お互いに素直になってしまうと、それはそれでとんでもないことになった。欲求がとりとめもないのだ。我慢しなくていい、となってしまうと求め合ってしまう。だけど我慢していた時とは違って、生活や自分の信念に支障は出ることはなくなった。お互いに、気持ちはずっと安定している。
習慣になっている、ゆりとの鍛錬も今は充実としていた。
ただ、違くなったのは……。
「ゆり」
解散する前に、俺はゆりを抱きしめる。
「まったくもう、仕方ないわね……」
俺達はそのまま森の奥地で愛し合った。これが今までとの違い。こんなことはしょっちゅうなのだ。セックスは毎日した。そしてその内容はどんどん激しいものになっていった。ゆりの膣は俺の形になっていくし、お互いにどこが気持ち良いか教え合うから、セックスの快感が上がっていくのだ。まあ、現実でも新婚とか同居したてのカップルが毎日セックスをすることがあるらしいから、まさにそんなような感じであった。
「はあ。やっかいなことになったわ……」
いつもの屋上で、ゆりが憂鬱げな様子でそう呟いた。俺は首を傾げる。
「どうした?」
「しばらく、女子寮の監視が強化されるのよ……」
「っ⁉」
俺の脳裏をよぎったのは、毎晩忍び込む自分の姿であった。
まさか、バレたのか……?
「ん? ああ、あたし達じゃないわよ。他の奴」
「他の奴って……男が女子寮に入ったってことだよな?」
「下着ドロボーだそうよ」
「この世界でも、そういうのがあるんだな……」
ただ、一つ疑問に思うことがある。
「人か?」
ゆりが首を傾げた。
「どうでしょうね。長くいるけど、起きたことがない事件だし、人である可能性は高いと思うけど」
「いずれにせよ、しばらく忍び込むのは控えた方がよさそうか」
「そうね。どれくらい強化されるのかもわからないし……様子は見た方が良さそうね」
「秘密基地でも作るか?」
冗談めかして言う。
この世界には寮以外に部屋がない。まあそもそも、俺とゆりが大分恵まれていたんだがな。一人部屋というのは、本来ありえないのだから。
「それも一つの手だけど、面倒ね」
「じゃあ、俺が人肌脱ぐか」
「?」
「特殊部隊が映画みたい、って言っただろ。映画みたいなことしてやるよ、実際にな。俺に任せろ」
久しぶりに、昔の血が騒ぐってもんだ。
夜。体育館の前、深い闇の中にゆりが佇んでいるのが見えて、手元のライトをかざした。ゆりの姿が浮き彫りになり、彼女は眩しそうに目を細めた。
ゆりは警戒したように固まった。
それはそうだろう。
今の俺の姿は、大人の警備員なのだから。
俺は顔の特殊メイクをベリベリと剥がし、自分の素顔を晒した。
「よう」
「イーサン・ハントか!」
「某BGMが流れそうだな」
「……今更ながら、とんでもないのを味方にしたものだわ」
「でも正直、ここまでする必要はなかったかもな。ここの警備はザルだ。これだけデカいのに、2オペ体制とはな」
「鍵をとってきたの?」
ゆりの問いかけに、俺は頷いた。
「ああ。そっくりなのを置いてあるし、確実にばれることはない」
「用意周到ね……というか、女子寮もそれで忍び込めばいいじゃない」
「さすがに体つきまでは誤魔化せないから不可能だ。女装は諦めてくれ」
そんな会話を交わしながら、体育館へ侵入。真っ暗な中をライトで照らしながら進み、体育倉庫の扉を開ける。電気をつけると、そこには広々とした倉庫が広がっていた。跳び箱、ジャンプ台、バスケットボール、様々な運動器具が置かれている。
「……なんか、ドキドキするわね」
極秘な忍び込みということもあって、豪胆なゆりもさすがにそんなことを呟く。俺は扉を閉めると、後ろからゆりの胸を揉みしだいた。
