ あぅっ、んあぁっ♡ やめ、やめっ、てぇ……あぁっ……♡」

 

「まだお昼過ぎでしょ。日付変わるまでには25回、終わらせるよ。付き合ってもらうからね」

 

「……!と、いうか……んっ……せ、先生、そんなっ、何回もイケない、でしょうっ……!?せいぜいがっ、5回とか、お゙っ♡ おぉっ……くて、10回、あ♡」

 

「サヤにもらった精力剤があるから30回はイケる。カヤが望むなら、25回と言わずもっとエッチしても私は構わないけど」

 

「さ……」

 

 サーッと顔から血の気が引く。赤かった耳までが青くなったようにさえ見えてしまう。サヤの薬は、成功したら凄まじい効能だしね。キヴォトスの外の世界の精力剤なんかじゃここまでは無理だと思う。

 

「後でアナル開発もしてあげるね。その気になればエンジニア部にそういう機械の依頼もできるしね。あっ、カヤは機械姦とか興味あるかな?あるのならすぐにでも……」

 

「なっ無い!無いです!機械だなんてそんなの!」

 

「そう?残念。じゃあどうやって性欲を満たそう。カヤが機械に犯されてるのを見て、それをオカズにするのも悪くないと思ったんだけど……」

 

(狂ってる!機械に犯される私を見るですって!?この人はいつからこんなッ……!ふざけるのも大概にしてもらわないと困りますよ先生……ッ)

 

「嫌がるなら仕方ない。仕方ないからこのまま私とエッチしてくれるね?」

 

 ゆったり少しだけペースを落として問うてみる。

 心理学において、相手に無茶なお願いをする時は最初にハードルの高い条件を提示して、その後に、本命の条件を提示すると、相手は「簡単になった」という勘違いを起こして、了承してくれる可能性が高くなるという研究結果がある。

 それは、キヴォトスでも通じるのかと思ったが、やはり心理とは似通っているものなので……。

 

「わかり、ました……。このまま……先生と……エッチします……んっ……させて、くださいっ……」

 

「うん、分かったよ。じゃあそろそろ2回目ね」

 

「えっ」

 

「言ったでしょ?私は『早い』ってさ。カヤがイクよりも前に私がイッちゃうからね」

 

 およそ恋人なんかにはできそうにない独り善がりすぎるセックス。相手がカヤでもなければ、こんな言動をする事は無いだろう。

 

"中出しする"

 

"キスしながら中出しする"

 

"スパンキングしながら中出しする"

 

「……」

 

「はぁっ♡ あっ、んあぁっ♡ せ、んせぇっ……♡そんな、お゙っ♡ ふぉおっ♡ ふほぉっ♡♡」

 

「感じ始めてるの?可愛いね。2回目だから今回は中出しするよ?いいよね?」

 

「ひあっ!?せんせっ、らめっ♡ 中出しなんかっしちゃったら……あっ、イヤッ……イヤァッ♡ く、んぐっ……くぅん♡ あんっ♡」

 

「大丈夫!2回目はさっきよりは薄いから、妊娠の可能性も、少しは低い……よっ!」

 

「そういう問題じゃっ……あっ……あぁっ……!」

 

 ベチンッとお尻を叩いてやると、小ぶりな彼女のお尻の肉も、プルンと、可愛らしく揺れてくれる。小さくてもお尻はお尻、ヤワ肉の塊らしい。

 スパンキングしながらピストンを強めていくと、外部から与えられるお尻へのスパンキングの振動と内部のペニスが膣壁で擦られるのが気持ちよくて、快感の挟み撃ち(ダブルパンチ)になってしまった。

 

「う、うあぁっ……ひあぁ……あぁぁああぁっ♡♡」

 

 ビクンとカヤの腰が跳ねた。恐らく、カヤの方が一歩早く絶頂に達したんだろう。カヤの絶頂を見て確信してから、敢えて、ピストンを強めた。

 

