【ふたなり】両性具有の少年少女の青春を描く実験小説 作:喋家月餅太
美咲が小学校の頃の話。
美咲は友達の友香子の家に遊びにきていた。その日、友香子の両親は出かけていたため留守番をしなければならず元々遊ぶ約束をしていた美咲を家に呼んだ形だった。
友香子には兄がいるが兄も友達と遊びに行っていない。今日は夕方まで美咲と二人っきりだった。
有香子は幼稚園からの友達で美咲が両性具有であることを知っている。そもそも幼稚園の頃に同じ組だった子達はだいたい知っている。
美咲は当時、女子として幼稚園に在籍していたが幼稚園の男女共用のトイレに行くと男子と一緒に小便器で用を足していたし、プールの着替えは男の子も女の子も裸になって着替えていたので美咲の足の付け根に他の女子にはないものが付いているのを見られることもあった。
かつては極めて稀だった両性具有という性別が世間で認知される程度に増え出して日は浅いし、そもそもの絶対数は少ない。男と女のどちらの機能も持つ人間というのは幼稚園児には理解できなかったが、美咲が通っていた幼稚園では「女の子にもちんちんのある子はいる」と説明していた。
当時は美咲も特段他の女の子と違っていることを意識することはなかった。
そんな美咲も小学校になってから、トイレも男女で分かれて男女で分けて先生から扱われる場面も増えてから自分が女の子であることを意識するようになった。
入学当初こそ、洋式便器で立ちションをしていたが、夏休みに入る前にはそれは女の子としてふさわしくない行動と考え座って用を足すようになっていた。
そんな中で美咲には気になっていたことがある。
友香子をはじめ女子のおしっこはどのように出るのかということだ。
自分以外の女子には自分についてるようなちんちんがないのは知っている。
美咲が気にしていることではあるが体育でジャージやハーフパンツを履く時に自分の足の付け根にできる微かな膨らみが自分以外の女子にはできない。
だが平らな股間には何にもないはずではなくおしっこが出る場所だからそのための何かがあるはずだ。
「ねぇ、友香子。ひとつ聞いていい?」
「何?」
「変なこと聞くけど、おしっこ出るところってどうなってるの?」
「え? どうって?」
「おちんちんがないのにどんなふうにおしっこが出るのかなって」
美咲がそういうと友香子は美咲の足の付け根を見た。
あまり意識しなかったが、美咲には女子だけど兄と同じようにちんちんがついている。友香子も幼稚園の時、着替えの際にちらっと見たことがあるし、外で遊んでいて当時は立ちションしていた美咲と並んで連れションしたことがあるから見たことがある。
美咲は一人っ子だし、仮にも同性だし当時は興味もなかったんだろう。プールの着替えの際に周りの女子のその部分を意識してみなかったし仮に見てても覚えてないのだろう。
「わたしのお股、真っ平だよ」
「それは知ってるよ。でも、おしっこ出るからなんかあるんでしょ」
「なんかかぁ……線があるよ」
「線?」
「うん、ここにこんな感じで」
友香子は足を広げて股間を縦に指でなぞって「こんな感じ」と説明した。
美咲は首を傾げて友香子の言葉が理解できないようだった。
「じゃあ、見てみる?」
「え? いいの?」
「女の子同士だからいいよ」
「でも、あたしのおしっこ出るところ男の子と一緒だよ」
「美咲は男の子じゃないでしょ。ちんちんついてる女の子でしょ」
「うん」
「じゃあ、美咲のちんちん見せてよ。わたしもちんちんあんまりじっくり見たことないし」
「いいよ。友香子の見せてくれるって言うし」
「じゃあ、わたしから見せるね」
友香子はテーブルの向かいから美咲の隣に移動した。そして穿いていたズボンとショーツを下ろした。
「……!」
下半身が裸になった友香子の股間を見て美咲は即座に友香子の言葉の意味を理解した。
「ホントだ。線てこれなんだ」
美咲は友香子の足の付け根をまじまじと見つめた。
平らな股間の真ん中には縦一直線の割れ目があった。その割れ目は後ろに続いているようだ。
