「わあ、何これ?」
「サザンドラにバンギラス、でも、なんかロボットみたいな・・・」
パラドックスポケモンを見てトウコとトウヤは驚いていた。
「トウヤ、トウコ、パルデアにはパラドックスポケモンがいるらしいんだけど、それかもしれないの」
ベルが別の地方の知識でパラドックスポケモンだと説明した。
「安心したよ、ロボットに見えるけど、心はあるみたいだね」
Nが二体のポケモンに心がある事を突然言った。
「え、心があるの?」
トウヤが驚くとNは頷いた。
「聞いてみて分かったんだ。彼等は、遠い未来からやって来て、不思議な力でこの世界にやって来た。突然、知らない世界に来て戸惑っていたけれど、彼のポケモンになって落ち着いているみたいだね」
「それって、この子の事?」
トウコがカイトの事を言っているのかと言うとNは頷いた。
「うん、彼の優しさに触れて、彼には心を許しているようだ。それにこの子の事を、好きって言っている」
Nはそう言うと少年に笑みを浮かべた。
「君が優しいトレーナーで良かったよ。この子達の事を大事にしてあげて欲しい」
「あ、はい、分かりました・・・」
「君がいいトレーナーで良かったよ。このポケモン達も安心しているみたいだしね」
トウヤもNのようにカイトの優しさを後押しした。
「それにしても、未来だとこんな感じになってるのね。と言う事は、全部のポケモンが皆、機械みたいになってるのかしら?」
トウコは未来のポケモン達に思いを馳せていた。
「どうだろう、そこまでは分からないけど、想像するのはいいと思うよ」
ベルは想像するのはいいと言った。
「確かにそうよね。けど、そんな凄いポケモンを見せられたら、勝負せずにはいられないわ!」
「トウコ、まさか・・・」
トウコはファイティングポーズを取ってカイトに言った。
「カイト、私と勝負しなさい!パラドックスポケモンの強さを見せて!」
「ええ、今から・・・」
カイトが戸惑っているとトウコは言った。
「当たり前でしょ、ポケモン勝負に待ったは無しよ!さあ、今すぐポケモンを出して!」
トウコがボールを構えて勝負を誘って来た。
「ごめんねカイト、トウコと勝負してくれないかな?」
「君の優しさ、強さを彼女に見せてほしいんだ」
トウヤとNが勝負させてあげて欲しいと言った。
「カイト、貴方の強さを見せてあげなさい」
カトレアがカイトに勝負するよう言った。
「うん、分かったよ・・・」
ポケマスでのネモに匹敵するバトルジャンキーさに引いていたが、結構な強引さに戸惑いつつも、カイトは勝負を受けて立つ事にした。
「じゃあ、行くわよ!」
トウコが一番手としてエンブオーを繰り出して来た。
「マリル!」
カイトはマリルを出して勝負に挑んだ。
「エンブオー、フレアドライブ!」
トウコの指示でエンブオーがフレアドライブをして来た。マリルはこれをかわして、バブルこうせんを飛ばしてたが、エンブオーはジャンプしてかわしてヒートスタンプで攻撃に出たが、マリルはこれを難なくかわした。
「じゃれつく!」
カイトの指示でマリルはじゃれつくをしてエンブオーを攻撃した。エンブオーの攻撃を下げるとアクアテールを振るってエンブオーを倒した。
「カイト君のマリルが勝った!」
「凄いね!」
マリルの強さにアイリスとベルは驚くと同時にマリルの強さを褒めた。
「やるわね、じゃあこれで!」
トウコはエンブオーを戻すと、オトスパスを繰り出して来た。トウコのオトスパスは通常の青い色ではない、赤色のオトスパスだった。
「サイトウさんのタマゴから貰ったこのオトスパスで行くわよ!」
「マリル、戻って!」
カイトはマリルを戻すと、ミルホッグを出して挑んだ。
「オトスパス、インファイト!」
オトスパスがインファイトで攻撃に出ようとした。
「さいみんじゅつ!」
カイトの指示でミルホッグはさいみんじゅつを飛ばしてオトスパスを眠らせた。いかりのまえばで体力を半分に減らすと、ひっさつまえばを振るってオトスパスを倒した。
「中々やるわね、でも、次のも同じように倒せる?」
トウコはオトスパスを戻すと、ディアンシーを繰り出して来た。カイトはミルホッグを戻すと、テツノコウベを出して来た。
「来たわね、パラドックスポケモン、その強さ、見せてもらうわよ!」
トウコはディアンシーにダイヤストームを飛ばさせた。テツノコウベは素早く動いてこれをかわすと、バークアウトを飛ばしたが、ディアンシーはかわしてストーンエッジで攻撃した。
「どうしたの、パラドックスポケモンって言うけど、そんな力なの!」
トウコの言葉にカイトはやる気を出して挑んだ。
「アイアンヘッド!」
カイトの指示でテツノコウベはアイアンヘッドをしてディアンシーを攻撃した。ディアンシーがダイヤストームを飛ばしたが、テツノコウベはこれをかわして再びアイアンヘッドを飛ばして、ディアンシーを倒したのだった。