※この作品はR-18です。

【完結】僕の女神たちとの孕ませ乱交オナニーライフ   作:アニッキーブラッザー

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第9話 神に立ち向かう彼女

 

 ニッコリと微笑みながら、繋いだ手を握りつぶすかの如く握力を解放する弥美。

 トイレの神様への恐怖から、今度は彼女の恐怖に神人は体を震わせた。

 そんな中、ブラシィたちは主の恋人と思われる女を目にして、慌てて駆け寄った。

 

「お前が、御子様の恋人か?」

「ふーん……あら、私たちの冴えない貧弱ご主人様には勿体ないくらいの上玉ねえ」

「でも、とてもお似合いのカップルに見えます。この二人が家のベッドで並んでお休みになられる日を、今からとても楽しみです」

 

 突如詰め寄られて若干怪訝な顔を浮かべる弥美だが、三人の口からは「恋人」「上玉」「お似合いカップル」という単語が出たことで、弥美は神人が「浮気している?」という心配は一応なくなった。

 

「ええ、私は神人くんの恋人よ。愛全弥美。よろしくね。あなたたちは?」

「あ、や、弥美さん、この人たちはお、俺のし、しんせきっていうか……」

 

 このままではまずいと慌てて間に入って誤魔化そうとする神人だが、既にもう遅い。

 

 

「私は神であり、御子様の専用歯ブラシでもある、ブラシィだ」

 

「同じく神であり、そこのゴミ……ご主人様の専用ボディタオルの、ルゥよ」

 

「神であり、坊や様専用の掛け布団の、アンファです」

 

 

 ……終わった……そんな表情で神人は固まった。

 

「えっと、神人くん…………私、日本語なのに話が良く分からないのだけれど、それは私の頭が悪いからかしら? 一応、私の成績は学年トップなのだけれど」

 

 ニッコリと笑いながらも、どこか威圧感が篭っているように見えた。

 その威圧感に神人の背筋に冷たい汗が流れたと思った、その時だった。

 

「は~いん。もう、いけずな子たちね~ん。そういうのはぜ~んぶ、お便所に流しちゃいま~す」

 

 突如大きな流水音が聞こえた。

 気づけば、目の前には巨大な渦が発生し、その渦にトゲ付きボディタオルも巨大布団も一瞬で吸い込まれた。

 いや、流されたのだ。

 

「はい、水洗完了ん。あんまり大きいのは詰まっちゃうから、ダメよ~ん」

 

 ニッコリと怪しく笑いながら、何事もなかったかのようにイレットが立ち上がった。

 その様子に、ブラシィたちは舌打ちした。

 

「ちい、なんという力……それが……」

「そうよ~ん。トイレはあらゆる物を流しちゃうん♪」

 

 全てを流す。その言葉は決してハッタリなどではなかった。

 あらゆる攻撃も拘束もすべてが無意味と、その笑みが物語っていた。

 

「お坊ちゃまは~、使い捨ての~、おティッシュは~、ゴミ箱に~? それともおトイレに~? おトイレだったらウェルカム~ん! だって、ご家族にだってバレずにお汁の付いたカッピカピの特濃ティッシュだって、まだヌルヌルしているおティッシュだって~、ぜ~んぶ、証拠隠滅しちゃうしちゃう~ん!」

 

 神人はゾッとしていた。「そういう分野」に関して積極的な神はアンファだと思っていた。そんなアンファを生真面目なブラシィは「淫乱神」と呼んでいた。

 しかし、このイレットはそれをも上回る。

 異常なまでに発情し、顔を赤くし、正気を失ったかのように息を粗くしている。

 

「はっ! はっ! はっ! はっ! ねえ、おぼっちゃま~ん、イレットは~、もう我慢できません~」

 

 両手を頭の後ろに回し、舌出しながら、雌の顔で、そして何故か、その場でスクワットをしながらイレットは……

 

