「ハーレムルートを目指しましょう、先生」 作:アキラゼミ
今日の当番は、あのアリウススクワッドの1人、ヒヨリだ。と言ってもヒヨリには仕事を任せたりはしないで、執務室を比較的自由に使わせている。
コンビニなどで買ってきた弁当などを食べさせ、WiーFiの環境を使わせて、使い捨てではないモバイルバッテリーとか彼女のスマホを充電させたり……。
だから今日は、当番生徒は居て居ないようなものなので、私とカヤだけで黙々と仕事を進めている。しかし時折……。
「うわぁぁん……やっぱりおっぱい大きい方が大胆な服も似合うんですねぇ……私のなんか……私のなんかその辺に転がってる手榴弾みたいな厚さで……」
モデルの胸が大きければ羨み……。
「スレンダーな体型もいいですねぇ、ファッションモデルの需要がありますから……でも私なんかどっちつかずの中途半端な体型だから……どこの誰にも全く需要が無いような肉体なんですよね……えへへ……」
小さくともそれはそれとしてどこかしら羨むのを繰り返している。私は大きいのも小さいのも好き、程良いサイズも好きだから、需要はあるのだけど。
しかし、私はそれで聞き流せるからいいけれど、私のすぐ傍で聞いているカヤは貧乳コンプレックスなんかがあるので、ヒヨリの呟きにいちいち青筋を立てている。
やがて限界が来たのか、ガンと机を殴ると椅子を飛ばす勢いで立ち上がり、ヒヨリを指さして痛烈に怒鳴り始めた。
「うるっさいですねぇぇ!さっきからさっきから!胸の大きさなんか、どうだっていいでしょうが!!先生みたいな変態にとっては、どちらにせよ需要はありますし!いちいちそうやって無駄に悲観するのやめてくれませんか!?」
「ええっ!?せ、先生ってどのおっぱいも好きなんですか……?」
「そうですけど、そうは言ってませんよ!いちいち悲観するのをやめなさいと言っているんです!」
「ただの口癖でさえ、こうしてご迷惑をお掛けしてしまうんですね……やっぱり私の人生になんか意味は無いですね……死んだ方がいいのかもしれません」
「だから……そういうのをやめなさいと言っているんですよ!悲観したってどうにもならないんですよ!私だってね、悲観してどうにかなるんなら幾らでも悲観してますよ!ですが私がそうしたって胸なんか膨らまないんです!無意味なんです!」
「えへへ……ですよね…………元代行さんはスレンダーですもんね……私みたいな胸より需要ありますし……どうせ私の身体なんか需要も無いので……」
「だ、誰がド貧乳よッッ!?シャーレの権限で捕らえますよ!?逃げ回ってる罪人の分際で!!」
「ひぇっ……だ、誰も貧乳なんてワード使ってないんですけど……。ですがこれも誤解させてしまうような言葉を選んでしまう私のこの頭が悪いんですよね……すみません、スマホとバッテリーの充電が終わってご飯食べ終わるまで黙ってますね……えへへ……」
「こ、コイツ……っ」
中途半端、なのかなぁ。ヒヨリ、普通に大きいと思うんだけど。知り合いの「大きい」子達が本当に大きいから、中途半端に見えてしまうかもだけど、ヒヨリだって中途半端どころか普通に……。
「……ツッコミ入れていいかな。カヤにはシャーレの権限とか無いからね?」
「っ!?わ、分かっていますよ!」
「あと『逃げ回ってる罪人』ってなにさ。ある意味カヤもコレでしょ。世間には行方不明って事にして実際はこうして私が匿ってるだけなんだから」
「うぐ……」
「分かったらヒヨリに謝りなさいね」
「………………。すみません」
「えっ!?だ、元代行さんが私なんかに謝罪を──えへへ、悪くない気分ですね……」
「こら。ヒヨリも、あんまりそういうのは良くないからね。まぁ……仕方ない部分もあるけど」
