中3で身長145センチのショタである高坂和希君は異世界転移にて最弱の勇者【弱体術師】となり召喚された王国から迫害され最初に泊まった宿屋で衛兵女にちんちんを犯されたのでもうこの世界のことなんて知らん! 作:カイトGT
僕は早速ウルフミラージュの素材を防具に混ぜ込んだ。
「【防具合成】!」
しばらくの間は昔つけていた薄皮鎧があるのでそれをつけておく。
そして【魔封じの杖】とウルフミラージュの素材で新たな武器を合成する。
しばらく経つと目当ての物ができた。
【幻惑の杖】
力+80
妨害魔力+120
『幻影を見せると言われているウルフミラージュの素材で作られた杖。相手に【幻惑】を付与する効果を持つ』
『魔法【幻惑付与】を習得しました』
「よしっ!」
僕は思わずガッツポーズをした。
だって【幻惑付与】だぞ? 先ほどの戦いでこれがどれだけの威力を発揮するのか痛いほど経験したばかりだからな。
しかも妨害魔力が大きく向上しているのはありがたい。
そして次は防具だ。
【ウルフミラージュの鉄革鎧】
守り+57
『幻影を見せると言われているウルフミラージュの素材で作られた鉄革鎧。【幻惑】に対する耐性が向上する』
「【幻惑】耐性か...。悪くないな」
これから先に【幻惑】を多用してくる敵が出てきた場合にこの装備は役に立ちそうだ。
強力な装備が出きてきたのでついでにシュナの装備も強くしておこう。
「シュナ、鉄の爪を僕に渡してくれ」
「いいけど何に使うんですか?」
「ああ、【アイテム合成】だ」
「【アイテム合成】?」
どうやらシュナは僕の能力に気がついていないようだったので説明してあげた。
「たとえばこの鉄の爪とさっき倒したウルフミラージュの素材を混ぜて合成すると...」
【幻惑狼の爪】ができた。
「装備してみろ」
「わぁ!? さっきよりも使いやすくなってる!?」
「それが合成だ。凄いだろう?」
「はい! 凄いです!」
【幻惑狼の爪】
力+90
素早さ+10
『幻惑狼の素材を用いて作られた鉄の爪。【幻惑】の効果がある』
(こっちにも【幻惑】の効果があるのか。優秀だなウルフミラージュ)
とにかく今回の仕事は大成功と言えるでしょう。
近場の森で薬草の採取をしてから帰路に着くのでした。
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〜アルセージのギルド〜
「ウルフミラージュの首だ」
僕が倒した証明として首を出す。
基本的に魔物はいらないと思った部分は勝手に消滅するのだが、倒した者が欲しいと思った部分は残るのだとこの仕事をしてから理解した。
ちなみに素材がいらないからと死体全てを消滅させると少し多めに経験値貰えるので無駄ではない。
今回はドロップアイテムとして毛皮と爪、そして首を貰っていたのだ。
「これがウルフミラージュか...」
「初めて見たな...」
とギルド内の冒険者がそう言っていた。
(まあレベル35だしなこいつ。僕たちもシュナが居なかったら勝ててたか怪しいぞ)
シュナが規格外の火力を有しているお陰でなんとかなりましたが、もしもシュナが居なければ全滅していたかもしれない。
「お手柄だぞシュナ」
「いえ、和希さんの【魔封じ付与】が無ければ私もやられていたかもしれませんし、小鳥遊様がいなければあんなに素早く動けなかったと思います。なのでこれは皆のお手柄ですよ」
ここまでできる子なのに謙虚すぎる気もするが、まあそれくらいの方が扱いやすくて良い。
だけど時には強欲に何かを求めて欲しいとも思う。
欲が無い方が生きやすいかも知れないが、欲があった方が生きていくための道標になる事もあるからな。
貪欲に何かを求める者の強さは異常だと僕は過去の記憶から理解している。
そこまでの欲をシュナに持って欲しいとは思わないが、少しの欲は彼女の成長を促すだろう。
「と言うわけで今回の配当金は3等分だな」
いつもは僕が総取りしてそれを2人と話し合って何に使うかを考えていたが、今回は2人にも金を渡して楽しんで貰おうと思う。
ウルフミラージュの報酬は30万ラピス。
1人あたり10万ラピスの配当金だな。
「この金は自分の好きな事に使ってよし! 明日は各自好きな事をすること! 以上解散!」
僕は一旦パーティを解散し、優男のいる屋敷へと戻るのでした。