美咲は幼稚園のころから一緒にいる友香子の股間が自分と全然違う形をしていることが不思議に思えた。トイレに入るたびに見下ろすとそこにあるものがない。そして、ない場所には見せてもらうまで想像もつかなかった一筋の割れ目。不思議に思えた。
「線ってこんな感じなんだけど」
友香子は自分の股間を見つめる美咲に何だか恥ずかしくなって思いついた言葉を言った。
「お尻みたい」
美咲は陰裂の形を見て思いついたことを言った。
「線っていうか割れてる?」
「そうだね。みんな線っていってるけど、割れてるだね。たしかに。美咲の言う通りお尻に似てるかも」
友香子は下を向いて自分の股間を覗き込んで言った。
自分とは違うと言うのは理解できるもののこんな風に興味を持たれるとは思ってなかったので有香子は少し美咲の反応に驚いていた。
友香子からすれば自分の股間は「おしっこが出るだけ」の「何もない場所」であるため、特に興味を持たないできたからだ。
「ねえ、おしっこってどうやって出るの?」
「どうやって?」
「線全部から出るの? それともどっか一箇所から?」
「えっとね、おまたの真ん中くらいから出るよ。この辺?」
友香子は足と足の間の真ん中あたりを指差した。
「ここにおしっこの穴があるの?」
「だと思う」
「だと思う?」
「だって見えないから」
美咲は友香子の言葉に驚いた。友香子は自分のおしっこの出る場所が見えない場所だからどうなってるか知らない。美咲からするとこれも想像していなかったことだ。美咲は小さな頃から立ってしていた時も座ってしている今も下を見たらちんちんの先っぽからおしっこが出ている様子が見える。ちんちんの皮を剥いておしっこの穴も何度も見ている。その当たり前が友香子にはない。
「じゃあ、線の中がどうなってるのかも知らない?」
「知らない。どうなってるんだろうね……」
美咲と友香子は目を見合わせた。そして友香子は下げていただけのズボンとショーツを全部脱いでベッドの上に置くと、机の上にあった手鏡を取りベッドに腰掛けた。
「どうしたの?」
「気になったの。線の中どうなってるか。あとおしっこの穴がどうなってるか。美咲は見たい?」
「え、うん」
「見ようよ」
友香子はスイッチが入ったように勢いよく行動していた。
「ずっとおまたって男の子と違って何もないんだと思ってたけど、こんな風になってるんなら中になんかありそうじゃない?」
友香子は股間の割れ目付近の肉をつまみ上げて言う。指で引っ張られた割れ目は斜めになっていた。美咲はその様子を興味深そうに見た。
「座ってこうやって覗き込んでも線のはじまってるところしか見えないから、鏡に写そうと思って。美咲はそこに座れば見える?」
美咲は足を広げて座ってる友香子の前に座って股間を覗き込んだ。足を広げた友香子の割れ目がはっきりと見える。
「お股の割れてるのってお尻と別なんだね。どっちも途中で終わってる」
美咲は友香子の股間への発見を伝えた。友香子は鏡を覗き込む。
「ホントだ。お尻の穴の前くらいで終わってるね」
「お尻の穴、初めて見た」
「わたしも。こんなシワシワなんだね」
「おしっこが出るの、お尻の穴じゃないんだよね?」
「うん。もっと前から出てるよ。さっき言ったようにお股の真ん中。この辺かな?」
友香子は肛門より少し手前あたりの股間の割れ目を指差した。その辺は股間についてる脂肪が肉厚になっている。
「美咲って私が見せるまでお股ってどうなってると思ってたの?」
「つるんとしててお尻の穴からおしっこが出るんだと思ってた」
「全然違うでしょ」
「割れてておしっこの穴があるってお尻に似てるなって思った」
「お尻かぁ」
友香子は初めて女の子の股間を見る美咲の素朴な感想に納得した。確かに割れ目があってそこに排泄のための穴があるのはお尻に似てる。出るのがうんちかおしっこかのちがいがあるとしても。
「その前の方のお尻の穴、見てみようよ」
「うん……」
友香子は興味津々の様子で言い、美咲は小さく頷くと息を呑んだ。
