※この作品はR-18です。

「ハーレムルートを目指しましょう、先生」   作:アキラゼミ

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「ん……大丈夫、趣味は人それぞれ」

 

 ────ある日、机の下に隠していた私の同人誌コレクションがシロコに見つかってしまった。けどそれを見てふと思った事があるんだ。

 シロコは、どこまで許容できるんだ────と。

 あの時シロコはエッチじゃない方の同人誌を見てそっ閉じしたんだけど、多分、エッチな方を見たら

「先生はこういうの好きなんだ」って解釈になるハズなんだ。だってシロコだし……。

 そこで私は、比較的易しめなものから「同人誌を放置してみる作戦」を実行してみる事にした。

 

 ◆

 

「んっ……先生、踏まれるの、好き……?」

 

「はぁ、あっ……んっ、うんっ、好きッ……!」

 

「ふふ、凄い……先生のおちんちん、踏まれてるのにビクビクしてる……っ♡」

 

 素足の足コキ、成程これは殆ど抵抗なくというかサラッとプレイに捩じ込んできたな。あんまりにも自然過ぎて、自分でそういった同人誌を置いたのに忘れてしまっていた。

 シロコ的に素足の足コキはOKなんだね。なら、次の段階に進んでみようか。でもその前に……。

 

「シロコ、イクッ……!」

 

「ん、いいよ。かけて……♡」

 

 両足でペニスを挟まれ、クチュクチュッと器用に上下に動かされてるうちに、あっという間に果ててしまった。ロードバイクに乗っているからなのか、それともそれは無関係なのか、やたら足の使い方が上手いような気がする。下手したら、足コキ技術はノアやイロハくらいかも……?

 

 ◆

 

 後日、またシロコを当番として読んで、シロコが来た頃を見計らって同人誌を放置しつつも、敢えて一旦席を外す。こうしておけばシロコは自然と本を手に取り目を通すという算段だ。

 だからまずは、シロコが来たら数分放置するのが定石。前回と同じく今日もそうして、後から彼女が読んでいる場に突入すると……。

 

「おはようシロコ!」

 

「……」

 

「……シロコ?」

 

「…………」

 

 私の声も耳に入らないくらい夢中になっている。そんなに興味深い内容の同人誌を選んだんだっけ?などと思っていると、不意にボッと顔を赤らめて、マフラーで口元を覆い隠してしまった。

 

「これは……恥ずかしい……///」

 

「かっわ…………」

 

「ッ!?先生っ……い、いつから、居たの……!?」

 

「え、あっ……今来たばっかり……だけど??」

 

「……本当に?」

 

「うんうん、本当!」

 

「……良かった……」

 

 安堵した様子のシロコがあまりにも、あまりにも可愛すぎた。確か、今日置いたのは靴下を履いてる足コキプレイだったと思うけど、流石のシロコも、これは恥ずかしいのかな。別にこれくらい……。

 いやでも思春期の女子だしな。思春期の女子と、どう接するべきか私もよく分からないから、エロ本以外にも普通のそういう教育本みたいなのはたまに読んでいるけど、それでも分からない事が多いし。

 

「先生……こんなプレイ、シたいの……?」

 

「んー?」

 

 おずおずと見せてきたページを見て、私は成程と手を打ってしまった。確かにこれなら、シロコでも恥ずかしがってしまうのも仕方ないかもしれない。

 というのもその本は、ただの靴下足コキではなく顔面まで踏み付けるタイプの内容だったからだ。

 朝から晩まで履いて汗で湿ってムレムレになった靴下で、ペニスのみならず顔まで踏み付けにして、竿役、つまり私はその靴下をも舐める──これなら確かにシロコも恥ずかしがるかも。

 

「──シたい!」

 

「……きょ、今日……コレ、する……の?」

 

「うん!!」

 

「もう、今の時点で、かなり……臭うけど……」

 

「なら夕方か夜まで熟成させないとね……!」

 