「ヒヨリさんには甘くないですか!?」
「そんな事は無いよ。……多分」
「多分!?」
甘やかしたっていいだろう。しかしこれはヒヨリだけじゃない。アリウススクワッドの4人は、もうこれからは甘やかされてもいいはずだ。悪い大人にずっと騙されてきて、子供が味わうべき幸せをも、奪われてきたんだから。
だからせめて、私と居る時くらいは幸福を感じてもらいたい。食欲でも、睡眠欲でも、何でもいい。彼女達が満たせなかった欲を満たせたなら、私は、それでいいと思う。
「……先生ってどんなおっぱいでも大丈夫な人だって本当なんですか……?」
「えッ!?……ま、まぁ、そう、だね……うん」
「うわぁ……先生って変態なんですね……」
「ガチ引きした!?!?」
「でも流石にこれは無理ですよね……えへへ……そうに決まってます」
「……?ヒヨリ?」
本と私を見比べ何度も視線を往復させる。やがて意を決したように唇をキュッと真一文字に結ぶと、雑誌をバタンと閉じて、私の机の前までダッシュでやってくる。
あまりの勢いにヒヨリは机に身を乗り出すようにぶつかってしまい、ガタタッと机が揺れる。
「…………先生っ!!」
「うん?」
「み、見てください先生、私の
「!?」
前はヘソだったが今回は何だろうと思いながら、コーヒーを口に運びつつヒヨリの方を振り返ると、目の前には、たわわに実った、丸いおっぱいが。
しかも薄ピンクの乳首は、頭を引っ込めている。そう、ヒヨリは俗に言う「陥没乳首」なのだった。
「ゲホゴフッ!?うぇっ、どっ、どうして胸なんか出してるの!お腹冷やすからしまって!!」
「まさか……ま、まともに見られないくらい、変なんですか……?やっぱり変なんですよね、皆とは違うんですよね!もしかして変なのではと、実は、前から思ってたんですが……うぅ〜、やっぱりそうだったんですね……!」
ボロボロと泣き出してしまった。変とかそんなんじゃなくて、しまえと言ってるのが分からないのかこの子は……!襲われても文句言えないぞ!?
おへそを見せてきた、あのワンシーンがヒヨリのメモロビだったのは本気でビックリ仰天だったが、こうやって、おっぱいも見せてくるのは……こう……本気でヤバいって。
「……ちょっとトイレ行ってくる」
「はいはいどうぞ。……あーあ、ヒヨリさんのお陰で先生がトイレ休憩だそうですよ」
「うわぁぁぁん……そうなんですね、やっぱりもう、先生に迷惑をおかけしてしまうのなら、生きていく意味も無いかもしれません……どうして人生ってこうどうにもならなくて……引っ込んでる乳首みたいに、後ろ向きで……。気分も乳首も、谷間みたいに凹んでしまいますね……」
「誰の谷間が平らだって!?」
「カヤ、ステイ!」
ヒヨリの陥没乳首をオカズにトイレで1発抜いてこようとしてる、なんてこと──カヤならとっくに分かってるくせに、わざと焚き付けるようなことを言うんだから……。昼間から犯すぞ……。
「ったく……カヤってば貧乳コンプ治らないねぇ」
「治らないですよ?バカですか?」
「……はぁ」
青筋を立ててイラつきを露わにするカヤに対し、軽く溜め息が出てしまった。本当にもう、今日は、仕事が進まない……。なんか、明日に回したいな。
「せ、先生……?」
「うん?」
「あの……何か感想とか無いでしょうか……?ほら、美味しそうとか……綺麗だとか……」
この子は何を言っているんだ。いいや、ヒヨリは前からこんな感じの子だったな。悲観しては何かを求め、こちらに向かってアクションすれば、それに対するリアクションをこちらに求めて……。
「感想、ね……うーん」
「はっ!?わ、私ってば何てことを言って──」
