「ハーレムルートを目指しましょう、先生」 作:アキラゼミ
先生カッコいい!
白黒ティーチャーズですお願いします
先生いつものやったげて!
おう聞きたいか私の武勇伝
その凄い武勇伝を言ったげて!
私の伝説ベストスリー!
レッツゴー!
ハナコと一緒に
深夜の学内デート
すごい!
武勇伝 武勇伝
武勇でんでんででんでん
レッツゴー!
寝込んだカヤを徹夜で看病
すごい!朝オナ1発2分で昇天
武勇伝 武勇伝
武勇でんでんででんでん
レッツゴー!
逃げたコハルを追跡捕獲
すごい!アルバム手に持ち下半身露出
武勇伝 武勇伝
武勇でんでんででんでん
かっきーん
……先生、下ネタは無しにしましょう?
まともな武勇伝とか無いんですか?
喧嘩なら買うよ
酷い!!
| 絆イベント 黒服(友人)の絆ストーリーへ |
|---|
| 絆ストーリーを始める |
|---|
───────────────────────
「────たまの休日だってのに、なぁんで彼女達じゃあなくて……黒服とモールに来てんだ、私……」
「クックックッ……彼女達へのプレゼントに迷ってるなんて連絡をしてきたのは先生ではありませんか」
「アドバイスが欲しいって言ったのよ!こうやって買い物に来ることは全く想定してないのよ!!」
「まぁまぁ。たまには仕事も恋人も全てを忘れて、こうしてゆっくり過ごすのも悪くはありませんよ」
それはいいけど、よりによって黒服となのかよ。いやまぁ、流されて実際に来てる私も私だしなー。うん、文句を言うのはやめよう……情けないし。
「……。黒服が人間だった頃って、休日に1人きりで過ごしたことなんて……あんの?」
「それは勿論。ま、友人も何も居ませんでしたからソシャゲで時間を潰していましたがね」
「ハッ、まるで少し前までの私じゃんね」
「私もあなたですから」
「そーいえばそーだったわ」
黒服がプレナパテスと同じく、別世界の私だって判明してからかな。フランクに話せるようになった気がする。ホシノの件は不問にしたってのもあるしウダウダ考えるのはやめておこう。
「さて。プレゼントとの事ですが、どういった物を贈ろうと考えているので?」
「ミカとセイアは決まってる。でもユウカ、ノアや他の子は……」
「浦和ハナコさんへのプレゼントも特に悩んでいたようですが?」
「あー。ハナコは……正直、しくった。多分だけど、引かれちゃったな」
「えっ?」
ハレとのネカフェエッチの時に、アナル系以外は使ってしまったから、それ以外の3種の玩具をまた買い直して、アナル系グッズ2つと併せて予定通りハナコに渡したんだけど。でも、どうにも、口元がヒクヒクとヒクついていたように見えてしまって。
やっぱりハナコって変態ぶってる真面目ちゃんなところがあるから、変態ぶっている部分に合わせたプレゼントはダメ……だったのかもしれないな。
「……やってしまいましたねぇ」
「どうにか機嫌は直してほしいから、明日の夜にはディナーの約束を取り付けたんだけどさ……」
「おや。ハナコさんはなんと?」
「『喜んで♡』って。ご丁寧にハートマーク付き。無理させてないかなぁって、逆に心配になったね」
「ふぅむ。プレゼントが唐突過ぎた、しかも内容が内容だけに驚いただけで、引いてはいないのでは?ましてやデート内容が『ディナー』ですし彼女ほど聡明なら『その後』も予測しているはずですよ」
「明日はセックスなんてする予定無いよ。ハナコに機嫌を直してもらう為のデートだし。あと今度こそまともなプレゼントをだね……」
「でしたら、あれなんかは如何です?」
「?」
黒服の視線の先にはペットショップが。しかも、手で指し示す先には首輪とリードが。私は思わず、反射的に黒服の頭にチョップをかました。
「痛い!」
「バカなの?ねぇバカなの?機嫌直してもらう為のプレゼント言ってるじゃんか。どっちがペット役をやるにしても、あんなプレゼントは無いだろー?」
「痛い!痛い!チョップやめてください!」
「ったく……何考えてんのこの黒豆は……」
「先生はM気質でしょうから先生がペット側です。やはりここは、ハナコさんの方がリードを手に持ち飼い主側になると思いばぶっぐげげっ!?ぐるじぃ首絞めないでぐだざい゙よ゙ぉ゙ぉ゙」
「お前なんで私の方が本当はMだって知ってんの?まさか私の行為も覗き見てんの?ねぇ?」
「ニ゙ーブラやめでぐださい゙……」
「ったく。セイア相手には割と無理してんだよね。まぁ楽しいし楽しんでくれてるからいいんだけど」
