オレの名は
何故みたいだかって…?オレが全く以って妖魔を祓う力を使えないからである。いやー不思議なもので霊力?は最強らしいんだけど、使えないんだなぁー!これが!オレにもよく分からんけど、家族や霊力に詳しい人も首を傾げていた。マジで分からないみたい。そんな宝の持ち腐れ状態であるオレだが、いつかは使えるようになると信じられてちょっとだけ周りから期待されちゃってるんだよなぁ…。
他のみんなと違うこととして、オレは所謂転生者。これが使えないことに影響していると個人的には思ってる。だってそれ以外は特に変わらないし?それしかなくなくなーい?とは言え妖魔退治なんて危ない仕事をしなくて済むのなら良いだろう思っていた時期もありました。
滅茶苦茶妖魔たちに狙われるんだわこれが。なんでも?オレの体は凄く美味いらしくご馳走中のご馳走でずっとしゃぶっていたいそうです。過去に出会った妖魔にそう言われた。実際何回かぐへへになりかけたし、危なかった。
逃げ回ることには定評のあるオレは退魔士が来るまで粘る。そうやって不安定な事ではあるが確実に生き延びてきたわけだ。オレの足は既に証明済みであり、これからもそう言った事でなんとかなると思ってた。
あの指定災害妖魔に出会うまでは。
ーーー
私立白百合高校。それがオレの通う高校の名であり、女子校である。前世が男だったが為にちょっとイケナイことをしているようで興奮するが、個人的には共学が良かったのだが、共学だと男子生徒を妖魔が操りお前を手篭めにするかもしれないと親に心配されたからである。
オレが妖魔側に堕ちた場合は人類が追い込まれる要因の一つになりかねないと大人たちは危惧しているのである。妖魔も強さはまちまち。大抵はレベル1〜10くらいしかいないし、そんな強い妖魔は早々現れないのである。なので心配し過ぎではないかとオレは思っている。
両親、そして周りの大人、妹たちからは口を酸っぱくして弛みすぎだしもっと自分の身を案じろと言われた。ごもっともである。
「今日も朝比奈様は美しいですわね…」
「ええ…銀の髪が綺麗に靡いて…ああ!空を写したようなあの瞳…!私堪りませんわぁ!」
何故かオレは女子生徒たちにきゃーきゃー言われている。確かに自身でもビジュアルはいいとは思うけど…そこまでファンみたいな反応になるか…?悪い気はしないけどさ…。
「朝比奈様ともしお近づきになれたら私天まで昇る心地になれますわ……」
「そうね…もし朝比奈様と仲良くなれたら…ふふ…ぐへ…ぐふ…」
退魔士は友達を作ってはいけない。これは鉄の掟である。妖魔たちにも仲間意識があり、恨みを退魔士に抱く者も少なくなく、過去に友人を殺されたり、食われたり、壊されたりとあったため退魔士の家系に生まれたのなら友人は作ってはいけないと教え込まれる。退魔士同士でくっつくことで安定して退魔士を生み出すと言うのもあるらしいが。
そんなわけでオレに退魔士以外の友人はいない。一応この学校にも何人か知人の退魔士はいるが、念のためとしてその退魔士たちとは関わらずにいる。妖魔が女子生徒を操りオレの周辺をリサーチし、その退魔士を足止めさせるみたいな頭脳プレイされた時用の用心である。
そんな感じで高校生をやっているのだが…いかんせんつまらないのである。だってオレJKよ???もう心踊る年頃だぜ??一応前世は高3まで生きてたし。授業はずっと復習だし、友達すら作っちゃダメなんだぜ?辛い、辛すぎる。友達と放課後ぷらぷらして遊びたーい!恋バナすら聞けないし!!思ったよりオレは今の性別に慣れているというか馴染んだのかもしれない。周りに男は父親のみで、稀に偉い人(男)みたいな。本当に女に囲まれて育ったから順応せざるを得ないというかなんというか。
ずっと女子校だし、妹7人だし。オレも性別は女だし。もしオレが男だったら妹たちとエッチしたかったって言うぐらい妹たち美人で可愛いし。
妹たちはオレと違ってクソ優秀で霊力はオレには劣っても、ちゃんと使えるし、なんならお姉ちゃんを守りたいって言って日々鍛錬してくれてるんだぜ???こんなの姉特攻じゃん??勝てるわけないんだわ。
今日も平和で何よりである。つつがなく授業は終了し、放課後になる。
オレは部活をしていないのでそのまま帰るか、図書室で本を読んでから帰るかくらいしかない。
「今日は帰ろっかな…」
教室の窓から見えるグラウンドで部活に励む生徒たちが凄く眩しく見えてしまう。前世じゃ頑張ってるなーぐらいだったのに。急に気分が沈む…なんだこれ…言い表せない…。
頭を軽く振ってからオレは教室を後にした。
ーーー
「大丈夫ですか?瑠璃様?」
帰り道。オレの監視兼護衛をしてくれている知人の一人が話しかけてきた。彼女は滅多な事でもない限り接触してくることもない女性なのだが、逆に言えば何かあるから話しかけてきたとも言える。
「オレなんか変かな…?」
うちの学校の制服を着てはいるが、中には簡用の巫女服を着用しているはずであり、幼い頃から天才と評されてきた子だ。その子は顔にこそ出さないがかなり心配と同時に警戒の色が見える。
「はい。瑠璃様もしかして今頭がぼーっとしてませんか?随分と心ここに在らずと言ったご様子でしたので声をかけさせて頂きました」
「…分かんない。ぼーっともしてないと…思うんだけど…」
「……念の為早く帰りましょう。何かがあってからでは遅いですし」
「………うん」
彼女に護衛されながら家に帰ると、即座に妖魔に術をかけられていないか、残り香があるかどうかなどを徹底的に調べられた。
それが終わったのは夜の23時で、そこからお風呂に入って寝るぐらいしか出来ず、その日はそのまま眠りについた。
『あっ♡そんなぁ♡いじわるしないでぇ♡』
なに…これ?オレ…?
