「はぁ〜資料の整理なんて面倒だな〜…………あ、この部屋か」
この日、メグは仕事が終わった後に定時まで押収した品の整理をしろと言われていた。アキラ達はゲンヤから頼まれたがメグはまた別の先輩から言われていた。で、今ここにいるわけだ。
「ふー、ん?あれ、鍵かかってる………あれ〜?事務室に鍵なかったから空いてると思ったんだけどな〜……」
メグが扉の前で悩んでいると、後ろから声がする。
「メグ先輩?」
「あら、シノブ」
メグの後ろから声を掛けたのは、この年の進入隊員、つまりアキラの後輩に当たる者だ。中々の逸材で、剣の腕ならアキラに負けず劣らずの腕前の少女だ。若干14歳ながら、新人の中ではアキラと同じ最優秀である。
「どうかなさったんですか?」
「あー、ここの整理任されたんだけど、鍵空いてなくてさ……」
「ああ、それでしたら……これどうぞ。さっき倉庫の鍵がなかったので部隊長から借りたものです。それに、整理の仕事でしたら私もお手伝いしましょうか?」
そう言ってシノブが取り出したのはマスターキーだった。メグは管理室のドアに耳を傾ける。先ほどから聞こえる声、それは何となく喘ぎ声のように聞こえた。もしかしてと思ったメグはその場でシノブを去らせる言い訳を考えた。
「あのさ、シノブ。ここはやっとくからあんたは先帰りなさい。もうすぐ退社時刻だし、ちょっぴり早くても大丈夫でしょ」
「ですが………」
遠慮するシノブを180度振り向かせ、背中を押してメグは無理矢理帰らせようとする。
「ほらほら、親御さんも心配するだろうし、めんどくさがりな私が後輩に気を使ってやってる珍しい場面なんだから、ありがたく思いなさい」
「まぁ、そこまで言うならお言葉に甘えさせていただきます……」
シノブは諦めてオフィスに向かっていった。メグは一息つくと覚悟を決めて鍵を鍵穴に差し込み、一気に回す。そしてそのまま勢いよく扉を開けた。
予想通り電気がついている。そして、自分が扉を開けた瞬間に物音が聞こえた気がした。メグは少しにやけたあとにわざとらしく声を出した。
「あ、やっぱり電気ついている。ちょっとー!誰かいるのー!? 」
ガタタッ!
かなり奥の方だが音がわずかに聞こえた。メグは少しずつ奥の方に歩を進め始める。耳をすますと小さな物音が時々聞こえてくる。もうメグには誰が何の目的でここにいるのは大体わかっていた。
(アキラとギンガかな〜?それとも、なにかここにあるものを欲しがってる不届きものかな〜?)
少し歩いたところでメグは棚の隙間に何かが挟まっているのを見つけた。なにかと思い、引っ張り出すと管理局の局員制服だった。しかも女性用。
「…明らかに遺留品とかには見えないけど…まさか…」
メグが制服の裏地を見ると「陸士108部隊 ギンガ・ナカジマ JMB036233-032264523」と刺繍が入れられていた。その上、胸ポケットにはブリッツギャリバーまで入っている。
ブリッツギャリバーを取り出すと、ブリッツギャリバーから挨拶して来た。
「Hello」
「ども、ねぇブリッツギャリバー?あんたのマスターどこ?」
「It has been hush from the master(それはマスターから口止めされています)」
「でもここに服やあんたが置かれてることからしてこの部屋にいるのは……確かよね……」
「Please do not participate if possible………(できれば関与して欲しくないのですが……)」
メグはブリッツギャリバーを軽くコツコツとつつくとニコッと笑う。
「だいじょーぶ、ただちょーっとからかってあげるだけだから」
ブリッツギャリバーをギンガの制服の胸ポケットに戻し、メグは二人を探しにまた歩き出した。そして、部屋の最深部付近にきたところで、ガタンと大きな物音がした。
メグが反射的に振り向く。そこには、棚と棚の間の通路から上半身だけ身を乗り出したアキラがいる。メグは内心にやけそうなのを必死に堪えて対応した。
