「うぅ…、重い!」
博士に言われた材料を買ってきたのはいいものの、中々重くて帰るのも一苦労だ。
拠点の廃工場まで距離があるしなと、途方に暮れていると、道路からクラクションを鳴らされた。
見ると白い車があって、運転席にはピンクのレーシングスーツを着た少女がいた。
「あらギラ、こんなところにいたのね。
良かったら乗せてあげようかしら?」
「ハルカ!
ありがとう助かったよ!」
ハルカと呼んだ少女の車の助手席に乗り込み、拠点に向かってもらう。
「ほら、それでも飲んで喉潤しなさい」
「あ、ありがとう…」
彼女は投げ渡してくれたジュースを飲む。
さっきまで喉がカラカラだったから、正直助かる。
彼女の名はハルカ。
元は政府直属の自動車企業に所属する少女だ。
彼女の所属する企業は表向きは自動車企業だが、その実態は自動車に変形する戦闘ロボ・ジャイロゼッターを使って暴れる、政府のマッチポンプとして作られたテロ組織だ。
腐敗した政府直属のテロ組織を放っておけなかった俺は皆と一緒に幾度となく戦った。
だがある日、街を歩いてて熱を出して倒れた時に、彼女が助けてくれたんだ。
それも敵であることを理解してる上で。
本人は、今まで戦ってきた敵がこんな無様な死に方をされたら、こんな敵に邪魔されたのかとバカを見るからと言っていたが、打算無しでこうして助けてくれた彼女は、根は悪い子じゃないなと俺は思った。
それから何度も戦いの中で言葉を交わし、少しずつ仲良くなっていった。
そこから更にある日、彼女は自棄になった様子で街を歩いてるのを見かけた。
普段の小生意気で気ままで、気の強い彼女からは想像もつかないくらい、憔悴仕切っていた。
瞳は濁り、この世界は正直どうでもいいと言わんばかりに無関心になっていた。
放っておくことも出来ずに声をかけると、最初は無視されたが、根負けして事情を話し始めた。
彼女は幼い頃から天才と呼ばれていて、周囲の期待に応えるように組織に貢献した。
そんなある時に、飼い猫がボスの部屋に入ったから慌てて入ると、そこには若い頃のボスと自分と瓜二つの少女が写った写真が立て掛けられていた。
自分には家族はいないし、何よりボスとこんな風に写真を撮った覚えがなかった彼女は、ボスに問いただしたらしい。
それで聞かされたのが、自分は人間ではなく、死んだ娘のコピー、つまりクローンであるという事実だった。
ボスは彼女のことを新しい娘として見たものの、オリジナルの娘と違うからと、どれだけ貢献してくれても、使い捨ての道具としか思われていなかったという残酷な真実だ。
そしてそれを聞いてしまった以上、今までのようにはいられなくなり、組織を抜けたというわけだ。
今まで何度も話を交わした俺には皆がいるけど、クローンの自分には誰もいないんだと決めつけ、それで最初は無視を決め込んでそのままどこかに消えようとしていたそうだ。
何なら自殺さえ考えていたという。
…何だよそれ。
そう思って俺は彼女に怒った。
『下らん、つまらん、気に食わん!
コピーだから?クローンだから何だ!?
貴様には心があるだろ、その涙は何よりも証拠だ!
その心は、その悲しみの感情は、他でもない貴様自身のものだ!
それを、自殺で楽になろうとするだと?ふざけるな!
その程度の悲しみ、俺様が支配してやる!貴様の心ごと、全て!
だから、そんなことは考えるな。
俺様の仲間になり、共に政府もボスも打ち倒せば良いのだ!!』
俺の言葉を聞いた瞬間、彼女の目には光が戻り、その目に大粒の涙を流しながら抱きついてきた。
そして泣きじゃくりながらも、俺の手を取った。
それが彼女との始まりだ。
今となってはその出会いが運命的なものにも感じている。
俺の仲間になったハルカは、自分専用のジャイロゼッターを持ち出して、博士に自分とジャイロゼッターの改造をしてもらった。
ハルカ自身はクローンだから、その寿命を伸ばしたり、今まで以上にジャイロゼッターや車を乗りこなせるように様々な調整してもらい、ジャイロゼッターの見た目を改造して相手側にわからないようにさせてもらったり総合的な性能も底上げしてもらった。
だから今の彼女はクローンではなく、セインと同じく戦闘機人に分類される存在だ。
飼い猫も今まで通り自分で面倒を見るのを条件に、一緒に住まわせている。
飼い猫自体は逃げるのも隠れるのも得意で、それを理解してる彼女は監視カメラのついた首輪をつけさせて、一緒に諜報活動を行ったりしている。
あの頃と比べたら生き生きしてるなと思いながら座席に座ってると、ある違和感を覚えた。
「…ハルカ、ここ拠点とは違うところだよな」
周りをよく見ると、人も車も通らないようなところに来ていた。
最初は道を間違えたのかと思ったが、当の彼女は飄々としながら。
「えぇ、違うわね。
でも良いじゃない、こういう目立たないところのほうが好都合でしょう?」
と笑った。
好都合?一体どういうことだ?