友香子は割れ目の左右に指を置いて大陰唇の脂肪を広げた。最初ピタッとくっついていた左右の柔らかい部分が左右に分かれていく。
「何これ?」
友香子は鏡に映った自分の股から顔を出したものに驚いた。予想してたものと随分と違うものがそこにあったからだ。
美咲は少し困惑した様子で友香子の大事なところを見ていた。美咲からすれば「ちんちんがない」事しか知らず割れ目もついさっきまで知らなかった。身体についてる本人ですら驚くものがその中から姿を現したなんて理解が追いつかない。
「おしっこの穴は?」
そこにはお尻の肛門に相当するようなものは見当たらなかった。代わりにあったのは少し濃いピンク色のうねうねした細長いものだ。うねうねは上の方、つまり上半身側にいくに従って少しだが広くなっている。そしてその端には小さな尖ったものがある。
「なんか、変な形……。なんだろうこれ」
「初めて見るの?」
「だって割れてる中を見るの今が初めてだもん」
友香子も美咲も、友香子の足の付け根についている初めて見るものに困惑していた。
二人とも美咲が「お尻みたい」と表現した通りに割れ目のなかにはおしっこの出る穴があるだけだと思っていた。けれどもそういったものは見当たらずピンク色の不思議なものが付いている。
友香子は鏡に映る自分の体の未知の部分をじっと見ていた。そして、肉眼で見える範囲も見てみると一番上にある尖った部分が開いた割れ目から顔を覗かせていた。
美咲は単に「ちんちんがない」としか認識していなかった女の子の股に割れ目という想像外のものを知り、その中についている本人にすら何かわからないものを発見し言葉が出てこなかった。なんとなく履いていたキャロットスカートの上から自分についているちんちんを触って形を確かめて友香子との違いを実感していた。
一方、友香子も割れ目の事は自分の身体の事だし知ってはいたもののその割れ目も特に存在を意識するものではなく「自分のお股にはちんちんがなくて、何もない」という認識だった。
お互いに意味合いは違えど「何もない」と思っていた股間に初めて見る何かがついている。性的な意味ではないが二人は妙な興奮を覚えた。
「どこからおしっこが出てるんだろう?」
「出てる感じがどのへんとか分からないの?」
「わかんないよ。だいたいはわかるけどだいたいだとこのピンクのところ全部だもん」
「それじゃあ……」
美咲は一番上の尖った部分を指さそうとしたが、勢い余って軽くつついてしまった。
「わぁ!!」
友香子は美咲が尖った部分に触れた途端に大きな声を出して飛び上がった。
「どうしたの!?」
友香子は無意識のうちに足を閉じてしまっていたが、美咲の声に我に返るとそっと足を開いて再び割れ目を指で押し広げて鏡に中を写した。
「なんかビリって感じがした」
「ビリって感じ?」
「うん。よく分からなくてびっくりしちゃった」
美咲は友香子の反応と自分が言おうとしたことを考えた。美咲は友香子の言っていることに自分の体に当てはまる事がないか考えた。
今、友香子はびっくりした感覚のことで頭がいっぱいでじっと自分の股間を見ている。その隙に美咲はキュロットスカートの中に手を突っ込んでちんちんの皮を剥いて先っぽをそっと触れた。ピリッとした少し痛い感じがする。多分、これに似たものだろうと美咲は思った。
友香子にちんちんを触ったことがバレないようにこっそりとキュロットスカートから手を出す。
「ねぇ、友香子」
「うん?」
「そのビリって感じ、多分あたしもあるの」
「美咲も?」
「おちんちんの先っぽを触ったらびっくりするくらいじゃないけどピリって感じがするの」
「美咲のちんちんも?」
「うん、先っぽのおしっこの穴のところを触るとちょっと痛いピリって感じするの」
美咲は考えた。男子にこんな話したことはないけど、多分、両性具有でも男子でもちんちんは同じだろう。脚の付け根に尖った突起があって触ると刺激が強くて少し痛い、友香子の股間と美咲の股間の思わぬ共通点だ。
「おしっこ、ここから出てるんじゃない?」
