「…ふ~ん、なるほどね。
これがこの星における情報とその未来…」
赤い和服の少女はトレミーにある膨大な情報が羅列するデータベースを前にそう呟く。
「何か気になる未来でも観測したのか?」
「うん、ちょっとね」
その問いに少女は答える。
「この星の国の王女が近いうちに、教団に攫われるみたい」
「……」
「目的は、彼女の血を使って実験をするためみたいよ。
それも悪魔憑きに関する実験の。
…名前はアレクシア、アレクシア・ミドガル。
この星のミドガル王国第二王女。
普段はミドガル魔剣士学園に通う貴族学生よ」
「…そうなんだ。
じゃあすぐに、彼女の保護を」
「でも今すぐじゃないわ。
だって、彼女が誘拐されるまでまだ一週間の猶予があるのよ?
それに、あなたもそうだけど、私たちは彼女と接点がないもの。
仮に今すぐ保護したところで、怪しまれるわよ」
「それは……確かにそうだよね」
彼女の言葉に俺は納得したように言う。
「今は下手に動かない方がいいかもしれないわね。
とりあえず、その事は保留にしておきましょう」
「わかったよ。
…いつもありがとう椿、君がこうして未来を予知してくれるから、俺たちはとても助かっているよ」
俺の言葉に彼女は顔を赤く染めて微笑む。
「……どういたしまして。
私はあなたの役に立ててとても嬉しいわ」
そんな彼女の様子を見て俺は微笑み返す。
彼女は椿、春日野椿。
元は俺の星にいた、独裁者失脚に乗じて世界を支配する新興カルト宗教団体の教祖だったが、その実態は名前だけの教祖で地下牢に監禁されていた少女だった。
でも監禁されたからって別に何かをされた訳ではなく、ただ悪い奴らがいるから外に出るなと脅され続けていただけらしい。
本人も実際に確認できたこともなかったので、別に思い入れがなかったらしく、独裁者を失脚させた俺の話を聞かされてもあまり興味がなく、自分がいた新興カルト宗教団体を潰されても特に思うことはなかったようだ。
しかし彼女もずっと地下に監禁されていたため、外に出ることもできず退屈していたらしい。
そこで、平和になった星を一緒に見て回りたいと言ったら彼女は二つ返事で快諾してくれた。
そして色んなところに彼女を案内した。
元々弱視で、見える景色は限られていたが、それでも見たことのない景色に目を輝かせていた。
それを見て俺は思わず笑顔になっていたことを覚えている。
やがて、あらゆる景色を見終えると、椿は爪先立ちしてキスをしてきた。
その時に、椿は俺に恋心を抱いていたことを告白し、もっと俺のそばにいたいと願った。
俺はそれを快く承諾すると、椿は俺の仲間になった。
そうして彼女は博士によって改造されたことにより、パソコンなどの情報端末を媒体に未来予知する能力を会得することができたのだ。
それに弱視も博士の改造手術により、視力が人並みに上がったのでもう周りのものが普通に見えるようになった。
博士が作ったスーパーコンピュータのデータベースにはハーミットやひな、それからコヤンスカヤのような情報収集を行うアンドロイドや怪人たちから自動的に情報が集められており、彼女はその情報にアクセスし、いずれ記されるであろう未来を先取りで予知することができる。
それに、わざわざデータベースに足を運ばなくてもシステムに常に接続が可能なのでいつでもどこでも確認することもできる。
欠点があるとすれば、その情報の真偽の区別がつかないので誤情報などを掴まされるとその未来が外れてしまうことと、接続できるのはあくまでデータベースのみであること。
とはいえ、データベースにある情報は全て正確無比なものなので問題はないし、そういう優位性もあってそもそもデータベース以外に接続する必要がないのだが。
椿はこの星に来て以来、毎日のように未来予知で得た情報を俺に伝えてくれている。
おかげで俺は安心して日々を過ごすことができるようになった。
彼女がいなければ俺たちはとっくにこの星で詰んでいた。
でも椿は俺に感謝こそすれど、それ以上にこうして頼ってくれるのが嬉しいと言ってくれた。
そんなこんなで、データベースの前で話をしてると、椿が俺の手を引いた。
「さっ、未来の予知も終えたことだし、部屋で楽しみましょ?ギラ」
そう言って彼女は微笑んだ。
「……ああ、そうだね」
そうして俺たちは二人で俺の部屋に戻った。
しゅるり ぱさっ
部屋に入ると彼女は赤い着物を脱ぎ始めた。
緋袴、着物、長襦袢、肌着、下着、髪のリボンと順番に床に落とし、生まれたままの姿となって俺に抱き着く。
俺は抵抗せずに抱き締め、そのままベッドに押し倒した。
「……んんっ♡ちゅっ、んんっ♡」
俺は椿の唇を奪う。
互いの舌が絡み合い、唾液を交換し合う。
「んんっ、んんんんんんっ♡んんんんんんっっ♡」
ビクンッ!と、椿の身体が跳ねた。
彼女は既に快楽の虜だ。
俺は彼女の耳元で囁く。
「愛しているよ、椿」
「んんんんんんっ!!!」
びくんっと再び椿の身体が跳ねた。
彼女の弱点の一つ。
『好き』とか、『愛してる』というフレーズを耳にしただけで絶頂してしまう体質になってしまった。
「嬉しいわ、私もよ、あなた」
彼女は幸せそうな笑みを浮かべてそう言った。
「今日はたくさん、私のことを抱いて欲しいの」
そう言いながら椿は俺の下半身に手を伸ばし、ズボンのチャックを開けて勃起した俺のモノを取り出し、優しく撫でる。
「いいよ、いっぱい気持ちよくなって」
「ええ、あなた」
そう言うと椿は俺の息子を口に含んだ。
「うおっ」
「んん、んんっ」
彼女の口内は温かく、そしてぬるりとしていてとても心地よかった。
俺は彼女にされるがままになり、椿の頭を掴む。
「ああっ、出る……!」
ドピュルルル!!
