※この作品はR-18です。

とあるギンガのPartiality   作:瑠和

7 / 9
おかしいですね。本編書くつもりが読者さんにもらった意見から作られた話を投稿です。まぁ結構本編にも関わってる?ので是非読んでください。


第三十七.二五話 アキラの気持ちの先にいるのは誰か

「疲れた…………」

 

我が家へと向かう帰路の途中でアキラはミッドの夜空に一言そう吐き漏らした。ミッドの夜を照らす月と点々と仄光る星明りを見つめる彼の眼差しには色濃く疲労が浮かんでいた。

 

アキラはここ最近、しばらく相手のしてやれなかった、そしてこの先もしばらく相手ができない自分の隊の育成を行っていた。産休中ではあるが、アキラのお人好しでやっていることだし、隊の部下やゲンヤからも求められたことだ。そのため、週二で帰りが遅い日々が続いていた。

 

「そういえば、最近全員ででかけたのはいつだ?家族サービスできてないな………」

 

最近の自分の近状を思い浮かべてみると妻であるギンガにも娘のアリスにも家族サービスをしていないことを思い出す。週二の訓練なので教える側としてはいかに短い時間で教えるかが大切になってくる。だからスケジュール組みで家族との時間も潰れる。

 

(なんで俺こんなお人好ししてんだ?一番大切なのはギンガなのに…………)

 

家族と仕事、色々と考えて行くうちに、アキラは気が滅入ってしまった。

 

「…………考えるのやめよ…さて、今日の晩飯はなにかな…ギンガなら取り置きしておいてくれるだろうから、レンジで温めてさっさっと食ってさっさっと寝ちまおう」

 

明日の為に家に帰ったら速攻で遅い夕食を食べて寝てしまおうと決意して家路への帰路を急ぐアキラ。

 

「ん?電気が点いている…?」

 

アキラ達が住むナカジマ家の一階‥リビングのあたりの電気がまだ点いていた。カーテンが引かれているものの、わずかな隙間から光が漏れていた。前の訓練の日も大体同じ時間に帰宅したのだがその時は、電気は消えていた。

 

「まだ誰か起きているのか?」

 

ギンガやセッテが電気をつけっぱなしで寝ているとは考えにくい。ならばギンガかセッテがまだ起きているのだろうか?疑問を感じながらもアキラはポケットから家の鍵を取り出してドアの鍵穴に差し込む。

 

家の鍵は確かにかかっていたので物取りの類が侵入しているわけではなさそうだ。まぁ、仮にこの家に物取りに入っても家の住人にあっさりと返り討ちにされるのがオチであるが‥。

 

家の中に入るとシーンと静まり返っており、誰かが起きているような気配は感じられない。やはり電気の消し忘れなのだろうか?アキラが電気のついているリビングまでやってくると、台所のテーブルで突っ伏して眠っている寝間着姿のギンガが居た。

 

「ギンガ‥…………ったく、こんなところで寝て‥風邪をひくぞ」

 

ギンガは恐らくアキラの帰りをずっと待っていたのだろうが、日ごろの疲労からいつの間にか眠ってしまったのだろう。彼女のこの行為に嬉しさを感じつつもギンガが風邪をひいたら大変なのでアキラはギンガを起こすことにした。

 

「ギンガ…おい、ギンガ。起きろ‥こんなところで寝ていたら風邪ひくぞ」

 

アキラはギンガの体を揺すって眠っているギンガを起こす。

 

「ん?……んぅ……?」

 

体を揺すられて閉じていたギンガの目がゆっくりと開かれる。

 

「あっ、アキラ君」

 

ギンガは目の前に居る旦那の姿を見て慌てて起きる。

 

「ご、ごめん。アキラ君が帰って来るまで起きていようと思っていたんだけど」

 

まだ寝ぼけているのかギンガは目を擦っている。アキラは少し笑顔でため息をつき、ギンガを優しくなでる。

 

「いいって、ギンガもアリスのめんどうだの家事で疲れてんだろ?先に寝てて良かったのに」

 