美咲は触れてしまわないように気をつけながら友香子の割れ目の尖った部分を指差した。
「これ? ここから?」
友香子は美咲の言葉に驚いた。
「わかんないけど、この先っぽからおしっこ出てるんじゃない? うねうねしたところに穴はないし、とんがった形の先っぽっておしっこって感じがするし」
美咲は自分のちんちんを念頭に置いて言った。ちんちんは「おしっこの出る突起」だ。それが付いている立場からすれば突起=おしっこの連想は自然なことだった。余談だが、実際に女性器についての認識を調査すると男性およびマスターベーションの習慣がなく自身の外陰部を見た経験の少ない女性に多くクリトリスから尿が出てると言う勘違いは見られるらしい。
友香子は美咲の「尖った先っぽだからおしっこ」というのは言葉の意味がわからなかった。だが、友香子と美咲に存在する体の違いを考えていくつか連想するとちんちんと一緒だと言いたいのだとすぐわかった。幼稚園の頃に外で連れションして立って用を足す美咲のちんちんにや一緒に風呂に入った時に何度も見てる一切年上の兄のちんちんの形を思い出すと明確だ。ちんちんは先の尖った形をしてる。当然、亀頭丸みを帯びているが幼い美咲や友香子の兄の包茎のちんちんは包皮によって先の尖ったシルエットだ。
「これなんだ。思ってるのと違った」
「あたしは全然違うお股だからわからないけど」
「多分そうだと思う!」
友香子は感動したような表情を見せた。股間への認識が「何にもない」から「付いてるものがある」へと変わり、日常的にどうなっているか知らずにしていたおしっこの出る場所が判明したからだ。
「とんがったのの先っぽがおしっこの穴……」
友香子の感動は常におしっこの出る場所が見えてる美咲にはピンと来なかったが、美咲にとってもそもそも全てが未知だった女の子の股間を知ることができたのは大きな発見だった。
「ねぇ、美咲」
「何?」
「わたし、美咲のちんちんを見たい」
美咲が自分の名前を友香子が呼んだ時に予想していた事が当たった。自分に付いているので普通の女の子がどれだけ興味を持っているのかは想像が付かないが、美咲自身が自分と異なる股間を持つ友香子その部分に興味を持ったように友香子も美咲のちんちんを見たいと言い出すのは当たり前に思えた。
「いいよ。キャロットを下ろせばいい?」
「うん」
美咲は友香子の股間を見るために床に座っていたところを立ち上がった。そして、キャロットスカートを下ろして、続けて穿いている一般的な女児向けショーツを下ろした。
友香子はキャロットスカートを下ろした時に見たショーツを穿いた状態の美咲の股間に思わず注目した。風呂上がりに見る自分のパンツ姿のように布が股間の傾斜に沿って後ろに回り込んでるのと違って、美咲のショーツと鼠蹊部は小さいが盛り上がった膨らみを形成していた。それは紛れもなく、その場所に自分に付いていないものが付いている証拠だった。そして、そのショーツを下ろすとその友香子に付いていないものが顔を出した。
尻尾やソーセージと形容される細長いものとその下に皮膚でできたシワシワの袋がそれぞれぶら下がっている。美咲の男性器だ。
幼稚園くらいまでは何度か目にする機会があったが、こうして改めて見ると女の子でありその事に疑問を持たずに付き合ってきた美咲にこうしてちんちんが付いているのを見ると不思議な気持ちになる。友香子は美咲にちんちんが付いてるのは知っていながらパンツを脱いだ姿に頭の片隅で自分と同じ縦に割れた平らな股間を想定していた。
「美咲もこの先っぽからおしっこが出るんだよね?」
「うん」
「おしっこの穴がここにあるの?」
友香子は美咲のペニスの先端を指差した。
「そうだよ。こんなふうになってるの」
美咲はペニスの皮を剥いて見せた。そこには丸みを帯びた皮膚に比べて白っぽい亀頭が顔を出す。
「ホントだ。穴?があるね」
友香子は亀頭の尿道口をみた。
「ちんちんの中って白っぽいけど穴の周りってピンクなんだ。なんか、美咲の穴って自販機のコイン入れるところみたいだな」
