「春斗。どうかしら?」
夜。かなでの部屋にて。どういう経緯なのか、文化祭の時に作ってもらったらしいウェディング・ドレスを、この日かなでは着て見せてくれた。
真っ白なドレス。カーテンのようなヴェール。花のあしらわれた、ラウンドネックの可愛らしいデザインだ。まるで夢のようである。この世界で一番大切で、愛おしい存在が花嫁になるなんて。
似合っている、なんてものじゃない。銀髪できれいな色白な彼女にとって、ウェディング・ドレスはとても上手くフィットしていた。
「可愛いし、とても綺麗だよ」
「よかったわ」
かなでが胸元へぎゅっと抱きついてくる。顔を見上げて、潤んだ金色の瞳が俺を見上げた。
「仲村ゆりさんじゃなくて、あたしを選んでくれて嬉しいわ」
「ああ――って、だからなんであいつの名前が出るんだ。むしろ犬猿の仲だぞ?」
かなでのサラサラとした髪を撫でながら、ふと思う。
「……大体、それを言うなら。お前は、音無とはどうなんだ」
「音無くん?」
「恩人だし、お前にとってはこの世界に残り続けた最大の理由だろ」
嫉妬がないといえば、嘘になる。
どうしてその役割が俺じゃないのか、と。
「あたしの鼓動は彼のものだった。あなたとこうしていられるのも、彼のおかげよ」
「かなで……」
「あたしはあなたを好きだってこと。花嫁だってこと。そういうことを伝えたかったの」
頬を赤らめるかなでに、俺はキスで答える。触れ合うだけの、誓いのような優しいキスだ。
「永遠の愛を誓うよ」
「あたしもよ」
「……こんな世界でも、結婚って出来るんだな」
俺はそう言いながら、ドレスを下げてかなでの小さな胸を出し、両手で掬うようにそっと揉んだ。
「あ……♡」
「結婚初夜だ。いいだろ?」
「んう……♡」
かなでが微かな喘ぎ声を漏らしながら、俺のズボンの中へ手を伸ばし、手袋に包まれた手でペニスをしごいた。細くて柔らかな感触の指の一つ一つが、俺のを優しく握り、上下に刺激してくれる。俺はかなでの胸を揉みながら、乳首を舐めた。舐めてやると乳首は硬くなり、かなでの呼吸が荒くなった。
「っ、あ♡」
指をパンツの中へ入れ、マンコいじってやるとかなではビクビク! と体を震わせた。ぬるりとしたそこは、すでに充分な湿り気を帯びている。パンツもしっとりと濡れていた。
「もうびしょびしょだな」
「っ、恥ずかしいわ」
「ずっとしたかったのか?」
「……」
こくり、とかなでは頷いたあと、小さな声で呟いた。
「とても、嬉しいのよ」
「ん?」
「あなたのお嫁さんになれるって。そんなことを考えただけで……こうなったのよ」
かなではひどく恥じらいながら、ベッドの上で横になる。ドレスのラインを下げて上半身を出し、スカートを上げて濡れた股を開くその姿に、俺は夢中になってズボンを下げて勃起したペニスを出した。音無への嫉妬はすぐに無くなっていた。かなでを自分だけのものにしてやるという、欲望だけが渦巻いている。
「春斗……」
「入れるぞ」
「来て……♡」
かなでの中に、俺のペニスを入れた。ぐっしょりと濡れたそこは、ずぶりと俺を優しく受け入れた。そして歓迎するようにきゅっと絞めつけ、かなでのマンコは俺のペニスにフィットした。
「ん、ああ♡」
「かなでの中、今日、いつもより熱いな。とろけそうだ」
「あたしも、溶けそうだわ」
かなではとろんとした、どこか焦点の合っていない相貌を向けてくる。結婚初夜ということに、ひどく興奮しているようだ。なんとなく悪戯心が沸いて、俺はあえて動いてやらなかった。
「春斗、いじわる」
「どうしてほしい?」
「なら、あたしが動くわ」
「え? うおうっ⁉」
パッシブスキルにより、俺は軽々と持ち上げられ、ベッドに叩きつけられる。かなで上に乗って、ドレスのスカートを持ち上げながら、俺のペニスを騎乗位で受け入れた。
「ん、あああん♡ 春斗の、旦那さんの、気持ち良いわ♡ あたしだけのものだわ……♡」
