※この作品はR-18です。

真·恋姫無双~名門の血筋~   作:梅干し

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―― 一人きりの戦いだった。
――回りは助けもせず、目も向けていなかった。なら俺が助けよう
――この世界で、初めての心友だから

『契り、その名は奔走の友 後編』


第漆話 契り、その名は奔走の友 後編

俺が部屋に入ると、文官達は焦った様に。

審配は、少し挙動不審に

逢紀は――

「あら?如何なさいましたか袁悠様?」

何ごとも無く話しかけてきた。

「如何もなにも、なぜ勝手にこんな事をしている?」

本来こういった場合は、太守でありこの城の主である母上に報告をしなければならない。

なのに勝手に罪を決め、尚且つ民を裁くのはあってはならなかった。

「これは異なことを

我らが主は床に伏せていましょう?

ならばこんな事で御足労かける必要はありませんわ」

「こんな事…ね」

「えぇ、些細な事ですわ」

俺はこれを聞いて、呆れしかでてこなかった。

「そうか、なら逢紀殿

後は俺がやっておくからここはもういいよ」

「いえいえ、袁悠様の手を煩わせる訳にはi「だまれ」ッ?!」

俺は少し殺気をいれながら言う

回りは顔を青くしていた。

「なら、貴女どうだ?

何の資格もない、"たかが"軍師の貴女が

守るべき民を勝手に裁き、その家族の訴えも聞かない

しかも自分の主に報告もしていない

「そっ、それは後程」後じゃ意味がないだろう?

何故なら決めた罪は何だったかな?

そう、それは死罪だ

死人に口無し…だが?」

「くっ!

しかし!許攸殿の家族ですよ?!」

「そ、そうですぞ!」

「それに元賊です、今後なにをするかわかりません」

それを聞き、許攸は悔しそうな顔していた。これをかわきりに、一斉に騒ぎ出す文官達

…俺は静かに、手に氣を為、机に叩き付けた。

バッン!!

辺りに轟音が響き

衝撃で机が壊れたが気にせず言った。

「元賊だからなんだ

生活が乱れているからなんだ

お前らは何故彼の内側を見ない?」

静かに怒りながら言うすると、少し青い顔をしながらも

逢紀が喋りだす

「内側?

そんなもの、この不純な輩にありませんわ!」

それは、逢紀の胸の内だったのだろう

許攸を庇護する俺に、睨みながら言うのだ。

しかし俺は…

「そんな事も分からないから、筆頭軍師になれないんだよ逢紀殿

彼は、確かに生活が乱れている

それは酒を飲んだりしてるからだ

しかし、その理由は?」

「そんなもの、只好きだから「ちがう」に…」

「それも、まぁあるだろうが彼は毎晩商人達と飲み

今の世の現状、他国の状勢、物資の経路

いろいろな事を聞いているからだ。

商人は渡り歩く、だからその知識は必要なものだ

貴女は今までなにをしていたのかな?」

「わ、私どもにはm「それは筆頭軍師である荀イク殿がしている

貴女には関係ない筈だが?」くっ…」

次々に反論し、論破していく

逢紀は悔しそうな顔しかできていなかった。

俺は再び回りを見渡し、何も言ってこないのを確認してから

「反論は無い様なので私が決議する

許攸殿又その家族には罪はない

直ちに牢からだし、家に帰して差し上げろ」

「ハッ!」

「文官含め君達には厳重注意をしておく」

「「「は、はい…」」」

「わ、かりま…した」

そして俺は許攸を見て

「許攸、奥さんに会いに行こう」

「はっはい!」

そう言って、許攸を連立って部屋からでたのだった

―――

――

 

◇◆◇◆◇◆

それから無事奥さんは釈放され

子供と家に帰った

その時に初めて会い

今回の事で謝罪をしたら、ひたすら逆に謝られてしまった。

そして今俺達は…

「良かったな、許攸」

「ハッ!

この度は誠にありがとうございました」

「う~ん、今回は何も悪くないからなぁ…」

「いえ、妻は人を殺めましたから…」

「自分の家族を守る為だろ?

俺だって同じ事をするさ」

「そう…ですか」

そんな会話をしながら、城壁から夕日を見ていた。

この世界にきて、こんなにも美しい夕日を見たのは初めてかもしれない

それは、いろいろな事を決心したせいもあるだろう。

だから、ここでフッと思い出した

許攸や袁紹は確か契りを交わした筈だ。

だから俺は許攸に言ったのだ

「なぁ、許攸

俺の兄貴分になってくれないか?」

「は?」

そう言われた許攸の顔をいつまでも忘れないだろう

「契りだよ

いい機会だ、これから俺に賭けてみないか?」

「くっ、くく…貴方は面白い方だ」

「アンタの方が年上だろ?

親しい奴の中なら、呼び捨てでいいよ」

「そうか?なら、そうさしてもらう

しかし、契り…ねいいのか?俺で」

「かまわん

今の袁家は野心がある奴が多い、妹もまだ幼いし

いつ寝首を欠かれるか分からんしな。

なら、アンタみたいなのでも信じれるなら部下にほしい」

「くくっ、そうかい

俺には断る理由は一切ない

もちろん受けるぜ」

――俺達は握手をして、夕日に誓う様に宣言をする

「我が名は、姓が袁、名は悠、字が魄麒、真名が龍二なり」

―― 俺は声を高らかに

「我が名は、姓が許、名が攸、字が子遠、真名が柳なり」

――許攸、いや柳は誇らしげに声を張り

「「我らは誓う、この夕日にかけて。

我が友が窮地に陥った時、何をおいても駆付けると。

そして、何をおいてもその背中を守ると。

我らは誓う、今この時から義兄弟なり

我ら"奔走の友"なり!」」

――こうして物語は始まる

――それは正に絆の誓い

――なにがあっても守るべき、心友の誓い




皆さんども
梅干しです
如何だったでしょうか?
柳との誓いは始めから考えてましたが
そこに至るまでにここまで悩むとは思わなかった・・・
一応今回は田豊や張郊と会う前と考えてください
ちなみに補足として、審配や逢紀などは始めからいた設定です
次回はそろそろあの人を出したいかなぁ・・・
では、また次回に!
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