「カヤさんには無理はしていないので?」
「……こんな事言うと引かれるかもだけど、カヤは、可哀想が可愛いからさ。ちょっとくらい曇る方が、カヤには似合ってるのさ。だから頑張らなくていいみたいな、気を張らなくていいみたいな、おおよそそんな感じかな」
「腐ってますねぇ。……性根が」
「ニーブラッ!!」
「ぐえっ!?」
◆
「……結局、買っちゃったよ」
「クククッ……ピンクですか。可愛らしいですよね。きっとハナコさんに似合いますよ」
「私が着けんじゃないのかよ」
「どちらにせよ似合いますよ。先生の白服とは割と相性が良さそうで」
白とピンクって、相性、割と良いよね。ハナコのピンク髪と私の白ワイシャツ────前に行為後に彼シャツとして着てもらったが、あれはあまりにも破壊力が凄すぎた。ボタンも飛んだから、そういう意味でも破壊力が凄すぎた。
そこまでは分かる。一応、実体験だから。でも、私の白服とピンクの首輪もそうだと言いたいのか、この黒豆黒スーツ野郎は。
「……あ。ノアには新しい手帳……買うかな」
「おやおや、先生にしては良いチョイスでは?」
「私にしてはってなんだよ」
「てっきりまた下ネタ系にするのかと思ったので」
「あのねぇ。私だって、そればっかりじゃないよ。それなりには考えてるんだから」
色はどうしようかな。紺色は今使ってるヤツか。道理で似合う色だと思った。じゃあ次は思い切って暖色系にしてみるか?でも寒色系が似合うんだよなノアって。ワインレッドは高級感が強すぎるかな。
(迷ってますねぇ……クックックッ……)
◆
ノアには白を基調とした手帳1冊、私用に1冊。これで、手帳だけはノアとお揃いだ。ユウカには、薄ピンクの口紅を1本、買ってみた。ユウカ、ワンポイントアクセにもならないが口紅を塗るくらいのオシャレはするらしいからね。*1
「後はミカとセイアか……このモールには無いな」
「ではどこに行きます?」
「アダショ」
「……正気ですか?」
「正気だし本気だよ」
アダショ、すなわちアダルトショップのことだ。セイアにはコスプレ衣装を、ミカにはグッズを少々プレゼントしたいと思っている。どちらも行為の際なんかに使うものだが……。
「セイア、思ったより花嫁願望が強いみたいでさ」
「!?」
「可愛いよね。『すぐに結婚はできなくてもいい、ウェディングドレスみたいなモノを着てのエッチをしてみたいんだ』……ってさ」
「ミカさんは……?」
「結婚願望はあるみたい。結構強めのね。だけど、それはそれとしてって感じ。コスプレをしてまで、花嫁感を味わいたいってレベルではないみたいだ」
「……セイアさん、病弱……なんですよね?」
「……。私の前じゃ、気丈に振る舞ってるけどね」
「考え過ぎだとは……まさかとは思いますが、その、まさか彼女は、自分が結婚できな────」
「それ以上は言うなよ。……撃つぞ。マジでさ」
「……失礼。失言でした」
咄嗟に懐内に構えていたベレッタから手を離す。彼女達がどうにかなる未来なんて考えたくもない。そんな未来が訪れるなら死んでやるさ。私の方が。
因果律を歪めてしまうような「大人のカード」を使えば、セイアを救えるのかもしれない。それこそ彼女の病気を私に譲渡させたり、ね。まぁ、本気でそれも視野に入れているんだけど……。
「なぁ黒服ゥ」
「はい」
「『大人のカード』って……なんなんだろ?」
「………………」
「ただのクレカ、じゃないよね」
「……はい」
「人生を、時間を代償に、因果律を歪めるような、不可能を可能にしてしまうような────そんな、人智を超えた力を持ったクレジットカード。まさに
『魔法のカード』のように称すべきモノって認識。合ってんのかな、コレは……」
「大方、そうかと。私も、使っていた身ながら全く把握できておりません」
「……だろうね。ゲマトリアになっても『薄らと把握してる』レベルだもんね。前にそう言ってた」
「ククッ。そうですね。こうして、かつての記憶を取り戻してもなお、不明な事ばかりです」
「これを使えば、セイアの病気を肩代わり──」
「絶対にやめてくださいよ」
「!」
食い気味で止めてくる。声色も口調もいつになく真面目で、いつものふざけた感じは微塵もしない。本気なんだと、嫌でもそう思わされた。
「キヴォトスの民は『神秘』を有しているが故に、キヴォトス外より来訪したる我々より遥かに頑強な肉体を有しています。それは病弱なセイアさんとて同じ事です」
「……そーね」
「そんな彼女ですら『病弱』。お分かりですよね?
