中3で身長145センチのショタである高坂和希君は異世界転移にて最弱の勇者【弱体術師】となり召喚された王国から迫害され最初に泊まった宿屋で衛兵女にちんちんを犯されたのでもうこの世界のことなんて知らん! 作:カイトGT
「...はっ!?」
僕は急に気がついてすぐさま身構える。
「なんだ!? 生きてるのか? 僕は...」
後一回攻撃されただけでも死ぬ重傷だったはずなのにHPが完全に回復していた。
「なぜ...生き残れたんだ?」
そう思いつつもメニューを開くとパーティ画面にあるはずの名前がない事に気がついた。
僕はハッとしてその場所を見やる!
すると...。
「あ...あぁ...!」
そこにはこんがりと焼けたアルミラージの姿があったのです。
「アル子ぉぉぉ!!!!」
たった数日間の付き合いだったとは言えどもこいつは僕と一緒に戦ってくれた戦友だ。
僕は彼女の亡骸を手に取って泣き続けた。
(なぜ...、何故僕がこんな目に遭わなくてはならないんだ!!!!)
この国に僕を召喚した国王とアル子を殺した佐藤に怒りが募る!!!
それと同時に死んでしまったアル子への憐れみの感情が湧き出てきた。
『EXスキル【慈愛の弱体術師】を取得。これよりパーティ内のモンスターカテゴリに成長補正が入ります』
「黙れ!」
メニュー画面に出てくる【慈愛の弱体術師】という文脈にさえ今は怒りが出てきてしょうがない。
「慈愛? 慈愛だと!? 僕が本当に慈愛に満ち溢れた人物なのならばアル子をこんな場所に担ぎ出しはしなかった! 僕は...僕は悪人だ...」
その時になって佐藤の言葉が頭を駆け巡る。
『たかだか1・匹・の・モ・ン・ス・タ・ー・だろう?』
「たかだか1匹のモンスター...。確かにな...」
しかし、僕にとってはかけがえのない仲間だったのだと今になって理解した。
理不尽に命が奪われてしまうという事がこんなにも不条理に感じてしまうとは...。
僕は晴れた大空の下に彼女の遺体を埋める。
「じゃあなアル子。そしてすまなかった...」
僕はそう呟くとその場を後にするのだった...。
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落ち着いてきた僕は今一度自分のステータス画面を開く。
高坂和希【弱体術師】レベル17
HP ・93
MP・267
力・34+35+4
守り・34+10
素早さ・60
知力・76
器用さ・32
攻撃魔力・0
回復魔力・0
妨害魔力・437+5+4
耐性『【精神系無効】【電撃耐性・小】』
EXスキル『【魔物テイム】【薬草目利き】【毒草目利き】【アイテム合成】【薬草合成短縮】【武器合成】【武器鑑定】【装備補正・弱体術師】【反逆の意思】【弱者の怒り】【怒りの魔力暴走】【憎悪の杖】【慈愛の弱体術師】【♀化の呪いレベル1】』
魔法『【攻撃弱体化】【防御弱体化】【速度弱体化】【知力弱体化】【毒付与】【猛毒付与】【堕落付与】』
装備品
武器【銅の毒杖・特】
防具【薄い革鎧】
「...なんか色々増えたな」
EXスキルの【反逆の意思】【弱者の怒り】【怒りの魔力暴走】【憎悪の杖】に耐性【電撃耐性・小】、そして魔法に【堕落付与】が増えている。
EXスキルについて深いことは分からなかったが、【堕落付与】は意外と有用な魔法だということが分かった。
「なになに? 堕落状態になった者は全てのステータスが10%減少し1時間ほど経験値を取得できなくなる...か」
経験違制限はともかく全ステータスマイナス10%は強力だ。
そう思っていると急にメニュー画面が開きEXスキル【弱体化範囲増強・小】と言う項目が出てきた。
「こいつも凄いな。今まで一体一体個別に【弱体化魔法】をかけていたのを一回分と同じ消費MPで最大3人まで同時に【弱体化魔法】をかけれるのか!」
僕がメニュー画面を開いたまま歩いていると...。
「あっ! 和希!」
と見知った声が聞こえてくるのでした。