「その………アキラ君、ここ最近仕事で夜遅くていつも作り置きの食事だったから久しぶりに作りたてを食べてもらいたくて…」

 

アキラの予想通りギンガは自分が帰るのを待っていただけではなく、久しぶりの作り立ての温かい食事を作ってくれると言う。とはいえ、週二の話なので大袈裟といえば大袈裟なのだが。

 

「そ、そうか。悪ぃな、疲れているのに……ありがとな……ギンガ。アリスは?」

 

「アリスはセッテが一緒に寝てくれてる。私の我が儘聞いてもらって。それじゃあ、ごはん用意しちゃうね」

 

「…ああ」

 

ギンガは椅子から立ち上がり、寝間着の上からエプロンを纏うと台所へと向かいアキラの為に夕食の準備をする。その間、アキラは管理局の制服からラフな服装へと着替えに一度部屋へと向かった。

 

そして着替えた後、台所で夕食の準備に励む彼女の姿をアキラはなんとなく見ていた。綺麗な肌に、美しい髪、整った顔、思いやりのある心、最も家族が辛い時に一生懸命、父を支えてきた強い精神。ゲンヤによるとギンガの入隊は12歳から。戦闘のある作戦に参加できない時でも裏の仕事を人一倍頑張っていたという。

 

普通の子供なら学校通って楽しく過ごしている年頃からだ。教養が足りないのではなく彼女が望んでそうした。足りない教養は人の数十倍頑張ることで得てきた。

 

(考えるほど…………よく出来た妻だ…。そして…本当に…綺麗だ)

 

「あれ?今日はずいぶんと可愛いパジャマだな。いつ買ったんだ?それ?」

 

此処でアキラはギンガが着ているパジャマが今まで見たことのない柄から新しい物のものだと気づく。

 

「あっ、これ? えへへ‥前に通販で注文していたヤツが今日届いたの。可愛いから狙ってたの♪」

 

自分の着ているパジャマを褒められて、嬉しそうに頬を染めて微笑むギンガ。人前でのギンガの印象は大人びた綺麗なお姉さんと言う印象があり、高町なのはや八神はやてよりも大人の女性っぽい魅力がある。フェイトと一緒に歩くとなかなか様になる感じだ。それは一児の母になった事で更に磨きがかかった。

 

でも、今アキラの目の前のギンガは普段の大人びた姿よりも幾分幼く見える。

 

「ちょっと子供っぽいかな?」

 

「いや、凄く似合ってる」

 

「フフ、ありがとう」

 

ギンガは再び微笑むとアキラの為に腕によりをかけて夕食を作る。

 

「お待たせしました」

 

「ああ。サンキュな」

 

アキラはギンガが作った夕食を食べた。作り置きの料理も美味しかったが、やはり作り立ての温かい方が更に美味しい。そして、他愛もない話をしながら食事を続けた。

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

「ごちそうさま。美味しかったよ」

 

「お粗末様です」

 

久しぶりにギンガの温かい料理を食べて満足したアキラ。ギンガは食器を下げて、流し台で食器を洗い始めた。その姿をみて、アキラが無意識のうちに立ち上がり、ギンガの方へと歩み出すのにそう時間は掛からなかった。

 

「ひゃぁ!?」

 

愛らしい甘い悲鳴がギンガの唇から零れた。いつの間にか背後に回っていたアキラがその腕をくびれた腰に回して抱きついてきたのだ。アキラと密着したことによってギンガに伝わる鼓動と温かさに彼女の頬が紅くなる。

 

「あ、アキラ君?どうしたの?いきなりくっついて‥‥」

 

高鳴る鼓動に声を震わせながら、ギンガは洗い物を中断する。アキラはそっと耳元で囁く。

 

「ギンガ、そんなのあとでいいから、こっち来て」

 

しゃべり方がいつもと違った。そのことにギンガはすぐに気付く。普段なら、「そんなのはあとでいい。こっちに来てくれ」とかだ。最後の単語の語尾の違いではあるが、そこに僅かな幼さを感じた。

