※この作品はR-18です。

Angel Beats! ゆりルート   作:音有五角

63 / 110
ハーレム編 Part12「入江みゆきのおねだり」

 朝の七時。遅起きの入江にとっては昼起きが当たり前のなのだが、この日は違った。六時過ぎには起きて、とある場所へ向かっていたのだ。

 それは関根から聞いた――半分、噂のような話。

 早朝にゆりと桜木の二人が鍛錬しているという、森の奥地である。

 ルーティンを崩してまで、何故、そこへ向かっているのか。ロングスリーパーにとって早起きは中々にしんどいが、それでも見に行きたい、と思ってしまったのだ。

(桜木さんはやっぱり、ゆりっぺさんが本命なのかな……)

 あの二人はなにかと一緒にいることが多い。

 ほかにも色々な美少女が彼を取り囲んでいるが、やはり一番印象に残るのが仲村 ゆりなのだ。

 だから、二人が密会しているところを見てみたい――なんて、そんなことをつい思ってしまった。

(最近、会いに来てくれないな、桜木さん……)

 しゅんとしながら、入江は森の中を進んでいく。

 ハーレムセックス以来、入江はセックスをしていなかった。あの時、誰のマンコかを言い当てられて喜んだものだったが、その後相手にされていないことを思い返すと、どうしても我に返ってしまう。

 他の女の子達より、劣等感があるのだ。

 ゆりのような正妻ポジションではない。立華のような可愛らしさがあるわけではない。椎名のようにスタイルが良いわけではない。遊佐のような精緻な美少女というわけではない。ひさ子のように胸が大きいわけではない。岩沢のようなクールビューティーでもない。そして親友の関根と比べても、積極さがあるわけではなかった。

 そんな感じで、自己嫌悪に陥ってしまう。

 だけど、今のままでも十分だ、と入江は諦念していた。

(きっとあたしは、セフレポジションだから……しょうがないよね)

 歩いて行くと、やがて嬌声が聞こえてきた。ゆりのものだ。入江はびくっとして、足音を忍ばせて慎重に進む。

 やがて、桜木とゆりが着衣のまま、立ちバックでセックスしているところに遭遇した。

「んあ♡ ああん♡ 春斗くん、気持ち良い……♡」

 ゆりが淫らに声を上げている。桜木は夢中で腰を振っている。

 入江はすかさず木陰に隠れて、その様子を見た。

(やっぱり……エッチ、している)

 予想というか、期待していた通りだと思い、入江はパンツを降ろして、右手を己のマンコへ向けて伸ばした。

「ぁ……ん♡ 二人とも、気持ちよさそう……♡」

 入江は二人がセックスしているのを見ながら、その場でオナニーを開始する。マンコがぐっしょりと濡れだし、その中を自分の指で慰めた。

「ああ♡ んん♡ もっと、来なさいよ、激しくしても、大丈夫なんだから……♡ ああああん♡」

 ゆりの喘ぎ声が一段と大きくなる。桜木のパワーピストンを受け止めて、喜びに鳴いているのだ。

(いいな……すごく激しい……あれが、あたしだったら……ど、どうなっちゃうんだろ)

 クチュクチュ、と入江はマンコの中を指でいじくりまくる。目の前の光景をオカズに、自分がセックスしている気分を味わえた。

「ゆり、いきそう」

「いいわよ♡ 出しなさい♡」

「中で、いいか……? もう三回目、だけど」

「三回でも、四回でもいいから♡ 全部、受け止めるわよ……♡」

 桜木は射精した。ゆりの中でドクドクと脈打って、精液が注ぎ込まれる。しかし何度も中出ししているからか、まったく入っていなかった。ゆりのマンコから、ドロドロの白い精液が溢れ、足を伝って流れていく。入江は衝撃を受けた。精液が入りきらないくらい、朝から中出しセックスをしているのだ。

「ん♡ ぁ♡」

 入江もその場でイった。体を震わせて、ゆりと桜木が抱き合いながらディープキスを交わしているのを見る。

(あんな風に、朝から滅茶苦茶にされたいけど……あたしなんて、迷惑だよね)

 入る余地がない。

 そう思って、入江はパンツを上げて、その場を去った。

 

 

 脳裏に二人のセックスが焼きついて離れなかった。

 羨ましい、という感情が沸いてくる。

 そしてなによりも……入江は、欲求不満になっていた。

 次の日の朝も、同じように森の奥地へ行く。桜木とゆりは再びセックスをしていた。今度はシートを引いて、お互い全裸でセックスをしている。外で裸になって愛し合う、なんて淫らなんだろうと思い、入江はその光景をオカズに、再びオナニーを始めた。

 だけど、この日は昨日と違った。

 少しも満たされないのだ。

「どうして……あたしだって、気持ち良いのに。それに、昨日はちゃんと抑えられたのに……ん♡」

 入江は上着もはだけさせて、ブラをずらし、左手で胸を揉んだ。おっぱいとマンコを同時に刺激して、自分を慰めた。

 桜木とゆりのオーガニズムと同時に、入江も頂点に達したが、あとに襲い掛かって来たのは恐ろしいほどの切なさであった。体の奥が熱くなり、瞳の奥がつんと痛んだ。

(どうしよう……あたし、変だよ)

 そもそも、自分はなにをしているのか。二人のセックスを勝手に見て、それを見てオナニーまでして……。こんなの、ただの変質者だ。入江は慌てて衣服を整えて、その場から逃げるように駆け出した。

 

 

 一人になると涙が溢れてきた。自分はなにをしているのか、と自己嫌悪が止まらないのだ。入江はそんな煩悶を振り払うかのように、居残りでドラムの練習に打ち込む。ひさ子と岩沢から「なんか最近張り切っているな」と褒められたが、欲求不満を誤魔化すためだと自分でわかっているので、少しも嬉しくなれなかった。