「私を~、八百万家専用の便所にしてください~ん! 用を足された後のお掃除も、神のペロペロチュウチュウウォシュレットで洗浄します~ん!」

 

 ここまで狂ったように乱れられては、恐怖すら感じる。

 店に居た男性客たちも、最初は色っぽいイレットにムラムラしていたものの、ここまでされては逆にゾッとして引くほどだった。

 

「な、なんなの、この子たちも、そしてこの人も……どういうことなの、神人くん!」

「……弥美さん……その、なんて言えばいいか……」

 

 しかし、引いている場合ではない。

 もはや我慢の限界に達したイレットが、肉食獣のごとく神人に襲い掛かった。

 だが、そうはさせないと、三人の神が立ちはだかる。

 

「させません! 布団防壁ッ!」

「そんな防壁だって流しちゃうわーん!」

「そ、そんなっ!」

 

 アンファが出現させた布団の壁が一瞬でアンファの発生させた渦へと吸い込まれる。

 

 

「お前の吸い込みは無限ではない! 吸い込みすぎるとかならず詰まるはず!」

 

「そうなればあんたは無力! ならば攻撃しまくってつまらせてやろうじゃない!」

 

 

 防御不可能。ならば、攻撃しかないと、ルゥとブラシイが二人がかりで迎え撃つ。

 歯ブラシとゴシゴシタオルならでの必殺技……

 

 

「私は歯ブラシ。使い方を誤れば歯茎すら破壊して相手を血まみれにする! 現れよ、我が武器、刃(は)武(ぶ)螺(ら)死(し)よっ!」

 

「私はボディタオル。時には相手の肌を真っ赤に染め上げることすら可能よ! 必殺・寒風(かんぷう)魔(ま)殺(さつ)!」

 

 

 まるで大剣のような巨大歯ブラシを構えるブラシィ。

 右手のボディタオルから冷気、左手のからボディタオルから風。二つの現象を発生させたボディタオルを携えて、ブラシイと共にイレットに立ち向かう。

 

「どきなさいん! ようやく見つけた、わたしぃの御主人様たちよおん! あなたたちみたいに、早々に八百万家と出会えた幸福ものたちにいん、わたしぃの気持ちが分かるわけないわあん!」

 

 すると、イレットは発情しながらもどこかイラだった様子で、両手に何かを具現化した。

 それは、腰に巻いているものと同じ、便座だ。

 

「便座ロック!」

 

 イレットがいくつもの便座をフリスビーのように投げる。

 ブラシィは巨大歯ブラシで弾き、ルゥは軽やかに回避。

 回避された便座はそのまま来場客たちへと激突した。

 すると、

 

「きゃ、きゃあああ、な、なんか、お、お尻に!」

「う、動けねえ、なんだこれはあ!」

「えええん、おとーさ~ん、おか~さん、お尻がはまっちゃったよ~」

 

 それは正に異様な光景だった。

 投げられた便座にぶつかった者たちは、その直後お尻がすっぽりと便座にはまってしまい、そのまま立ち上がれずに床に倒れて悲鳴を上げる。

 

「そ、そんな、な、なんだよ、これえ!」

 

 お尻が便座にはまってしまう。それを意図的に作り出してしまうイレットに、神人は戦慄した。

 だが同時に、この事態はまずいと、慌てて叫んだ。

 

「待ってくれよ、トイレの神様! 君たちの存在はなるべく内緒なんじゃないのか! こんな回りの人たちにまで迷惑をかけて……こんなことしていいのか!」

 

 神の存在や力をこのような公衆の面前で大胆に披露しても良いのかとツッコミ入れる神人だったが、その言葉に突如イレットの表情が変わった。

 それは鬼のような怒りに満ちた表情。

 

「坊ちゃまには分からないでしょうねん。我ら神々がこの地上の物へと宿り、八百万家との出会いを待ち幾星霜。その間、我らは八百万家と出会わなければ一生ただの道具として生き続けなければならず、他の人間に購入されてしまえば一生出会うことが出来ないという運命の元にいるのですわん」