 

アキラはギンガをお姫様抱っこで持ち上げ、そのままソファまで運んでソファに寝かせる。寝かせることによって素材の柔らかなパジャマは彼女の身体の形をよりくっきりと表す。

 

「……………」

 

「アキラく…ひゃあ!」

 

アキラはギンガの豊満な胸によって出来る谷間が見えるところまでパジャマのボタンを外し、そこに顔を埋めた。

 

「アキラ君…………?」

 

てっきり、夜の営みでもしたいのかと思ったが違うらしい。アキラは顔を埋めたまま小さく呟いた。

 

「疲れた」

 

「…………そっか、お疲れ様」

 

久々に甘えたくなったらしい。ギンガはアキラをただ優しく抱きしめ、撫でた。ウィード事件でノーリから感情という記憶を取り戻したアキラ。それからアキラは以前よりも感情を表に出すようになった。昔に比べずいぶん可愛げがある、と言ってもいい。

 

「はぁ…」

 

「アキラ君は…最近頑張ってるからね。部隊の隊長としても、お父さんとしても」

 

ギンガはアキラを励ますように撫でる。

 

「ああ…頑張ってる。父親になったんだ…恥ずかしくないように。でもなんか…疲れちまってさ」

 

「…アキラ君」

 

「お前がまだ俺の手は守れるって言ったから俺はお前を守った。死ぬ気で守って、守れた。その中で、俺はいつの間にかお前が好きになっていた。だからこうやって告白して…結婚して…子供も作って…」

 

「うん」

 

「でも管理局員として、誰かを守って、お前以外の人間のために戦って、いつの間にか部隊の隊長になって、戦って戦って…俺は何がしたいんだろうな」

 

「え?」

 

「俺は…償いのために戦っていた。その中でお前に出会って…。その償いももう終わった」

 

アキラが言ってるのはアキラがかつて守れなかった少女、セシルのことだ。アキラは守れなかった償いとしてずっと戦い、人々を守ってきた。だが二人は結婚式の日にセシルに会った。幽霊か、はたまた幻覚か…真相はわからないが、その隣に白甲冑の男「リュウセイ」がいたことからきっとセシル本人の魂か何かだと思われる。そのセシルが二人の結婚を祝ってくれた。そのことからアキラは「償い」の戦いを終わりにした。

 

「うん。終わったね」

 

ギンガはアキラを軽く抱きしめて言った。アキラはギンガの背中に手を回して抱きしめる。

 

「じゃあ、俺に残ったのは何だって思ったんだ。考えたときに、残っていたのは…。お前への愛情だけだった。償いのための人を守る行動は終わった。俺がこれ以上、管理局にいる意味は………ないんだ」

 

「アキラ君…」

 

珍しく弱音を吐いた。ノーリから感情を返されてから妙に感情的になっただけでなく、仕事が一気にできなくなった。昔は「辛い」「苦しい」といった感情をノーリが持っていたため、苦しいなどあまり感じず機械的に仕事をこなしてきた。感情が出るときはセシルが死んだとき等とてつもなく大切なものを失ったりした時だけだ。

 

だが、些細なことでも感情が出るようになったアキラは仕事に疲れを感じるようになったのだ。なので仕事も一気にスピードが遅くなった。

 

「静かな場所で…お前と二人きりで…暮らしたい。いや、静かな場所なんていらない。管理局の武装隊をやめるだけでもいい。もう…お前以外の人間の為に戦う意味なんて……」

 

戦うという行為も嫌になったのだろうか、今までのアキラからは出ないような言葉がでた。だが、その言葉にギンガは静かに答える。

 

「あるよ」

 

「あ…?」

 

「アキラ君は強いから…。その手でたくさんの人を救える。あなたはいてもいなくてもいい兵士とは違って、いればより多くの人を救える。アキラ君が人を助ける行為をするのは、私としては……嬉しく思う。それに」

 

「…それに?」

 

「私一人にその力を使ってもらうのは…もったいないって言うか」

 