友香子がそう言うと美咲は少し考えてペニスの先端を上に向けて尿道口を見た。
尿道口は細長く裂け目のような形をしている。確かに自販機のコイン投入口に似てるというのはわからないでもない。
「あたしは口に似てるって思うけど」
美咲はそう言うと上を向けていたペニスを友香子の方に向けた。
「んー、確かにそうだね。穴の周りのピンクのところが唇?」
「そう」
「なるほどー。面白い形してるんだね。丸い穴なんだと思ってた」
美咲は生まれた時から当たり前のように自分に付いていて、トイレや風呂や着替えで見ているのでちんちんがどんなものか知っている。それが付いていない友香子がイメージしているちんちんの姿が実際と違うんだと実感したと同時に自分が友香子の股間にしてた想像と実際の乖離を知った友香子がどんな気分でそれを聞いていたかわかった気がした。異性が自分に持つイメージは不思議という事だ。
「ねえ、触ってもいい?」
「え?」
「美咲のちんちん、触ってみたい」
友香子の質問に美咲は戸惑った。ちんちんの無い人にちんちんを触られると言うのが妙に恥ずかしく感じたからだ。とはいえそこは両性具有は身体的に女性と異なるとはいえ関係性は同性の友達同士だし、さっきは自分の疑問に応えて大切なところを見せてくれたのだから嫌だと言う気持ちは起きなかった。
「いいよ。でも引っ張ったり強く握ったりしないでね」
「わかった。そっとだね」
「うん」
付いてないわけだから勝手もわからないだろうからと丁寧に触ってほしいと美咲は頼んだ。美咲は睾丸をぶつけて痛い思いをした事が何度かあるし、乱暴に扱われるのは怖い。友香子には無いものなのでその感覚が分からないだろうから予防線を張った。まして、自分が未知のものである友香子の女性器でやらかしたので性器は丁寧に触るものだと痛感したのもある。
友香子は恐る恐る陰嚢を持ち上げるようにそっと触った。
「わっ、本当に玉が入ってるんだ。なんか触った感じ面白い。シワシワでふにふにしてるね」
友香子は美咲の陰嚢をやさしくだがバスケのドリブルを上下逆にしたような触り方を楽しんでいた。
「お兄ちゃんがこの部分きんたまって言って中に玉が二個入ってるっていったけど本当なんだね。あと袋って普通の肌より厚い。……あ、くすぐったくない?」
「大丈夫だよ」
「次はおしっこ出る方触るね」
そう言って友香子は陰嚢を乗せていた手のひらを離すと揃えた指の腹でペニスを根本から手前に撫で始めた。
「んっ……」
美咲は思わず顔を逸らして小さな声を出した。
「ごめん、痛い?」
友香子はさっき自分の股にある尖ったものを美咲に触れられた時のことを思い出して手を離した。
「大丈夫、くすぐったいだけ」
「触って大丈夫?」
「いいよ」
友香子はさっきよりもそっと美咲のペニスを撫で始めた。
兄やプールの着替えで無防備にしてるクラスの男子、そして自分と同性の女の子である美咲に付いているのに自分には無いちんちんを触るのが楽しくなった。ちんちんの皮膚はスベスベとツルツルの中間のような感触だった。
そして、こんどは手の姿勢を変えてやさしくペニスをつまんでみた。念の為、美咲の顔を見て嫌でないかを確認しながら。美咲は特に嫌そうな様子を見せず興味深そうに自分のちんちんを触る友香子を眺めていた。友香子はその様子を見ると安心してペニスを摘むのを続けた。美咲のペニスは弾力がありつつも柔らかかった。
ペニスと陰嚢、男性器を構成する二つの部分は初めて経験する感触だった。ずっと見ていて興味の尽きなかったちんちんの感触を今こうして知った。美咲は女の子だが、自分と違う男の子の部分、自分には無いものがどんなものか知れて楽しい気分だった。そして、男の子にはなりたくないがこんなのが付いてるというのがうらやましかった。特に女の子でありながらちんちんのある美咲を目の前にしたら余計にそう思う。
「ありがとう。ずっと触りたかったんだ。触った感じ面白いね!」
