場所は生徒会室。立華が一人きりで淡々と事務作業をこなしていると、分身天使が唐突に入室して、言い放った。
「あなた、このままだと負けるわよ」
自分と同じ声、自分と同じ容姿が喋っている。
その違和感がいまだに拭えない。
自分の声をボイスレコーダーなどで聞くと不快感がある、あの感じと同じだ。多少慣れてはきたが、立華はいまだにこの分身天使に強烈な違和感を覚えている。
「なんの話かしら。あと、あなたは生徒会メンバーじゃないから、用もなく入ってきてはダメよ」
「そんなことどうでもいいのよ。このままだと、桜木 春斗が仲村 ゆりにとられるわよ?」
「どうして?」
興味を持ったのか、立華は手を止めて分身天使を見やる。
ふっ、単純な奴、と分身天使は内心でほくそ笑んだ。
桜木 春斗の件になると、立華は仲村に対してライバル心を出す。性格上静かな闘志ではあるし、本人がちゃんとその感情を理解しているかどうか怪しいところはあるが、無自覚なりに対抗心は表へ出て来るようになっているのだ。
「あなたが消極的だからよ。もっとグイグイいかないと。ただでさえ、クラスSSSは数に利があるのよ」
「そんなこと言われても……」
立華はしょんぼりとする。たしかに、この間のロッカーセックスの時のゆりは積極的であった。移動している時は腕を組み、挙句ロッカーの中へ連れ込んだのだ。
「大体、あなたもあたしもおっぱいが小さいわ。色気ではどう頑張っても負けている」
「おっぱい……」
立華がふにふに、と両手でその控えめな膨らみを制服越しに揉む。
「大きい方がいいのかしら」
「普通はそうよ」
「そう……」
立華は悲し気に眉を曲げて、ふにふに、と両手でおっぱいを揉み続ける。まあ彼女の場合それが良いのだが、分身天使は口に出さなかった。今回は彼女を焚きつけたいのである。
「オリジナル。あなたに協力してほしいわ」
「協力……?」
胸を揉みながら、立華が目を上げる。揉めば大きくなるとでも思っているのかもしれない。
分身天使はポケットから、小さな試験缶を取り出す。中にはカラフルな液体が入っている。
「これで彼を、魅了するのよ」
「しっかし、生徒会というよりは、ただの雑用だよな……」
放課後。使われなくなった空き教室を片っ端から掃除して回っている。ひどい雑務だが、ここ天上学園はマンモス校であるため、生徒も学園の手入れには参加しなくてはならない。一応清掃員らしきNPCもいるにはいるが、数に限りがあるのだろう。変なところまで現実へ寄せに行くのは、律儀なものである。
窓の外を見ると、部活動に励むNPCが見える。こういう景色だけは、本当に普通の学校なんだけどな。
「春斗。ここにいたのね」
と、ここで立華がひょっこりと教室の中へ現れた。
が、何故だか顔が赤く、瞳が潤んでいる。
「? かなで、風邪か?」
「違うわ」
立華はぎゅうううっと、俺の胸元へ飛び込んできて、抱きついてきた。
「体が、熱いのよ」
「かなで……」
「慰めてほしいわ……」
切ない上目遣いで見つめて来るので、思わずドキリとした。
放課後の教室。空き教室とはいえ、誰か来てもおかしくないのだが……。
「いいのか?」
「いや?」
「んなわけねえだろ」
俺がかなでの唇にキスをした。舌を交わらせ、クチュクチュとディープキスをする。互いの体温を交換するように、入念にキスをした。胸も優しく撫でてやる。
「ん♡ 春斗……♡」
かなでの甘い香りと、柔らかい感触を堪能しながら、かなでのパンツを降ろす。股の間に中指を入れる。ぬるり、と温かく艶めかしい感触と共に中へ進んでいく。
「あああ♡」
指を動かすたびに、かなでは悶絶する。指に愛液が絡みつき、クチュクチュといやらしい音が鳴った。
「放課後の教室でなんて。悪い人ね」
と、いつの間にいたのか、分身天使が背後から抱きついて来た。耳たぶを舐めてきて、暖かい吐息を直に感じる。
「あ、ぐ……お前」
「ふふふ。耳も感じる人なのね。でも、一番感じるのはここかしら?」
分身天使が艶美な手つきで、俺のズボンからペニスを取り出す。すると立華がすかさす、勃起したペニスを舐めだした。
「んちゅ、くちゅ……」
「あなたのだけじゃないのよ」
分身天使も奪い合うように、ペニスを舐めだす。かなでと赤い瞳をした分身天使が俺のペニスを舐め回す絶景と、二つの温かい舌が這う快感に背中が甘く痺れた。
「すげえ気持ち良い……」
かなでと分身天使が服を脱ぎだし、ペニスを二人で股を挟み込んだ。そのままW素股の要領で、二人が腰を振り出す。二人の温かいクリトリスが俺のペニスをすりすりとこすって、中に入れるのとは違う快感が走った。
「ん♡ ああん♡ んん♡」
かなでが大きく喘ぐ。
「あたしも、気持ち良いわ……♡」
分身天使も夢中で腰を振っていた。
放課後の教室の中で、二人の可愛い喘ぎ声が響き渡る。俺も下から突き上げるように、W素股を激しく刺激する。すりすり、と二人のクリトリスをいやらしくこすりつけてやった。
「あああ♡ 春斗、あたし、もう……♡」
「相変わらず激しいわね、あなたは………♡」
夢中で腰を振りまくると、感じ乱れた二人の体温は上がり、さらに大きく喘ぎだした。愛液に包まれたペニスがさらなる快感を生み出し、俺達は激しく互いを求め合う。
「二人のクリトリス、すげえ気持ち良い」
俺が言うと、かなでがうっとりとした目線をくれた。
「あたしも、春斗の気持ち良いわ♡」
分身天使が艶美に微笑む。
「あ、あ♡ 素敵だわ、あなたの……♡」
パンパンパン、と大きな音を立てながら激しくピストンする。射精感が高まる。
「二人共、このまま出すぞ……!」
「受け止めるわ……♡ 春斗♡」
「ええ♡ いつでもいいわ♡」
最後の一振りと共に、ペニスから大量の精液が発射される。精液は勢いよく飛び出し、二人の可愛らしい体を汚していった。ベトベトの精液を二人は手で救いながら、ぺろりと舐めてくれる。
「春斗、すごいわ♡」
かなでが微笑んだあと、俺にキスをした。分身天使はペニスをしゃぶった。射精したばかりだというのに、ペニスはまだ硬い。分身天使は口を離した後、微笑んだ。
「まだする?」
問いかけに答える代わりに、俺は分身天使とかなでを押し倒し、二人を重ねて再びダブル素股を楽しんだ。あああん♡ と、二人のいやらしい喘ぎ声が、夕方の教室の中に響き渡った。