※この作品はR-18です。

真·恋姫無双~名門の血筋~   作:梅干し

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「家族を守る為だった」
「逆らえない命令だった」
「弱い私は何もできなくて・・・」
「従う事しかできなくて・・・」
「「それでもあの方は・・・」」

『暗雲を招く城郭、操られし道化 前編』


第玖話 暗雲を招く城郭、操られし道化 前編

今日も変わらず、平和な日常の筈だった。

でも俺は、この長い一日の中で

物語が進んでる事を再確認したんだ。

―――

――

 

◇◆◇◆

 

「シッ!」

悠が自分の愛剣で、素早い刺突を何度も繰り返してくる。

それを最近マスターしつつある、氣を足に集めて避ける

「ハァァ!」

しかし、避けた方には既に振りかぶっている高覧がいた。

「くっ!」

俺は直ぐさま自分の剣で受け流す様に剣を交える

すると、僅かな隙が生まれてしまった。

「横が隙だらけですよ?」

やはりそれを見過ごす事なく、悠が渾身の突きを繰り出した・・・

そのせいで見えなかったのだろう

俺がニヤついたのを。

「え?!ちょ?!って

ふわぁぁぁ?!」

「うぉぉ?!」

俺は、高覧と交えていた剣を力無く引き

つんのめった高覧を支えにして、悠の手首を掴んだ

そして先程とは違い力一杯引っ張り自分の胸に治める。

赤くなった顔の悠に「スマン」っと声を掛け・・・

思い切り高覧に投げ付けた

思わず受け止めた高覧と少し目を回した悠に剣を突き付け――

「俺の勝ち・・・だよな?」

と悪戯が成功した様な笑みをしながら言った。

「「(あぅ~)・・・負けだな(ましたぁ~)」」

俺は満足な顔をして

「んじゃ今日の調錬終わりっと

約束通り、昼をご馳走になるぜ」

と、悪魔の宣告をした。

 

◇◆◇◆◇◆

 

Side???

「最近奴の勢力が大きくなってきたな・・・

フン、忌々しい奴よ

逢紀も審配も使えん奴等だ」

私は今、城の調錬場で訓練を終えた袁悠を見つめながら呟く

始めは目障りだとは思いながらも、只の子供とほっておいた。

しかし、奴は成長するにつれその頭角を出してきたのだ。

その時は既に遅く、奴は確固たる地位を築き始めていた

袁家の闇を分かっている様で、奴は自分の回りを固め始めたのだ。

始めに目を付けたのが「許攸 子遠」

奴は確かに普通の軍師らしくなかったが、奴の頭は確かだった。

まぁ、回りは気付かない屑ばかりだったが・・・

次は筆頭軍師の「荀イク 文若」

奴も実力はたしかだった。

しかし、荀イクは男が苦手らしく

城の男達相手にキツい言い方しかできず、

文官達や兵の一部から嫌煙されていた。

どちらも私は手を打った筈だった

許攸は妻を捕らえて、前々からあった不満をつついてやったら

バカな文官や逢紀に審配は乗ってきた

荀イクは演習のさいに、仕込んでいた山賊崩れ共を煽り襲う様に仕向けた。

・・・しかし奴は二人の危機を救い、腹心として率いれた。

だから、私は今回奴自身を狙うことにしたのだ

「そろそろ奴には表舞台から消えてもらうか・・・おい」

「・・・はっ」

「・・・ここに」

「良いか、まずお前は奴を籠絡しろ

貴様の身体を使え。

その為にいろいろ教えてきたんだ。」

「・・・はい」

「お前はその隙を付き、奴を仕留めろ」

「・・・はっ」

「良いな、必ず成功させろ

・・・さもないと、貴様らの大事な家族がどうにかなるかも知れんぞ?」

「「・・・っ、わかりました」」

そう告げると奴等は去っていった様だ。

「フンッ、まぁ期待はしてないがな・・・

精々私の為に働け

そして哀れに踊れ道化達よ・・・」

Side???end

 

