※この作品はR-18です。

とあるギンガのPartiality   作:瑠和

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とても短い(いつもの三分の一以下)ですが、ギンガが恋愛の面で精神的に少し成長する話です。決してエッチなギンガを書きたい訳じゃないです。


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第九.五話 愛と悩みと寂しさ

ーナカジマ家 深夜ー

 

「ギンガ!中に……っ!」

 

「ふぁぁぁぁ!!あ………あ…」

 

 

◆◆◆◆◆◆◆

 

 

「わぁ!」

 

朝、ギンガは飛び起きた。また見てしまったのだ。アキラと自分が、セックスをする夢を。

 

イヤ、[また]と言う表現には間違いがある。[今日も]と言う表現に変えた方がいい。ギンガはもう何日も同じような夢を見ていた。その時々によってシチュエーションは違えど内容はだいだい一緒。アキラが自分を襲い、自分は結局快楽に溺れてしまう。

 

そんな夢を何回も…。

 

ギンガはそろそろ嫌になって来ていた。そんな自分が…でも…これは悪いことではないのもまた事実。むしろそうゆうことを知ることは、17歳の…思春期として普通だ。いやまぁ…こんな夢を見るのは異常だが…。

 

「まだ五時…」

 

汗と自分の秘部から漏れた愛液でベトベトだった。まだ出社するのには早すぎる。ギンガは着替えがてらシャワーを浴びることにした。

 

変えの下着と着替えを用意して脱衣所に向かう。汗と愛液塗れの下着を洗濯機に入れ、一糸まとわぬ姿で風呂場に入った。ガラスに映る自分の身体は普段とあまり変わらない…しかし最近は一部に変化が会った。それは胸。例の夢を見てからギンガは手淫の回数がぐっと増えいる、少なくとも一日一回の頻度。

 

それを繰り返したせいで、ギンガはここ数週間で結構なバストアップしていた。ブラや服も段々ときつくなっている気がする。近々新しい服と下着を買おうと考えてながら、シャワーを浴びた。

 

暖かいお湯がギンガの身体を伝い、床に流れる。長く、手入れが大変な髪も濡れ身体に張り付く。ギンガはその髪を少しつまんで匂いを嗅いだ。

 

「いい匂い……」

 

毎日時間を掛けて手入れをしているおかげでいい匂いだし、さらさら。母親譲りの綺麗な髪だ。だが……身体は?

 

どんなに遺伝子を持っていても、どんなにクイントに似ていても、所詮は戦闘機人。クイントの遺伝子を使って造られただけのただの「モノ」。こんな身体を誰が好き好んで抱いてくれるだろうか?そんな人がいたか?

 

 

いなかった。

 

 

今まで一度も。ギンガは、自分がなかなか良いルックスを持ってることを知っていた。親友のメグが絶賛しているし…それに今まで何回も告白された。それは自分が「美人」だと言う証明だ。

 

しかし美人だからって寄ってきた男なんていても、何も嬉しくはない。自分の全てを知った上で…それでも離れない存在が欲しかった。そこにアキラが現れた。だからこそ、あんな夢を見るようになったのかもしれない。

 

この、欲求不満な身体に…なにか足りない溝を埋めたくて…橘アキラを求めている。もっと欲しい。ギンガは徐々に、その自分の本心に気づいていった。もちろん、異性としてのアキラが好き。それが一番大きい感情だが、その中には確かに性欲も混じっていた。

 

ギンガはシャワーを浴びながら、自分の秘部に指を入れた。そして少しずつ指を動かす。気持ちいい。人としての本能だから言い訳はしないしできない。でも足りない…でも、足りなくてもこれが精一杯だった。ギンガは秘部に挿れた指をさらに激しく動かす。

 

「ん!ふぅう………はぅ!んあぁぁぁ!」

 

いやらしい音が風呂場響く、この家にいる自分の父が音で目覚めないかどうか考えたが、そんなことより今は手淫に集中したかった。そしてギンガの空いている片手は次第に胸の方に向かって行く。

 

大きくなった胸に手が触れる。アキラは大きな胸は好きだろうか?どんな揉み方をしてくれるのだろう。考えれば考えるほど興奮していった。

 

「アキラ君!アキラ君!……だめっ!あっ!」

 

アキラの名前を連呼しながら指を動かす速度を上げていく。自分の手に愛液がシャワーのお湯と一緒に垂れ落ちた。

 

ギンガは身体を大きく反り返らせる。声にならない声をあげた。身体中の力が抜け、その場に跪きながら呼吸を整える。その時、ギンガの頬を一滴の滴が伝った。

 

シャワーの水ではない、ギンガの瞳からこぼれたものだ。

 

「あれ…なんでだろ……悲しくもないのに…悲しく…ないのに…」

 

シャワーを浴びながら、ギンガは流した涙の意味に気づく。

 

「そっか…私寂しいんだ…」

 

意味に気づいたからってそれがどうにかなるものでもない。その悲しみを埋めてくれる者は、今はいない。ギンガは風呂場を出て下着とワイシャツを着た。

 

濡れた髪を拭きながら自分の部屋に戻り、ベッドに座る。

 

「アキラ君………」

 

窓の外を見る。偵察機が家の周りを警備していた。覗きと間違われない為か、カメラは一切こっちを向いていない。こっちを見ててくれたら…手とか振ってあげたいな、なんて考える。

 

会いたい、ギンガはそう思った。会ってどうするという訳でもない。いきなり性交を迫っても断られることは目に見えていた。と言うかそれでOKされても、互いに変態なだけだ。

 

「…………もう一眠りしよう」

 

ギンガは結局考えるのを辞めた。そしてウトウトとまた眠りに誘われて行く。あと数時間すれば彼に会える。会ったら、たくさんお話しよう………そう思いながらギンガは眠りについた。

 

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