中3で身長145センチのショタである高坂和希君は異世界転移にて最弱の勇者【弱体術師】となり召喚された王国から迫害され最初に泊まった宿屋で衛兵女にちんちんを犯されたのでもうこの世界のことなんて知らん! 作:カイトGT
僕はまず気になる魔導書を手に取った。
「やっぱり基本的な事から学びたいよな」
そう思い初級の下級呪文が質された魔導書を手に取ったのだが...。
「んっ? 文字が...」
本の中の文字列がぼやけたような感じで見えなくなる。
そしてメニュー画面が開きそこにはこう書かれていた。
『【弱体術師】は禁則事項世界の
その文字列を見た瞬間に僕は絶句した。
「嘘だろ!? 僕は魔導書を手に入れても攻撃魔法を覚えられないのか!!」
と言う事はやっぱり僕は敵を弱体化させて杖で殴るのが基本戦術なようです。
魔導書を手に入れて攻撃魔法を覚えられたら石川みたいに戦えると思っていただけに残念ですね。
(と言うか最初に奮発してこんな高い物を買わなくて良かったな...)
まあ、序盤だと高くて買えなかったんだけどね。
これから先魔導書を見つけても攻撃系の魔導書は買わないで良いことが分かっただけでも良しとしましょう。
「じゃあ気を取り直して他の本を読んでいこう」
そこから僕は無心で本を読み続けた。
『EXスキル【本を愛する者】を取得しました』
『EXスキル【速読】を取得しました』
『EXスキル【異世界文字理解】を取得しました』
「ふぅ...」
僕はパタンと本を閉じて一度休む事にしました。
(今更【異世界文字理解】っているか? 本を10冊くらい読み終えてからそれ手に入れても既に全部読めるしな)
ただただ本を読んでいただけなのに疲れてきたな...。
少しだけ寝るか。
僕はちょうど良いソファの上で寝転びそのままうたた寝を始めるのでした。
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「んぁ...?」
目覚めた僕の顔に一冊の本が置いてありました。
「誰か来たのか? こんな悪戯をしていくなんて...」
まあ十中八九優樹の仕業だろうな。
僕はため息を吐きながら手元にあった本の題名を見てみる。
「なになに? 【弱体術師】の旅路?」
僕の旅路か? と一瞬思いましたがすごくくたびれていたので恐らくそうじゃ無いと思います。
良いところ前の【弱体術師】の話でしょうか?
少し興味があったので僕はパラパラとページを捲るのだが...。
「なんだ? 殆どのページが虫食いみたいになってて読めないな...」
かろうじて読めたのが最初の方のページにある異世界召喚のページくらいでした。
この本によると僕より前の【弱体術師】も幼馴染と召喚されて一緒に世界を救う旅に出たそうです。
「一緒に旅に出られただけでもマシだろ」
僕は笑いながらそう呟いていた。
後のページは殆どが虫食い状態なので解読できない。
「なんだこの本、もはや本として定義を成していないじゃないか」
役に立たない本まで取り揃えるとはあの男本当に本が好きなんだと思う。
僕が本から手を離そうとすると...。
「なんだ?」
メニュー画面が勝手に開いて『【弱体術師】の旅路を入手。EXスキル【弱体術師の心得】を取得します』とか表記しながらその本を吸収してしまった。
「おい! 嘘だろ! 本と読んで良いか微妙な代物だが、これは優男の私物だぞ!」
必死に抵抗しましたが、その本はメニュー画面に取り込まれてしまう。
「冗談じゃない! 僕は泥棒じゃないからな!」
そう言いながらメニュー画面から【弱体術師の旅路】を取り出して手から離そうとしたのですが離れません。
「はっ!? 離れないんだが!?」
どうやっても剥がれないその本に気持ち悪さを感じながら、どうにかして手放せないか試してみるのでした。