ホドモエシティでハロウィンを楽しんだ後、洞窟を抜けてタワーオブヘブンにやって来た。
「カイトさん、久しぶりね!」
そこでフウロと再会し、フウロと一緒にタワーに登る事になった。
「カイトさん、頂上まで来てくれるかな?そこで鐘を付いてもらいたいの」
「分かった」
フウロにそう言われてカイトは付いていく事にした。タワーの階段を歩いて頂上を目指した。
「カイトさん、何だろう、貴方を見ると逞しくなったように感じるわ」
カイトを見てフウロは少年に変化がある事を言った。
「そうかな?」
「はい、旅をして少し強くなったように感じるの。貴方がどんな鐘の音を付いてくれるのか楽しみね」
フウロは涼しい笑顔を見せながらカイトに言った。口ぶりを見るに、少年の成長を楽しみにしているように感じた。そうしてフウロと歩いていき、頂上に辿り着いた。頂上の奥には鐘があった。
「タワーオブヘブン、ここはポケモン達の眠る場所。老いも若いも皆、幸せな一生を送ったわ。そんなポケモン達が眠るこの塔に鎮魂の鐘を鳴らしてほしいの」
「分かった、やってみるね」
カイトは鐘に近付いて紐を引っ張り、鐘の音を鳴らした。厳かながらも美しく静かな音色が響いた。
「鐘の音、確かに聞いたわ。カイトさん、貴方は強く優しい人ね。ポケモン達もとても幸せそう」
フウロはボールの中にいるポケモン達を見て言った。
「パラドックスポケモンだったよね」
「はい」
テツノコウベ、テツノイバラ、サケブシッポを見てフウロは穏やかな顔をして言った。
「過去、未来の世界からやって来たポケモン達、知らない世界に飛ばされて不安だったこの子達を、貴方は親として迎え入れた。その優しさがこの子達から伝わって来る。貴方はポケモン達を思いやれる優しい人。そう確信したの」
フウロは歩いて少年と距離を取ると、ボールを取り出した。
「そんな貴方だからこそ、貴方と勝負したいんです!」
「僕と勝負ですか?」
「はい、パラドックスポケモン達を懐かせるほどの優しさを持った貴方と勝負して、知りたいんです。貴方の強さを、その強さ、あたしに示して下さい!」
フウロはボールを投げて、スワンナを繰り出して来た。ポケモン勝負開始である。
「さあ、楽しい勝負をしましょう!」
(フウロさん、やっぱり前向きな人なんだな・・・)
少年はそう思いながら、ボールを投げてサケブシッポを出して挑んだ。
「スワンナ、かぜおこし!」
フウロの指示でスワンナが風を飛ばして来た。サケブシッポは軽快に動いてスワンナの飛ばす風をかわしていった。
「ころがる!」
カイトの指示でサケブシッポはころがるに出たがスワンナは空を飛んで交わして攻撃した。
「ブレイブバード!」
スワンナはブレイブバードで接近して来た。サケブシッポは少年の指示ですてみタックルをして攻撃し、スワンナを吹っ飛ばした。
「じゃれつく!」
カイトの指示でサケブシッポはじゃれつくをして攻撃、スワンナを倒した。
「流石、貴方の優しさが伝わってきますね」
フウロはスワンナを戻すと、トゲキッスを繰り出して来た。少年はサケブシッポを戻すと、テツノコウベを出して挑んだ。