かなでがそんな独占欲を剥き出しにしながら、腰をくねくねと振り出す。パンパンパン! といきなり激しい動きをされて、ペニスは快楽にビクビクと震えだした。蕩けるような感触が、三百六十度しっかりと、熱くぬるりと締め付けながら、上下運動で絡みついた。
ベッドがギシギシ、という音を立てながら軋み出す。激しい愛の確かめ合い。俺達は全身で自分達の思いを伝えあっていた。
「かなで、激しすぎだ、これじゃすぐに出る」
「んああ♡ そうしたら、また、すればいいわ♡ あ、ん♡」
「かなで……」
かなではまた我を忘れて、セックスをしていた。そのことに野性的な興奮を覚える。こんなに純粋で愛らしい女の子を、こんなにもエッチに開発したのだ。俺はかなでの両手を恋人繋ぎにした。かなでもそれに答えながら、腰を前後に動かした。ペニスの全部がぴっちりと締められながら、マンコとペニスが一緒になって前後に動く。かなでが仰け反りながら喘ぎ乱れた。
「これ、すげえ……」
「ん、あ♡ 春斗の、ビクビク、している。気持ち良い? 大丈夫?」
「もう、ダメだ、あ、あと、少しで、もう」
「春斗、顔、溶けそう」
「っ、お、お前だって」
瞬間。視界が光り出し、快楽の絶頂が全身に甘く痺れだした。
「あたしも、もう……♡ ん、ああああああああ♡」
「ぁ」
ペニスの射精と共に、かなでがオーガニズムを迎える。ビクビクビク! と体を震わせ、恍惚としたいやらしい顔を浮かべ、快楽に浸っている。俺のペニスはそんなかなでの中で射精していた。迸りは長く、一回なのにかなでの中で何度も射精したような気がする、そんな長い絶頂であった。
「春斗……♡」
射精と絶頂の余韻に浸った後、かなでが騎乗位のまま甘えるようにディープキスをしてきた。舌と舌が生き物のようにいやらしく絡み合い、長く、長くキスをした。グチュグチュ、ピチャピチャ、という音を立てながら愛を交わす。かなでが唇を離す。唇からは俺の物か、かなでの物かわからない唾液がつうっと流れた。
俺のペニスは勃起していた。下から突き上げる。かなでは「ん、ああああ♡」と激しい喘ぎ声を上げた。
もう何度目かのセックスかわからなかった。射精した回数も、かなでが絶頂を迎えた回数も数えていない。
かなでを駅弁で犯しながら、夢中で腰を振る。パンパンパン! と淫靡な音が部屋中に響き渡り、かなでは俺の顔を両腕でたぐりよせながらディープキスを交わす。かなでの口の中熱く、柔らかくて気持ち良かった。そしてそれが終わると、激しく喘ぎだした。
「ん、あああん♡ すごい、すごいわ、春斗……♡ あたし、もう、あなたなしじゃ無理だわ……♡ 体が、勝手に……♡」
「俺も、かなで……!」
「あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、また……♡」
「出すぞ、また中に出すぞ!」
「一緒、に……♡ ああああ♡」
ぎゅっと抱き合いながら、同時に絶頂を迎える。それは再び、長い絶頂であった。かなでの中が一段と強く締まり、俺の射精は出所がわからないくらい、かなでの中へ容赦なく大量精液を注ぎ込んでいく。ドロドロ、とかなでの中かあら精液と愛液が溢れて来る。温かくて、熱くて。かなでの中で、俺は何度も愛を伝えたし、かなでは愛を伝えてくれていた。
俺はかなでを再びベッドに横にさせた。バックの体勢で挿入する。愛らしいお尻へ向けて、夢中で腰を振る。
「っ、ああああ♡ 後ろも好きよ、春斗……♡」
「かなでの中、もう、精液でいっぱいだ」
「春斗の、まだ、欲しいわ……♡」
「俺もまだ、かなでの中で、出したい」
俺達は息を荒げながら、セックスに溺れる。寝バックにして、かなでの可愛らしいお尻を両手で撫でまわす。
「かなでのお尻、綺麗で可愛いな」
「ん♡ 嬉しいわ……」
ドレスのスカートをぎゅっと握りながら、かなではうっとりとした声を上げる。突き上げると「ん、あああ♡」と乱れる。体はすっかり焼けるように熱くなり、赤くなっている。俺は腰の動きを早くした。