「どうしたの?アキラ、そんなとこで……」
「お前もここの整理を任されたか?」
「うん。そんな感じ。あんたも?」
アキラは頷く。メグはわざとらしく周りを見渡したあと再びアキラを見た。
「ギンガは?さっきから姿も見てないしあんたと一緒にいると思ったけど」
「ああ、そうか?トイレとかじゃないか?俺は見てねぇけど」
「あんたそんなんでギンガの護衛なんて言えるの?あ、恋人だっけ?」
「うるせぇよ。ギンガの場所なら常に発信機で把握してる。それよりこれ俺が持ってる荷物運ぶの手伝ってくれ。重いんだ」
アキラが持っているものは棚の影で隠れて見えない………そう、アキラが抱えているのは服が引っかかり挿入状態から動けてないギンガだった。引っかかった場所を無理矢理取ろうとしたが、それよりもメグがくる方が早かった。
そこで、メグを罠にはめることにしたのだ。
「ふぅん……じゃあそっちに回るわね」
「いや!それはいい。とりあえずこっち来てくれ」
「……………………わかったわ」
メグが少しずつこっちに近づいてくる。一歩一歩……。そしてかなり近くなった時、アキラはギンガを支えている左手を一旦離し、メグの死角で構えた。アキラのIS、「ハッキングハンド」でメグを気絶させるつもりだ。しかし…
「…………ところで」
急にメグが足を止めた。あと数ミリでアキラの手が届く位置で。
「恋人に対して、重いは失礼じゃない?」
「!!!!!」
その言葉を聞いた瞬間、アキラは軽くギンガの姿を晒させながらメグの頭に手を伸ばした。メグが全てに勘付いていることに気づいたのだ。だがメグもアキラたちがそうしてくることを予想していた。対策はある。
「コネクト」
これはメグの魔法で、二つのゲートをそれぞれ違う位置に作り出しゲート同士の空間をつなげる魔法だ。アキラの左手を一つ目のゲートを潜らせ、二つのゲート、つまり出口はアキラの頭の上。
結果は、メグを気絶させようとして組んだプログラム付きの左手はメグの魔法で繋いだゲートを通り抜け、アキラ自身の頭に触れてアキラは気絶した。つまり、メグはアキラの自滅を測ったのだ。
「ぐあ………」
「アキラ君!きゃっ」
アキラが倒れギンガがそれに引っ張られて棚の影から姿を現した。アキラが倒れた衝撃でより深いところにアキラのペニスが突き刺さる。ギンガは襲ってくる快楽に耐えながら無意識に声を抑えた。だがそれと同時に引っかかっていた部分が外れる。
「んっあっ!!!ふぅぅぅ……」
「やっと姿を現したわね?」
「あ……メグ………」
ギンガは慌ててアキラから離れようとし、自分の秘部からアキラのペニスを抜く。だが、一気に抜くとその快楽で腰が抜けそうなのでゆっくりと。少しずつ腰を上げ、ようやく全部抜けた時、背後から肩を掴まれる。
「メグッ!?」
「まぁ、そんな慌てないで、彼氏の上にでも座りなさいな」
ようやく全部抜いたところなのに、メグが一気に押し戻してしまう。急に押し戻され、ギンガはもう耐えきれず親友の目の前で絶頂を果たす。
「んぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!はうっ…かはっ……」
メグがきてからずっと焦らされてるようなものだったギンガは、ようやく絶頂出来た。それにかなり満足したため、息を切らしながら気絶しているアキラの上に倒れる。
「はいはーい、まだ終わらせないわよ?」
「え……?」
「気絶してるけどアキラのモノはまだビンビンだし………あんただけ満足したんじゃあんただけ満足したんじゃ不公平じゃない。あんたも……遺留品勝手に傷つけて彼氏とSEXしてましたなんてバレたらあんたもまずいでしょ?」
「………」
◆◆◆◆◆◆◆
「う…………」
