「リンちゃんはやってくれたよ?」 作:アキラゼミ
「おかえりなさいっ、せ〜んせっ♪」
「………………」
「あのねあのね!カヤ、良い子にして待ってたの!せんせーに会いに来たお客さんともね、いっぱい、いーっぱい、お喋りしたんだよぉっ!」
「そ……そっか……」
ちょっぴり長引いたハナコとの出張*1から帰ってきたら、カヤが数ヶ月ぶりに幼児退行していた。
何を言っているのか分からないと思うが私も何が起きているのか、実はあまりよく分かっていない。カヤの幼児退行のトリガーは「精神的負担」、まあ俗に言う「ストレス」である。
初めてコレが発現したのはカヤの事をシャーレに迎えて間もなくの事だった。私が色々と責めて強いストレスを与えてしまった事で翌朝に……。
それからも何度も条件を変えて検証したりして、やっと原因を解明できたのだ。
────で、なんでソレが、私が不在だった間に起きているというのか……?
「……ねぇ、私が居ない間に何かあったりした?」
「いえ、特には……いつも通りだったかと……?」
マエストロが私に贈ってくれた、人工天使擬人化シリーズ4姉妹*2長女ヒエロニムス改めローニィにそう尋ねるも、返ってくる答えは予想通りのもの。
「それより先生?私もそろそろお留守番のご褒美が欲しいです♪」
「あー、うん、ちょっと待って。カヤのことをまず先にどうにかしてからね……」
「むぅ……」
「
「あぁ、あの2人なら、早瀬さんの教会*3に遊びに行っていますよ。
「分かった。じゃあ私はカヤと『お話』してくる」
「承知しました」
幼くなったカヤと、静かな所で話す為に寝室へ。
しかし彼女は、これまでシャーレで過ごしてきた経験則から、眠くもないのに寝室に来る=性行為を始めると解釈していたらしく寝室に来るなり笑顔で服を脱ぎ始めた。
「ちょちょちょっ、カヤ!?」
「どーしたの?先生、脱がないの?」
「脱がないよ……?」
「なんでなんで?えっちしないのっ?」
「エッチしにきたワケじゃないからね!?」
「え…………そー、なの……?」
普段の糸目が嘘であるように目を見開き、まるで本気で驚いたような表情になると、脱いでいた服をばさりと落としてしまった。
そのまま数秒間の硬直、その間ずっと私とは目が合っている。やがてウルッと目を潤ませると、堰を切ったように声を上げて泣き始めた。
「うわああああぁぁぁぁん……ごめんなさい先生ぇ、ごめんなさいぃ……!!カヤが悪い子だから、悪い子だから……悪い子だから、えっち、だめなの……っ?あの子達と喧嘩しちゃった、悪い子だからぁっ……!ううぅぅぅっ……!!」
「え、ちょっと……?喧嘩って、何の事……」
「だって、だってっ!カヤの髪の毛のこと『アホのカヤ毛』って歌って
「……あー……」
カヤのアホ毛イジリをするのはグレイとリンゴの2人しか居ないな。精神年齢は10歳未満だもんな、あの2人……明らかにココナちゃんより幼いしそこは仕方ないのかもしれないが、もう少し、彼女達への情操教育をしっかりしておくべきか……。
────いや待て。というか、それだけ聞けば、グレイ達との喧嘩は、別に、カヤが幼くなった原因ではないように聞こえるが……。
というか、普段のカヤなら、注意するというより毒を吐くかキレるだけのハズだ。
なら、この件についての時系列としては「カヤの幼児退行→グレゴリオとの喧嘩」が正しいのか。
それなら何か、カヤにとってのストレスの原因のようなものがあったハズだ。幼児退行するような、強めのストレスが……。
「落ち着いて。カヤは悪い子なんかじゃないよ」
「うぅ……ほんと……?」
「もちろん。だから、泣くのはもうおしまい。後で2人には謝らせるからね」
「ゔんっ……」
