※この作品はR-18です。

「ハーレムルートを目指しましょう、先生」   作:アキラゼミ

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この前のセイア実装の賭けで負けちゃったのでね。
今日8月1日〜8月8日まで、毎日更新します。
7日か8日はノアにしたいですが難しいかもです。
間に合うかどうかは賭けです。
ギャンブラーかコイツ。



第1回猥談ティーパーティー

 

「──では、本日の会議はここまでとしましょう。皆様、お疲れ様でした」

 

 ギラギラ照りつけるような日差しを屋根で遮り、トリニティの生徒会・ティーパーティーの3人は、今日も今日とてお茶会をしながら会議をしていた。

 司会を務めるのは、桐藤ナギサ。百合園セイアは勿論のこと、とうにティーパーティーとしての権利などを剥奪された聖園ミカは、会議を動かさない。ミカがここに居るのは、ある意味で「友情出演」に近いものがあった。政治的な意味合いは殆ど無いに等しい。

 

「は〜!やっと終わった〜!!ね、セイアちゃん!このまま女子トークしよ、女子トーク!」

 

「?……はぁ……また妙な事を思い付いたんだね……。私はもう部屋に戻って休みたいんだが」

 

「まーまー!」

 

「……因みにその内容は?」

 

「『先生とのアレコレ』について!」

 

「……ノッた」

 

「やった〜☆」

 

 ミカ────シャーレの先生の第一の婚約者だ。様々な問題を起こしてきたミカ。それでも先生は、彼女を愛すと決めた。

 時には「先生」らしからぬ公平さに欠いた決断を下すこともある。時には「先生」らしからぬ歪んだ想いを生徒にぶつける事もある。それでも、2人は共依存とも言える程に、深く想い合っていた。

 セイア────シャーレの先生の第二の婚約者。遂に先日、先生の貯金をはたいて用意された白銀に輝く婚約の証である指輪を受け取り、その日から、その小さな左手の薬指に、指輪を宿していた。

 当然、先生は会計なんかを担当する生徒によって大目玉を食らう事になるのだが、そんな事すら全く気にならないくらい2人は熱く燃え上がっている。

 ナギサ────先生へは、阿慈谷ヒフミとも違う複雑な想いを抱いているが、その正体に本人すらも気が付いていない。そのせいで、思う事があるのに何も進展が無いティーパーティーで唯一の生徒だ。

 

「先生って正常位が好きじゃん?『ミカの感じてる顔が好きだ〜』って言ってたけど、それモロに私の感想と同じなんだよねー。私も先生の感じてる顔、スッゴク好きでさ……あの顔だけでイケそう♡」

 

「──羨ましい事だね。ミカの体格なら、先生との正常位も問題なく行えるのだね……」

 

「……あー、セイアちゃん背ぇちっちゃいもんね」

 

 クスッと小さく息を漏らすミカ。セイアは、その可愛らしいケモ耳をピクッと動かして、ちょっぴり厳しめの目をミカに向ける。

 

「人が気にしてる事をズバッと言うんじゃないよ。お陰で正常位は先生に無理をさせてしまうんだよ。挿入すら、それなりに高低差があって難しいんだ。継続的な前後運動(ピストン)は勿論、キスなんてそんな余裕、正常位をシテいる私には、ありはしなかったな」

 

「先生と一番楽に正常位でセックスできるのって、どれくらいの身長が必要なんだろ?」

 

「さぁね。そういえば恋人間で一番好ましい身長差という概念があるそうだが、知っているかい?」

 

「そうなの!?知らなかった……」

 

「それによると数値的にはおよそ15cm差らしいよ。私じゃ20cm差、それ以上にもなりそうだな。ミカはどうだい?目測だが、およそ15cm程度だと思うよ」

 

「ふぅ〜ん♡……へぇ〜♡」

 

「まぁ、身長差はどうでもいいのだが。最終的には精神の相性、そして肉体の相性に行き着くだろう。そうなればやはり、私の方が相性は良さそうだな。あらゆる面において私の方が相性はいいね」

 