「あ、あん♡ 春斗、もっと、奥、がいいわ」
「ここか?」
「ん、ああああ♡ 強くて、いいから、春斗……♡」
乱暴なくらいに激しいピストンをする。ズンズンズン、と押しつけるようなバックにかなでは顔を淫らに振った。
「はあ、あああん♡ すごい、わ♡」
「かなで、俺、また」
「今度は、かけてほしいわ♡ 春斗のを、全身で感じたい……♡」
「っ、あああああ」
パンパンパンパン! とわざと大きく音立てた後、素早くペニスを引き抜く。かなでは体を正面して、俺のを受け止める。激しい射精は、かなでのドレスと天使のように可愛い体と顔をべっとりと汚した。他の誰でもない、俺ので彼女を汚したのだ。
「かなで……」
「ん。熱いわ」
「もうこれ、何回目だろうな」
「何回でもいいわよ」
かなでが優しい笑みを浮かべる。野性の欲望はまだ収まらなかった。俺は汚れたドレスと手袋を脱がせて、ベッドの外へ放り出す。かなでがまとうのは、頭のベールだけになった。勃起したペニスを正常位で入れる。我を忘れた喘ぎ声が再び鳴り出した。
ギシギシギシ、とベッドの軋む音と、俺とかなでの絡み合う音と、かなでが喘ぐ淫靡な音で部屋が満たされた。激しく愛し合い、俺達の結婚初夜のセックスは止まらない。激しくなる一方だった。
「春斗、んう♡ あなたので、もっと、中をぐちゃぐちゃにしてほしいわ……♡」
正常位で激しく突き上げる。かなでの可愛らしい胸を両手で揉む。彼女の体は俺の精液で汚れたままだった。それでも俺達はそのまま愛し合う。甘い香りと、淫靡な香りが俺達を狂わせている。俺達はきっと、この時まともじゃなかった。
「かなでの中、もう、焼けそうだ」
「春斗のも、ビクビク、すごいわ」
俺達は愛を確かめ合う。ディープキスを交わし、べったりと唾液と舌を長く交わし合った。抱き合いながら、腰を振る。温かで柔らかいかなでの体を全身で感じながら、ペニスとマンコを押しつけ合った。
「あ、やば、い」
「あ、あ、あ、あ♡」
心臓が高鳴る。全身が甘く痺れていた。意識が今まで経験したことがないくらい、心地よく揺らぐ。感じたことのないタイプのオーガニズムを迎えようとしていた。
「あたし、変だわ♡ あ、あん♡ どう、なっちゃうの……♡」
「かな、で。俺も、おかしくなりそうだ」
「このまま突いて、ドロドロにしてくれる………? や、あああん♡ すご、い♡」
俺はかなでの中を突き上げまくる。
ペニスをゴリゴリと出し入れしまくると、射精感が高まる。同時に意識が甘く痺れだし、やがて視界が白く揺らぎだした。けれどそれは心地よく、夢心地のような淫靡として快楽であった。
「く、来るわ……あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あああああん♡」
今日何度目かわからない、かなでと共に迎える絶頂。全身がビリビリと甘く痺れだし、抱き合いながらかなでの中で射精した。全身で気持ち良く溶けるような、凄絶とした射精だった。かなでも凄まじいオーガニズムを迎えたようで、体を震わせながら、エッチな顔をしてとろんとしている。
射精を終えた後、急に電池が切れたかのように、体から力が抜ける。かなでは両腕を広げ俺を優しく受け止めた。
そうして俺達は眠りにつく。ほとんど気を失ったかのような、そんな状態であった。
朝を迎える。俺達は抱き合いながら目覚めた。
「ん……♡」
目が合うなり、かなでが目を細めてキスをしてくる。舌と舌を絡ませ合った。何度も何度も、お互いの唾液が混ざり合うのを感じながら、長く交わった。そうして落ち着くと、俺とかなではおでこをくっつけて見つめ合った。かなでの可愛いらしい顔に、きれいな金色の瞳が視界を埋め尽くす。かなでの愛おし気な視線は、全て俺へ向けられている。
かなでは俺の胸元へ顔をうずめた。
「春斗」
「なんだ?」
「あなたの鼓動の音。好きよ」
そう言って、かなでは俺の胸を指でなぞる。
優しく、慈しむような動作だった。