「そんなことはない……俺はお前のためだけに力を使いたい。俺を称える賞賛なんかいらない。感謝なんていらない。金も要らない。お前しか…欲しくないんだ」

 

「アキラ君…。私は、いなくならないよ?ずっとあなたのそばにいる…」

 

「お前は俺にそんなに戦ってほしいのか?」

 

「うーん…。そうじゃないけど…。力を持った人間には責任が伴われる。戦いを避けていたっていつか戦うことになるかもしれない。それに私は母さんに憧れて…管理局に入ってたくさんの人を救いたいって…今もその気持ちは変わらないし、その隣に、アキラ君がいてくれたらうれしいなって」

 

「そうか…。でも……俺たちに……いや、この世界に安息の地はないってことか……」

 

「だったらお前が造ればいい。その世界を」

 

アキラの声でも、ギンガの声でもない声が聞こえてきた。アキラは瞬時に懐刀を抜いて声のした方に飛び出した。アキラはラフな恰好とはいえ気は抜かない。最低限拳銃と懐刀は服の中にある。

 

「テメェは…」

 

「久しぶりだな結婚式以来か」

 

白い甲冑の男、リュウセイだ。アキラは相手がわかっても気を抜かない。拳銃も抜き、リュウセイに構えた。

 

「アキラ君…」

 

「血の気が多いな。アキラ」

 

「いつの間に入ってきた」

 

「いつでもいいだろう」

 

「何の用だ」

 

アキラは拳銃の引き金に指をかける。だがその瞬間、リュウセイはアキラの前方から消え、アキラの拳銃のスライドを引っ張った状態でアキラの真横にいた。スライドを引かれていれば拳銃は球を発射することはできない。アキラは全身にぞわっとした感覚を覚えた。

 

「やめとけ。戦いに来たわけじゃない。ちょっと話に来ただけだ」

 

アキラは懐刀をリュウセイに向けて振る。だがリュウセイは再び目の前から姿を消し、ギンガが寝かされてるソファの背後にいた。アキラの懐刀と拳銃を持って。

 

「だからやめろと言っている」

 

「くっ………」

 

「やめようよアキラ君…。悪いことをしにきてるわけじゃないし…」

 

ギンガにも咎められアキラはさすがに諦めた。

 

「はぁ…わかったよ」

 

アキラはリュウセイへの攻撃を諦めた。攻撃の意思がないことを確認するとリュウセイは刀と拳銃を机の上に置いた。

 

「で…なんだよ」

 

「ああ。お前がもう戦いたくないみたいなことを言っていたからな。お前がこれから、ギンガ以外のやつの為に戦う意味を教えてやろうと思ってな」

 

「さっき言ってた、「お前がその世界を創ればいい」っていう?」

 

ギンガが聞くとリュウセイは頷く。

 

「今のこの世界は荒れている…。一見平和だが、次元犯罪者は後を絶たない。昔に比べ、比較的犯罪が減ったのはエースオブエース・高町なのは。彼女の存在と戦績が多くの世界に知れ渡ってから、犯罪の発生率は減少した」

 

「…」

 

「俺の言いたいことがわかるか?」

 

リュウセイが挑発気味に言った。アキラは「舐めるな」といわんばかりの態度で答える。

 

「…高町なのはという強力な戦力を持ったということを管理局が示したことで犯罪が減少したってことだろ」

 

「ああ。そうだ」

 

「………つまり?」

 

「アキラ君に…なのはさんを超える管理局の戦力になって…抑止力になれってことですか…?」

 

「アタリだ。ギンガ・ナカジマ」

 

「……俺自身が抑止力となるまで…戦えってことか…」

 

「そうだ。アキラ、ギンガ…。「教育」と「調教」の違いは知ってるか?」

 

「……なに?」

 

「教育とは、この世界が創られたときに決められたルールを教え込ませる。では調教とは?個人の作ったルールを教え、刷り込ませることだ。そこにある違いは「先に作ったかどうか、権力の持った人間が作ったかどうか」だけだ」

 