 身長について煽られたからか、今度は私の番だと言わんばかりに「相性なら自分が上だ」と伝える。当然そのような発言を許せるミカではなく……。

 

「……へぇー。具体的にはどんな所が??」

 

「ン、まずは味の好みだろうね。実は、彼と初めて交わった日のお茶会は、ロールケーキとキャンディ以外の全てを、私が自作してみたのだが────」

 

「「はぁああ!?!?」」

 

 2人の話を気まずそうに聞いていたナギサまでも思わず大声を出してしまった。2人の反応を見て、セイアは言葉を遮られたにも関わらず、満足そうに口角を釣り上げる。

 

「──そうしたら彼、なんて言ったと思う?なんと

『いつものより美味しい』なんて言うのさ。いやぁ我ながら上出来だとは思っていたがね。あそこまで褒めてもらえるとは思っていなかったから、かなり嬉しかったね……」

 

「そ、そりゃ、手作りなんだって知ったら、ねぇ?いつもと同じなんて口が裂けても言えないでしょ?そういう事でしょ?」

 

「いいや?私の手作りだと伝える前からいつもより食べていたし、何なら『どこで買ったのか』を私に尋ねてきたくらいだったよ」

 

「「ッッッ!??」」

 

「味の好みというのは、共に人生を歩む上でとても大切な要因だよ、ミカ。いつかは同棲する事になるだろう。元から先生はインスタントばかりだから、私達が料理する事になるはずだ。そうなれば、より先生の好みに近い味を生み出せる方が、少なくとも舌の相性は良いと言えるだろう」

 

「────っ!!」

 

 ────男を堕としたいなら胃袋を掴め。ミカもこの程度の俗説は知っている。しかしどうだろう。現実は、レストランなどにデートに行くばかりで、手料理を振る舞った事は皆無に等しい。

 一方のセイアは、お菓子ではあるものの、既に、先生の胃袋を掴んでいる。この差は、とてつもなく大きく──どうやっても埋め難いリーチだった。

 

「因みに私のファーストキスの味はリンゴの味さ。リンゴ味のキャンディを、口移しで彼に食べさせたからね」

 

「せ、セイアちゃん、なんかスゴイ積極的じゃん!そんな事までしてたの!?」

 

「たまたまだよ。あの時は──そうだ、丁度、このガラスのボウルに、キャンディを盛っていたんだ。目で見て選ばず、適当に手に取って、それによって行動を変えようと思っていた。占いのようなものと言ってしまえばそれまでだけれど。────そして私は、リンゴ味のキャンディを引いた。その意味が果たしてミカに分かるだろうか?」

 

「言い方がムカつくけど、その意味ってのが本当に分からないのがもっとムカつく。ナギちゃん、今の話の意味、分かる?」

 

「──リンゴ味のキャンディ。それの持つ意味は、

『運命の人』。そうですね、セイアさん?」

 

「キャンディって、味で意味が違うんだ……?」

 

「ナギサの言う通りだよ。見事、占い(ランダム)で『運命』を引いた私は、彼にキスして、口移しでキャンディを渡し『運命』を共有したのさ……♡」

 

「かーっ!見んねナギちゃん!卑しか女ばい!!」

 

「み、ミカさん……」

 

「因みにその後、先生にもランダムでキャンディを選んでもらってね。────そう、そこでもまた、リンゴ味だったのだよ。これはもう運命の赤い糸で結ばれていると言っても過言では無いのだろうね。もう肉体も結ばれたが……♡」

 

「きぃぃいいーーーっ!!なんなの!?なんなのよナギちゃん!なんかメチャクチャに悔しい!先生の正妻ポジションは私のハズでしょ!?」

 

「お、落ち着いてミカさん……」

 

 バッサバッサと翼を動かしながら、ドンドンッと机を叩く。羽根は舞い散り、机にはヒビが入るが、ナギサはオロオロして、セイアはムフーッと言わんばかりにご満悦だ。

 

(意外です、まさかセイアさんがそこまでだとは!受け身ではなかったのですか、セイアさん……!)

