マシンから光が放出されて召喚する装置から一体のパラドックスポケモンが召喚された。
「出てきたか・・・」
「あれは、ドンファンに似てるような・・・」
ベルが出てきたポケモンがドンファンに似ていると言った。
「あれはパラドックスポケモンのテツノワダチだ。見た所、未来のパラドックスポケモンのようだな」
サターンがパラドックスポケモンの名前を言ってボールを構えた。召喚されたテツノワダチは暴れ始めている。
「サターン様、パラドックスポケモンが暴れています!」
「落ち着け、戦って大人しくさせればいい」
サターンがドクロッグを繰り出してテツノワダチに挑んだ。
「お前達を呼んだのはこのためだ。パラドックスポケモンを大人しくさせてほしい私一人では落ち着かせられるか心配でな。力を貸してほしい」
「そう言う事なの、パラドックスポケモンを何に使うつもりかは分からないけど、今は協力しましょう」
カトレアが協力する事に決めた。
「そうですね、今はこの子を落ち着かせないと」
ベルも戦う事を決めてムシャーナを出した。
「カイト、一緒に頑張りましょう」
「うん」
カイトもテツノコウベを出してテツノワダチとの勝負に挑んだ。
「では始めるぞ!」
パラドックスポケモンとの戦いが始まった。テツノワダチがじだんだをして攻撃して来た。ドクロッグはこれをかわして、かわらわりをして攻撃した。
「サイコフィールド!」
ベルの指示でムシャーナがサイコフィールドを張った。
「ありがとう、ベルさん。サイコキネシスよ!」
カトレアの指示でランクルスがサイコキネシスを飛ばしてテツノワダチを攻撃した。
「アイアンヘッド!」
カイトの指示でテツノコウベがアイアンヘッドでテツノワダチを攻撃して怯ませた。
「インファイトだ!」
サターンの指示でドクロッグがインファイトをして攻撃してテツノワダチを攻撃した。ダメージを受けたテツノワダチはようやく大人しくなった。
「ようやく落ち着いたようだな・・・」
サターンはテツノワダチが落ち着いた事を確認してドクロッグを戻した。
「落ち着いたけど、この後はどうするんだ?」
キョウヘイがどうするのかをサターンに聞いた。
「間もなくボスがやって来る。お眼鏡に叶えばボスの手持ちになるだろう」
「まさか、気に入らなかったら処分するんですか?」
メイが言うとサターンは頷いた。
「一方的に呼んでおいて気に入らなかったら捨てる、可哀想だね・・・」
キッサキシティでのやり取りを思い出してNは悲し気な顔をしていた。
「案ずるな、今回は大丈夫だろう」
サターンがそう言うと、誰かが近付いて来た。
「サターン、どうであった?」
現れたのはボスのアカギだった。
「アカギ様、パラドックスポケモンを召喚しました。どうでしょうか?」
サターンがテツノワダチをアカギに見せた。アカギはテツノワダチを一目見て観察した。
「合格だ、私にふさわしいパラドックスポケモンだ」
「では、手持ちにされるのですね」
「ああ、私のポケモンにふさわしい事が分かった。このポケモンは手持ちに加えよう」
アカギはボールを投げてテツノワダチを自分の手持ちに加えた。
「今回は手持ちにしたようですね」
「良かった、またあの時みたいになるんじゃないかと思ったよ」
テツノワダチがアカギの手持ちになってメイとNは安心した。
「お前達にまた手伝ってもらったな。それについては礼だけは言っておこう」
アカギはそう言って去っていった。
「待って!」
そこへナタネが声をかけた。
「何だ?」
「貴方達ギンガ団はパラドックスポケモンを集めているんだよね。キッサキシティでのポケモンと今回のポケモンで何が違うの?ギンガ団はパラドックスポケモンを集めて何をするの?」
「・・・・・。私の理想とするポケモンを編成する為だ。そして私が求めているのは未来のパラドックスポケモン、それだけ言っておこう」
自分の目的に付いて少し触れてアカギは去っていった。
「アカギ、何をするつもりなんだろう・・・」
アカギの目的をナタネは読めないでいた。
「もしシンオウの人達を困らせるならあたし達で・・・!」
ギンガ団がパラドックスポケモンを悪い事に使うなら自分達で止めようとメイは言った。ギンガ団の手伝いをして、カイト達はハクタイシティでいつも通りののんびりした一日を送るのだった。