友香子は嬉しそうに言った。美咲はその言葉に首を傾げた。美咲には自分にないちんちんを触った新鮮さは想像のつかないものだった。
友香子は立ち上がって今度は自分の平らな股間を美咲に向けて突き出した。
「美咲もわたしの触る? ただペッタンコなだけだけど」
美咲は急な友香子の申し出に驚いた。
「え、いいの?」
「ここの部分だけね。割れてる中は痛いから」
「いいの!?」
美咲は嬉しそうにそう言うと座り込んで友香子の股間のと自分の顔の高さを合わせた。美咲のすぐ目の前には友香子の割れ目がある。
「なんか嬉しそう。何にもないからつまらなくない?」
「そんなことない。おちんちんがないここを触ったらどんな感じか気になっていたの」
「そっかぁ。どうぞ」
美咲は指で軽く友香子の股間の割れ目の右側をつついた。弾力はそれほどなくとっても柔らかかった。おばあちゃんの家で食べた和菓子の牛皮を少しかたくしたような感じだ。
今度は割れ目を包むように手のひらを向けて撫でたり、割れ目をなぞったりした。なぞった時に友香子はすこし身体をくねらせて反応した。美咲はその様子を見て、くすぐったいのだろうと思ってなぞるのを止めた。続けて日本の指で割れ目を挟む形で股間を撫でる。なめらかでとってもすべすべした感触だった。さわり心地がいい。
「なんか美咲楽しそうだね。お股そんなに触るの楽しい?」
「楽しい。普通の女の子のお股がどんなのか知れたのも楽しいし、身体の他のどの部分とも触った感じが違う。すべすべで柔らかくていいなぁ」
友香子は美咲の様子を見て考えた。美咲はきっと女の子でありながら知ることのできなかった女の子としての部分を知りたかったんだろう。男の子でも女の子でもある両性具有という身体で、学校で女子として通って自分は女の子という自覚がありながら女の子と違って男の子のようにちんちんが付いてる。そんな美咲はちんちんのないお股を知ってもっと普通の女の子に近づきたかったんだと思う。そう考えると、さっき楽しそうにちんちんを触ったことが嫌じゃないのか気になった。
「ねぇ美咲」
「何?」
「さっき美咲のちんちん触った時、どんな感じだった?」
「え? くすぐったかったのと、友香子が興味津々なのが面白かったよ」
美咲は友香子の股間を二本の指で撫でながら言った。
「どういうこと?」
「だって、女の子がどんな風にちんちんに興味持つのがこんな感じなんだって知れたから」
「なるほど」
「あたし、半分だけ女の子でもう半分は男の子だからお股がどうなってるとか知ることが出来て楽しいの。あたしが女の子じゃないところを知ることができて、他の女の子に近づけた気がするんだもん」
友香子は自分の股間を触る美咲がそうすることで、自分に足りないことを補っていることを知って触れせてよかったと思った。
しかし、そこで身体に沸き起こる感覚がそこで感じた感慨のようなものに待ったをかけた。
「ごめん美咲、触られてたらおしっこしたくなっちゃった……」
「え、おトイレ行く?」
「うん」
「次、あたしもいい? 実はあたしもしたくなっちゃって」
美咲と友香子は股間を露出していたがパンツとボトムズを穿いて立ち上がった。
「それならさ、一緒にトイレ入っておしっこ見せ合わない?」
友香子は笑顔で言った。美咲はそれに少し困った顔をした。
「あたし、立ってしないよ。座ってしかしない」
「知ってるよ。女の子らしくするために立ちション止めたんでしょ? いいよ、お互い座っておしっこするの見せ合おうよ。ちんちんからおしっこ出るところ見たいもん」
「なら、いいよ。あたしも女の子のおしっこがどんな風に出るのか知りたい」
「それじゃあ、行こう」
二人は手を取り合ってトイレに向かった。
最初に用を足したのは美咲だった。キュロットスカートとパンツを足首までおろして少しだけ脚を広げて便座に腰掛けた。
普段は膝のあたりで止めるが今日は友香子が自分の股間を見やすいように足首までパンツを下げている。
「脚って普段こんな風に開いてるの?」
友香子は美咲の腰掛けている便器の前に正座して美咲の男性器を覗き込みながら聞いた。