「…」

 

「あとはわかるな」

 

「俺に世界を取れってことか…俺自身が世界のルールを創れってことか…」

 

「その通り」

 

「……」

 

それだけ言うと男は姿を消した。アキラは少し警戒していたが、完全に姿を消したことを確認するとアキラは深いため息をつきながらソファに深く座り込んだ。

 

「………辛い道のりだな」

 

「…絶対にそうしなくちゃいけない理由なんてないよ………アキラ君の思うようにすればいいよ」

 

「……そうか…そうだよな」

 

ギンガはそういい、アキラは頷いたがアキラは深く考えている様子なのはすぐわかった。ギンガは少し心配になった。アキラが暴走するのではないかと思ったのだ。

 

リュウセイの言った通りにすれば、きっといつかアキラは壊れてしまうのではいかとギンガは思った。

 

(今はこの考えをさせるべきじゃない)

 

ギンガは思った。だから、意識を別の方に向けるためにギンガはアキラにマウントを取るような形で膝の上に乗る。

 

「ん?」

 

「ちょっと目を瞑って」

 

アキラは少し疑問を持ったが言われた通り目を瞑る。その瞬間、両手が背中の前でバインドで縛られた。

 

「え」

 

「ふふっ」

 

ギンガはすこし頬を赤らめた表情で笑う。そして、アキラをソファーの端に座らせた。

 

「………ギンガ?」

 

「…あのね、このパジャマ…前にボタンが付いてて簡単に前が開くし、下は…チャックが………付いてるの」

 

そう言ってギンガは、ソファの逆端に座り、股を軽くを開いてチャックを少しずつ下ろし始める。

 

「お…おい…」

 

「アキラ君」

 

「ん?」

 

「最近…してないよね?」

 

ギンガはチャックを降ろしきると、ズボンは降ろさずにアキラの下半身にすり寄った。そんなギンガの様子を見ながらアキラは今の質問に答える。

 

「そ…そうだな」

 

「…ごめんね?アキラ君こういうの嫌いでしょ?」

 

「あ、いや、謝られることじゃない。俺は…ただ、ギンガを女としか見てないと思われるのが嫌だから…俺から誘うことがないだけだ」

 

「私から攻めるのはいいの?」

 

「まぁ…そうなるのかな」

 

「それってどちらかというと求めてる回数が多い私がやらしいみたいな言い方じゃない?」

 

「あ、いや。そういうつもりじゃ…」

 

アキラが弁明しようとした瞬間、ギンガはアキラの唇を奪った。その時、アキラは弁明等どうでもよくなった。お互いに舌を絡めあってキスをする。

 

一旦口を離した。

 

「……どうした?急に」

 

「…いいから………」

 

ギンガは再びキスをし、アキラのズボンの股間部分に手を当て、少し強めに撫でまわす。此処まですればアキラも乗り気だ。さっきの話題は少なくとも今は消えるだろう

 

アキラはギンガのの胸を服の上からさする。大きすぎず、小さすぎず、ちょうどいい胸の触り心地がアキラは好きだった。だが、ブラ越しの触り心地でもわかる。普段以上に大きい。おそらく子供ができたことで母乳を作っているため大きくなったのだろう。

 

ゆっくりと指を沈め、彼女の柔らかな胸の感触とその重さ、量感を味わいながら丹念に揉みこむ。

下乳を持ち上げ全体を絞りながら先端の蕾を抓る。

 

「んッ…あぁ……」

 

ギンガは乳首を抓られた快感で口を離す。子供ができたことで乳首がいつも以上に敏感になっているのだ。

 

「敏感になってんだな……可愛い声だよ、ギンガ」

 

「恥ずかしい…」

 

「恥ずかしがる必要なんてない……ギンガ…愛おしいよ…」

 

アキラはギンガを抱きしめる。

 

「はぅ!」

 

ヌチャっと言う水音と立てた生温いものがギンガの耳を這う。言うまでもない、背後に立ったアキラがギンガの敏感な耳たぶを舐めたのだ。アキラらしくない行動だが、それほどギンガに対して愛しい感情を持っていたのだろう。