 

「どうやら私は、グイグイ攻めるのが好きらしい。彼を上手く言いくるめ、私に堕ちていく様を間近で見るのは、こう、クるものがあったね」

 

「てことはエッチもセイアちゃんが責めてるの?」

 

「──それは無いな。うん。行為の時は彼が責めるだけだよ。だが普段の場においては、私がこうして優位に立つ。そうする事で、彼にも、普段の私とのギャップを楽しんでもらえることだろう」

 

「まさか……ギャップ萌えまで計算して……!?」

 

「……全く考えていないと言ったら嘘になるかな?」

 

「でも計算づくの女って怖いなぁ。いつかそういう腹黒いところ先生にバレて、愛想尽かされない?」

 

「それより先にミカの自罰的な所、そういう余計な一言で先生を傷付け、悲しませ、愛想を尽かされる可能性の方が高いと思うがね」

 

「うっ……」

 

「今後、そういう性格を直しつつ、特殊プレイにも付き合えるようになったなら──それはそれでもう万々歳じゃないか?」

 

 カチリと、秒針の音が鳴ると共に、世界が凍る。セイアの発言にミカはもちろん、聞いていただけのナギサまでもが動きを止めた。性格を直せという、ある種の人格非難にも似た発言が原因ではない。

 セイアにとっては「まぁ当たり前」になっていた

「非日常」を、うっかり漏らしてしまったことで、聞き手である2人の脳は言葉の処理が追いつかなくなってしまっていた。

 情報が完結しない──否、理解できる言葉なのに内容が全く理解できない。およそこのような感覚に陥っていたが、その事に気付いたセイアが、2人を思考の海から現実世界に引っ張り上げた。

 

「……あー……その……今のは忘れてくれ……///」

 

「忘れられないんですけど!?忘れたくても絶対に忘れられないんですけどッ!!『特殊プレイ』って何それ!?何言ってんのセイアちゃん!?」

 

「いや、ほら。ミカって性格やパワーに反して割と普通の乙女じゃないか」

 

「あ゙?」

 

「だからきっと彼も『ノーマルプレイ』しかミカとシていないのでは、と思ってね。だから私が先生の欲望の捌け口になってあげているのさ。なにぶん、知識だけはあるものだからね。先生としても、私の理解が早くて助かっているようだ……」

 

「の……ノーマルプレイ……?私が?先生と?普通のエッチしか(・・)してないって言いたいのっ!?」

 

「あ、いや……すまない、今のは私の失言だったよ、素直に謝るよ……」

 

「いいからッ!私はっ!先生と、普通のエッチしかしてないって事なの!?」

 

「君達の行為の内容を知らない私には、ノーマルかアブノーマルかの判断がつかないよ。少なくとも、彼の口振りだと、私には『ミカとのエッチはイチャラブを重視してる』ように聞こえたんだ。判断して欲しいのなら、ミカ、君の思う『アブノーマル』なプレイを教えてくれないかな?もちろん、君自身が経験した事だけをね」

 

「……しゃ……射精された……精液を……飲んだ……///」

 

(ミカさん……なんて大胆な……!!!)

 

「……?ちゃんと咀嚼したのか?」

 

「「!?」」

 

「え……いや……精液を飲むくらいなら普通だぞ?」

 

「えっ!?あ、あれだよ!直接でも飲むけどさっ、敢えてゴムの中の精液を飲むの!敢えてねっ!」

 

「……??精飲など、古今東西、普通のカップルでもヤッてるような行為ではないか?男性が女性に己の精液を『飲ませたがる』というのは、多くの文献が示している。女性がそれを受け入れるも拒むも自由ではあるが、男性に気持ち良くなってもらいたいと考える女性は多い。……普通に飲むだろうね」

 

「普通かなぁ!?精液を飲むの、普通かなぁ!?」

 

「普通だよ。それで、君の思う『アブノーマル』は何なんだい?」

 

「いや今言ったヤツだよ!?」

 

「────浅いな」

 

「はぁあ〜〜〜!?じゃ、じゃあっセイアちゃんの思う『アブノーマル』って何ですかー!?」

 