アキラが目を覚ますと凄まじい気だるさを感じた。頭がぼんやりして思考回路がしっかりしない。目覚めて数秒…下半身に快感を感じた。アキラは歯を食いしばってどうにか頭をしっかりさせようとするが、どうにもならない。
半分無理やり頭を下に下げると、ナンバーズスーツを着たギンガと………メグがアキラのペニスを舐めている。
「…………………ん!?」
「ん……あらおはよう」
「あ………う……」
アキラはようやく目が覚めて今まで起こったことを思い出した。よく見ると、自分は椅子に座らされた上でバインドで縛られている。ペニスの根元が縛られ、射精制限までされている。そして今一番驚くべきことは、メグがナンバーズスーツを着て自分のペニスを舐めていることだ。ナンバーズスーツの番号はX。ディエチのだ。
「お前……!何してんだ!!」
「んふふ、安心して?別にあんた落とそうとしてる訳じゃないわ。単なる味見よ、あ、じ、み♪」
「味見って………」
メグは怪しく笑って再びペニス舐める。
「まぁ、本当の目的としてはあんたらのセックスのアドバイスと、録画」
「録画?」
メグの言葉でようやくアキラは自分のすぐ近くで撮影用のポッドが飛んでいることに気づいた。アキラはギンガを見てみる。ギンガはただ赤面をして必死にアキラをイかせようとフェラを続けていた。その表情から何らかのことで脅されていることはすぐわかった。そしてその脅しの内容もすぐに理解できる。
「テメェ……」
「いいじゃない、あたしはあんたら応援してるだけよ。最近男漁れてないだけ」
「糞○ッチが」
「うっさいわね。本番まで行ったのは一人だけよ。これ以上盾突くんならあんたのモノぶった切るわよ?」
そう言ったメグはフェラに戻り、ギンガと共にアキラの弱点を責めながら言う。
「まぁ私に身を任せてなさい?最高に気持ちよくさせてあげるから。それに、あんたみたいな一途な人間じゃ3Pなんて今後味わえないだろうからね〜。しっかり味わいなさい?」
メグはアキラのペニスの先端を甘噛みすると同時に、ギンガの秘部に指を突っ込む。二人は同時に反応し、身体を痙攣させた。
「くぅっ」
「んっあぁ!!」
「可愛いねぇ。初々しさ丸出しで………さてっこれくらいでいいでしょ」
メグは立ち上がるとギンガの後ろに回って胸を掴んだ。
「ひゃあ!」
「いよいよ本番行こうか………気絶してる間に三回分くらいはイかせたから相当精液溜まってるだろうから……中に出されたら大変なことになるだろうねぇ〜」
ギンガがビンビンに反り立っているペニスに視線を移した瞬間。メグはギンガに口移しで何かを飲ました。ギンガは急いでメグを突き飛ばしたが、飲み込んでしまった。
「な、何飲ませたの………?」
「即効性の………び、や、く、」
メグが色っぽくウィンクをする。それと同時にまずギンガの子宮が一気に疼き始めた。それから全身が生殖器になったみたいに、胸も、秘部も、全身が快楽を求めているような気がした。
「んっ!あぁぁぁぁぁ!!!」
「始まった……。安心して?これと言って副作用とかはないから。あ、効き目が切れたらすんごい眠くなるってのがあるけど、大丈夫」
もはやメグの言葉はギンガに届いてない。必死に秘部と胸を弄って自慰で湧き出る性欲をどうにかしようとしている。メグはそんなギンガの手を掴んで胸と秘部から離させた。
「ほら、そうじゃないでしょ?あんたを満足させてくれるのは……あっち」
ギンガはフラフラと立ち上がり、千鳥足でアキラの前まで歩くと、ペニスを跨いで立つ。そして息を荒げながらアキラの肩を掴んだ。
「ごめんね、アキラ君。これ、耐えられない………一緒にイこう?」
「おい、ギンガ……大丈夫か?」
「はいはい、ギンガ、まだお預けー。はいっアキラも」
ギンガが挿入しようとしたのをメグが止め、アキラの口にギンガに飲ませたのと同じ媚薬を投げ込んだ。油断してたアキラはそれを飲み込んでしまい、飲み込んだ数秒後に効き目が現れる。
「ぐっ………くそっ身体が熱い…………」
「はい、ギンガ。ヤっちゃいなさい」