「みゆきち?」

「わっ、しおりん⁉ いたの?」

「いや、さっきから何度も呼んでいたんだけど……みゆきち、ヘッドバンキングしながらドラムを叩くから、まるで聞こえてなかったみたいでさー」

「ヘッドバンキングはしてないよ⁉」

「そうだっけ? それより、はい」

「ありがとう……」

 関根から水を受け取り、口をつける。関根はふうむ、と顎に手を当てていた。

「乙女の匂いがしますな」

「え? 乙女?」

「みゆきち、ズバリ聞くけど」

「うん……?」

「朝、オナニーした?」

「ぶほうっ⁉」

 思わず、入江は水を吹き出した。

「ななな、なにを言うの⁉ もしかして匂うの⁉」

「いや、そうやって探り始めたら、実質認めたことになるんだけど……」

「してない! そ、そんなことしてないから! しかも朝だなんて⁉」

「本当かなー?」

「な、なんでそんなこと疑われているの⁉ あたし、そんなエッチな子じゃないもん!」

「ふっふっふっ」

「な、なに?」

 入江が震えあがる。関根がこうやって笑い出すと、大体ロクなことが起きない。

「そう言うと思って、本日は特別ゲストを呼んでみました!」

「特別ゲスト……?」

「桜木の兄貴、入りまーす!」

「っ⁉」

 わけのわからない関根の口上と共に、桜木が困惑気味に空き教室へ入って来た。

 

 

 少し微笑ましいといえば、微笑ましい。実を言うと、関根はちょっと怒っていたのだ。「お前がみゆきちを傷つけたんだから、お前が責任とれよなー!」と怒鳴られて、ここへやってきたのである。

 それでも、本人の前ではいつものスタンスを変えていない。本当は入江のことが心配でしょうがないのだ、関根は。

「あとは頼みましたよー、桜木さん。あたしは帰りますので」

 関根はスタスタと歩み去る。入江は当惑した感じで「ええっ⁉ ちょっと、しおりん!」と大声を上げた。

「よう、元気か?」

 俺が声をかけると、入江が顔を赤くしてうつむいた。

「あ、あの……しおりんに言われて来たのなら、別に、無理しなくていいんですよ……?」

「え? 無理?」

「あたしのために、時間を使う必要なんてないですよ」

 頭を殴られるくらいの衝撃であった。まさかそんなことを言わせるほど、傷ついていたなんて。

「なに言っているんだ。無理なんてしていない」

「それなら……」

 入江はぎゅっと両手を握って、切なそうな声で言った。

「もっと、あたしに会いに来てほしかったです………寂しかったです」

「入江!」

 俺は入江を抱きしめて、唇を奪った。

「んちゅ♡ クチュ♡ はあ……♡ ん、ずっと、こうしたかったです……♡」

「入江……ごめん」

「桜木さんのお部屋。行ってもいいですか?」

「ああ。もちろんだよ」

 

 

 俺の自室へ入江を侵入させ、すぐに続きを始めた。ディープキスを交わしながら、お互いの服を脱ぐ。抱き合いながらベッドへ転がり込み、シックスナインでお互いの性器を口で慰め合った。入江は俺のペニスを激しくしゃぶって、油断したらフェラチオだけで射精してしまいそうだ。

「んちゅ、くちゅ♡ 桜木さん、もっと、あたしのを舐めてくださいね……♡」

 入江がお尻を押しつけてくる。俺はクリトリスを優しく舐め回してやった。入江が喘ぎ乱れる。快楽に悶えながら、俺のペニスを手でしごいたり、フェラチオをしてくれていた。

「もう、入れていいですか……?」

「ああ」

 入江が俺の上に乗ったまま、跨る。ペニスを手で掴み、騎乗位でマンコの中へ挿入した。ずぶずぶ、といやらしい感触と共に、俺達は一つになる。入江は激しく腰を振り出した。

「ああ♡ んあ♡ 気持ち良い……♡ すご、い♡」

「入江……! 可愛いよ」

 俺は入江の胸を両手で揉む。手のひらサイズのおっぱいは触り心地がよく、揉みやすかった。まるで手の中でとろけていくようだ。

「もっと、触ってください……♡ あああん♡ 桜木さんに、滅茶苦茶に、されたいんです♡」

 入江が甘く求めて来てくれる。俺は入江を抱き寄せて、対面座位で突き上げた。入江も俺の体に抱き着き、首筋を舐めてくる。俺達は一つになって絡み合いながら、セックスを堪能した。

 パンパンパン、とピストン音を立てながらディープキスを交わす。それを終えると、入江はとろりとした相貌で俺の顔をじっと見た。

「あたしのマンコ、気持ち良いですか?」

「ああ。最高だよ」

 正常位に変えて、再びパワーピストンをする。ベッドが激しく軋み、ギシギシと鳴る。入江の喘ぎ声もそれに合わせ、激しくなった。部屋中に響き渡る。入江は興奮と快楽から、時折のけ反ったり、キスを求めたりしてきた。

「あああ♡ あん♡ 好き、好きです♡」

「入江……!」

「もっと、もっと、あなたが欲しいです……♡」

 絶頂が近づき、俺はさらに動きを激しくする。入江が「んんんあああああ♡」と叫ぶように喘いだ。

「いきそうだ……」

「は、はい♡」

「っ、あああ!」

「ああああああん♡」

 最後の一振りと共に、入江のマンコの中で俺のペニスが射精する。長い、長い射精。それが終わると、二人の荒れた吐息だけが聞こえた。

「桜木さん……♡ 今夜は、逃がさないですよ♡」

 入江は笑顔でそう言って、俺の頬にキスをした。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。