『頑丈でさえ病弱』になる。そんなモノを、先生が背負えば────ウトナピシュティムの本船の起動などよりも、遥かに大きな負荷が──本当の意味で即死するような代償を払う事になりますよ」
「『その覚悟がある』と言ったら?」
「『なんて身勝手だ』と言いますよ」
「っ!」
「先生は身勝手です。自己中ですよ。セイアさんの病気を肩代わり。セイアさんは元気になりますよ、先生は死にますが。しかし残された皆さんは、一体どう思うでしょう。まずセイアさんを責めますし、再び、聖園ミカさんとは確執が生まれかねません。先生が命を賭して助けたセイアさんは、きっと心を病むでしょう」
「……」
「トリニティ、いえセイアさんとそれ以外との戦争なんかが勃発するでしょうね。────大袈裟だと思いますか?決して大袈裟などではありませんよ。実際に先生はそれ程までに重要人物になっている。迂闊に身を出すような真似は、やめなさい」
セイア個人では、戦争になんかならないだろう。一方的な虐殺だ。「戦争」というワードですらも、何重ものオブラートに包んでいる表現だと言える。
「…………わかってるよ……マジレスは求めてないよ。大丈夫だから、怒らないでくれよ。ごめんね」
「どうでしょうね。先生ならやりかねませんから」
「もし、セイアが病死しかねない瞬間が来たなら、自分のカードじゃあなくて、プレナパテスの大人のカードに頼るよ。生徒の命を救う為なら、アイツも本望だろ。……プラナも、クロコもね」
「無理だと思いますよ」
「!?」
「私は、プレナパテスと自分のカードを
「──世界と個人では規模が違うでしょ。私が人間じゃない何者かになろうと、プレナパテスと自分のカードを併用して、セイアを救うさ」
「だとしてもです。プレナパテスの大人のカードの使用限度は、ガチャ換算で10連。青輝石換算だと、たったの1,200個です」
「!」
「それでもまだ、彼のカードに頼りますか?」
「──逆に考えるんだ。10連分とはいえ私の負荷が減るんだと、そう考えるだけさ」
「ポジティブなんだか、どうなんだか……」
「ともかく。私は生徒を守る為にカードを使うさ。その結果、私も人間をやめ『異形』になるだろう。ま、もしそうなるとしたら、黒服みたいなスーツが似合う大人になれたらいいなァ」
「……なれますよ、先生は。そして『白服』と名乗るようになるのでしょう」
「知ったような事を言うね」
「知ってますから。言ったでしょう、私の世界にも我々ゲマトリアに相当する敵対組織があった、と。そこの黒服的な人物は──先生。まさに、あなたにそっくりでしたから。……恐らくは、私以上に」
「…………そっかぁ」
モールを出て黙って歩き出す。とてもではないがアダルトショップに買い物に行くような心持ちではないのだが、それでも、生徒へのプレゼントの為、私は自分の気分なんか顧みず進むだけだ。
セイアに無理はさせたくない。けれど、同時に、生徒のお願いなら聞いてあげたい。ただプレゼントするだけじゃない。セイアは「その先」すら同時に望んでいるのだから。
「ウェディングコス、思ったより種類あるのね」
「これ、どうです?ヴェール付きですよ」
「チッチッチッ。甘い、甘いよぉ、黒服くん。私が選ぶのは……コッチさ……!」
「てぃ……ティアラ付きですって!?」
「クックックッ……ヴェールにティアラまであれば、まさに最強!どうだい黒服くん?」
「しかし、そちらの商品、かなり高くないですか?他のコスプレ衣装の3倍はしますよ?」
「なに、この程度。いざとなれば、大人のカードで分割払いするさ。花嫁セイアの姿を拝む為だしね。コスプレだけど」