「うん………挿れるよ?」
ギンガが再びまたがろうとした時アキラが急に両手足に最大限込められる力を込めた。
「おぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」
アキラは無理矢理バインドを破壊し、そしてギンガを押し倒す。ギンガがいきなり過ぎて驚いている隙にアキラはびしょびしょになっているギンガの秘部に容赦なくブチ込んだ。
ギンガはあまりにも急な挿入だったのと媚薬の効果で挿れられただけでイってしまう。アキラは何も言わず、ただ腰を降り続ける。どうやら相手お構いなしに、自分の快楽優先になっているようだ。それを見たメグがギンガの隣に寝っころがり、耳を甘噛みした。
「アキラもひどいわよね〜。挿れてる時でもさ、もっと色々して欲しいもんよね〜。胸触ったりとか……クリトリスつまんだりとか……」
「ふあっ!!んっ!!かはっ!そんな…っ!待って!今やられたら……」
アキラが激しくついているのにも関わらず、メグはギンガのクリトリスをぎゅっと握った。
「くぅっはぁっ!んぅぅぅぅ!!」
ギンガは顔を真っ赤にして身体を痙攣させながら悶える。メグはその後も胸や秘部等、それぞれの性感帯を平等に責めていった。激しく突かれるたびに波打つようにして迫ってくる快楽に、メグの愛撫。休む間もなく刺激を与えられているギンガは、もはや気が気でなかった。そんな状態でも、
性器はしっかりと反応し、アキラのペニスを締め付けていた。
「はっ!はっ!あぁ!!!くっ………」
アキラは歯を食いしばり、辛そうな表情をしている。メグはその顔を見て、ギンガから一旦離れてアキラを背中から包むように抱きしめた。そして、アキラの耳もとで囁く。
「もう限界?射精そう?」
「はぁっ!はぁっ!あああ!」
完全に理性が飛んでいるようだが、もう射精までの限界値がギリギリなのは目に見えている。メグはアキラのペニスを縛っているバインドに触れた。
「じゃあ、射精しちゃおうか、今まで溜めてきた精液全部」
ピストンのスピードが上がり、最後に明らかに思いっきり奥まで突っ込んだところでメグはバインドを解除した。アキラが気絶している間の三回と、今の絶頂分の精液がギンガの子宮の入り口を貫いたペニスの先端から噴き出し、子宮内を満たして行く。
「くっあ………あぁぁぁぁぁぁ」
「かはっ………」
ギンガはもはや声すら出せず、腰を浮かし、ピクピクと僅かに動くのみだった。
そして…最後の一滴まで射精したアキラは薬の副作用が一気に効いてきたのか、気絶したように眠ってしまった。ギンガもすぐに眠ってしまった。
「ふぅ………で、これで良かったの?」
メグは後ろを振り返る。すると、物陰から白甲冑の男が出てきた。本当に神出鬼没だ。
「ああ」
「もともとアキラ達をからかいにきたのに、なんであんたみたいなのに頼みごとされなきゃいけないんだか。ま、私はコレクションが増えたからいいんだけどね」
メグは録画用のポッドの電源を切った。ここにくる前、メグはこの男に会い、アキラとギンガのセックスをより激しくするように頼んだのだ。それがこの日のことだとは思ってはなかったが。
「この世界には、橘アキラが必要だ。橘アキラが生きていくには、愛が必要だ。くだらないプライドで愛を自ら拒んではいけないから俺が訂正させた」
「………ところでこれどうするの?服はぐしゃぐしゃだし、二人は寝ちゃったし」
メグがいうと、男は指を鳴らす。服や椅子、床に飛び散った愛液や精液までもが勝手に動きだし、状況が整っていく。液体系のものは男の手の上に集まり、一つの球体となった。
「削除」
男が言うと、集まった液体は消滅した。
「これは………」
「この二人は転移魔法で家まで送るお前はもう帰ってもいいぞ」
「あんた………一体何者?」
「この世界の管理人……………調律師…と言ったところか」
男は少しずつ薄れ、闇の中へ消えた。
続く