ズビーッと鼻をかみ、強く擦った事で赤くなった目元を指の腹でそっと撫で、スンスンと鼻を鳴らす彼女を抱き締めた。
「喧嘩する前にも、何か、嫌なことあった?」
「喧嘩、する前?……うん……ずっと、あったよ」
「それを教えてくれるかな?」
「……先生が、お仕事で、居なかったこと……」
「……え?」
「お仕事だからしょーがないの。カヤ分かってる。でも、先生、ずっと居ないの……寂しかったの」
「………………」
これは、どう言葉を返すべきだろう。確かに仕事という名目でシャーレを離れたのはそうだし、実際ゲマトリアの名誉顧問としてゴルコンダ達の実験に付き合うという仕事をしてきたワケだが……。
この子にすれば、結果的に「泊まりがけで女遊びしてきた」だけなんだよな。
普段のカヤなら「あっそーですか、ハイハイ」で済ませそうなものだが今のカヤだとそうもいかないだろう。どうしたものか……。
というか、私の不在がそこまでカヤのストレスになるとは思えないのだが、どう判断すべきだろう。
「……ごめん。思ってたより……長引いちゃってね」
「うん。それは、分かる。予定より、遅かったし」
「……」
「でも、先生、いつも居るのに、ずっと居なかったから。それは……なんか、やーなの……」
「…………」
頬を膨らませて、人差し指を絡める。見るからに子供仕草だが、今のカヤの精神は10歳程度後退しているので、外見とのギャップが凄まじい。
こんな子供仕草、イブキやチェリノくらいにしか許されないだろうに。
しかし、そのギャップや甘えてくるこの態度に、どういうワケだか、ほんのりと性的な興奮を覚えてしまっている私が居る。……最低だ、私って。
いやまぁイブキやココナちゃん、チェリノの事も性的な目で見れてしまう私としては、幼いカヤでも興奮してしまうのは至極自然ではあるのだけれど。だけど、少なくともそれは今じゃないだろう?と、自分にツッコミを入れたくなる。
「……だからね、先生が悪いんだよ?帰ってくるの、遅かったんだもんね」
「え」
ハグするように私の背に手を回したカヤは、私をそのまま持ち上げ、ベッドに投げた。一瞬のうちに目まぐるしく景色が変わって、目を回していると、脱ぎかけだった服を脱いで、ろくに陽の光を浴びていない白い素肌を露わにさせ、私に跨ってきた。
幼女化したシュンすらも私を引っ張れるパワーを持ってるのだ、戦闘向けではないにしろカヤだって成人男性1人を投げるくらい容易なんだろう。
「……他の女の子とえっちしてきたんでしょ?なら、カヤもえっちしていいよね?」
「ッ!」
ヤギのような横長の瞳孔を覗かせ、ペロリと軽く舌舐めずり。吸い込まれそうな美しい瞳とは違う、しかし彼女の特異な瞳はとても心が惹き込まれる。単なる物珍しさからなどではないのだろう、どこか不思議な魅力のようなものを感じ取り胸がズキリと疼いてしまう。
「ほぉら……先生のココ、おっきくなった♡」
「ッ……ウソだろ……」
あんなにハナコに搾られたのに、どうして、まだ私は──痛みを感じるくらい、勃起しているんだ。
ズボン越しにカヤに撫でられどこかもどかしさを感じる。もはや私にはベッド上から逃れるつもりが無く、このままカヤに身を委ねるつもりだと察したらしく、身体を押さえつけるのをやめて、ズボンを脱がしにかかる。
「あは♡ なんかくさぁい♡ いつもの、蒸れてるニオイじゃないねっ♡」
「……」
「カヤのこと放って、他の子と遊んでたニオイ♡」
「あの、カヤ」
「挿れていいよね?久しぶりだもんね?」
「……ハイ」
「んっ♡ あっ……ぉあ゙ぁ〜ッ……♡♡」
私の腹に手を置き、ゆっくりと腰を落とし挿入。私が着衣のままでもお構い無しにヨダレを垂らし、プッ、プシッ、と断続的に潮を吹く。