 

 その話は神人もブラシイたちから聞いていた。

 だからこそ、奇跡のような確率で惹きあわされて出会った神たちは、誰もが異常なまでの奉仕精神を持って自分に尽くしてくる。

 逆に他の人に購入されたり、出会わなければ、廃棄されるまで神々の世界にも帰れないという過酷な運命だと。

 

「誰の手垢も付かずに新品同様で坊ちゃまと出会うことができた、歯ブラシとボディタオルと掛け布団には分かるはずないわん。このホームセンターの男子トイレに宿り、その間、見ず知らずの男たちがわたしぃにぶっかけたり、唾とばされたりい、吐き出したり、ゴミを捨てたり、トイレをホテル代わりに使うバカカップルとかあん、思うが侭に汚されつくしたわたしぃは一生をこのまま終えるかもしれないと思った矢先に、八百万家と出会えた喜びをん」

 

 だからこそ、こうして出会えたならば使命を全うする。生涯を捧げ、生涯を尽くし、生涯添い遂げる。

 その邪魔は誰にもさせない。それが、イレットの本心。

 

「だからあん、お坊ちゃまをわたしなさああいいん! わたしぃを、坊ちゃまの生涯専用便器にしてええん!」

 

 まずい! 搾り取られる! 襲い掛かるイレットに対して逃げ出すことが出来ない神人。

 

「しまった! 御子様!」

「ちょ、待ちなさいよ! あいつに……私の御主人様に迷惑かけるんじゃないわよ!」

 

 これまでか? そう思ったときだった。

 

「よく分からないけれど……」

「ッ!」

「人の恋人にマニアックな趣向を押し付けないでもらえるかしら」

 

 それは神々の力ではなく、地上の人間の力。

 襲い掛かるイレットの両手を掴み、その勢い、相手の反射や反応と呼吸を合わせ、そして、いなし……

 

「愛全流柔術・乱雲車」

 

 イレットがキョトンとした顔で、いや、ブラシィたち三人の神たちも同じ。

 神人を守るために立ちはだかった愛全が、イレットを商品棚にぶん投げたのだった。

 棚に陳列されていた商品が散乱し、イレットは商品に埋もれてしまった。

 吸い込む能力を使うことすら忘れてしまうほど驚いたイレットやブラシィたち。

 突然のことで他の客たちもビックリして声を発せぬ中、凛とした態度で若干乱れた髪を整えながら、愛全は言う。

 

 

「私の知らない神人くんの一面を見た気がしたわ。まさか、女の子を道具として、歯ブラシだのタオルなどと……」

 

「や、や……み……さん?」

 

「だけれども、仕方が無いわよね、そういう人を好きになった私の落ち度。恋人がそういう世界観を女の子に求めるのであれば、否定するよりもまずは理解をすることが大切。でも、他の女の子にそんなことをさせるわけにはいかない。ゆえに!」

 

 

 真顔で、真剣に、揺ぎ無い強い瞳で愛全は……

 

 

「ゆえに、今日から、私が神人くんの歯ブラシにもなり、ボディタオルにもなり、掛け布団にもなり、そして、お手洗になろうじゃないの」

 

「「「「「んなっ!」」」」」

 

「ふふ、純潔を捧げる前にこんな宣言を女にさせるぐらいにしてしまったのだから、ちゃんと責任取ってもらうわよ? 神人くん」

 

 

 ……自分が道具になってやろうじゃないか……と、愛全からの爆弾発言。

 

 

「ちょっとまちなさああいいん!」

 

「「「ちょっと待ったアアー!」」」

 

「弥美さん、何言ってるんだよおおお!」

 

 

 それには、敵対していた神同士も、同時に待ったをかける爆弾発言。

 神々の対決に恋人が参戦し、場が更に混乱を極めた。

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