中3で身長145センチのショタである高坂和希君は異世界転移にて最弱の勇者【弱体術師】となり召喚された王国から迫害され最初に泊まった宿屋で衛兵女にちんちんを犯されたのでもうこの世界のことなんて知らん! 作:カイトGT
「いけ! アル子!」
「キュピ!」
俺が敵にデバフをかけてアル子が攻撃する。
この布陣がやはり強力で俺に足りない攻撃力を彼女が補ってくれる。
そもそもアル子が雄なのか雌なのか分からないが、見た目的に雌だと思うので女の子だと言う事にしておこう。
ちなみにアル子のステータスはこんな感じだ。
アル子【アルミラージ】レベル5
HP ・120
MP・0
力・40
守り・20
素早さ・45
知力・10
器用さ・0
攻撃魔力・0
回復魔力・0
妨害魔力・0
耐性『無し』
やはり目を引くのは最大HPと攻撃力、そして素早さだろう。
アル子が同族を躊躇なく倒してくれたのでレベル上げが捗る。
おかげで城の近くにある村にたどり着く前にレベルが俺が8でアル子が7まで上がった。
俺は新たに【速度弱体化】を取得し、これにより攻撃力と防御力、そして素早さを下げられるようになった。
そこにアル子を差し向けると言うまさしく外道な戦い方をするのが【弱体術師】の戦い方だろう。
俺自身の戦闘力があまりにも低いせいで戦えないのだから仕方ない。
村に辿り着いた俺は取り敢えずアル子を村の外に待機させて置いて自分だけ村の中に入るのだった。
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「旅人さんか?」
気の良さそうな老人が俺に声をかけてきた。
「まあそんな所だ」
「こんなご時世じゃ、若者も命を大事にせんといかんぞ」
などと言いながら何処かに向かってしまった。
「なんだったんだあの爺さん」
そう思いながらも俺は冒険者ギルドに向かう。
村ならばまだ【弱体術師】召喚の噂が届いていないかもしれない事を期待してな。
ちなみに城下町では仕事を請け負う事が既にできなかった。
どうしてもというのならやはり民衆の前で全裸ちん媚びダンス踊れと言ってくるので流石にやめたわ。
王が根回しをしていたらしく、俺には仕事を回さないと職員に笑われながら言われた。
奴らの嘲笑を見ていると胸糞悪くなる。
「くそっ!」
思わずそこらへんの柵に八つ当たりしてしまった。
この世界にきてからずっとこの調子だ。
なんか俺もやさぐれたなと思う。
まあ、今はそんな事どうでもいい。
今の俺には目先の利益が必要なのだ。
軽くなった財布を持ちながらギルドへと向かう。
「いらっしゃいませ〜! 冒険者ギルドへようこそ」
と受付嬢が声をかけてきたので俺は仕事を貰いに来たとだけ伝える。
「小さくて可愛らしい方ですね! それでは冒険者登録をしてくださいね」
なんて言われたので困惑した。
(いや、むしろまだこの村にまでは俺の悪名が届いていないのか?)
さっきの爺さんと言い俺を見ても嫌な顔一つしなかった。
つまり今が冒険者登録するチャンスなのでは?
「頼む」
「はい、分かりました。では血液を採取しますね」
俺の手にナイフを当てて血の一滴を採取する受付嬢。
「はい、登録できましたよ。冒険者名はどうしますか?」
「冒険者名か...。和希で良い」
どうせいずれバレるんだ、ならば本名でいいだろう。
本名を明かしたまま俺は最初の仕事を請け負う。
「じゃあこれで頼む」
「はい、わかりました。個人的な話ですが、仕事が終わった後でお会いできませんか?」
「...考えておく」
受付嬢は悪い人では無さそうだし、ちょっとくらい話すのは人脈にも繋がるので悪くないだろう。
そう考えた俺は依頼を受けるとそのまま仕事に向かうのだった。