『我の肉棒がそんなに気に入ったか神子よ。ふふ、良いぞ。存分に欲望の赴くままにするがよい」
『はぁい♡♡⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎のおちんぽおいし♡♡もっとちょーだい?♡』
誰だ…この妖魔。てか本当に何これ…。なんでこんな…オレ…。
『見ているか?過去の神子よ。これが
や、やだ…これ受け取りたく……。
「!?!?!?!?♡♡♡♡」
突然快楽のハンマーにぶん殴られたオレは覚醒と同時に股回りがとんでもないことになっているのを自覚しながら頭が真っ白になっていく。
「なにこりぇ♡♡むり♡とまってぇ♡♡」
ブシャァァァァァ♡♡水音が聞こえるようで聞こえない。腰が浮いて頭で体を支えているような体勢になりながら潮を吹き続ける。
「むり♡♡しぬ〝♡♡イギし〝ぬ〝ぅ〝ぅ〝ぅ〝♡♡♡」
ガクガクと震える体は次第に力が抜けてだらりと床にお尻が着いた。プシュ♡プシュ♡と潮がまだ止まらない。ドタドタと足音が聞こえているが、今のオレは立つことすらままならないため、もうなるようになるしかなかった。
「瑠璃!!!」「「「「姉様!!!!」」」」
母と妹4人。それぞれがオレの状況を見て何を思ったのか。取り敢えず母と妹たちの憐れむ顔が忘れられそうにない。
ーーー
「つまり貴女は夢の中で未来の自分を見て、貴女を手篭めにしたと思しき妖魔による"贈り物"とやらでああなったと……そう言うことね?瑠璃」
「………はい」
物凄く恥ずかしいけどちゃんと説明しないといけないから言ったけど…。クソ恥ずかしい…それにまだ体は疼いてるし…うぅ…。
「……とにかく今日は家にいなさい。後そのメスの顔をやめなさい。姉として御三家の宝としても恥じない言動をして頂戴」
「…………はいお母様」
そんなメスの顔してんの…?オレ…?
母が部屋を出たのでオレも少しだけ時間を置いてから部屋を出て洗面所へ向かう。オレがそんなメスの顔をしてるわけ…ないだろ。やめろ、思い出すな。お腹が…くそ…。
洗面所につき鏡を見る。銀髪も青の瞳も変わらないまま。ただ頬が僅かに赤く、目が僅かにだが潤んでいる程度。こ、こんなのメス顔なんかじゃないし…。ただちょっと顔が熱いだけ…。
今の顔と夢の中でのオレの顔が交互に浮かぶ。あの顔をした自分を思い出すとお腹に熱いものを感じてしまう。太ももを擦り合わせ自然と手が下に伸びる。
「んっ…」
既に濡れている自身の性器に指を挿れる。それと同時に甘い快楽が脳を刺激する。思わず股を締め自分の腕を絞めるような格好になる。
「はぁ…はぁ…♡」
くちゅ…くちゅ…小さくではあるものの水音を立てながらオナニーを始めてしまった。やめないといけないのにオレの指は止まることを知らず、そのまま自分の性器をいじる。
「いけないのに…どうしてこんな…あっっ♡♡」
少し強めの快楽を感じて力が抜けてその場にへたり込む。それでも指は止まらない。次第に強い快楽を得ようと指を不規則に動かして曲げたり、真っ直ぐにしたりして中を刺激する。
「おねっ…がい♡♡とまってぇ♡♡♡」
そう口にはしても指は止まらずそのまま上がってきたボルテージは収まらず、弾ける。
「イクッ♡♡アッ♡♡♡」
この快楽を知ってしまったら、もう戻れない。今までオナニーの一つも知らなかったのが影響しているのかもしれない。こんなにも気持ちいいなんて…。
「エッチしたら…もっと凄いを…♡♡」
まだイッたばかりで足がぷるぷるしてるのにそれでもなお快楽を求めてオレは立つ。洗面所を出てすぐに次女の沙織がいた。巫女服を着て。
「姉様!目を覚まして下さいっ!!」
突如として意識が途絶えた。