「ン、そうだね。私の経験した限りだと、腋舐め、腋コキ、髪コキ、白タイツ締め、コスプレエッチ、アナルセックス、首絞め、前立腺責め、ランドセル装備、互いの尿道責めに、首輪とリードの、ペットプレイ……だろうか」

 

「「???」」

 

「……よく考えたら飲尿もアブノーマルだったね」

 

「「???????????????????」」

 

「……?無反応だな。もしかして先生、このくらいはミカともヤッていたりするのかい?」

 

「………………えっ?せ……先生……セイアちゃんとは……そんな事もしてたの……?」

 

「──だと思ったんだよ。彼、ヤケに私には頼んでくるものだから、ミカには言えないんだろうなぁと思っていたんだ」

 

 今度は苦笑いする。アブノーマルなプレイをする自分を決して誇ってはいない。しかし、こんな事を彼に頼まれる事自体は素直に嬉しいと感じていた。

 とはいえそれと同時に、アブノーマルなプレイを頼まれないミカは先生から見てどれ程までに神聖な存在なのか──ある意味、羨ましいな、とも……。

 

「……私ってダメなのかなぁ……」

 

「恐らくだが、君はそれだけ先生から大事にされているんだろう」

 

「でも、先生がセイアちゃんを大事にしてないとは思えない……!」

 

「!」

 

「セイアちゃんを大事にしてなかったら私、怒る。でも私も先生に大事にされてるはずだから……」

 

(自己肯定感が高いのか低いのか分からないな?)

 

(前向きになれたミカさん……立派です……)

 

「でもやっぱり私じゃダメなんじゃん!何よそれ、そんなプレイした事ないし!!飲むのが普通なら、もう、太ももで擦るのしかフツーじゃないのヤッた事ないよ!」

 

「そういえば、太ももフェチもあったね。というかそれってアブノーマルなのかい?」

 

「セイアさんステイッ、傷口を高濃度の塩水で洗い流すのはやめてください」

 

「うわぁぁぁん!!太ももコキでも普通なんだー!私なんか、私なんかっ!先生から見て特殊プレイに対応できないダメな子なんだぁぁぁ!!」

 

 ドカバキグシャアッとテーブルを殴る殴る殴る。ビキ、バキ、と嫌な音を立てて亀裂が広がるので、ナギサとセイアは慌てて割れ物から避難させる。

 予備のテーブルクロスを下に敷き、上に陶器類やガラス類の物を載せ、ミカが落ち着くまで待った。

 

「うぅ……せんせぇ……ぐすん……うぅ……」

 

「しかしミカ、特殊プレイを頼まれないってのは、そんなにダメなのかい……?」

 

「だって、私じゃできないと思われてるから……私はダメな子なんだよね……」

 

「それは無いんじゃないか?彼、私相手でもかなりミカについて惚気けるぞ。聞いてるこっちが砂糖を吐きたくなるくらい語るし。だからダメな子だとは微塵も思われていないだろう」

 

「え゚っ」

 

「今度、録音でもしてみようか?恐らくだが、今のミカなら恥ずかしくて床を転げ回りながら死ぬぞ」

 

「お、大袈裟だなー……」

 

「まぁ死ぬは大袈裟だが、床をゴロゴロ転げ回る所まではリアルに有り得るだろうね」

 

「……じゃあどうして、私とはそういうちょっと頭のネジを失くしたようなコトしてくれないんだろ」

 

「ひ……一言余計だよ」

 

「多分さ、先生の中では私とセイアちゃんに明確な違いがあるって事だよね。──おっぱいの大きさ?おっぱいがあるからそういうのヤッてくれないの?ねぇねぇ?特殊プレイマイスターのセイアちゃんはどう思う?」

 

「あー、うーん、どーだろーねぇ」

 

「アハッ!ピキッてる、ピキッてるよ〜!」

 

「ホントに先生が絡むと情緒不安定だな君は」

 

「……はぁ……先生……」

 

「なら、本人に聞いてみればいいんじゃないかい?先生なら答えてくれるだろう」

 

「でも……答えを聞くのは……怖いよ」

 

「……」

 

「でも……そう、なんだよね。こんなとこでウジウジしてたって、何も変わんないもんね」

 