◇◆◇◆◇◆

 

俺達は町に飯を食べに行き、先程帰ってきた所だった

「ふぃ~旨かったなぁ」

「そうですねぇ~」

「くっ・・・俺の金が・・・」結局、悠と高覧がどちらが払うかとなり

ギャーギャー言うのでジャンケンを教え、それで勝敗をつけた結果・・・

「うぉぉ・・・俺の食費が・・・」

「うるさいなぁ~、負けたのが悪いんでしょ!」

御覧の通り高覧が負けたのだった。

ちょうど城に着くと、向こうから小走りで桂花が走って来た

「龍二様ぁ~!」

「ん?おぉ、桂花

どうした?急用か?」

「いえ!たまたまお見掛けしたのでお声をかけました

ご迷惑でしたか?」

「いや、そんな事ないさ

俺達は今飯を食べてきた所でさ」

そう言うと、桂花は今気付いた様に・・・

「あら?いたの?アナタ達に様は無いわ

さっさと行きなさい」

「なっ!貴女にそんな事を言われる筋合いはないわよ!」

「フンッ!私と龍二様の前にいるだけで邪魔よ!」

「うぐぐぐ!」

「うむむむ!」

「あ~、お前らこんなとk「「アンタ(高覧)は黙って(て)なさい!」」・・・すいません」

いつの間にか、この二人は仲良く?なっており

華琳と麗羽の様にキーキー喧嘩する様になっていた。

閑話休題

 

◇◆◇◆◇◆◇◆

 

昼間の事も過ぎ去り、今日もまた終わろうとしていた。

俺は久しぶりの風呂から上がり

自分の部屋に帰る途中だった。

「あ"ぁ"~久々の風呂は良かったなぁ

身体を拭くだけってのも辛いもんがあるからなぁ」

やはり、昔の世界なだけあって水道など無い

なので風呂を沸かすのも大変な事なのだ

「いずれ水道を引くかな・・・

温泉を探すのも悪くないなぁ」

そんな事をブツブツ言いながら自分の部屋の前に着く

すると、何故か部屋から人の気配がしたのだ。

(誰かきたのか?

・・・いや、アイツらなら部屋に入らず扉の前にいるか

気配を消す様な事はしない筈だ)

そう、今部屋にいる何者かは気配を消していた。

しかしそれは、武官のものでは無く

素人のそれだったのだ

(邪がでるか蛇がでるか・・・)

俺は、部屋に入った

するとその主は隠れたりせずに

俺の部屋にある寝具に腰掛けていた。

暗くて分かりにくいが、頭に頭巾をしておりそこには動物の耳らしきものが付いていた

「ん?なんだ・・・桂花か?

どうしたんだ?まさか・・・夜這いか?」

俺は少し安堵してか冗談めかして言った

すると・・・

「そうですよ・・・」

「うぉ?!」

行きなり桂花?は抱き付いてきたのだ

しかしここで違和感は最高に上がった。

桂花とはなんだかんだで、長い付き合いなのだ。

彼女独特の雰囲気は分かる

しかし彼女は少し違う、そして極め付けは"匂い"

桂花は花の様な、少し甘い匂いがする。

しかし、今抱き付いている彼女は柑橘類の様な匂いだった

そして頭の頭巾は抱き付いた事で目の前にある

桂花は猫の様な頭巾

しかし彼女は・・・

犬の様なタレ耳をしていた

「桂花じゃない?

君はいったい・・・」

「・・・私は荀シン 友若

桂花は私の姉です」




皆さんども
梅干しです
今回は等々袁家の闇の部分を出してみました。
命令した謎の人は誰なのか
それは後々出すつもりです
袁家のメンバーもそろってきたので、そろそろ旅に出る準備と
黄巾辺りに入りたいですね
では、まて次回!
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