「うん。こうしないとおちんちん見えないから」
「見ながらするの?」
「そうだよ。あと、こうするの」
美咲は手で軽く押してペニスを下に向けた。
「え、なんで?」
「こうしないと便器の外におしっこ飛んじゃうことあるから」
「へぇ」
友香子は驚いた素振りを見せると同じ位のタイミングで美咲はペニスから尿を放出した。
包皮の間から勢いよくおしっこが出る。さっき見た唇状の細長い穴からおしっこが出て、そのおしっこで包皮が膨らんでからおしっこが出ている。そしてペニスはおしっこの勢いで上をむこうとするのを手に押さえつけられて下を向いた状態を無理やり保たれている状態だ。もし手で押さえていなかったら上を向いて便器の外におしっこを噴水のように飛び出させてしまうのはその様子を見てよくわかった。
友香子は目を見開いてその様子を見ていた。美咲は座ってしているが立ってするのもちんちんは同じように包皮を膨らませたり上をむこうとしたりするのだろう。そして、美咲はその様子をトイレに行くたびに見ている。自分のおしっこの出ている様子を見ることの出来ない友香子からするとそれはとてもすごいことに思えた。
(ちんちんっておもしろい!)
兄もクラスの男子もちんちんがこんな風になってるんだ。流石に機会はないだろうが男の子たちのも見たいという気持ちが湧いてきた。
そして、おしっこを出し終わって美咲のちんちんは力なくうなだれた。友香子はその様子がかわいいと思えた。
美咲はトイレットペーパーを取ってちんちんの先っぽを拭いた。一旦拭き終わってちんちんを持ち上げてスペースを確保してから便器の下にトイレットペーパーを捨てた。そして、少し先っぽにトイレットペーパーのかすがついているのでそれを摘んで取った。
「紙を捨てる時、ちんちんを持ち上げるんだね」
「そうしないと邪魔になるから」
友香子はそれを聞くとうんうんと頷いた。自分の股間と便器の端の間には空間ができる。けれど、美咲はその空間の部分にちんちんがある。だから持ち上げなければいけない。
自分と同じように座っておしっこしてると思っていたが、同じ座っておしっこでもその際の動作が色々違っていた。その発見が面白かった。
「ふぅ」と美咲は息をついた。
「じゃあ、わたしもしてもいい?」
「うん。替わるね」
美咲はパンツとキュロットスカートを穿くと立ち上がった。そして、今度は友香子がズボンとパンツを下ろして座った。そして美咲はさっきの友香子と同じように正座して友香子の股間を覗き込んだ。そこには一筋の割れ目のある平らな股間があった。
美咲はその股間と便器の間に空間があることに気がついた。さっき友香子がちんちんを持ち上げるかどうか聞いた意味が分かった。友香子には持ち上げるちんちんがない。だからそのまま腕が股をくぐればいい。
「そう言えば、さっき足を開くのって聞いたけど、女の子って普通閉じてするの?」
「普通って他の子のを見た事ないからみんなそうかわからないけど、わたしは足を閉じてこんな感じでおしっこしてるよ」
友香子は足を閉じて太ももに手を置く姿勢をした。
美咲はそれを見て衝撃を受けた。友香子は、女の子はおしっこが便器の外に飛び出す心配をしなくていい。上から押さえるちんちんがないから当たり前だ。
「でも、これだと見えないからわたしも足を開くね」
そう言って友香子は足を開くと放尿を始めた。それを見て友香子は目を見開いた。
割れ目を閉じているからさっき見た尖ったものの様子はわからない。割れ目から出るおしっこは出方が美咲のちんちんと出るのと違っていた。美咲のおしっこは前に向かって飛ぶ形で出る。けれど友香子のおしっこは少しだけ前に向いているが下に落ちるように出ていた。
そして、勢いが自分のおしっこと全然違った。美咲のちんちんから出るおしっこはほとんど無音だ。だが友香子の股間から出るおしっこは「シャー!」という高い音を立てて出るほど勢いがあった。そしてで終わる頃になると勢いが落ちて割れ目から左右に平らな股間のあちこちにかかった。それほど広い範囲ではないが友香子のペッタンコな股間はおしっこまみれになった。
