中3で身長145センチのショタである高坂和希君は異世界転移にて最弱の勇者【弱体術師】となり召喚された王国から迫害され最初に泊まった宿屋で衛兵女にちんちんを犯されたのでもうこの世界のことなんて知らん! 作:カイトGT
「アル子! そっちをたのむ」
「キュピ!」
彼女に見回りを任している間に俺は薬草を摘む。
今回の仕事は薬草摘みだ。
なんと薬草を摘んで帰るだけで3万も貰える破格の報酬だったのでこれを選んだ。
ただ量がそれなりに必要なのと道中に多くの魔物が生息している事から見送られていたらしい。
その結果高額化が進み現在に至る。
金のない俺にとって安全に金を稼げるのはありがたい。
未だに鎧すら着ていないのだ、そろそろ革鎧くらい付けていないと最初の魔王軍との戦いで命を落としかねない。
大体夢のある異世界生活を夢見ていたのに、まさか最初の仕事が草むしりっぽい仕事とはな...。
「はっ!」
俺はそう笑いながら薬草を採取する。
しばらくしていると『EXスキル【薬草の目利き】を取得しました』とウィンドウに出てきた。
目利きのスキルを取得したら薬草を見ただけで品質が分かるようになったのだ。
これにより粗悪品を省き良質な物のみを摘むことができた。
「よしっ、こんな物か」
メニュー画面に薬草×50と表示されたのでもう充分だろう。
「腰が痛いな...」
ずっと座り込んでこんな事をしていたので凄く腰が痛い。
「異世界でも金を貰うってなるとしんどい物だよなやっぱり」
俺は中学生なので働いた事はないが、働く事がしんどいのはよく分かっているつもりだ。
金を稼ぐと言う事は自分の仕事に責任を持つと言うこと。
なので俺は良質な薬草を50個も採取したのだ。
粗悪品は俺が使うから良いとして、アル子に帰ると伝える。
アル子は放置していると勝手にレベル上げしてくれるのでありがたい。
彼女が倒したモンスター分の経験値を貰えるのですごく効率がいい気がする。
休む時以外は基本的に経験値を稼いで貰うのもありだな。
俺は自分のレベルが9になったのを確認しながら帰路に着くのだった。
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〜カリュート村・ギルド〜
「へっ!? もう帰ってきたんですか?」
「ああ。結構な量の薬草が採れたぞ」
そう言いながら薬草×50を渡す。
「すごいですね。それも殆どが良品ばかりです」
「そうか、なら報酬に色をつけてくれないか?」
「ええ、それは勿論」
結果的に薬草×50で3万5千ラピスになった。
5千ラピス儲けたのでそろそろ革鎧くらい買いたいが無理だろうな。
宿代を稼ぎながら革鎧の代金を稼ぐなんてかなり難しい。
ならば杖を強化すると言うのもありだが、やはりこちらも金銭面的に厳しそうだ。
そもそもこんな村に武器屋や防具屋があるのだろうか? しかし城下町で購入するのはぼったくられるので避けたい。
強化したいのに強化できない。
強化できないと手強い魔物の生息する場所に行けないのでうまく稼げない。
結局強化できないと嫌なループが繰り返される。
ただレベル上げだけはアル子が来てくれたおかげでかなり稼ぎやすくはなっている。
しかし、あれ以降テイムの判定が出ていない。
何か条件があるのかもしれないがそれが分からないのだ。
(ただ倒せば良いんじゃないのか?)
俺が考えているのは確率式だ。
倒せば5分の1とかでテイムの判定が入り、その後50%などで仲間に加える事ができるというゲーム的な要素だと思っている。
そう考えると仲間にできる確率なんて殆どない事を勘繰ってしまうのは俺だけではないだろう。
まあ、強い魔物ほど1/256とかになるだろうから、この辺の魔物なら1/50くらいの確率でテイム判定が出るのだと思う。
気の長い作業に早くもはぁ...とため息が漏れてしまうのでした。