「ん……あっ」
右手をスカートの中へ突っ込むと、ゆりが小さく喘いだ。パンツ越しで指を撫でる。ゆりは顔を赤くして、首を横に振った。
「パンツは脱がせなさいよ……汚れちゃうじゃない」
「あ、ああ」
ゆりがスカートの中から白いパンツを降ろす。それをマットの上へと置いた。
「こういうのって、体操服とかのが、興奮するの……?」
「次はそうするか」
「次もあるのかよ! ……もうっ。春斗くんがそうしたいなら、いいけど」
俺達は服を脱いでいった。裸になって、立ったままゆりにキスをする。股の間へ手を伸ばすと、ゆりは足を少し広げてくれた。綺麗なマンコの中に中指を入れる。
「んうっ、春斗くん……」
セックスを何度もしてきて、ゆりの気持ち良いところと力加減はわかっていた。指でジュポジュポと中を優しく撫でまわし、左手でゆりの胸を揉む。
「あ、あ、あああ、あ、あ、い、良い……♡ ど、どうしよう、変に、なりそう」
ゆりが俺にぎゅっと抱きつく。顔から首筋まで赤くなっていた。俺が左手でサラサラとした頭を撫でながら、右手でグチュグチュ中をかき回す。愛液が俺の指をさらに求めるように湧き出てきた。
「ひゃあ♡ あん、あ、あ、き、来ちゃう。待って。ダメ、これは、ダメ」
なにがダメなのか、ゆりがぶんぶん顔を横に振っている。目にはうっすら涙が浮かんでいる。でも、嫌そうじゃない。ただ、極端に恥ずかしがっている。もちろん止めない。中指でゆりの気持ち良いところを撫でる。そして顔を股の間へもっていき、舌で優しく舐めてあげる。クンニもゆりは感じてくれるのだ。
「ああん♡ だ、ダメ、これ、なんか変、春斗くん、あ、あたし、変……♡」
ゆりがいつも異常に乱れる。もっと乱れてほしい。可愛い。あんなに可愛らしいゆりがいやらしくなればなるほど、愛おしくなる。舌で舐め回す。指で中をかき混ぜる。その度にゆりの喘ぎ声が大きくなった。
「だ、ダメっ……♡ もう、出ちゃう♡♡♡」
ゆりがその場で大きくのけ反る。股の間から、透明な液体が勢いよく出ていく。床がぐっしょりと濡れ、ゆりの顔は真っ赤に染まり、体に力が入らないのか、マットの上でぐったりとした。顔を両手で隠している。
いわゆる潮吹きという奴だ。ゆりがしているのは初めて見た。
「恥ずかしい……」
初めてのことに困惑と羞恥をしたゆりは、足も畳んで己の体を隠した。顔も隠れているから、何も見えない。俺は強引に足を開かせて、手もどけさせた。
「見せろ」
「はい……」
ゆりのとろけそうな顔が目に入る。可愛い顔がエロティックに染まっている。普段の勝気な態度は瓦解して、女の子になっている。
「……さっきは夢中になって悪かった。ゆりの反応が可愛いから、やめられなかったんだ」
「ん。いいわよ、別に……それより、早くいれなさいよね。あたし、もう……欲しくてしょうがないんだから」
ゆりの中にいれようと思ったが――止めた。
「ちょ、ちょっと」
「どうすっかな」
「な、なによ。焦らすの?」
「ゆりに言わせたいな」
「……中に、欲しい」
「誰のなにを、どこに?」
「なっ……⁉」
ちょっと意地悪すぎただろうか。でも、言わせたいんだよな……。
ゆりが顔を真っ赤にして、俺の目をまっすぐに見据えながら、小さく呟いた。
「春斗くんのチンチンを、あたしのおマンコの中に……いれて」
ゆりが両手で顔を隠した。だから、隠すなって。手で払う。
「……やべえ。今のとこだけ、録音したい」
普段の高慢なゆりをこんなに従順にさせるのは、もう色んな意味で俺を興奮させた。だが、さすがに調子に乗り過ぎたか、ゆりがきっと睨みつけてくる。
「そのボイスレコーダー粉々に砕いて、アンタに投げつけてやる」
