※この作品はR-18です。

中3で身長145センチのショタである高坂和希君は異世界転移にて最弱の勇者【弱体術師】となり召喚された王国から迫害され最初に泊まった宿屋で衛兵女にちんちんを犯されたのでもうこの世界のことなんて知らん!   作:カイトGT

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プレゼント・ウルフミラージュ

「シュナ。お前にご褒美だ」

 

 そう言いながら【鉄の爪】と【身躱しの服】をシュナにプレゼントする僕。

 

「良いんですか?」

 

「ああ、いつまでも素手とワンピースで戦ってもらってちゃこっちが悪いからな」

 

「ありがとうございます」

 

 彼女はワンピースをその場で着替えようとしたので僕は慌てて止める。

 

「おいおい、せめて試着室で着替えてくれないか?」

 

「ああ、そうですね。失礼しました」

 

 全く...、シュナは女の子なのに何やってんだか。

 

 そう思いながら装備変更を待つ。

 

「装備できました」

 

「よしっ、じゃあステータスを見てみるか」

 

 シュナ=レイスタン【猫娘】レベル20

 

 HP ・214

 

 MP・40

 

 力・148+85

 

 守り・78+10

 

 素早さ・201+30

 

 知力・50

 

 器用さ・21

 

 攻撃魔力・0

 

 回復魔力・0

 

 妨害魔力・0

 

 耐性『無し』

 

 EXスキル『【速度強化・小】【攻撃力強化・小】【接近戦得意】【俊敏力上昇】【猫の手】』

 

 マイナススキル『【マタタビ弱点】』

 

 攻撃スキル『【キャットスタンプ】【キャットクロー】』

 

 補助スキル『【キャットステップ】』

 

 魔法『無し』

 

 装備品

 

 武器 【鉄の爪】

 

 力+85

 

『鉄鉱石をふんだんに使い作られた鉄の爪。高い攻撃力を有する』

 

 防具【身躱しの服】

 

 守り+10

 

 素早さ+30

 

『素早さを高める動きやすい服。俊敏性が高まり攻撃を回避しやすくなる』

 

(うわっ! 力の伸びエグい! レベル15の時から60くらい上昇してる!)

 

 いくらモンスターに近い生き物だからと言って普通ここまで成長する物だろうか?

 

 成長期と言っても過言ではない力の伸び方に絶句する。

 

「どうしました?」

 

 自分では力の伸び方が分かっていないからこんなあどけない顔をしているが、こいつの攻撃力は145+85で233だ。

 

 いや違うな。

 

 スキル【猫の手】の能力で更に攻撃力が高まるから...。

 

 そこまで考えて思わず思考が止まる。

 

(うん、流石にチートだこれ。いや...普通にあるスキルと武器を併用しただけだから公式チートなのか?)

 

 しかも新たな補助スキル【キャットステップ】は素早さと俊敏力を一定時間高める効果があるようだ。

 

 優樹のバフにシュナのステータス上昇スキル、そこに僕のデバフを併用した場合のシュナの戦闘力の高さはどのくらいの物なのだろうか?

 

 気になった僕は早速この町で1番攻略難易度の高い魔物の討伐を請け負うのでした。

 

✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎

 

 僕たちは近隣に最近現れたと言うウルフミラージュの討伐を請け負った。

 

 ウルフミラージュの推定レベルは35でコロシアムで戦った佐藤よりも上のレベルだ。

 

 アイテムと装備品をしっかりと備えた僕たちはアミュレーの森へと足を踏み入れた。

 

 今日は霧が濃く発生しており、視界が悪いのでゆっくり進む。

 

「今日の相手は手強いからな。2人共警戒を怠らないように」

 

「はいっ」

 

「分かってるよ。和希」

 

 その最中にも採取は怠らない。

 

 良い感じの薬草があれば積んでその間にも【アイテム合成】を行う。

 

(時間を無駄にはできないからな)

 

 そう思っていると一段と霧が濃くなってきた。

 

「凄い霧だな...。僕から離れるなよ」

 

 そう言った時だった。

 

「シュナ? 優樹?」

 

 2人の返事が返ってこなかった。

 

「シュナ! 優樹!!!」

 

 2人とはぐれてしまった僕はつい大声を張り上げてしまう。

 

 すると...。

 

 ズシン...、と足音がした。

 

 恐る恐るそちらの方を見てみると霧の中に大きな虚影が現れてこちらに向かってきていた。

 

「ウルフミラージュか!?」

 

 僕はすぐさま身構えて奴に【弱体化(デバフ)】をかけた。

 

 すると...。

 

「和希! 何やってるの!」

 

 と優樹の声がしたので我に返る。

 

「はっ!?」

 

 すると目の間でシュナが倒れていて【感電】と各種弱体化状態になっていた。

 

「急に私とシュナちゃんの名前を叫んだと思ったらシュナちゃんにデバフをかけるなんて...」

 

 その言葉を聞いた時に僕は確信した。

 

「優樹! シュナのデバフ状態を治してくれ! 僕たちは既にウルフミラージュのテリトリー内に足を踏み入れていたんだ!」

 

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