「イイんじゃない?」
「……え?」
「イイと思うよ。ヒヨリのおっぱいも好きだよ」
「えっ……あ、あー!お世辞ですよね…………!先生が私のおっぱいなんか好きになってくれるはず……」
「お世辞は言わない、それが私のポリシーだよ」
「!?……へへっ……そぉなんですねぇ……えへへへ、よく分かりませんが……悪い気はしませんね……///」
「あー!先生がまた他の子のおっぱい褒めた!所詮私なんか身長があるだけの幼女体型ですよーだ!!仕事なんか投げ出してやりますから!ドスケベ教師クソ教師!おっぱいに埋もれて死ねばいいんです!このッ……バーカ!!」
わざとらしく指を突き付けたカヤは、寝室の方へ駆け込んだ。不貞寝するのか私を誘っているのか。恐らくは後者だろうが、敢えて前者だと解釈して、スルーしてやろう。放置プレーだ。
「……さてと」
「!!」
カヤの方からヒヨリへ向き直る。おっぱいを露出させたままビクリと身体を震わせるので、自然と、おっぱいもプルンと揺れた。
「仮眠室にでも行く?ヒヨリ」
「へ?──まっまままさか先生、私に、エッチな本みたいなことをするつもりなんじゃ!?」
「ん……そのつもりだよ」
「ひょえっ!?なっななっ、何が目的ですかぁ!?お前みたいな貧相な女を抱いてやるんだから一生を私に捧げろみたいな契約を結ぶつもりですかぁ!?契約の時は書類をよく読むようにサオリ姉さんから言われてるので、エッチの前に契約書とかの提示をお願いしますぅ……」
「そんな契約は結ばないよ。娯楽?ちょっとした、遊びみたいな?もっと軽い気持ちでエッチしよ?」
「子作りする行為を遊びだなんて、やっぱり先生は凄いですね……私には考えられないですけど……」
「けど?」
「私も、拾った本で、エッチな事は知ってるので……興味はあるので…………その……実践……シテみたいなぁとか思ったんですけど……えへへ、やっぱり私なんかダメですよね……図々しかったですね……私なんかの処女を貰っても嬉しくなんか……」
「嬉しいよ!すっごく嬉しい!」
「……本当ですか?」
「うん!初めてってやっぱり特別だと思うからさ。もし合意でその子のハジメテを貰えるならやっぱり私は嬉しいかなって」
「えへへ……ホントに先生って変わってますね…………でも、ありがとう……ございます……♡」
手を差し出すと、上目遣いで目を合わせながら、私の手を取ってくれた。その場で引き寄せるように抱き締め、後頭部を撫でながら、ぷちゅっと、唇を軽く触れ合わせるだけのキスをする。
「ッ……せ……先生……?」
「ヒヨリがおっぱい見せてきたせいで……ほら。硬くなってるの分かるでしょう?」
「はひっ!?……あっ……グリグリ当たってるこれ、まさか本物の……おっ……おち……///」
ズボン越しでも、腹部に押し付けられたペニスの熱さや硬さは分かるらしく、察したらしいヒヨリは顔を真っ赤に染めてアワアワし出した。
「ふひっ……そ、そうですよね、私のおっぱいでさえ興奮できる変態先生ですもんね……。辛いですよね、苦しいですよね……今、楽にさせてあげますね♡」
私の下半身を裸にさせた後に、スルリとパンツを下ろしたヒヨリは、体操選手のように足を上げて、陰毛に覆われた陰部をクチュリと押し付けてくる。
「こっ、このまま
「先生のおちんちん、はち切れそうなので……早めに私で射精しちゃってください……っ、んはぁっ♡♡」
「うお……っ」
熱くねっとりヒヨリの膣壁は、精液を搾り取らんばかりにギュポギュポと絡んでくる。キツくて痛いくらいだが大きくピストンせずとも射精できそうなくらいに吸い付きが凄まじい。