と、聞こうとした瞬間に、体が熱くなった。
「な、何だこれは!?」
「ふふっ、ようやく効いてきたようね」
「ハ、ハルカ、ジュースに何入れたんだ?」
「媚薬よ、それもかなり強力な」
「な、何でこんなことを!?」
「もう決まってるじゃない」
シートベルトを外して顔を近付けるハルカ。
中学生ほどの年齢の少女にしては大人びた色気を感じて、思わずドキッとしてしまう。
「あんたとここで、エッチなことをしたいからよ」
「な、何だって」
「私、これまでギラのために頑張ってきたのよ?
ご褒美にエッチしてほしかったけどギラも忙しそうだったから、何とか我慢してたんだけど。
今日たまたまギラが1人で買い物に行ってるのを見たら、我慢できなくなっちゃって……」
「そ、そうなのか……」
「ねぇ、いいよね……?」
とろんとした目で俺を見つめるハルカ。
性欲を我慢してたからか、頬も赤みがかかってる。
いつもの小生意気さはどこへ行ったのか、完全に発情した雌の顔になってる。
こんな顔されたら、断れないじゃないか……。
「ふっ、なら望むところだ!」
「きゃっ!」
ハルカを後部座席に押し倒し、服を開けさせる。
膨らみかけの胸を隠す可愛らしいブラが見えた。
「や、やめなさいよ……」
顔を赤くして身を捩るハルカだが、本気で抵抗はしていない。
俺に乱暴されるのを期待しているのだ。
「おいおい、今さら恥ずかしがることか?」
俺はニヤリと笑ってから、窓を車用カーテンで隠し、外側から見えないようにする。
停めてある場所は目立たないし、誰も通らない。
「ふふっ、何だかんだ言って、積極的じゃない♡」
「俺に媚薬入りのジュースを飲ませたのは誰だよ」
「私だけど……うぅんっ!?」
俺はハルカの小さな胸にしゃぶりついた。
そのまま舌先で乳首を転がす。
「ひゃぁあん! い、いきなりそんな強く吸わないでぇ……!」
「いい加減慣れろって」
「無理ぃ……だって、いつも凄く気持ち良いんだもん……」
そう言いながらも、ハルカは自分から俺の頭を抱きしめて、もっとして欲しいとおねだりしてくる。
素直な反応が愛おしくて、つい苛めたくなるのだ。
「あ、あっ……そ、そこばっかり舐めちゃダメェッ!」
俺は赤ん坊のように無心になって、ハルカのおっぱいに吸い付く。
口の中に含まれた小さな突起物は、徐々に硬くなっていく。
「ば、ばかぁ…!
赤ちゃんみたいに吸っても何も出ないわよぉ……!」
「じゃあやめるぞ?」
「え? やめないで! もっとしてほしいのぉ……」
ハルカが涙目になりながら懇願してきた。
普段気まぐれで強気なくせに、こういうときは本当に弱々しい姿を見せてくる。
それがまた可愛いんだよな……。
「あ、んっ、はぁ…♡」
胸を吸われて、甘い声を漏らすハルカ。
その表情はとても幸せそうだ。
一度顔を放して、視線を下ろし、彼女のズボンのチャックを下ろす。
腰元のウェイト部分に指を引っ掛け、腰を軽く持ち上げながらズボンを降ろしていく。
するとパンツが現れた。
白い生地に赤いリボンのついたシンプルなデザインだ。
彼女は顔を赤くしながら、服の裾を引っ張って隠そうとする。
「…あまり、み、見ないでっ」
「何をいまさら恥ずかしがることがあるんだ?」
「それは……その、下着が可愛くないかなとか、色々考えて……」
「気にするなって。俺はどんなハルカでも好きだぜ」
「あうぅ……バカァ♡」
嬉しさ半分、恥ずかしさ半分といった様子で悶えるハルカ。
どうも俺の言葉は、彼女にとってかなりクリティカルだったようだ。
服を引っ張る手を掴み、改めて下着を見る。
やはり飾り気がなくて、実にシンプルだ。
しかし逆にそれがハルカらしくて、とても可愛かった。
「お前、意外とこういうの着けるタイプなんだな」
「うぅ……本当は勝負用のもっと過激なヤツを着たいんだけど……いざとなると勇気が出なくて……」
「へぇ~……」
「だ、だからあんまりジロジロ見ないで……」
「いや見るだろ」
俺はさらに深くハルカの身体を見つめ、堪能していく。
顔がどんどん赤くなり、呼吸が荒くなっていくハルカ。
それに興奮し、下着越しで割れ目を触る。
そこは既に湿っていた。
「おいおい、もう濡れてるのかよ」
「だって……好きな人にこんなことされて、感じないわけがないじゃない……」
「嬉しいこと言ってくれるじゃないか」
俺はハルカの唇を奪いつつ、下着の中へと手を滑り込ませる。
そこは熱くトロけていて、火傷してしまいそうなほどだ。