「あ゙っ♡ はぁんっ♡ せんせっ、あんっ♡ 少し待ってぇ……まっ……待ってくださいっ♡ イッた、イッたばっかりィ♡ なの、でっ♡」

 

「私は今からイクよ。……カヤこっち向いて」

 

「はい……?」

 

 片目だけうっすら開けた状態で、腕による身体の支えを失いながら、律儀にも、バックでカヤに腰を振る私の方を振り向いてくれた。

 私はカヤの身体をグィッと抱き起こして、バックではなく背面座位で、フィニッシュを迎えることに決めた。

 左手で彼女の胸を揉み右手で彼女の顔をこちらに向けさせ強引に唇を重ねる。吐いた後でもそんなのお構い無し。カヤは「可哀想」が「可愛い」だ。

 

「舌出してカヤ……っ」

 

「ん……んぇ……」

 

「可愛いよカヤ……っ……ほら、もっと舌、絡めて」

 

 ジュルッ、ヂュルルルッ、ズゾゾッ……と、下品な音を立ててカヤの舌を吸ってみる。ただ舐めたり、絡めたりするだけでなく、吸うのも、一つのキスの楽しみ方だ。

 私は背面座位でディープキスをしながら、今度は無言のままカヤに生での中出しをしてやった。量は先程よりは少ないかもしれないが、それなりには、キッチリ射精できたと思う。

 

「っ……フゥーッ……で、射精(で)たぁ……」

 

「え……?」

 

「何も言わなくてごめんね?中出ししちゃったよ」

 

「!?そっ、そんなっ!中はダメだってっ……」

 

「まぁまぁ。何かあったら責任は負うからさ?」

 

「そういう問題じゃな……ひあぁっ♡♡」

 

「抜かずの4回戦目だよ、カヤ。今回は対面座位。ちょっとだけ待ってねっ……カヤの喉元に、ちょっとマークをつけて……〜〜〜〜〜ッッ……ッパ……っと」

 

「痛っ……な、んですか……?」

 

「キスマーク。喉へのキスマークの意味とかカヤは知ってるかな?」

 

「知らな……」

 

「執着心、そして欲求不満、性的欲求の現れだよ。私の性欲処理担当のカヤに、ピッタリでしょう?」

 

「っ……ピッタリな、ものですかっ……!」

 

 悔しそうに歯を食いしばる。そんな顔も、何故か今は愛おしく見ててしまうから不思議だ。さっきはあんなにハナコやコハル、何ならベアトリーチェで興奮しようとしていたのに、今では、普通にカヤで興奮できる。

 

「おっぱい柔らかいなー♪」

 

「んっ♡……そんなに強く、揉まないで……んくっ、くだ、さいっ……♡」

 

「いいじゃない。これも性欲処理の一環だよ?」

 

「そぉ……そう言えば、済むと……思ってませんっ?はぁ、はぅっ……んんっ♡ あっ、はあんっ♡♡」

 

「そんな事は無いよ。大丈夫。……ちょっと、身体、倒すね」

 

「ひぅっ!?おぐっ……お゙っ♡」

 

 私は身体を倒して、今度は騎乗位に。下から私が突き上げると、ぷるんぷるんと控えめな乳房が上に下にと揺れるのが見て取れる。それをこうしてすぐ下から見上げるのは絶景と言わざるを得ない。

 

「これっしゅきぃ♡ おぐっ、当たっ、てぇっ♡♡指じゃっ、届かなぃ、とこぉっ♡♡ いやぁあっ♡こんなのっ、もっ、もお゙っ♡ 感じ過ぎぢゃっ……ひああっ♡♡」

 

 さっきまで柔らかさの残っていた乳首もすっかりコリコリと指で転がせるくらいに固くなっている。少しずつではあったが、感じつつあるらしい。

 