足を下ろさせ机に手をつかせ立ちバックに戻す。思ったより安産型らしいヒヨリのお尻に、ばちゅんばちゅんと腰を打ち付けながら胸を揉む。
ヒヨリの声が跳ねると共に、陥没していた乳首も少しずつその重たい首を持ち上げ始め、やがて指でカリカリ弾けるくらいに……。
「はぅっ、んぐっ……せ、せん、せぇ……はぁ♡」
「痛くない?大丈夫?」
「はいっ、痛く……んんっ♡ ないれす……♡ ただおまんこが……えへへっ……指より、満たされて……♡ 慣れない感覚、ですけど……私は好き……です♡」
「ヒヨリ……ッ」
「チューしましょ先生……さっきよりもっと、濃厚なチュー……んっ♡ はふっ、ちゅっ……はぁ、んっ……はぁ……あ゙っ♡ はぁ、はぁんっ♡」
良い感じにイケそうになってきた。胸を揉む手も彼女の腰に当て、両手で腰を掴んでピストンする。すると、ヒヨリも私がイキそうなのを察したのか、よりゆっくり、ねっとり舌を絡めるようになって、熱っぽい視線も向けてくるように……。
「イイですよぉ、先生♡ そんなに私のおまんこが気持ちイイんですかぁ?えへへ、先生のそんな顔、初めて見ました……い、イッてください……♡」
「うんっ……このまま
「……あれ?そ、そういえば、ゴムって……んっ♡」
「あ、付けてないけど……」
「ナマだったんですかぁ!?ど、どうりでカタチもくっきり分かるなって……ど、どうしましょう……」
「もう間に合わっ……」
「うわぁぁん、完全に終わりです!このまま先生の赤ちゃん妊娠させられて産みの苦しみを味わう事になるんですね……。どうせ苦しむなら、一姫二太郎の子供に囲まれて毎日お腹いっぱいご飯が食べられるような、あったかくて、優しくて、安心できる家がある、幸せな家庭を築きましょうね、先生ぇ♡」
なんか将来設計が地味に具体的だ。というより、相変わらず、許せる範囲でちょっぴり図々しいし。だけど、これがヒヨリの可愛いところなんだよね。
というか、ご飯が食べられて安心できる家なんてそれこそ「普通」だというのに────この子達はそんな最低限の生活すらできなかったんだよな。
もう居ないけど、もし居たらベアトリーチェの事ブン殴ってたかもしれん……。
「……だね、もしそうなったら責任はとるよっ!」
「はいっ♡……たとえ、身体目的でもっ♡ 私の事、愛してくださいねっ……せんせぇ……♡」
「身体目的なんて悲しい事言うな……っ、それだけが目的だったら……もっと早くに襲ってる……!!」
「っ!」
「
「はいっ♡ 先生の精液、びゅーっ、びゅーって♡ 私の
抱き抱えるようにして腰を押し付け、射精した。もし本当に孕ませてしまったら、その時はその時。大人として責任は取ろう。大丈夫だとは思うけど。
◆
そして、この日以降────ヒヨリがカフェに、そしてシャーレの執務室に顔を出す頻度が少しだけ上がった。
次回────あの姉妹。
ヒヨリは陥没乳首。これは絶対。
どの解釈も基本的にOKな私だがヒヨリは陥没乳首じゃないと許さない。
というワケで素敵なお題箱です。
https://odaibako.net/u/Akirazemi
モミジ☆2。狙おうとしてたので嬉しかったです。
まさかうちのユウナみたいに攻撃力アップばっかりだとは思いませんでしたが。モミジ、脳筋なのか。
給料日が来たらメルも……。
赤髪の子はタカネちゃんね。覚えた。へへ。
トンボが水溜まりに産卵している場面を見掛けて、虚しいなって思いました。(小並感)
トンボが水辺に産卵するのは「乾燥から守るため」ですが、よりによって水溜まりかよ、と。そんなのすぐ乾くから産んでも
まさにヴァニタス。全ては虚しい。
EXスキルの時のサオリの顔が頭に浮かびました。