俺は我慢出来ずに射精してしまった。
「んんっ!?」
驚いた椿は咄嵯に口を離したが、顔に思いっきりぶっかけてしまった。
「ごめん、つい……」
「大丈夫よ、私がお願いしたことだから」
そう言うと椿は俺の出したザーメンを指で掬って口に運んだ。
「あなたのなら、全然平気よ♡」
「そっか」
俺は微笑む。
そして椿を押し倒して、小振りな胸にしゃぶりつく。
「あんっ、もっと強く吸ってぇ……ひゃうんっ、あぁんっ、ちくびぃ、きもちいいのぉ」
俺は彼女の胸を味わい尽くしながら、片手で秘所を弄る。
そこはもうぐしょ濡れになっていて、中からは甘い蜜が溢れ出していた。
なので今度は彼女の割れ目にしゃぶりつき、愛液を吸い上げる。
じゅる、ちゅうぅ
「やぁ、恥ずかしいわ、そんなところ舐めないで……あぁん、だめ、イク、イッちゃうの、ああああーーっ!!!」
ぷしゅーっと、椿は盛大に潮を吹き出して達した。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
椿は息も絶え絶えになっていた。
だが、本番はこれからだ。
俺はギンギンに勃起した息子を椿に挿入する。
ずぶずぶと、ゆっくり膣内を掻き分けていく。
「あ、入ってきた……んんっ、全部入ったのね♡」
椿は結合部を愛おしそうに見つめていた。
「動くぞ」
「来て、いっぱい突いて」
椿の言葉を皮切りに俺は腰を振り始める。
パンッ、パァンッ
肌と肌が激しくぶつかり合う音が部屋に響く。
「んっ、ふっ、んんっ、んんっ♡」
椿の口から漏れる声が艶やかになる。
その表情はとても淫らで、俺は興奮してさらに激しく責め立てる。
「すごい、こんな激しく……んんっ、私、おかしくなっちゃいそう♡」
椿は俺の首筋にしがみついてきた。
俺はそれに答えるように彼女を抱きしめ、更に抽送の速度を上げる。
「あっ、激しすぎっ、壊れちゃう、ダメ、これ以上されたら私、本当に……んんっ、んんっ、んんっ♡」
ビクビクと椿の身体が痙攣し、俺を抱き締める腕の力が強くなる。
「出すよ」
「きて、私の中に、んんっ、あなたを頂戴、私の全てはあなたのものなんだから」
椿はそう言いながら、自ら脚を絡めてくる。
俺は椿の唇を奪い、舌を絡ませて、そして一番奥に精を放った。
「んんっ、んんっ、んんっ〜!!」
椿は身体を弓なりに反らせ、ビクンッ!と身体を震わせた。
どぴゅどぴゅと熱いものが注がれているのを感じながら、椿は絶頂の余韻に浸っていた。
やがて長い吐精が終わると、彼女は俺の耳元で囁いた。
「ねえ、もう一回できる?」
「もちろん」
俺の返事に椿は幸せそうに微笑んだ。
そして今度は俺が仰向けになり、彼女はしっかりと割れ目に息子を宛てがいながら、腰を落とす。
ズブブッ 再び俺は椿の中へと入っていく。
「あっ、また入ってきたわ♡」
そのままゆっくりと動き始め、次第に早くなっていく。
ぱちゅんぱちゅんっと互いの性器がぶつかる音と、椿の喘ぎ声が部屋に響き渡る。
「あっ、あっ、あっ、ああっ、気持ちいいっ、んんっ、あなたも、私の中、最高でしょう?んんっ、もっと気持ちよくなってぇ、私も一緒にイキたいのぉ♡」
椿は俺の上で乱れながら、自らも快楽を得ようと腰を振る。
「いいよ、椿」
「嬉しい、あなた♡」
椿は俺の顔に手を伸ばし、頬に触れて言った。
「大好きよ」
そして、椿は俺の口の中に指を突っ込み、唾液を掬った。
「んんっ!?」
「あなたのこと、食べちゃうから♡」
そう言うと椿は口の中の唾液を舐め取りながら、キスをした。
「んんっ!?」
口内を蹂躙されながらも、俺は懸命に椿を突き上げる。
「んんっ、んんっ、んんっ、んんっ!」
椿は目を閉じて快楽に身を委ねながら、一心不乱に腰を動かしている。
そして俺は椿の中で果てた。
「んんっ!?んんっ、んんっーーーっ!!」
椿もまた同時に達してしまい、二人揃ってベッドに倒れ込んだ。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
荒くなった呼吸を整えつつ、椿は俺の上に覆い被さり、ギュッと抱き着いてきた。
「あ、あなた…♡
…しゅき♡」
そう言って椿はもう一度キスしてきた。
俺はそれを受け入れ、彼女の背中を撫でながら優しく抱きしめる。
「……えへ♡」
椿はとても嬉しそうな笑みを浮かべていた。
「……愛してる」
「……私もよ」
俺たちは再び唇を重ね合わせた。
その後、椿とは何度も愛を確かめ合った。
陰の実力者になりたくてのアルファについて
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