※この作品はR-18です。

中3で身長145センチのショタである高坂和希君は異世界転移にて最弱の勇者【弱体術師】となり召喚された王国から迫害され最初に泊まった宿屋で衛兵女にちんちんを犯されたのでもうこの世界のことなんて知らん!   作:カイトGT

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聖水の購入・呪い除去

 僕は【聖水】を買うために教会へと足を踏み入れる。

 

「ようこそ教会へ」

 

 年老いた神父が僕を出迎えてくれる。

 

「【聖水】を売ってくれ」

 

「【聖水】ですか? それならば一本1000ラピスになりますがどうします?」

 

「一本1000ラピスか...、それなら12本貰おうか」

 

 これだけあれば1番効能の高い【聖水】を作れるでしょう。

 

 僕が神父から【聖水】受け取っていると...。

 

「あっ! 和希ここにいたんだ」

 

 と優樹が姿を現した。

 

「これはこれは【回復術師】様ではございませんか。いつまでこのアルセージに滞在するおつもりですかな?」

 

「神父様、そうですね...。和希、いつまでここにいるつもりなの?」

 

「...もうそろそろここを出るつもりだ。危険だがこの場所に留まっていてはこれ以上レベルが上がらないからな。僕たちの本業である魔王軍の侵攻を食い止める事ができなくては意味がないだろう」

 

「そうだね、でも次の戦争までまだ2週間以上あるよ?」

 

「2週間以上あるからだ。後3日程はここに滞在して研究を行うがそれ以降はここを出る」

 

「分かった。神父様。私も3日後にここを出て行くつもりです」

 

「ふむ...後3日ですね...」

 

 その時の神父の表情に違和感を覚えたのだが、ここはスルーしておこう。

 

「ところで、和希様は本当にあの【弱体術師】なのかな?」

 

「なんだ急に?」

 

「いえ、少し気になりまして...」

 

「まあ僕は確かに【弱体術師】だ。今更隠す事でもないな」

 

「そうですか...なるほど...」

 

 彼はそれだけ呟くと勝手に頷いている。

 

「なんだ? 僕はもう行くぞ」

 

「少しだけ待ってください、もう少し質の良い【聖水】をお渡しします」

 

そう言いながらちょっとだけ質のいい【聖水】と取り替えてくれた。

 

「...金はどうなる?」

 

「そのままで大丈夫です」

 

「そうか、礼を言う」

 

 そう呟いた後でそそくさと歩く僕に優樹もついてくる。

 

「あっ! 和希待ってよ!」

 

 あの神父と話しているのがなんか嫌だったので直ぐに教会を出る。

 

 そして優樹連れて優男の書斎へと戻るのでした。

 

✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎

 

「ここがフォルトさんの書斎なんだね! 本がいっぱいで凄いなぁ〜」

 

 優樹が何か言っているが彼女はそこまで本を読むようなタイプではない。

 

 どちらかと言えば体を動かす方が好きな娘だったからな。

 

 そんな事はどうでも良いので僕は早速【聖水】の合成に入る。

 

 聖水と聖水で【上・聖水】。【上・聖水】二つで【聖水・特】ができる

 

「まずはこれだな、飲んでみてくれ」

 

「これを飲めば良いんだね?」

 

 優樹は僕の手から【聖水・特】を取って飲み干した。

 

「飲んだけど...うっ?」

 

 優樹が突然その場で倒れる。

 

「どうした優樹!?」

 

「なんか...体が熱い...」

 

 まるで風邪をひいたみたいに体温が高くなっているのが分かった。

 

「誰か! 誰か来てくれ!」

 

 僕の言葉に優男が入って来た。

 

「和希様!? どうなさいましたか!?」

 

「優樹が倒れた! 回復出来る者を斡旋してくれ!」

 

「小鳥遊様が!? 分かりました! 直ぐに教会からシスターを収集します! 和希様はそこで小鳥遊様の様子を見ていてください!」

 

「分かった! 出来るだけの事はする!」

 

 僕は汗をかいている彼女の顔をタオルで拭きながら【特薬草】で回復させておく。

 

「なんかHPが下がって行くな。状態異常【呪い】か」

 

 HPが徐々に減って行く【呪い】が発動しているみたいだ。

 

 しばらくすると教会から送られてきたシスター数人と何故かあの時の神父までやってきた。

 

「きたか! すまないが容体を見てやってくれ!」

 

 僕の言葉に神父はギロリと僕の事を睨むように見てきた。

 

「なんだよ?」

 

「いえまさか【回復術師】様に【呪い薬】を使うとは思いもしませんでしたよ。【弱体術師】」

 

「...はっ?」

 

「私の売った聖水はアイテム偽造で【呪い薬】にして置いたのですが、まさか使用用途が【回復術師】様だったとは盲点でした。【弱体術師】がそれを服用すれば手を煩う事なく始末できたと言うのに...」

 

 その言葉と同時にシスター達が僕に魔法を放ってきた!

 

「【風魔法】!」

 

「なっ!?」

 

 いきなり攻撃されたので回避が遅れてしまう。

 

 その攻撃をまともに受けた僕は復帰するのに時間がかかった。

 

 その瞬間を疲れて優樹を連れて行かれそうになる。

 

「待てっ! 優樹を連れて行く気か!?」

 

「当然ですよ。【弱体術師】なんかにそそのかされて可哀想な【回復術師】様を私が救うのです」

 

 大層なことを喋る神父の姿に僕は怒りを覚えるのでした。

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