「何が『超人』だ……!シャーレの先生に喘がされて恥ずかしいと思わないの?リンちゃんなら、仕事の一環だからと平然と付き合ってくれるのにね」

 

(嘘嘘嘘嘘ッ……こんな膣奥をエグられるようなっ、こんな、こんなのっ……感じるなってのが無理っ♡)

 

「うーん。まだ少し痛いかな、ちょっと緩めて?」

 

「むりっ♡ むりィッ♡ イッ♡ あっ、んあっ♡イクッ♡ せんしぇ♡ しぇんしぇぇっ♡ あっ♡あんっ♡ あぁんっ♡ 奥っ、突かれすぎてぇっ♡イッちゃ……ああぁ〜っ♡♡」

 

 ◆

 

 その日の夜、連邦生徒会役員の寮にて。

 

「────というワケで、カヤにちょっとお仕置きしといたよ。これで、暫くは大人しくしてるはず。残りは明日って事にしてあるしね」

 

「……。確かにカヤは、私から仕事を引き継ぎせず、あの座に就きましたが……。よくそんな稚拙な嘘で、カヤを騙し切る事ができましたね……」

 

 元連邦生徒会長代行である七神リンは、苦笑いと共に溜め息をついた。確かにアレらは賭けだったし下手すれば死んでいたかもしれないのに。

 結局あの後は10回もヤレなかったけど、カヤとのセックスは良くも悪くも思い出に強く残った。後は明日以降に持ち越しだが、果たして……。

 

「私もそう思う。ノリと勢い大事だよね」

 

「色々と、ツッコミたい所も多数ありますけれど。とりあえず、私が代行に戻った時に、カヤの残した仕事が多くても……多少は我慢ができそうです」

 

「そう?なら良かった」

 

「その契約書、一応作っておきましょうか?正式な役目にすれば、カヤはますます、先生の魔の手から逃げられなくなります。アオイやアユムは、カヤ派ではなく私の方に味方してくれていますので……少し頼めば書類くらい作ってくれるでしょう」

 

「魔の手って。でもいいよ、もうすぐリンちゃんが代行に戻るんでしょ?」

 

「時が来ればそのつもりですが、何か問題でも?」

 

「もし私が頼んだら、私の性欲処理をリンちゃんがする事になるよ。それはまずいでしょ」

 

「先生がその脅し文句でカヤを犯した方がよっぽどまずいですから、今更ですよ。それに、先生のソレそのものは……あの時(・・・)、目にしましたし……」

 

「あっ」

 

 そうだ、リンちゃん達には見られてるんだった。あの場には他にモモカにアユムも居たっけ。そうだ思い出した。……少し恥ずかしいな。

 

「……ともかく。あまり危険な橋は渡らないように、注意してくださいね。先生は連邦生徒会長代行とは違って、決して替えがきかない人材なんですから」

 

「リンちゃんの代わりも、居ないみたいだけどね」

 

「!」

 

「私がもう少しカヤを大人しくさせたなら、今度はこちらの番だよ。大丈夫、カヤさえ抑えれば、後はどうにでもなるから」

 

「はい。……よろしくお願いします」

 

「任せて。私は『先生』だからね。こんな間違った方法だけど……カヤの歩む道だけは正してみせる」

 

「……先生が楽しそうで何よりです。カヤももう少し従順になってくれたなら、色々と扱いやすいとこもあるんでしょうけれどね」

 

「サラッととんでもない事を……」

 

 けれど、確かにそうだ。従順になるように躾て、それがもし性行為以外の場面でも発揮されるようになったなら……こんなにも一石二鳥なことはない。

 

「良いヒントを得た気がする」

 

「そう、ですか?」

 

「うん。ありがとうね。今日はもう帰って、あとは明日に備える事にするよ。明日の仕事自体は、もう終わってるに等しいし。明日は朝から躾だ」

 

「頑張ってくださいね」

 

「もちろん。リンちゃん、そしてカヤの為にもね」

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