美咲はその状態に驚いた。同時に友香子がそのようすに動じることなくトイレットペーパーで股間全体を拭く様子にも。
両性具有である自分と女の体を持つ友香子でおしっこが全然違った。女の子にとっておしっこは真下に落ちるもので、出終わりに股間全体に掛かってしまうものであることは衝撃だった。自分は自分の意志で選んで座っておしっこをしているが、友香子のこの様子を見ると女の子にとっておしっこが「できない」ものだということがよくわかった。そして、友香子が自分や男の子たちに対して立ちションできることを羨ましいと思っている事の意味も。
美咲はその衝撃から冷静になるために下を向いた。するとそこには友香子の足首に脱いだパンツ。そのパンツのちょうど真ん中、さっき見たピンクの尖ったものとうねうねのある部分が少し黄色く汚れているのがわかった。きっと拭ききれなかったおしっこで汚れたのだろう。おしっこがさっき見たようにお股全体を汚すものなら納得できる。
『全然、おしっこがちがうね』
美咲と友香子は同じタイミングで同じ言葉を言った。二人はおしっこをするという行為が同じように便座に腰掛けてしていながらちんちんの有無でぜんぜん違うものだという事が大きな発見に思えた。
「部屋に戻ろうか」
「うん」
ふたりは部屋に戻って、ベッドに横に並んで腰掛けた。おしっこの違いの衝撃から二人はしばらく黙っていた。
「なんか、全然違ったね」
友香子は美咲がちんちんを押さえていたり、トイレットペーパーを捨てるのにちんちんを持ち上げる様子を思い出して言った。
「あたし、女の子とぜんぜん違う」
美咲は前に飛ぶものという意識でいたおしっこが同性と思っていた友香子には下におちるものであることを思い出して言った。
「でも、美咲は女の子でしょ?」
「ちょっと自信なくなってきちゃった」
「ちんちんが付いてるから?」
「ちんちんが付いてたらおしっこの仕方全然違ったんだもん」
美咲と友香子はお互いのおしっこの出ている股間を思い浮かべた。
「ちんちん嫌なの?」
「わかんない」
「わたしは自分にもあればいいのにって思ってるけど、でも付いてたらそう思わないよね」
また二人は黙ってしまった。
「美咲は男の子好き?」
「クラスの男子は嫌い」
「バカばっかだもんね」
「でもRくんは格好いい」
「えー、Sくんの方が格好いいよ」
「Sくんも格好いいけど、Rくんのほうが格好いい」
「じゃあさ。SくんとRくんのちんちんを想像してみよう」
「え?」
美咲は友香子の言うことに驚いたが、クラスメイトのRのちんちんを思わず想像してしまった。美咲にとってちんちんは自分に付いてるものだ想像するのは簡単だ。
「ちょっと見てみたいかも」
「ね、美咲のより大きいのかな? 小さいのかな?」
「両性具有のおちんちんって小さいって聞いたよ。多分、あたしより大きいよ、二人共」
「見てみたいね。わたし、美咲のちんちん見ながら男の子たちのも見たくなっちゃった」
「見せてって言える?」
「ムリムリ」
「だから想像しようよ」
その後、美咲と友香子はクラスメイトの男子のちんちんの想像を話し合った。竿はどのくらいの長さかとかそういことを。友香子は自分になくて見慣れないものなので想像が抽象的だが、美咲は自分についているものなので具体的な想像だった。それに友香子は生まれて初めて「ついてるのが羨ましい」とは違う性的な興奮を覚えた。
ちんちんのある女の子である美咲、ちんちんのない女の子である友香子ふたりにとって初めて性的な興奮を覚えた生まれて初めての猥談になった。
好きな男の子のちんちんを想像する自分に美咲は友香子の放尿で失っていた女の子であることの自信を取り戻せそうになった。
この日の股間の見せあいで美咲と友香子はお互いの性についての状況を把握するようになり、友香子は美咲の一番の理解者になった。特に両性具有としての悩みを友人で唯一安心して相談できる相手として。