「悪い、悪い。さすがに今のは冗談だ」
「もう……バカ」
ゆりがくすりと笑う。
「で、もう一回言ってくれるか」
「いれてくれたら、言ってあげるわよ」
「そう来たか」
俺はそのタイミングでペニスを入れる。ゆりが「あああああん♡」と声を上げて背中を反らす。潮を吹いたせいか、心なしかいつもより感度が高い。軽く数回ピストンしただけで、ゆりは体をジタバタと悶絶させていた。
「あ、あん、あ、あ♡ なんか、今日、あたし、変♡ あ、あ、あ♡ すごい♡」
俺は興奮のあまりさらに激しくペニスを突き上げる。パンパンパン、と淫らな音が鳴りびく。その度にゆりの喘ぎ声のボリュームが上がる。ゆりの体はどんどん淫らなものに開発されている。その過程が手に取るようにわかる。膣が俺の形になって、セックスが上手くなって、潮を吹いて、感度が上がっている。俺達の体の相性が回を重ねるごとに上がっていっているのだ。
「春斗くんの、おちんちん、気持ち良い……♡」
「ゆり……!」
ゆりをバックにして、再び挿入する。ドロドロのマンコ中を突き上げる。柔らかな尻を叩き、支配欲を満たした。
「あ♡ あん、あ、あ、あ、バックも、好き、あん♡ 春斗くん、好き……♡」
「あ、ぐ……中、すげえ溶けそう……」
「ああああん♡ すごい、激しい、あたしもう、ダメ。ダメになる……!」
「ゆり。ゆり、もうイキそう」
「好きなとこで、いいから! 精液、出して!」
「あああああああ!」
ペニスを抜いて、ゆりの綺麗なお尻に精液をかけた。射精の勢いは凄まじく、ゆりの尻は瞬く間に真っ白になった。
「ん……♡ お尻、温かい……」
ゆりが恍惚とした表情を浮かべながら、そう呟いた。
まだ女子寮の警備強化が続いていた。次の日はまた別のところへ忍び込むことにする。夜のプールであった。
「懐かしいわね。水泳大会、創立メンバーと一緒に参加したわ……」
ゆりがプールサイドを眺めながら言う。
ちなみに、何故か競泳水着姿である。ついでに俺も。
ゆりはプールの中へ飛び込んだ。
「冷たい! ほら、アンタも入りなさいよ」
「ああ」
俺もプールの中へ飛び込む。ひんやりとした水が心地が良い。綺麗な月明かりが差し込み、室内は意外と明るい。まあ、こういう日じゃないと、ここはダメだろうな。さすがに電気点けたらバレる。
「水着のが良かったかしら?」
ゆりが問いかける。
「水着なんてあるのか、この世界?」
「あるわよ。天使が可愛い水着を持っていたって、前に言ったじゃない」
言ったな、そんなこと。
「あたしも着たのよ」
「なんで天使の水着をお前が着ることになるんだよ」
「成り行きよ、成り行き」
ゆりがそんなこと言いながら、軽く泳ぐ。かと思いきやすいすいと俺のところまできて、抱きついて来た。
「春斗くん♡」
水中で、俺とゆりの体が絡み合う。俺達は深いキスをした。長い、長いキスであった。キスを終えると、俺は足をプールに浸かったまま、プールサイドに腰掛ける。ズボンを降ろし、突き出たペニスをゆりに舐めてもらった。冷えていたペニスが暖まっていく。
「ん。胸でする?」
「ああ。頼む」
ゆりは水中に浸かったまま、競泳水着を臍の辺りまで降ろす。大きな胸が露になり、濡れたまま俺のペニスを挟んだ。おっぱいは少しひんやりとしていて、いつもと違う感触だったが、これはこれで気持ち良い。ゆりが胸でペニスを上下にこする度に、ちゃぷちゃぷとプールの水が波打った。
ゆりがうっとりした表情で見上げながら、先端をしゃぶり出す。胸を手で動かしながらも、フェラチオもする。
「あたしも、気持ち良いわよ……」
「ん?」
「パイズリ……」