 

紅潮した顔は蕩け細められた眼差しは濡れている。

 

胸を掴んでいたアキラの手がギンガの穿いている下着の中へ侵入した。ギンガの秘部に触れ、優しく指を動かしながら少しずつズボンを剥いでいく。

 

寝間着のズボンを膝まで脱がせたところでアキラは大きく淫らなギンガのお尻を見て、口元に嗜虐的微笑を浮かべて評ずる。

 

「さっきも思ったが、パジャマは可愛いのに‥その‥‥随分と下着は大胆なヤツだな‥‥」

 

ギンガが穿いていた下着は薄紫色でレースが施された下着。大人びた印象を与えつつ官能的でそそる装束いわゆる勝負下着と言うモノだろうか。

 

「あ……その…最近…子育てで忙しくて…下着とか選ぶ暇なくて………今日はたまたまこれを…」

 

頬を興奮と羞恥で紅くしたギンガは何故勝負下着を穿いているのか訳を話すが、果たしてそれが本当なのか嘘なのかは今のアキラには判断がつかない。いや、そもそも勝負下着を穿いてアキラが帰って来るのを待っていたのだから、ギンガの方もこういう展開を望んでいたのではないかとさえ思える。

 

「ひっ‥‥」

 

突然秘部に伝わる刺激に悲鳴のような声をあげるギンガ。アキラが少し強く刺激を与えたのだ。

 

「あっ、すまん…痛かったか?」

 

アキラは慌てて指を引き戻す。

 

「う、ううん‥‥少しびっくりしただけ」

 

アキラはギンガの弱点などは熟知している。遠慮がちに見えるがそこを突いてギンガの反応を見ていた。ギンガは取り繕った様子を見せるが身体は正直だ。急に濡れだした、いや、濡れ方が変わったその瞬間をアキラは見逃さなかった。

 

「…………っ!」

 

アキラはそれを確認すると遠慮はなくなった。アキラが押し倒されてる状況だったがアキラはギンガの肩を掴み、自分から下ろし、ソファに半ば無理やり押し付ける。

 

「ア……アキラ君!?」

 

「あぁ……たまらない…愛おしい…俺が守ってきた……俺生きる意味の…………俺の存在証明…。俺との愛の結晶…アリスをお前と作ったが……だが…それだけじゃ足りない…。それだけやったところで俺のお前への愛を…この愛情を!劣情を!欲望を!抑えきれない!!!」

 

ああ、始まったとギンガは思った。

 

アキラはいつもこうだ。普段は自分がギンガを抱かない理由を押さえている。だがその感情はギンガを抱く時に爆発させてしまう。

 

別にこのことでギンガが困っているわけではないが少し怖いのだ。箍が外れてしい本能のまま襲い掛かって来るアキラが。だが、今回はそれでいい。これはアキラからあの危険な考えをさせないため行為だ。むしろこれくらいやってもらわなかければ。

 

「いいんじゃなかな…人が人を好きになるという感情は…そういう劣情からきてるんだし…。アキラ君はもう抑える必要はないと思うよ?私の…旦那さんなんだし…」

 

「……ギンガ!」

 

その瞬間、二人は本能の赴くままに互いを求め合う二匹のケダモノと成り果てた。

 

ソファに仰向けの姿勢のギンガにアキラは覆いかぶさる。右手でギンガの秘部を弱点を突きながら、左手と口は彼女の胸を攻略する。すると、アキラの舌にほんのりと甘い味覚が刺激した。それは他ならぬギンガの母乳であった。

 

(そういえば、いつかギンガとヤッた時、母乳飲ましてくれって頼んだっけ?)