「そうだとも。さぁ、先生の所に行っ──」

 

「先生呼ぼっと。──あ、先生もしもしー?」

 

「「えっ!?」」

 

「うん、そう。ちょっと大事な用があってさ?少しトリニティに来てくれない?うん、うん。いつものお茶会のテラス。そー。ん?ゲヘナのデータ処理?風紀委員会?アハッ!そんなの後ででいいじゃん?こう見えて怒ってるんだよ?──モチロン、先生は来てくれる、よね?はーい、大人しく待ってるね、先生っ♡……うんっ、私も大好きだよっ♡」

 

 通話終了。ミカの表情を見るだけで先生がどんな返答をしたのかが2人には分かってしまった。だがそれだけに、これから始まるであろう先生とミカの修羅場がどんなものになるのかなど、まるで想像もつかなかった。

 程なくして先生が到着。いつものようにテラスにやってくる。酷く汗をかいているようだ。

 

「どうしたのミカ、急に『怒ってる』なんて……」

 

「──セイアちゃんから、お話、聞いたよ?先生、セイアちゃんとは私ともしないような凄いエッチ、シテるんだってね?」

 

「っ!?……それは、その……」

 

「なんで?なんで私とはそういう変態的なエッチ、何にもしてくれないの?私は先生にとってそういうニッチな性癖も理解してくれない女……なの?」

 

「違う!違くて、その……っ」

 

「じゃあどうしてかな?セイアちゃんがシテて私もシテるような特殊プレイ、腋舐めくらいじゃない?私ってそんなに魅力が無いかな?」

 

(それはミカもヤッてたのか)

 

「そんなワケない!魅力が無いハズないじゃない!ミカは婚約者なんだしっ、魅力しか見出せない!」

 

「じゃあッ!私とセイアちゃんのこの違いは何!?なんで先生はセイアちゃんとシテるようなエッチを私とはシテくれないのっ!?」

 

 長い沈黙の末、彼は語り出した。文頭に「言い訳じゃないけれど────」と、あからさまな保険を用意して……。

 

「その子の、知識レベルに合わせてるっていうか。知らない事を無理矢理に沢山ヤッても、お互いに、満足に楽しめないんじゃないかなって思っててさ」

 

「……え?」

 

「ミカは、その、自分で思ってるよりも、年相応の女の子だ。きっと、エッチな知識量もその辺の子とあまり変わりないか、少ないくらいだと思う。でもセイアは話してて『割と知ってるな』って思った。だから、セイアの知ってる事を実践したかったし、もっと色んなプレイを教えたいって思った」

 

「……私が、バカだからってこと……?」

 

「違うよ。知らないって事は、必ずしもバカだって事には繋がらない。これから知っていけばいいよ」

 

「でも、先生から教わったプレイなんて……」

 

「パイズリフェラの、私的に気持ちいいやり方は、この前教えたばかりだよね」

 

「!」

 

「「!?」」

 

「今は、セイアの方が『知ってる』から、ミカより先に進んでるように思えるかもしれないね。だけどこんな風に、少しずつだとしてもミカに色んな事を教えたいと思ってるんだ。決してバカにしてるとかセイアと差をつけたいと思ってるワケじゃないよ。寧ろ、差を埋めたいとすら思っているし、どちらか片方にしかできないプレイもあるんじゃないかって模索中でもあるんだ。今言ったパイズリフェラは、まさにセイアにはできずミカにはできるでしょ?」

 

「……ホントに?私も色んな事、先生とできる?」

 

「もちろん!いつかミカには翼コキもシテほしいし羽毛でペニスも全身も包まれたいし、マッサージと称して背中でズッて、その綺麗な翼の付け根に射精したいし……」

 

「……先生?」

 

「セイアには、ケモ耳の付け根でコリコリしながら思い切りケモ耳にブッかけてみたいし……」

 

「せ、先生??」

 

「このように、2人には違いがあるからこそ、違うプレイも楽しめる。でも、共通してデキるプレイもあるから、そっちはちゃんと教えていくつもりだしヤッていきたいと思ってるよ!……あれ?」

