※この作品はR-18です。

【完結】ブルブルバイブる! 追放された超振動使いは人類へ逆襲粉砕無双~気高く高貴な姫も女騎士もブルブルのアクメ乱舞♥   作:アニッキーブラッザー

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プロローグ2 帝国の姫様専用全身マッサージ師を人間の勇者が追放

 俺は誰かの役に立ちたかった! 

 

 

 戦場で活躍し、その名を轟かせて、多くの人に俺を認めてもらいたかった。

 たとえ、「作られた存在」であったとしても、この「心」が仮初の物であったとしても、俺は認められ、そして人に喜ばれたかった。

 褒めてもらいたかった。

 

「おい、調子に乗るなよな? ガラクタが!」

「がはっ!?」

 

 殴られ、口の中に感じる鉄の味。

 這い蹲って地面に転がる俺を見下ろし、見下す男たちの敵意。

 そして、最も憤慨しているのはこの国の、そして世界に名を轟かせる勇者と称えられる男。

 

「姫様は貴様を大層気に入られているようだが、俺の目は誤魔化せんぞ! 我ら帝国の可憐な花であり、そして我が剣を捧げし未来の花嫁を……貴様は堕とそうとしたな?」

 

 俺にそんな能力なんてない……だけど、勇者はそれを認めなかった。

 

「女神さまより我ら人類に与えられた、魔族殲滅のための神兵器は確かに我ら人類に大きな力を与えてくださった。しかし、貴様は別だ。改造人間だか生体兵器だかなんだか知らんが、ただの喋る道具ではないか!」

 

 俺は作られた存在であり、純粋な人間じゃない。

 人類と魔族の戦争続くこの世界において、絶滅の危機に瀕した人類に対し、突如世界に現れた女神様(?)が与えた、この世界のこの時代の文明を超越した兵器。

 俺はその兵器の中の一つとして与えられた。

 

 でも、俺に兵器として役に立つ力は何もなかった。

 

 ただ、人より少し丈夫で多少の身体能力があるだけ。

 剣が使えるわけでも、魔法が使えるわけでもなければ、口から破壊光線を吐けるわけでもない。

 

 できることと言えば……

 

 

「だいたい、何なのだ? 振動? ちょっと全身を振動させられるだけ? そんな力の何が兵器か」

 

 

 そう、俺に備わった力はたったそれだけ。全身が振動するだけのバイブマンなんて言われた。

 ただ、戦場で使えない代わりに、俺がその機能を使って肩こりとかのマッサージすると喜ばれ、ついには帝国のお姫様や、勇者のパーティーの女の子たちまでもが俺に毎日それを求めるようになった。

 望んだ形ではないものの、それでも人に喜ばれるならば俺は……でも……

 

 

――ねぇ、今日もお願いね♪ あぁぁあ……効くぅぅ……いいわねぇ、あなたの指圧、振動、疲れが一気に取れるわぁ~

 

 

 問題なのは姫様たちが俺のマッサージの中毒になられてしまったこと。

 

 

――あなたが役に立ってるか? 少なくとも私はあなたを一生手放せないわね。これが無いともう眠れないのよ~

 

 

 それゆえ、俺は姫様たちに重宝され、毎晩マッサージさせていただき、戦場で軍を鼓舞するために遠征されたときも帯同させられた。

 

 

――ねえ、その……あなたの振動って、指先とかだけじゃなくて……あなたのココもブルブルって振るえるの? わっ、すご……あは、たくましいのね……ねえ、コレで、マッサージして欲しいのだけれど……肩でも背中でもなくて……腰でも足でもなくて……んもう、鈍感ね! ココよ、コ・コ♡ 女の聖域にマッサージをして欲しいってことなのよ! あ~、もう、オマンコよ! オ・マ・ン・コッ!

