「着いたよ、ソノオタウンに!」
もりのようかんで不思議な体験をした後、カイト一行は森を出て街に辿り着いた。ナタネが指を差してソノオタウンに付いた事を伝えた。
「わあ、辺り一面花畑だわ!」
街を見て花畑が沢山ある事にトウコは驚いていた。
「でしょ、ソノオタウンは空気が綺麗で花畑が沢山ある名所なの」
「ここでならゆっくりお昼寝が出来そうね」
カトレアものんびり出来ると喜んでいた。
「しばらくここで休んでいくのもいいですね」
フウロが背伸びをして休んでいこうと言った。
「そうね、特に急ぎじゃないし、のんびりしていきましょう」
カトレアが言うと一行は頷いた。
「わーい、オノノクス達と遊んじゃおう!」
「どんな音楽を作るか考える時間が出来るのはいいね!」
アイリスはポケモン達と遊べると喜んで、ホミカは音楽の創作活動にいそしめると喜んだ。
「じゃあ、ここで休憩タイムね、のんびりしていこう」
ナタネが言って一行は休憩する事にした。
「ソノオタウン、本当に綺麗だなあ」
カイトは一人、街を歩いて花畑を見ていた。カトレア達から一人でリラックスするのもいいと言われて一人街を散策する事にしたのだ。
「確かに名所と言われるだけの事はあるね。花畑を見るのは楽しいな」
「様々な花を見てカイトは楽しく感じていた。そうして歩いていき、気が付くと街の外れの森に来ていた。
「街の外れまで来ちゃったな・・・」
森の中を一人で歩いていく。人影は無く、静寂している静かな森の中を一人で歩いていった。
「あれ、誰かいる?」
すると森の奥に人影が見えてきた。近付くとウインディを連れた黒のスカートにストッキングを履いた腋を露出した少女がいた。
「マイ・・・?」
カイトは前世の記憶で彼女がマイである事に気付いた。
「あたしに何か用?」
マイがカイトに気付いて声をかけた。
「あ、ああ、お姉さんが一人でここにいるのが気になって・・・」
カイトは緊張しながらマイに言った。
「そう。あたしは静かな場所が欲しいだけ、騒がしいのは好きじゃない」
「そうなんだ・・・」
「あたしはウインディと二人でいられる場所が欲しいだけなの」
「邪魔したかな?」
「ううん、そんな事ないよ」
カイトが邪魔したかと聞くとマイは微笑んだ。
「むしろ、ありがとう」
「うん、ありがとう」
マイのありがとうと言う言葉にカイトは同じセリフを返した。マイのありがとうの意味を前世で知っている為、同じく感謝の言葉を返した。
「あたしの気持ち、伝わってる?」
「うん、伝わってるよ」
「そう、なら良かった。貴方の名前は?」
「カイトだよ」
「カイト、いい名前ね。あたしはマイ、ウインディと旅するトレーナーなの。ソノオタウン、綺麗だけど、騒がしいからここでゆっくりしてたの」
マイが街にいる理由をカイトに言った。
「僕は、イッシュ地方から来たんだ。仲間の皆と一緒に飛行機に乗って旅行しているんだ。で、今はシンオウ地方を旅行しているんだ」
カイトがイッシュ地方から来て仲間と旅をしているんだとマイに言った。
「イッシュ地方から来たの?」
「うん」
「仲間と一緒に旅、いいよねそう言うの。仲間と楽しく旅が出来るの、凄く素敵だと思う」
「うん、皆と旅するの楽しいよ。今は一人で散策してるけど」
「そう。ねえ、カイト、もし急ぎじゃなかったらゆっくりしていかない?」
「そうだね、マイお姉ちゃんとゆっくりしていこうかな?」
「それがいいわ。のんびりしましょう」
マイに誘われてカイトはマイの隣に座った。雲が流れる空の下、マイと一緒にのんびりする事にした。マイの温もりを感じながら休んでいると、何かがいる事に気付いた。
「あれ、マイお姉ちゃん?」
「どうしたの、カイト、あ・・・」
カイトに言われてマイもある存在に気付いた。見ると目の前に、黄緑の毛が生えて羊のような小柄なポケモンが笑顔で立っていた。