 

「……ごめん、ちょっと引いた」

 

「ええっ!?」

 

「翼コキとは、これまたイケそうでイケなさそうなコキ方だな。ミカ、頑張りたまえ」

 

「いや、今のは例だよ!?例え話!!」

 

「例え話でもそんなスラッと出てくるのは、少し、少しだけ……その……」

 

「少しどころか普通に引きますね」

 

「ナギサまで!?せ、セイアは大丈夫だよね!?」

 

「まぁ、私のケモ耳へのぶっかけなんて日常茶飯事だからね。もう慣れたよ」

 

「よかったぁ」

 

「!……ひ、引きはしたけど、これから覚えるから!だから先生っ、これからももっと教えてね!」

 

「う……うんっ!」

 

「じゃ、私を怒らせた罰として────」

 

 ミカは先生の前に膝をつき、カチャカチャと少し慣れた手つきでベルトを外し……。

 

「えっ?ちょっとミカさん!?」

 

「ミカ!?どうしたのっ!?」

 

「罰として先生のおしっこ、飲ませて♡」

 

「「「えええええええええええっっ!?」」」

 

「うるさいなー。ていうかセイアちゃんはそんなに驚かなくていいでしょ?『飲尿』はシタ事あるって言ってたよね?」

 

「それはそのっミカ!違う!違うんだ!『私の』を飲ませたんだ!『先生の』を飲んだんじゃない!」

 

(セイアさんが先生に飲ませた!?!?!?)

 

「……へっ!?そ、そうだったの!?」

 

「幾ら先生が変態だからとはいえ、幾ら排尿したてならば無菌とはいえ、身体が弱い私に自分の排泄物なんか飲ませるワケがないだろう……先生が……」

 

「……どっちもどっちのド変態だと思うよ?」

 

「「うっ……!?」」

 

「でも、そっか。先生のを飲んだんじゃないんだ。じゃあ先生?次エッチする時は、飲ませてね♡♡」

 

「え。……なんか嫌だな……」

 

「セイアちゃんの後追いだけなんてそんなの嫌だ。セイアちゃんでもシテないプレイをシたって、別にいいでしょ?だから……ね?」

 

「……。考えておくよ」

 

「うんっ!じゃ『今回』は私のを飲ませるね♡」

 

「「「えっ」」」

 

「っ……もうずっと紅茶ばかり飲んでたから、トイレ行きたいなって思っててさ……。先生は『飲める』人なんだよね?だから私のも……お願い♡♡」

 

 立ち上がり、スカートを捲る。先生は硬直した。

 はぁはぁと息を荒くさせるミカ。およそ正気とは思えない発言だった。真昼のテラス、幼馴染や親友などが見ている目の前で「排尿」し、彼に「飲尿」させるだなんて、正気だと思う方が無理がある。

 

「待ってミカ!ここ、テラス!」

 

「んっ♡……もう出るよ先生♡」

 

 先生の行動は早かった。捲られたスカートに頭を突っ込むと、陰部に当たる部分のタイツを破って、パンツをズリ下ろし、今に排尿したそうに尿道口をヒクヒクさせる陰部に口をフィットさせた。

 

「ひゃんっ♡ あっ、せんせぇ……♡」

 

「いつでもいいよ」

 

「っ♡ 喋んないれっ……んぁ……あぁ……♡」

 

(スカートの下で何が起こっているんですか!?)

 

(あーあ。アンモニア臭くなるぞ、これは)

 

 数秒の硬直の後、チョロチョロ、トポポポッ──という、明らかに「出している」水の音がテラスに響き渡る。彼はゴクゴクと喉を鳴らし、自然と腰を逃がそうとするミカの臀部を掴んで抵抗してまで、一滴残らず飲み干した。当然のように飲み終わった後は舐めて拭き取るのも忘れない。

 

「──後はしっかりティッシュで拭いてっと。よしこれで完璧〜。……ご馳走様、ミカ!」

 

「はっ……はぁっ……はぁ……///」

 

「え……飲…………おしっ……こ?えっ……?」

 