ゆっくりと指を動かしていき、秘所を刺激する。
「んっ、ふぅ……ちゅぱっ、んんっ♡」
キスをしながらなので、ハルカの声がくぐもったように聞こえる。
それでも彼女の喘ぎ声はしっかりと耳に届いていた。
指を動かすたびに、クチュクチュと水音が聞こえてきた。
ハルカは気持ち良すぎて、足先までピンと伸ばしている。
「ぷはっ……」
口を離すと、自らの指で下着をズラし、愛液で濡れた割れ目を見せつけて切なそうな声でおねだりしてくる。
「お願い、早く挿れてぇ……」
「ああ、分かった……」
俺は素早くベルトを外してズボンを脱いだ。
そして痛いくらいに勃起した肉棒を取り出す。
先端からは我慢汁が出ていて、いつでも挿入できる状態になっていた。
「ハルカ……」
「うん……」
俺はハルカの両足を抱えて持ち上げると、そのまま一気に奥まで貫いた。
「ひゃぁあんっ♡」
ハルカはビクンと大きく仰け反り、背中を浮かせる。
膣内はキュウゥッときつく締まった。
だがそれも一瞬だけで、すぐに柔らかなヒダが絡み付いてくる。
まるで生き物のようにグネグネとうごめき、射精を促すかのように刺激を与えてくるのだ。
「相変わらず凄い締め付けだな……」
「だってぇ……あなたの大きいからぁ……!」
「俺のが大きいんじゃなくて、お前のが小さいんだろ?」
「う、うるさい! そんなこと言わないでよぉ!
バッカじゃないの!?」
恥ずかしそうにしながらも、どこか嬉しそうなハルカ。
俺は腰を打ちつけ、子宮口に亀頭を押し当てた。
その瞬間、ハルカの全身に電流が流れたような衝撃が走る。
「ああっ! そ、そこぉ……!」
「ここが良いのか?」
「んんっ……♡」
コクリと小さく首肯する。
普段は強気な彼女が、今は従順なメス犬のようになっていた。
それがたまらなく可愛いくて、俺は何度も同じ場所を攻め立てる。
「あぁ、す、すごいぃ……きもちいいよぉ……!」
「そりゃ良かった……」
「ねぇ、もっと激しくして? 私、壊れちゃうくらい滅茶苦茶にして欲しいのぉ……!」
瞳にハートマークを浮かべながら、俺の腰を掴んで引き寄せてくる。
彼女の方からも腰を振り、より深いところで繋がろうとする。
その動きに合わせて、俺もピストン運動を早めていった。
パンッ、パチュンッ、という肌同士がぶつかる音が鳴る。
それと同時に結合部からは、ジュプッ、ブピュッ、と淫靡な水音が漏れていた。
「くっ、出すぞ……!」
「来て、いっぱい出してぇ……♡」
俺はハルカに覆い被さるようにしながら、最後の一撃を加えた。
同時にハルカの身体が跳ね上がり、絶頂を迎える。
その瞬間、膣内が急激に収縮し、精液を求めてきた。
その要求に応えるべく、俺は大量の白濁液を放出する。
「ああぁっ!! イク、イッっちゃうぅぅぅぅ!!」
その言葉通り、ハルカは再び達してしまった。
しかしまだ満足していないのか、痙攣するように身体を震わせながらも再び腰を動かし始める。
「ハァ……♡ ハァ……♡ ま、まだ足りないよぉ……♡」
「おいおい、一度休ませてくれよ……」
「ダメ……もっと欲しいの……♡」
ハルカは俺の首に腕を巻き付けて抱き寄せ、唇を重ねてきた。
舌を入れて、俺の口の中を犯していく。
俺はそれに応えつつ、彼女の身体を抱き締めた。
結局それから二回ほど交わって、ようやく落ち着いたのだった。
車の窓を少し開けて、空気の入れ替えをする。
抱き合った臭いを消さないと……。
「ふぅ……これで大丈夫だな」
「もう、あなたのせいで大変なことになっちゃったじゃない」
「媚薬入れてきたやつが何言ってるんだよ。
それはお互い様だろ」
「……むぅ」
不満げに頬を膨らませるハルカ。
そんな彼女の頭を撫でてやると、途端に機嫌が良くなる。
単純な奴だ。
「…ねぇ。
私これからもギラのために頑張るから、また今度こうしてエッチなことしてくれる?」
「当たり前だろ。
でも今度は媚薬やめろよな?」
「えーなんでよー」
ハルカが口を尖らせる。
そんな彼女にため息つきながら頭を撫でて。
「エッチなことをしたいって一言言ってくれたら、俺はいつでも相手になってやるよ」
「……ほんとに?」
「ああ」
「じゃあその時はお願いね♪」
そう言って彼女は車を走らせ、そのまま拠点に向かった。
陰の実力者になりたくてのアルファについて
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