ビッグスワンナ号で旅をしていた一行はシンオウ地方に到着した。ビッグスワンナ号はここで着陸した。
「着いたわね、シンオウ地方に」
カトレア達は雪原の大地を踏んでシンオウ地方に足を踏んだ事を実感した。
「うう、けど、ここ寒いわね・・・」
雪の降る街だったのか、トウコが寒がっていた。
「わあ、こんなに雪が降ってるの、俺初めて見た!」
雪景色を見てハウは喜んでいた。
「ねえねえ、雪だるまでも作ろうよ!」
「全く、子供みたいにはしゃいで・・・」
雪だるまを作ろうとするハウにヒュウは呆れた顔をしていた。
「コクランさん、ここってどこの街かな」
アイリスがコクランにどんな街なのかを聞いた。
「はい、ここはキッサキシティです。雪景色が美しい街ですね」
「確かここのジムリーダーはスズナさんだったわね・・・・」
カトレアはスズナとの再会を楽しみにしていた。パシオで出会ったポケモン勝負の交流をした経験のある彼女と出会えるのを待ち望んでいた。
「あれ、何だかいい匂いがするね・・・」
ベルが美味しい匂いに気付いて、その匂いのする方角を見た。
「おや、何か作ってるみたいだね・・・」
アロエが何かを作っている事に気付いた。
「うう、取り合えず温かいものが食べたいわ。それで暖を取りましょう」
「それはいいわね、あたくし達も頂こうかしら」
トウコが言うとカトレアは頷いた。
「カイト、貴方もお腹が空いてるでしょう。行ってみる?」
「うん、食べてみたいな」
「じゃあ行きましょうか?」
一行はその美味しい物を求めて匂いのする方へと歩いていった。
「さあ、皆、食べていって、スズナの作った美味しいシチューだよ!」
見るとスズナがシチューを作って街の人達に振る舞っていた。
「皆、遠慮しないで食べていって、スズナのシチューは栄養満点、体も温まるし、元気になるよ!」
スズナの近くでジムリーダーのナタネがスズナのシチューを街の人達に勧めていた。
「あら、スズナさんだったのね」
カトレア達がやって来てスズナ達に手を振った。
「あれ、カトレアさん、久しぶりだね!」
「ええ、パシオ以来ね」
「もしかしてシンオウ地方に遊びに来てくれたの?」
スズナが言うとカトレアはニコリとして頷いた。
「ええ、久々に貴方の顔を見たくなって、よく見たらシチューを作っていたのね」
「うん、マサル君に作り方を教えてもらったの。それで街の皆にも食べてもらいたくてこうして料理を振る舞ってるんだ!」
「そうなの、良かったらそのシチュー、あたくし達も食べていいかしら?」
「もちろんいいよ、皆の分もあるから食べていってね」
「やったあ、食べれるのね、凄く楽しみ!」
「わあい、美味しいシチューだ!」
シチューを食べれると聞いてトウコとハウが子供みたいにはしゃいでいた。一行に料理が振る舞われて、その味を楽しんでいった。
「ふふ、スズナさんのシチュー、美味しいわね」
「うん、凄く美味しいよ」
スズナの作ったシチューの味をカトレアとカイトは喜んで食べていた。
「確かに、作った人の心が籠ってて、温かくなるよな」
「そうだね、食べてると元気になってくるよ」
スズナのシチューをヒュウとベルが褒めていた。
「えへへ、そこまで気に入ってもらえるなんて、嬉しいな。マサル君から真心を込めるようにって言われてその通りにしてみたんだけど、大正解だったね」
「真心、確かに料理において真心は大事ですね」
コクランはそう言ってスズナの料理に感心していた。
「ふふ、こんなに美味しいシチューを食べれて元気が湧いて来たわ。ねえ、早速、勝負しない?」
「え、今食べてるのに?」
トウヤが驚いた顔をしてトウコに言った。
「当たり前でしょう、食べたんだからその分体を動かさないと、誰でもいいから付き合いなさい!」
すぐに勝負に移りたがるトウコに一行は冷や汗をかいていた。すると・・・。
ドーーーーン!!!
街の近くの道路で爆発音が響いた。
「何、今の爆発?!」
突然の爆発にスズナは驚いていた。
「もしかしたら何か大変な事があったのかもしれないわね」
トウコが何か事件が起きたのではと言った。
「ええ、とにかくその場所に行って見ましょう」
カトレアに言われて一行はその場所へと向かっていった。