中3で身長145センチのショタである高坂和希君は異世界転移にて最弱の勇者【弱体術師】となり召喚された王国から迫害され最初に泊まった宿屋で衛兵女にちんちんを犯されたのでもうこの世界のことなんて知らん! 作:カイトGT
「おらっ!」
「ぐっ!」
いきなり外に放り出された俺は制服のまま雨に晒されてびしょ濡れになっていく。
(くそっ! あいつら!! 自分達から呼び出して置いてこの仕打ちはないだろう!)
そう思いながらも俺は立ち上がる。
まずは情報収集だな。
右も左も分からない状況なので最初は服屋に向かった。
...文字が読めないのでとりあえずそれっぽい場所を見つける。
「いらっしゃいませ」
...今更だが日本語なんだな。
文字が違うようだが言葉は日本語のままだ。
「俺の服を買い取って貰いたい」
そう言いながら服を脱ぐ。
いきなり半裸になったので驚かれたが、それよりも異世界の服に興味津々のようだった。
全部で5万ラピスになります。
「ラピス? ああ金の名称か」
1万円札らしき札束を5枚受けとった俺は旅用の中で1番安い服を購入した。
「全部で1万5千ラピスですね」
2万ラピス支払うと5千ラピスが帰ってきた。
総額3万5千ラピスが俺の全財産だ。
俺は定員に話を聞いてみる事にした。
「最近勇者が召喚されるみたいだが、もしもその中に【弱体術師】がいたらどう思う?」
それとなく言葉を並べると、彼はこう答えた。
「それは困りますね。【弱体術師】は前の召喚の際にモンスターの味方をしていた悪魔ですから。また召喚されでもしたら新しい勇者様が来られるまでの間監禁でもして置いた方がいいんじゃないでしょうか」
なるほど、だから俺が【弱体術師】と言うだけでこんなに嫌われていたのか。
俺は違和感の正体を知るとすぐさまここを立つことにした。
「そうか...、話しすぎたな」
「いえいえ、見たところここら辺の人ではないようですし、見たこともないような装備品が手に入ったのならばまた内にお立ち寄りください」
雨の降る中俺は早速町の外に出てみる。
武器もなしにモンスターの出る平原に出るのは得策ではないが、3万程度で買えるような武器は無かったのだから仕方ない。
いや、あるにはあったのだがそれすらも俺の筋力では装備できなかった。
と言うわけでここで一度俺のステータスを見ておこう。
高坂和希【弱体術師】レベル1
HP ・21
MP・53
力・1
守り・6
素早さ・23
知力・15
器用さ・5
攻撃魔力・0
回復魔力・0
妨害魔力・146
耐性『精神系無効』
とステータスウインドウに出ているのだった。
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もう一度俺は自分のステータスを眺める。
高坂和希【弱体術師】レベル1
HP ・21
MP・53
力・1
守り・6
素早さ・23
知力・15
器用さ・5
攻撃魔力・0
回復魔力・0
妨害魔力・146
耐性『精神系無効』
...妨害魔力とMPだけが突出して高い。
それ以外の能力はパッとしない器用貧乏さを感じる。
仕方がないが俺はこの城下町に留まる事はできない。
こういった理不尽な目に遭う場所などこちらから願い下げだ。
優樹とは後で合流すればいいし、今は自分の身を守れるだけの力をつけておきたい。
取り敢えず町を出て歩いていると、スライムっぽい液状の敵が出てきたので殴ってみる。
殴ってもボヨヨ〜んと跳ねるだけなのであまり殴った心地がしない。
それでも何度も殴っていると15分ほどでスライムが消滅した。
スライムが消滅するとウィンドウが出て『EXP1入手』と出た。
「15分粘ってEXP1か...」
流石にそれは厳しい。
試しに1時間粘っても4しか稼げなかった。
勿論レベルも上がっていない。
幸いな事にスライムの攻撃が弱いのであまりダメージを受けない事だけは良かったが、この調子で進むのは危険だと判断した俺は一度城下町に戻る事にした。
あんな場所に戻りたくないが仕方がない。
これほどまでに稼げないと分かっただけでも収穫だろう。
取り敢えず格安の宿を探してそこに泊まることにした。
1日たったの1000ラピスで泊まれる場所だ。
寝るだけの部屋のようでめっちゃ狭いが朝食も付いてこれならば安い方だろう。
俺は濡れた服を外に干したまま今日の疲れを取るために眠りにつくのでした。