 

アキラは母乳を飲み始める。

 

「あん…それは……アリスのだよぉ……」

 

「アリスばっかずりぃよ……」

 

アキラはそういって胸を揉みながらもギンガの母乳を飲む。愛しい妻の出すものだ。できれば際限なく自分のものにしたい。誰か一人しか味わったことがないなど、ずるいと思ったのだ。

 

「んもぉ…赤ちゃんにもヤキモチ焼くなんて…」

 

「お前は…俺の女だ」

 

「アリスは女の子だよ……見境ないんだから」

 

ギンガの胸と母乳を堪能したアキラはいよいよメインのギンガを食らう。自身のモノを取り出すとギンガの性器にあてがった。

 

「うっ、くっ‥‥んっ‥‥」

 

「挿入るぞ…いいな?」

 

「うん…来て………」

 

アキラはギンガの性器に自らのペニスをゆっくりと挿入していく。完全に入りきったところでアキラはギンガの腰を掴む。

 

「動いて………気持ちよくして」

 

「ああ」

 

ギンガの許可を得てからアキラはまずはゆっくりとストロークを開始した。久しぶりに味わう恋人の膣内にアキラはいつもよりゆっくりと、味わいながら腰を前後に動かす。

 

「くはぁ……ぁっ……あったかい…」

 

「くっ……うぅぅ…気持ちいい…」

 

膣壁を擦り上げられ、子宮を突かれたギンガが嬌声を漏らす。アキラも久しぶりのギンガの体を味わった為か声を漏らした。やがて、アキラのストロークがだんだんと速くリズミカルになっていく。

 

「はぁぁぁっ……、はぁっ…んッ」

 

ギンガの手が無意識にアキラの背中に回り彼を離さないと言わんばかりにギュッと抱きしめ、足も絡ませてくる。

 

「ギンガ…気持ちいいか?痛くないか…?」

 

アキラが力強くストロークをしながらギンガに問うとギンガは頬を染めながら答える。

 

「すご……んんぅ!すご、いぃ…アキラ君の……大きくてあったかくて…すごく、いぃ……よ…。もっと激しくしても…」

 

「わかった」

 

アキラはギンガの頼み通りアキラは勢いを激しくする。快感が激しくなる。気持ちが昂る。愛する人と共に過ごす営みの時間、アキラは幸せに感じていた。

 

「んぁ!あっあっはっ!かっ!いいっよ!固い…!中で大きくなって……!でるの!?出るなら…中に…!」

 

中に出して構わないと言うギンガからの許可が出ると、アキラはさらに腰の動きを早くした。

 

「うっ……くっ…」

 

アキラの呻きと共にびくびくと肉棒が震え、ギンガの中に放たれる白く濁った粘液。アキラの…愛する人の体液を直接身体の中に吐き出される。この上ない幸せという顔をしながらギンガの顔は更に蕩けていく。

 

「っぁ、ふぁぁぁぁっ……! はぁぁぁぁっ」

 

ギンガの上半身が絶頂に跳ねた。余すことなくドクドクとギンガの一番深い部分を満たしていくアキラの精液。

 

「は、ぁ、はぁっ‥‥はぁっ‥‥」

 

絶頂に達し、全身の力は抜けるがアキラを拘束している両手足は離さない。アキラも荒い息をしながら、一度引き抜こうとするがギンガの拘束で抜くことが出来ない。その状態で二人はキスをした。

 

「ちゅ…」

 

「んっ…」

 

唇が交わされる。互いの舌を絡める濃厚で長いキスが終わると、二人の唇にはお互いの唾液で出来た橋が出来上がった。

 

「ギンガ……もっかい…」

 

アキラがギンガにいう。『何を』などと言う質問は愚問である。アキラの眼差しと問いにギンガはこくんと頷く。

ナカジマ家のリビングからは再びギンガの甘えるような喘ぐ声が響き渡った。

 

 

 

ー翌朝ー

 

 

 

 

休みとは言え、昨夜遅くまでギンガと共に交わったアキラは完全に寝不足となった。一方、ギンガの方はアキラとの行為の中で絶頂を迎えるあまりにそのまま意識を手放したまま眠ってしまった。

 

だが一つ疑問がある。アリスはまだ夜泣きをする。昨日はセッテが一緒に寝てくれたとはいえ、夜泣きに困ったセッテが尋ねてくることはなかった。それはそれでよかったのだが、昨日夜泣きはなかったのか、それだけが疑問だ。

