「カトレアさんにアイリス、衣装に着替えたんだ」
トウコが驚いた顔をしてカトレア達のハロウィン衣装を見ていた。
「ええ、折角のハロウィンですもの。おめかししなくちゃ」
「えへへ、じゃあ一杯勝負してお菓子を集めよう!」
アイリスがお菓子を集めようとやる気になっていた。
「いいわね、勝負した数を競おうじゃないの!」
トウコもやる気になってトウヤ達の肩を掴んで出発しようとした。
「じゃあ、カイト、このお祭り楽しみましょう」
「うん、分かった」
カトレアと手を繋いでホドモエシティの街を歩いていった。
「はかいこうせん!」
トレーナーと勝負が始まり、アイリスがアーゴヨンにはかいこうせんを指示して見事倒した。
「やったー、お菓子も~らい!」
勝ったアイリスはお菓子を貰って喜んでいた。
「貴女のアーゴヨン、ご機嫌ね」
「うん、前よりもコンビネーションが良くなったと思うの!」
「アイリスお姉ちゃん、そのアーゴヨン、パシオで捕まえたの?」
カイトが聞くとアイリスはニコリと微笑んで頷いた。
「うん、アーゴヨンはウルトラビーストの世界から来たの。パシオで迷い込んだのをアイリスが捕まえたんだよ」
「カイトの場合は、パラドックスポケモンだね」
ベルはカイトはパラドックスポケモンと心を通わせているのだと言った。
「そうだね、カイト君はパラドックスポケモンの親になってるんだもんね。いっとアイリスのアーゴヨンみたいに力になってくれるよ!」
「うん、ありがとう」
「カイト、皆の期待大ね。あら?」
カトレアが黒ずくめの男達がいる事に気付いた。男達は港の方へと向かっていた。
「カトレアさん?」
トウコが聞くとカトレアは言った。
「さっき黒い服を着た人達がいたわ」
「もしかして、ロケット団?」
ベルがロケット団ではと言った。
「ええ、帽子のRのマークからきっとそうだわ」
「大変、今すぐ追いかけましょ!」
トウコが急いで港へ走っていった。
「トウコ、しょうがないなあ・・・」
「カイト、協力してくれるかな?」
トウヤは心配して冷や汗をかいて、Nがカイトに付いてってほしいとお願いした。
「うん、出来るよ」
「それじゃあ、悪者退治と行きましょうか」
カトレア達と一緒にカイトは港へと走っていった。港に来て、冷凍コンテナの中へと入っていった。
「う~寒い、こんな所に入っていくなんて・・・」
トウコが寒がりながらもコンテナを歩いていた。
「冷凍コンテナの中に隠れてるなんて何してるのかな?」
「アイリス、コンテナは人気が無いから隠れやすいのよ。きっとここを隠れ家にしているかもしれないわ」
アイリスが首をかしげてロケット団が何をしているのかと言うと、カトレアはそこを隠れ家にしているかもしれないと言った。寒がりながらも奥のコンテナに入った。
「う~~、寒い、こんな所に奪ったポケモンを隠すのか?」
「仕方ないだろ、一目の付かない所なんてここしかないんだからさ・・・」
奥ではロケット団のしたっぱ達が奪ったポケモンをコンテナに隠していた。
「ポケモン泥棒、何してるの?!」
「げえ、見つかった?!」
アイリスが叫ぶとしたっぱ達は驚いた。
「ロケット団、ハロウィンの騒ぎでも悪さしてたのね!」
「奪ったポケモン達をこんな所に」
トウコとNがボールを構えた。
「ち、仕方ない、痛い目に合わせてやる!」
したっぱ達がダグトリオやドリュウズ達を繰り出して来た。トウコとNはビクティニとゾロアークを繰り出した。カイトもテツノコウベを出した。
「カイト、ポケモン達の為に頑張るよ」
「うん!」
N達と力を合わせて戦った。ゾロアークとビクティニが技を繰り出してダグトリオ達を蹴散らしていく。そしてテツノコウベがあくのはどうで最後の一体であるダグトリオを倒した。
「畜生、ここまでかよ・・・」
負けたロケット団達ががっくしと項垂れた。カイト達は奪われたポケモン達をもとの持ち主に返してしたっぱ達をヤーコンに引き渡した。
「まさか悪さをしている連中がいたなんてな。お手柄だぜ」
ヤーコンはカイト達の活躍を褒めた。
「ホドモエシティ、それにジムリーダーは、中々取引のしがいがありそうだな・・・」
「ロケット団のボス?!」
ベルが驚くと、そこにはあのサカキがいた。
「あんたがこいつ等の親玉か?」
「いかにも、私の部下が悪さをしたようだな。ロケット団のボスとしてお詫びしよう」
「何、あんたの部下が泥棒していたからな。捕まえるのは当然さ」
「私としてもホドモエシティに興味があってね。至る所に部下達がいるのだよ。力関係を考えれば、どう出るかは分かっていような」
「ほう、戦わずして勝つとはやるじゃねえか・・・。ふん、分かったよ、こいつ等を連れていきな!」
ヤーコンは仕方ないとしたっぱ達をサカキに返した。
「サカキ様、ありがとうございます!」
「ポケモンの泥棒は失敗に終わったが、お前達を助けただけでも良しとしよう。では、さらばだ」
サカキはケーシィを使ってしたっぱ達と姿を眩ました。
「すまねえな、折角捕まえてくれたのに逃がしちまって」
「いいのよ、お互いに事が大きくならなくてホッとしたわ」
カトレアが大きな騒動にならなかった事に安堵した。
「ロケット団、次は必ずとっちめてやるんだから!」
トウコは握り拳を作って次は叩きのめす事を誓った。
「でも、これでまたお菓子集めを楽しめるよね。気持ちを変えて、また楽しもう!」
「アイリス、そうね。仕切り直しね。カイト、とことん楽しみましょうね」
「分かった」
ロケット団を追い払ってカイト達はまたハロウィンを楽しむのだった。