そう言いながら、胸で上下するスピードを上げた。柔らかな感触が、けれど激しく俺のをしごいていく。そして先端をしゃぶるゆりの綺麗な口に、可愛らしい顔。それに加えてプールで競泳水着という非日常な艶美さに、俺は興奮していた。
「あ、ヤバい。出る……」
「ん。いいわよ、飲んであげるから……」
「大丈夫か……?」
「いいから……♡」
ゆりはパイズリを止めなかった。快感が段々と上がっていき、そのままゆりの口の中で射精した。勢いよく出るとゆりがむせるから心配なのだが、彼女はそれでも受け止めてくれた。
「ん……すごい」
……などと、やっていた瞬間であった。
バタン、と扉が開く音がした。
「「っ⁉」」
俺達は慌ててプールの中へ入る。飛び込み台の影に隠れるように、抱き合って身を隠す。
「んー? なんで鍵空いてたんだ?」
男の声が響く。プールがライトで照らされた。足音が近づいていく。俺達は息を顰めた。ゆりは反射的に、早業で競泳水着を着なおしていた。ただ、俺は片足に引っ掛かっているだけの状態。見つかったら色々な意味でアウトだ。
「まあ、誰もいるわけねえか。なんか女の子の声が聞こえた気がしたが……今どき女の幽霊なんて、流行りませんよーってね」
男は一人ブツブツとつぶやきながら、出ていく。ガチャン、と鍵が閉められた。
……そうして辺りが静まり返った後、ゆりがジト目を向けてきた。
「……アンタ、鍵締め忘れたでしょ」
「ああ。うっかりしてたな」
「なにが特殊部隊よ! とんだドジっ子じゃない!」
「さすがに焦ったな……」
俺としたことが、こんな凡ミスするとは……。
「もう……」
ゆりが呆れながらも、くすりと笑う。そして俺の股間を右手でまさぐり、自分の中へと入れた。ゆりの競泳水着は、股のところだけずらして、マンコをさらけ出していたのだ。冷たいのに温かい、初めての感覚であった。
「っ、ゆり、ここでか……?」
「ん……ほら、胸もプールでしたから……」
「水中か。マニアックな……」
「ほら、動きなさいよ。っ、ぁ」
要望通り、すぐに突き上げてやった。腰を動かすたびに、水面がざぶんざぶんと波打つ。その音が何故か、今はエロいものに聞こえる。だって俺達のピストン運動によって発生しているものだから。
ゆりの中を、水中という形で突き上げる。正面で抱き合いながら、何度もかき回す。キスもする。そのまま何度も腰を動かし続けた。ゆりは一度俺のを抜き、飛び込み台の下の壁に手をついた。
「後ろから、突き上げて……♡」
「ゆり!」
俺はすぐにゆりの中に入れて、突き上げる。競泳水着に包まれたゆりの背中がエロかった。
「あ、あ、あ、あ、あ、あ、気持ち良い、良い、良いわ……♡」
「ゆり。俺もう、ダメになる……」
「ん。ここで出したら、さすがに汚しちゃうわね……」
「ああ。一旦、出よう」
俺とゆりはプールサイドに出た。ゆりは飛び込み台に手をついて、お尻をバックの体勢で突き出す。競泳水着をずらして、露になっているマンコの中へ、俺のペニスを入れる。とろけるような膣が俺を迎え入れた。お互い、体がまだ水にぬれている。
「ん、あ、あ、あああん♡」
「ゆり、中に出す……!」
「い、いいわよ。全部、受け止めるから……♡」
「ああああああっ」
「やあああああん♡」
激しい射精が、ゆりの中で荒れ狂った。ビクンビクン! と何度も脈打ち、ゆりの中を汚していく。お互いの荒れた息遣いを聞きながら、俺はゆっくりとペニスを抜いた。ゆりが脱力したようにその場で横になり、俺はぺたんと座り込んだ。だけどしばらくしたら、ゆりは四つん這いで俺のところまで来て、競泳水着を脱ぎ捨てていた。
「ゆり……?」
「ねえ、春斗くん。もう一回……しましょう?」