 

 

 やがては……

 

 

――ふふふ、ほら来て……今日もあなたの振動剣を私の聖域に突き刺して、ぶるぶるぶるぶる振るえさせ―――んごぉぉぉぉぉ♡♡♡ す、すごいわ! 私のオマンコにあなたのオチンチンバイブが……あぁあああ♡ くる、すごい、いく、イクッ♡♡♡

 

 

 その振動もマッサージも、どんどんエスカレートした。

 

――ねぇ、キス! キスもして♡ あっ、ちが、そう口の中もマッサージよ! 貴方の舌もブルブル振るえるのでしょう? なら、振動舌でキスマッサージ……ぶぎゅうぅぅぅ♡♡♡ ね、オマンコも舐めて! それで、今日は……私もあなたのオチンチン舐めてあげたいの……ううん、舐めさせて! え? そう、マッサージよ! オチンチンバイブを口に咥えることで私の口の中はマッサージされるの♡

 

 しかし、そんな日々はいつまでも続かなかった。

 そして、ついにそれが勇者を始めとする姫に仕える者たちに見つかってしまった。

 

 

――まだよ? 今日はいっぱい歩いて疲れたんだからぁ、うふふふふ♡ 全身マッサージを受けたいな~♡ 今日はオチンチンバイブじゃなくて、まずはバイブ舌で私のオマンコを入念にマッサージして♡ 私も最初は恥ずかしかったけど、今ではあなたに堂々とガバっと広げ―――

 

――姫様、失礼します! 今宵は月がきれいですので私と一緒に……ッ!? な、なに!?

 

 

 疲れを取るためではなく、快楽を求めるようになってしまった姫様の痴態を。

 

 

「ダメぇ! 彼は私のモノなんだから! ダメぇ! 彼が居ないと私は耐えられないぃ、離しなさい! やめて!」

 

 

 断崖絶壁に追いつめられ、這いつくばる俺の姿に泣き叫ぶ姫様。

 だけど、帝国の人たちは姫様たちを抑え、俺を侮蔑的な目で睨む。

 

「なんと……あの可憐だった姫様がこれほど……」

「おのれ、ガラクタめが! 我らが姫をよくも!」

「まさか、こんなことになるなんて……一刻も早く廃棄するべきね」

「姫様、必ずや元の姫様に戻して差し上げますよ。そのためにも……このガラクタを破壊しろ!」

 

 帝国の騎士たち……魔導士……人類側に着いたエルフたち……誰もが俺を……なんで? 

 俺はただ、俺にできることをやって喜んでもらいたかっただけだ……

 

 

「そう、俺の花嫁の目を覚まして差し上げましょう! この勇者の力で! 陛下の許しは得ています!」

 

「ダメって言ってるでしょ、セルフ! それに、貴方との婚約は考えさせてと私は……とにかく待ちなさい! 彼は私のモノよ! 勝手は許さないわ! やめなさい! やめてええええ!」

 

 

 端正な顔立ちした夕焼け色の髪をした『勇者・セルフ』。

 いつもニコニコして周囲には微笑んでいる優しい顔が醜くゆがんでいる。

 勇者の力……そう言って、勇者は『巨大な人型の塊』に乗り込んだ。

 巨大な甲冑を纏った、全高5mほどの機動兵器。

 

「巨大な岩も大地をも砕く力! あらゆる刃や魔法をも弾き返す防御力! 圧倒的な戦闘力で、全ての魔族をいずれ蹂躙する神より与えられし、選ばれた勇者の力! ブルブル震えるだけの喋るガラクタなど、塵となれ!!」

 

 巨大な拳が振り下ろされ、俺の全身は激しく打ち付けられ、荒れ狂う大海原へ投げ出される。

 

 

 何が選ばれただ……

 

 

 あんな、作業用人型重機を操縦して暴れられたら誰だって……

 

 

 俺だって……

 

 

 俺だってそんな力を持っていたら……

 

 

 俺を作った自称・女神様に聞きたい。どうして俺はこんな役立たずな機能しか持っていないんだ?

 

 

――この子にはリミッターをつけておきマース。振動の強度はあくまでマッサージレベル。流石にこの惑星内でリミッター解除の振動を使うと……。まっ、この星の人間がそれに気づくか気づかないかもチェックしておきマース

 

 

 そのとき、俺が突き落とされる寸前に、記録なのか記憶なのか分からない声が今さら流れた。

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