 舐め取った後も、トイレットペーパーの代わりにポケットティッシュで拭き取るのを忘れない。ミカ本人は顔を真っ赤にして肩で大きく息をしていて、セイアはやれやれと肩を竦める。幼馴染のナギサは言葉が紡げなくなる程に混乱していた。

 当然ながら「尿」とは、飲み物ではない。寧ろ、身体に不要だからこそ排泄するものである。なのにそれを飲む。まるで理解不能であった。というか、そんな理屈を抜きに、シンプルに汚いものである。それを飲む、飲ませるという行為自体が、ナギサにとっては脳が理解を拒むような行動であった。

 

「ほら先生。紅茶で口直ししたらどうだい」

 

「あ、ありがとう」

 

「あー!セイアちゃん、口直しは酷くない!?」

 

「君は頭脳がマヌケか?どう言い繕ったとしても、美味しくないだろう。尿は尿なんだぞ」

 

「うっ」

 

「……どうだい、私の飲みかけ。美味だろう♡」

 

「普段の数割増しで」

 

「ふふ、悪くない」

 

「先生ずるい!私のも飲んで!!」

 

「おしっこはもうお腹いっぱいだよ」

 

「紅茶だよ!?」

 

「はははっ、分かってるよ」

 

 その後、わちゃわちゃしてイチャイチャしてから先生は仕事の為に帰って行った。それからも桃色の女子トークは続く。次の議題は「どんなプレイなら先生が喜んでくれるか」に始まり、段々と、2人が共通して体験したプレイについて話が動いていく。

 

「体外式ポルチオマッサージって……私もあれ何回かシテもらったけど、イクには程遠かったよ?」

 

「そうなのかい?私はかなり良かったのだが……」

 

「それはほら、セイアちゃんって身体が薄いから」

 

「は??」

 

「身体が薄いから感じやすいだけじゃないかな☆」

 

「ミカは、贅肉がつき始めたから不感症になりつつあるんじゃないのかい?先生のあの手慣れた体外式ポルチオマッサージでイケないだなんて事、流石に無いだろう。贅肉が邪魔して、マッサージの効果を打ち消しているのさ。そう、まるで振動を吸収する耐震マットのようにね」

 

「は〜???」

 

「ポルチオマッサージでイッた後の女性器は、普段よりも蕩け具合が違うのだそうだよ。だからこそ、私達が彼の手で気持ち良くなる事は、彼のことをも気持ち良くする事に繋がるのさ」

 

 ────結論。

 

「──先生はイキやすいし感じやすいから、どんなプレイでも結局、気持ち良くなってくれる……か」

 

「そうだね。それはきっと間違いないだろう」

 

「……ありがと、セイアちゃん。これからは、相談に乗ってくれる?」

 

「マウント取りさえ無ければ」

 

「それはセイアちゃんもじゃないかな☆」

 

「……じゃ、お互い様って事で手を打とう」

 

「よかったー、ありがと!」

 

 こうして第1回猥談ティーパーティーは終わりを告げた。ナギサは未経験なのも相まってか、ずっとツッコミ役か窘める役だけに徹していた。

 ナギサがあの猥談に参戦できるようになる日は、果たして来るのだろうか。

 少なくともミカやセイアは遠い未来の事のように考えていた────。




次回────理解できぬ。理解できぬ。

セイアちゃんのレモンティー飲みたい。
セイアちゃんの居ない6%を何度も何度も天井する意味は無い。全くヨースターの血統はその凄まじい鯖落ち力でいつも私の邪魔を……。(DIO並感)

ミサキ、アツコ、来てくれるよな?
シュン(幼女)、来てくれるか?
アコヒマおりゃん。

リクエスト来てたので、とある子の絆ストーリーを見返してたんですけども。
フツーにさりげなくギリシャ神の話題が出ていた。
知恵の女神・アテナ、モロにギリシャ神話だしな。
そんなら予想通りギリシャ語(古代ギリシャ語)はキヴォトスでも古代語扱い……なのかな。

積もりに積もった素敵なお題箱はコチラ
https://odaibako.net/u/Akirazemi
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