「限度額に達しそう……」
「残念だったな、最近の私は基本的に現金払いさ。だからこの程度で限度額になんか達しないよ」
「おやおや。それなら良かったです」
これ以上に良い商品は無いよな?そう周囲を確認していると、黒服が、ガサゴソと棚の一番下から、箱型の商品を取り出した。
「……先生、ヴェールにティアラに加えブーケ付きの商品なんかもありましたよ」
「んなっ!?完全体の花嫁セットじゃないか!」
「ただし値段は他のコスプレ衣装の5倍……」
「よく見つけたなぁ、下の方に埋もれてんじゃん。売れない、売りにくい商品は客の視界に入りにくいところに陳列するから、目に入りにくいんだよね」
「クックックッ……視野を広く持ちましょうね」
「悔しい〜、悔しいぃ〜!!」
手に持っていた商品を元の場所に戻して、黒服が見つけた花嫁完全体セットを手に取る。造花でも、それなりにサイズはある。コスプレセットなのに、袋での包装ではなく透明の箱に入ってるくらいだ。
ブーケまであるのか、これなら確かに花嫁コスに良いのかもしれない。
「────ん?棚の一番上にドデカイ箱があるな」
「おや、本当ですね」
「あっ!?ヴェール、ティアラ、ブーケに加えて、ネックレスにイヤリング付きじゃん!?究極完全体花嫁セットじゃん!!究極完全体じゃん!!」
「まさかそんな……」
「流石にあれ以上のは、無い、よね……」
「無い……ですね。ええ。上も下も確認済みです」
「よし、アレにしよう!……10倍もするけど」
「先生、またユウカさんに怒られますよ?」
「怒られてからさっきの口紅を渡すさ」
「余計に怒りません?」
「……真っ先に渡すかぁ……」
こうして他のコスプレ衣装の10倍高い花嫁コス、更にはナースコスをセイア用、ミカ用に購入した。その他、ミカへのグッズとしては、クリトリス吸引グッズのウーマナイザーなどを1つ購入して、私と黒服はショップを後にした。
◆
「ところで、ホシノさんにはああいったエッチ系のプレゼントはしないのですか?」
「ホシノには殆どそういうプレゼントはしないな。んっと、前に1個渡したくらいかなぁ……」
「因みに、何をお渡しになったのです?あ、いえ、言いたくなければそれで構いませんがね?ええ」
「イエス・ノー枕だよ」
「……?あの、イエス・ノー枕ですか?」
「そーそー。ほら、ホシノってよく寝るでしょう?私ともよく昼寝するしさ。この前の早朝デートも、学校内で寝たってだけ。あの前はノーだったから、キスしたくらいだね。間違えてノーにしてたらしいよ」
「ぐはっ」
「……脳破壊大丈夫?ダメージ食らうって分かってんだからわざわざ聞くなよ……」
「脳ありませんので……」
「でもそういう所Mっぽいね。私が本当はMだって知ってるのって、行為を覗き見してたんじゃなく、黒服自身がそうだったから……じゃないの?」
「気付いてたんですか!?なのに、さっきニーブラしたんですか!?」
「ククッ……あんたやっぱ弄りがいあるわ。ハナコが私に冗談を言うのもこんな心持ちなのかな」
「いけずですねぇ」
こうしてこの日は黒服と解散した。そう遠くない未来、またヒエロニムスの進捗報告があるだろうと一言だけ残して、黒服は帰って行った。
ゲマトリアの名誉顧問になるかどうかの話題は、黒服からは出なかった。きっと黒服なりに気遣ってくれている部分もあるんだろう。
それとも、押してダメならば引いてみろ理論で、敢えて口にしなかったのか。
その思惑は、黒服のみぞ知る────。
次回────遂にアリウスのあの子?
お気に入り600件ありがとうございます!