「わっはっは!
恐れよ、ひれ伏せ!
俺様の名はギラ、邪悪の王・ギラ!
この俺様が、世界を支配してやるぅ!」
「いやー、たーすーけーてー」
俺は今、とある教会が経営する孤児院で、やる気のないシスターを捕まえて高らかに笑っていた。
そこへマントを羽織って木の棒を持った子供たちが現れた。
「そこまでだ!」
「なんだ貴様らは?」
「ぼくたちは正義の味方、ジャスティスマンだ!」
子供たちは戦隊モノのようなポーズを取る。
「なにぃ? 俺様に歯向かう気か!?」
「その通り! お前たちを倒しに来たんだ!!」
「その人を放せー!」
「きゃーー」
やる気のないシスターは言い訳程度に振り払おうと暴れるが、俺はそれを許さなかった。
「ふんっ、やれるもんならやってみるがいい!」
「よーし!みんな行くぞー!」
『おー!』
子供たちがトテトテと走ってきて、木の棒で俺を叩いてくる。
「ぐぁ!
…フッ、今日のところはここまでにしてやる!
さらばだ!」
シスターを放して、俺は一旦その場から立ち去る。
「やったー!
邪悪の王を倒したぞー!」
「これで世界は平和になるよね!」
「わーいわーい!」
「皆助けてくれてありがとー!」
子供たちが喜んで、シスターは感謝の言葉を口にする。
そして俺は木陰に隠れていた。
「ふっ、皆元気よく楽しんでくれて何よりだな」
そう、今までのはヒーローごっこで、俺は悪役をかってでたんだ。
すると、先程までヒーロー役だった子供たちがやってきた。
「ギラ兄ちゃん!」
「ん?」
「いつも一緒に遊んでくれて、ありがとー!」
「また明日も遊ぼうね!」
「うん、気をつけて帰るんだぞー!」
手を振りながら去っていく子供達を見送る。
「ギラ、随分と子供たちに人気だね」
と、今度は人質役のやる気なさそうにしてたシスターが来た。
彼女はセイン、見た目はシスターだが、これでも潜入工作に特化した、怪人とサイボーグの中間の存在・戦闘機人と呼ばれる存在だ。
怪人として壁や床などの無機物の中をまるで海に潜るかのように潜行することができる能力を持ち、サイボーグとして指先のカメラで前者の能力で向かった先の偵察や安全の確認を行う機能を持っている。
んで、彼女は普段シスターとして教会で孤児院の子供たちの面倒を見て、慕われている。
ただ彼女自身はアホの子なので、つい自分が普通の人間じゃないことをポロッと言ってしまうが、人柄と子供たちからの評価もあって信じてもらえないし、能力を見せても手品だって喜ばれることがあるので、たまに見せてあげてたりしてるらしい。
ちなみにさっきのヒーローごっこでやる気なさそうにしてたのは、本当はヒーロー役か悪役がやりたかったのに、それしかなかったからである。
ちなみに、さっきの子供たちがいる孤児院と教会は、俺の育った場所なんだ。
決して裕福ではなかったけど、孤児だった俺は優しい皆に育てられた。
以前までは、独裁者からの重課税や貴族による横暴によって生活は困窮し、神父たちは頭を悩ませ、子供たちも泣き止まない日々を送っていた。
俺はそんな光景を見たくなくて、俺は孤児院を出る年齢になったのを機に、邪悪の王として名乗りをあげたんだ。
今では俺や皆で、陰から独裁者と戦って、弱みを握ったりしたことで、もう重課税を払うこともなくなって、むしろ重課税が返金され、貴族にはお詫びとして慰謝料を払ってもらっている。
おかげで、今ではこうして子供は笑顔になり、神父たちも苦労しないで済んでいるわけだ。
それでもやはり俺にとっては大切な場所だから、教会のシスターとしてセインと、それから今はこの場にいないアーシアに守ってもらっている、という訳だ。
「…ねぇギラぁ」
「ん?」
「子供たちも行っちゃったしさぁ?
