「ロケット団様の登場だ、お前等、ポケモンを寄こせ!」
パーティーの広場ではロケット団のしたっぱ達が暴れていた。広場に来ている人々からポケモンを奪おうとしていた。
「あれは、ロケット団!」
カイト達が駆け付けると、ロケット団がいる事に驚いていた。
「またここで悪さをしているなんて!」
「ポケモン泥棒、何してるの!」
ベルが叫ぶと、したっぱ達が驚いて振り向いた。
「何って、決まってんだろ、ポケモンを奪って金儲けさ!ロケット団の邪魔はさせないぜ!」
ロケット団達がポケモンを繰り出してカイト達に襲い掛かった。カイトが挑もうとしたがNがこれを制した。
「ここは僕に任せて」
「N、私達でこいつ等を追い払うわよ!」
Nとトウコはレシラムとビクティニを繰り出した。そしてあおいほのおとかえんだんを指示して攻撃させた。伝説のポケモン二体の技の威力にロケット団のポケモン達はあっという間に返り討ちにされてしまった。
「畜生、伝説ポケモンじゃ勝てるわけが・・・!」
「さあ、今すぐ悪さを止めるんだ」
「そう言われて易易と引き下がれるか、俺達はロケット団だぞ!」
Nがやめるよう言ってもロケット団は引き下がろうとしなかった。
「お前達、何をしている・・・!」
そこへロケット団ボスのサカキがやって来た。
「は、サカキ様、ここのポケモンを奪おうと・・・!」
「何故、パーティーの邪魔をする。俺は何も指示は出していないぞ?」
サカキは鬼の形相をしてしたっぱ達を睨んで言った。
「いえ、ですが我々はサカキ様のお役に立とうと・・・」
「今は皆が思い思いにパーティーを楽しんでいるのだぞ!争い事はこの俺が許さん!」
「ひ、ひいい!」
サカキの怒号にしたっぱ達は戦慄していた。
「も、申し訳ありませんでした・・・」
「分かったなら今すぐ去れ・・・・」
サカキに言われてしたっぱ達は一目散に去っていった。
「全く・・・」
ロケット団のしたっぱが去っていくとサカキは溜息を吐いた。騒ぎを聞いてカミツレやサブマス達も来ていた。サカキはカミツレ達の方を向いて言った。
「すまない、私のしたっぱ達が迷惑をかけてしまったな。ロケット団のボスとして心から謝罪しよう」
そう言って頭を下げて謝罪した。
「それは本心から言っているのかしら?」
「ふ、それは人それぞれだ。だが、私は本心で謝罪しているつもりだ」
「サカキ様と言いましたね?」
ノボリが前に出た。
「貴方は本来、悪の側の人間です。ですが、今はそれを忘れてお茶会を楽しむ場です。ここにいる間は、私達が盛大にもてなして差し上げましょう」
「そうそう、パーティーを楽しむのに堅苦しいのは無しだからね」
「感謝する、では、私の口に合うティーを振る舞ってもらえるかな?」
「はい、私達が盛大にもてなしましょう」
悪の組織も関係なく、純粋にお茶の味を楽しめばいい。そう言って騒ぎを収めるのだった。
「あれで本当にいいのかしら?」
「トウコ、ノボリさんの言う事にも一理あるよ。今はそれを忘れてお茶を楽しもう」
「そうだね、お茶やお菓子を沢山飲んだり食べたりして楽しもう!」
サカキを追い出さないでいいのか悩むトウコにベルとアイリスは楽しもうと言った。
「一件落着だね。カイト、一緒にお茶を楽しもう」
Nに言われてカイトは引き続き、お茶会を楽しむのだった。