信用できる仲間達が揃ったから。
なら、次にする事は決ってる
『第拾壱話 もう一人の妹、新たな仲間達 前編』
でも人生はわからない
俺は初めて、この世界で・・・
―――
――
「兄上~!」
「お~ぅ」
今は大体昼前ぐらい
そんな時に、客が来た。
朝頃に文が届き、色々書いてあったが要は
「お嬢さまが最近寂しがっているから、遊びに行きます」
と言う内容だった。
俺の、つまり袁家の血筋で俺を兄と呼ぶのは二人だけだ。
一人はこの城に住む、麗羽
そしてもう一人は従妹である人物・・・
「兄上~会いたかったのじゃぁ~」
今俺に抱き付いてきた袁術 公路、真名は美羽のこの娘だけだ。
「お嬢さまぁ~、待ってくださいよ~」
後ろから来たのは、その美羽の部下で
親衛隊の隊長でもある人物・・・
張勲こと真名が七乃だった。
「美羽も七乃も元気だったか?」
「「もちろんですよ~(なのじゃ!)」」
こうして改めて見ると、大きくなったものだ。
俺が初めて会ったのは、美羽がまだ五歳の頃だろうか・・・
始めから懐いてくれたから、子守もやりやすかったのを覚えている
まぁ、そのせいで今だに少し問題が起こっているが・・・
「ちょっと美羽さん!
私のお兄様に抱き付かないで下さいまし!」
「嫌じゃ!兄上は妾の兄上でもあるのじゃ!」
「そうだそうだ~」
これだ。
昔から美羽と麗羽は良く喧嘩をする
まぁ、全部俺関係だから嬉しいやら悲しいやら・・・ん?
これが噂のブラコンってやつなのか?
「貴女は実の妹ではないでしょう?!
それと貴女も黙ってなさい!」
「むぅ~!兄上~!」
「龍二さまぁ~怖いですぅ~」
そう言って二人は俺の両腕に引っ付いた。
「むむむっ!なんて羨まs・・・じゃありませんわ
卑怯な事を!
お兄様を盾にするなんてっ!」
「麗羽には関係ないのじゃ~」
「そうだそうだ~」
「ムキィー!」
・・・今日も袁家は平和みたいだ・・・
閑話休題
◇◆◇◆
あれからしばらく続いたが、美羽のお腹が鳴いたので町にでて昼を食べることにした。
そして町にでたはいいのだが・・・
「袁悠様!こちらもお持ちになって下さいまし!」
「袁悠様こちらもどうぞ」
先程から声を掛けられるだけじゃなく、果物や点心などをくれるのだ。
正直これを食べたらお昼はいらないぐらい
「皆さんすまないね
ほら、二人とも御礼を言うんだ」
「ありがとうなのじゃ!」
「ありがとうございますわ」
「いえいえ、とんでもないでさぁ
良かったらまたおこしください」
俺達は礼を言ってから近くにいた兵に城に持って行ってもらった。
それからまた歩きだし、店を探していると
「ここはやっぱり活気がありますねぇ~」
七乃がそんな事を言い出しのだ
回りでは子供達が楽しそうに笑いながら駆け回り
色々な店からは店主らしき人物が客引きをしていた。
そして、先を行く
手を繋ないだ麗羽と美羽を見ながら呟いた
「この光景は、俺の理想だ。
今はまだこの地域だけだが、他の所もこうしたい
この当たり前の光景が何処でも見れる様に
良いと思わないか?
あの子供達の笑顔を、民達の笑い声を」
「・・・・・・///」
「・・・ん?どうした?」
「な、なんでもないですよ!//」
「兄上~!早くするのじゃぁ~!」
「ちょっと美羽さん!引っ張らないで下さいまし!」
七乃と話していると、先程より先に行ってしまった二人が声を掛けてきた
「お姫様達がお呼びだ
行くか」
「はい!って龍二様?!//」
そう言って、俺は七乃の手を握って走り出したのだった。
◇◆◇◆◇◆
それからいい店を見つけ、食事をしている時に事件が起こった。
「なんだテメェ!」
「やんのかコラァ!」
突然店の奥から怒声が聞こえてきたのだ。
「びっくりしたのじゃ」
「大丈夫ですか?お嬢様」
「まったく、うるさいですわね」
「酔っ払いだろうな
ちょっと見てくるから、三人は食べてていいぞ」
「「「わかりましたわ(たー)(たのじゃ~)」」」
―――
――
奥に向かうとそこには、若い男が四人と
客らしき髪が緑色の女の子
他に店員らしき黒い短い髪の子がもめていた。
「テメェら、ちょっと顔がいいからって調子にのんじゃねぇぞ!」
「アンタらが嫌がってるこの娘に手を出すのが悪いんだろ」
「そもそもテメェは関係ねぇだろうが!」
「関係ないぃ?アタイは静かに飯食ってたのに、後ろで酔っ払って騒ぐ奴等に言われたくないね」
「あ、あのぅ、私はいいですからぁ」
「駄目だよ、アンタこいつらに尻触られたんだろ?」
「はぃ・・・」
話しを聞いて、纏めてみると
この男達は昼間から酒を飲み、尚且つ店員に迷惑をかける程酔っ払っていたらしい
それを見兼ねた緑髪のアタイっ娘に鉄拳をくらったみたいだ。
(確実に男達が悪いだろ・・・
しかもセクハラの上に逆ギレか・・・)
そんな事を考えていると・・・
「こいつら・・・、もう許さねぇ・・・
おい!やっちまえ!」
そんな声が聞こえた。
慌てて前にでて、短刀を持つ一人の手を掴み、その勢いで地に叩き付ける
「ガハァ!」
「寄ってたかって・・・
お前ら恥ずかしくないのか?」
「なんだテメェ!」
「ただの客だっよ!」
「がぁ!」
他の男が殴りかかってきたので、躱しながら腹に一撃入れて倒す
「まず二人っと」
「いや、三人だよ」
声の方に向くと、先程のアタイっ娘が違う男を叩き伏せていた。
「ん~、加勢はいらなかったか?」
「へへっ、いらなかったけど
助けにきてくれたのは感謝してるよ
ありがとな!」
その元気な声の御礼と笑顔に、少し可愛いと思ったのは内緒だ。
男達を倒し二人で話していると
「テメェらだまれ!
コイツがどうなってもいいのか?!」
「・・・っ」
先程のリーダーらしき奴が先程の店員を人質にしていた
「ちっ」
「屑が・・・」
二人して男の動きを見て、隙を付こうとした時・・・
「・・い・・かげ・・・し・・・」
「なに?黙れ!なにいってやがる!」
「いいかげんにしてください!」
「ぐふぅ!」
突然店員の彼女が首に当てていた手を掴み・・・背負い投げの様な投げをしたのだ。
「・・・あ、おもわず・・・」
「「・・・・・・」」
きっと、その時俺達は唖然とした顔をしていただろう
しばらくは驚いて動けなかった。
――
―
おまけ
「ふぅ・・・」
「どうしたのじゃ?七乃」
「な、なんでもないですよ!
さぁ、こちらも美味しいですよ!」
「う、うむ」
(あの時の、前を見つめる顔に見惚れたなんてお嬢さまには言えないなぁ//)
皆さんども
梅干しです
アタイっ娘の口調がわからんw
本編を少しやり直さないと・・・
次回ぐらいが第一章終わりって感じですかね