「あうっ、うんっ♡ はひっ、はぅ、んんっ♡♡ 熱いよぉ♡ せんせぇの、おちんちん……んぁぁっ♡ 指とかより、キモチイイよぉっ♡♡」
あまり揺れるモノがない彼女の胸だが、それでも彼女の胸、乳首は、必死に彼女のピストンに合わせ上下に振動している。
ほんのりとしか無い膨らみもタッチするには丁度良くて、手にはフィットしないものの、触っていて確かな柔らかさを感じる事ならできるようだった。
「ひゃんっ♡ ん゙っ、あ゙ぁっ♡ ちくびっ、強くイジっちゃダメぇ、せんせぇ♡♡」
意図しているのかいないのか、チラチラと瞳孔を覗かせてくるのが非常にイヤらしい。私が、カヤの瞳で興奮するのを理解してはいるのだろうが、この騎乗位で私を見下ろしながら、真正面からそんなに見られると、興奮が治まりそうにない────。
「んちゅ、はぷっ、んぅぅ〜……♡ はへ、はむ……んぷっ、んんっ♡♡……ぷはぁ♡……えへへぇ……♡」
我慢できず身体を起こして彼女にキス、思い切り舌を挿入して、彼女の口をレイプするかのように、強引に、激しく彼女の口内を貪り尽くす。
そうこうしている内に、枯れたハズの精液は再び膨らんだ尿道に装填されて、今にも暴発しそうに、発射される時を待ちわびている。
「イクよカヤッ……
「イイよぉ、せんせぇ♡ んッ、寂しがり屋さんなカヤのおまんこで気持ち良くなって♡ いっぱい、いーっぱい、びゅーびゅーシてねぇ♡」
「っ、カヤ……カヤぁっ……!!」
「〜〜〜〜〜ッッ……♡♡♡」
その後、しばしの休憩を経て再び交わった。まだ出張から帰ってきたばかりにも関わらず、風呂も、食事すら摂らずに、サキュバスのように私の精液を貪るカヤと交わり続け、気付けば2人揃って寝落ちしてしまっていた────。
◆
翌朝。流石に空腹で腹が痛くなり目を覚ました。どうやら私達は、2人揃って行為の休憩中に寝落ちしてしまったらしい。途中から記憶が無い。
ふと隣のカヤを見れば、そこに彼女の姿は無く。ベッドの端に手をついて座り、髪を結ばず整えないありのままの姿で、ボーッと青い空を眺めていた。
「……起きてたんだね、カヤ。おはよう」
「おはようございます。……あの、昨日の事ですが」
「うん?」
「……忘れて頂けると……嬉しいです。あんなの私の本心じゃありませんから」
「昨日の事?……それってもしかして『先生居なくて寂しかった』ってヤツかな?」
「ッ!!だから忘れてくださいってば!!」
顔を真っ赤にしてポカポカと叩いてくる。そうだこれこそ普段のカヤだ。しおらしいカヤも可愛い、それは間違いない。興奮すらできるくらい可愛い。
だけど「彼女らしく」ない気がしてしまうのだ。
「はは……当分は忘れられそうにないかも……」
「〜〜〜〜〜ッ……もう知りませんッ!!」
「……今後は、できるだけ長期出張にならないように手配するし、気を付けるよ。ごめんね」
「別に望んでないですし!それこそ、先生の好きにすりゃいいじゃあないですか!」
「ごめんごめん……」
「……チューしてくれたら……考えてあげなくもないです……///」
でもそれはそれとしてデレるカヤは可愛いので、この後めちゃくちゃチューした。
カヤもうストレスに慣れて幼児退行しないやろなと思ったので第2部で書いた出張ネタを改めてここで引っ張ってきました。
第2部
https://syosetu.org/novel/319579/89.html
人工天使擬人化シリーズ(お披露目)
https://syosetu.org/novel/319579/48.html
人工天使擬人化シリーズ(総力戦)
https://syosetu.org/novel/319579/82.html
ユウカとグレゴリオ
https://syosetu.org/novel/319579/85.html