ここで、シよ?」
「おいこら」
いきなり俺に抱きついてくるセインを引き剥がす。
「えぇ~、いいじゃん。減るもんじゃあるまいし」
「だって、ここに誰か来るかもしれないし」
「大丈夫だよぉ、ここは誰も来ない秘密の場所だしぃ」
「お前なぁ……」
「それにぃ、あたしとギラは家族みたいなものだしぃ、問題なしぃ」
「いや、そういうことじゃなくてな」
「あ、それならこうしちゃおっか」
「うわっ」
セインがいきなり俺に抱き着くと、そのまま地面に潜行する。
彼女に触れられてるからか、まるで水の中を移動してるように、抵抗なく移動する。
そして着いた先は、教会の裏側にある、セインが用意した家だ。
「ほーら、これで二人っきりでしょ?」
「お前なぁ、こんなところに連れ込んでどういうつもりだ」
「そりゃ、こういうことでしょうよ!」
「ちょっ!? んむぅ!」
いきなりキスされて、舌を入れられてくる。
「ぷはぁ!……へへ、いただき!」
「お、お前なぁ!」
「いやー、やっぱりギラとのチューは美味しいね!」
「まったく、いつもいつも……。仕方ない奴め」
「ふふっ、ありがと。さて、続きといこうよ」
「……わかったよ」
俺は観念すると、彼女を抱き締め再びキスをする。
「んっ、ちゅぱっ、れろっ、じゅるっ」
彼女とのキスはとても甘くて、まるでスイーツのような味だ。
その甘さに病みつきになって、俺たちはそのままベッドの上でお互いを求めあう。
片手で長いスカートを捲り手を入れ、パンツを下ろしていく。
そして彼女の大事な部分を手で愛撫する。
「あんっ! そこ、気持ち良い……もっと、触って!」
「ああ、ここが良いのか?」
「うん、そう、そうそう!」
セインは甘い声を上げながら俺の背中に手を回し、抱きしめてきた。
「んんんんんん!!!」
「んぐっ!」
そして絶頂を迎えた彼女は俺に抱きついたまま離れず、しばらく二人で余韻に浸っていた。
「んふふ、ギラぁ、大好きぃ!」
「はいはい、俺も好きですよっと」
「えへへー。
…ねぇギラぁ」
今度は近くの壁に片手をつけて、長いスカートを捲って、その白くて柔らかいお尻ととろとろになった秘部をこちらに向けてきた。
「次は後ろからやって?」
「はいよ。行くぞ」
俺はズボンと下着を脱ぎ捨てると、そのままセインのお尻を掴み、割れ目に自身のモノをあてがい挿入した。
「あっ、入って来たぁ!」
「んぐっ、相変わらず、キツいな」
「はぁん、ギラの、すごく大きい」
「動くぞ」
「うん、いっぱい動いてぇ」
パンッと音を立てて腰を打ち付け始めると、すぐにセインは快楽の声をあげる。
「あんっ、あ、はげしいっ、ひゃん!」
「くっ、すごい締まる」
「やん、だめ、またイッちゃう」
「俺もそろそろだ」
「きて、中に出して、全部受け止めるからぁ」
「出すぞ」
「来て、イクーーーー!!!」
ドクンドクンと脈打ち、俺の精液がセインの中に出されていく。
「んんんん!! はぁ、熱いの出てるぅ」
彼女はビクビクと震えながらも、俺の全てを搾り取るように膣内を締め付けてる。
そして全てを出し切ったところで、俺達は互いに向き合う形で座った。
「はぁ、気持ちよかったぁ。ありがとね、ギラ」
「どういたしまして。しかし、こんなに頻繁に求めてきて、よく飽きないな」
「えへへ、だって、好きなんだもん。こうしてギラと繋がってるのがさ」
「そうかい」
「うん、だからさ、もう一回やろうよぉ」
「はいはい」
その後、何度交わったかはわからないが、気づけば日が暮れていて、夜になっていた。
帰るときにセインが教会に来ないことに心配した神父たちがやってきたが、何とか誤魔化して帰してもらった。
陰の実力者になりたくてのアルファについて
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