タチワキシティに朝がやって来た。カイトはベッドから目を覚まして起き上がって鏡を見た。
「やっぱり・・・」
姿を見るとやはり子供のままだった。改めて、少年としてポケモンの世界に転生したのだと言う事実を突きつけられた。
ホミカと出会って彼女のジムで暮らす事になった。住む家も家族も無しに転生したので全ての運に見放されたかと思ったが、彼女が救いの手を差し伸べてくれた事に感謝を感じていた。このイッシュ地方で何をするか、それをゆっくり考えて自分のやれる事を決めていこうと、そう思っていた。
「よ、ぐっすり寝れた?」
ホミカが寝室に入って手を振っていい笑顔で少年を迎えた。
「あ、ホミカお姉ちゃん」
「今日もいい朝がやって来たよ。あんたも勝負したりはしゃいだりして楽しみなよ!」
ホミカに言われて身支度をすると外に出て、トレーナーと勝負したりして朝の日常を楽しんでいった。
そして昼頃になって広場でホミカと一緒に休憩をした。そこでホミカが音楽を奏でていて、少年はそれを聞いていた。ホミカの激しい音楽を聴いて刺激を感じていた。
激しい音楽を奏でると、ホミカは次に落ち着きのあるゆったりして音調の曲を奏でた。ありふれた日常を歌った穏やかな、ホミカらしくない静かな曲を聞いた。
「カイト、あたしの音楽、いいだろ?」
「うん、穏やかな感じの曲が好きかな?」
「へえ、あんたは優しい感じの曲が好きなんだ。まあそうだよね、あんたらしくていいよ」
ホミカははにかんで曲をまた奏でた。
「カイト、あんたがどうしてあたしの前に現れたのかは分からないけど、あんたの人生はあんただけのものなんだ。人間の命は短い、なら、短い人生を思い切り楽しみなよ。人生は楽しんだ物勝ちなんだからさ!」
そう言ってホミカは人生を楽しむよう言った。
「あんたの事だからこのイッシュ地方を冒険してみるのもいいかもね。バッジを集めてポケモンリーグに挑戦するのもいいかもよ。なあ、旅なんかしてみない?」
「旅?」
ホミカは少年に旅をしてみてはと勧めて来た。
「あら、それはいいわね。パシオで旅したような新鮮な気持ちになれるわよ」
そこへ一人の女性が現れた。白の四角い帽子を被り、ピンクのネグリジェを着たけだるけな女性がホミカ達に手を振っていた。
「あ、カトレアじゃん!散歩でもしてるの?」
ホミカが声をかけるとカトレアは笑みを浮かべてお辞儀をした。
「ええ、館にいるのも退屈だから遠出に出てるの」
「ホミカお姉ちゃん、この人の事、知ってるの?」
少年は前世の記憶でカトレアの事は知っていたが、敢えて知らないふりをしてホミカにカトレアの事を聞いた。
「ああ、パシオでも勝負したりしたイッシュ地方の四天王さ。相当の腕前なんだよ!」
「初めまして、カトレアよ。貴方はポケモントレーナー?」
「え、はい・・・」
カトレアにトレーナーかと聞かれて少年は頷いた。
「まあ、トレーナーと言ってもなり立てだけどな」
「はい、まだなり立てで・・・」
「そうなの、いいわよ貴方、トレーナーになるの。強くなれば見える世界がどんどん広がっていくわ。貴方もいずれは四天王のあたくしとも勝負するかもしれないわね・・・」
少年に目線を合わせるようにしゃがんでカトレアは頭を優しく撫でた。
「いいじゃん、勝負するの。カトレア、相当強いから楽しい勝負になると思うよ」
「ええ、とはいっても、まだ先の話になるわね。この子はどこの子なの?」
「ああ、あたしのジムに住ませてるんだ。何分身寄りのない一人っ子でね」
「あらあら、それは気の毒に・・・孤独でも心は強くしっかり持ちなさい。所で、お二人はどんな関係なの?」
カトレアがホミカに少年とどんな仲かを聞いた。
「え、ええ、いきなりそう言うの聞いて来る・・・?あんた、静かに見えて大胆だね・・・」
ホミカは頬を赤くして視線を反らそうとした。
「うふふ、その表情だと、お察しね・・・」
カトレアは少年の方を振り向くと、少年の胸に手を当てて超能力を使って来た。
「あ、な、何?」
「ふうん、肉体を捧げたのね・・・ねえ、ホミカさん、貴方、この子と・・・そう言う関係なのね・・・セックスしちゃってるって言う・・・」
「は、はああ?!何でそんな事分かるんだよ?!」
「超能力を使えばお見通しよ。ふふ、いいわね、そう言うの・・・ねえ?」
カトレアがホミカの耳元に囁いた。
「もしよかったら、二人のセックス、あたくしに見せてくれないかしら?」
「え、どうして、そう言われると、その・・・」
「貴女と勝負した仲でしょう。馴染みのお願いは聞いてあげないといけないんじゃないかしら・・・?」
「うう・・・あんたねえ・・・」
タチワキジムに入って、寝室のベッドに来た。
「あの、本当にするの?」
全裸になった少年にホミカは照れくさそうな顔をしていて、カトレアはクスクスと笑っていた。
「正直誰かに見られるっての恥ずかしいんだけど、カトレアの頼みじゃ、仕方ないよね」
「うふふ、貴方達のセックスがどんなものか見せて頂戴」
カトレアは興味津々に二人にセックスを見せてほしいと言った。ホミカは恥ずかしそうにしながらも、少年にキスをした。