 

朝食の席にてアキラが少し寝ぼけながら朝食を口運んでいるとセッテが口を開く。

 

「昨夜は姉さんも義兄さんもお楽しみでしたね」

 

いきなり爆弾発言をぶちかました。

 

「ブッ」

 

「っ!?」

 

まさか見られていたのかと思ったアキラは飲んでいたコーヒーを吹き出し、ギンガは体をビクッと震わせる。

 

「せ、セッテ‥‥お、お前は何を言っているんだ?」

 

「さあ、ナニを言っていると思う?義兄さん」

 

セッテが不敵な笑みを零しながらアキラに問う。セッテは今までアキラのこともギンガのことも「義兄さん」とも「姉さん」とも呼んだことはない。

 

「発音が違わないか…」

 

「さぁ…?まぁ二人は今「育休」という身だ。休むのは大切だが、「子育て」をおろそかにしないようにな」

 

その一言でアキラはセッテが言わんとしてることが分かり、申し訳ない気持ちになる。

 

ちなみにセッテは昨晩、アリスの夜泣きに起こされ、あやしながらもギンガに助けを求めたが二人はお楽しみ中だったため、声をかけられず結局一人で対処した。だが、声が聞こえなくなって再び確認に行ったが二人は熟睡。二回ほどの夜泣きで収まってくれたが経験のないセッテにとって結構つらかったことだった。

 

アキラとセッテのやりとりをノーリは首をかしげて見ていたし、ギンガは体を小刻みに震わせながらも不干渉を貫いた。

 

そして、この日はアキラが非番の為、家族総出でショッピングへと出かけたのであるが、アキラの財布の中身が一番多く使われたのはなぜかセッテの買い物だった。二人になったとき、セッテはアキラにこういった。

 

「昨日の発言と二回目のプレイ、中々ハードだったな。他人に話されるのは少し恥ずかしいんじゃないのか?」

 

要するに口止めに何か買えってことだった。

 

勿論ギンガとアリスの為の買い物もしたが、アキラにとっては痛い出費となってしまった。

 

しかも出かけた先のショッピングモールでアキラは最悪の人物に出くわす。

 

「あれ?ギンガにアキラじゃん」

 

同じく非番だったメグだ。そして、ギンガ優先の筈のアキラが不自然にセッテにいろんなものを買っている姿を見て不審に思い、セッテに事情を尋ねた為、それを止めるためにアキラはメグに昼飯を奢った。

 

「いやぁ~悪いねぇ~アキラ君、お昼ご馳走になっちゃって」

 

「別に…気にすんな……お前には隊でもセッテが世話にもなってるしな…」

 

アキラは眉をぴくぴくとさせながら言う。もちろん建前だ。

 

(この野郎、遠慮なく高ぇもんをばかすか頼みやがって…)

 

「ほら、セッテも食べてみなよ、美味しいよコレ」

 

「はい‥‥では、追加注文でコレと同じものを」

 

(コイツ等……)

 

「あははは…」

 

気にするなと言うがアキラの顔は引き攣っており、哺乳瓶でアリスにミルクを与えていたギンガは乾いた笑みを零した。そんなアキラの様子を知ってから知らずかメグとセッテは奢ってもらった昼食に舌鼓をうっていた。

 

(ゴメン‥アキラ君‥‥)

 

そんな様子にアキラにギンガは多少、罪悪感を感じた。ギンガを抱いた代償がかなり高くついてしまったアキラだった。

 

 

 

そんな様子を、少し離れたビルの屋上で、リュウセイが見ていた。

 

「まぁ、少し俺の話は記憶から消えただろうが…それでもいいだろう。アキラ。いつかお前は世界を取る。そのまま進んでいけ………「今度こそ」…いや、「今度も」………お前を幸せにする」

 

リュウセイの白いマントが風になびくと同時に、リュウセイの姿は消えた。

 

 

続く

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