「先生が、私の汗の匂いも好きなのはよく分かる。何回も汗だくエッチ、シたし。でも、流石にこれはできない……ごめん……」

 

「どうしても?」

 

「……ん……これは……これまでのエッチの中で、結構トップクラスに……恥ずかしいかな……///」

 

 パタンと本を閉じて、机に置いてモジモジと指を絡ませる。目も合わせられないくらいに照れては、チラッ、チラッとだけ見てくるのが可愛い。思わず頬も緩んでしまう。

 仕事中という事もあって当然のように執務室にはカヤも見ているワケだが、そんなのもお構い無しにシロコを抱き締めた。

 

「せんせっ……?」

 

「シロコ……良い匂いだよ。好き……」

 

「……私も……好きだよ」

 

「朝っぱらから悪いけど……キスしても……?」

 

「ん、イイよ」

 

 ちょっぴり背伸び気味になり身体を預けてくる。ほんの少し顔を傾けると、汗でほんのり湿った唇をぷちゅっと押し付けてくる。そのまま、ほんの少ししょっぱい唇を味わっていると、ただ唇を舐められ焦れったく感じたのか、いつもより荒れた様子で、彼女の舌がニュルンと滑り込んできた。

 まだ業務開始直後だというのに、互いの顔が赤くなってしまうくらいに激しく、息が上がるまで舌を絡めては唾液のやり取りを重ねる。

 

「2人でもサクランボの茎が結べそう……///」

 

「ハハ、流石に2人ではなぁ」

 

「私と先生ならできる。今度、やってみよう?」

 

「そうだね、やってみよっか」

 

「!!……うん……やってみるっ……♡」

 

 ちゅっ、と更に唇を重ね合わせ、この日は仕事に取り掛かる事にした。

 そしてその日の夕方、やっぱりいつも通りに私とシロコは濃厚接触する事になった。そう、あくまでいつも通りだ。ただ……。

 

「っ……♡ せんせ、息アツイよ……♡♡」

 

「コフー……ブフッ……コヒューッ、コヒューッ……」

 

「んっ♡ そんなに嗅がないで……♡♡」

 

 ムレムレの足を顔に乗せられている。汗の匂いと彼女の体臭が混ざりあい、とてつもなく芳しいの香りを放っている。

 ただ蒸れた匂いじゃない。蒸れた上で熟成されたメスの匂い──。時折、咳き込みたくなるくらいに胸いっぱいに吸い込み、めいっぱい吐いて、そしてまた胸いっぱいに吸い込む……。

 

「あぅ……頭がボーッとしてきた……」

 

「クサイでしょ……流石にそろそろ……」

 

「ダメ……もっと嗅ぐ」

 

「んっ♡……舐めないで♡ しゃぶらないでぇっ♡♡ 靴下なんかしゃぶってもっ……」

 

「シロコの足裏のエキスが出てくる……ふふふ……」

 

「先生っ♡……せんせぇ、それはちょっとヘンタイ♡ 擁護できないくらい、ヘンタイだよ……っ♡」

 

 ヂュウヂュウと音を立ててシロコの靴下を吸う。直舐めの次くらいに塩分補給できる。思ったよりもしょっぱいので、案外、ガッツリ塩分補給になる。

 ────とかいう冗談は置いといても、何故だかクセになる味だ。イオリ以外の足も美味しいんだ、初めて知ったよ。足なんて普段は舐めないし。

 

「ぷはぁ……♡」

 

「先生……。そろそろ、足を舐めるだけじゃなくて、挿れてほしい……っ♡」

 

「任せてシロコっ♡」

 

「ん……んぁ♡ せんせ……せんせぇっ♡」

 

 その後、靴下臭い口のまま何度も身体を重ねて、唇を重ねた。こんな性癖も許容してくれるなんて、やっぱりシロコは優しいね。

 拒否されて然るべき、とさえ言えてしまうくらい普通じゃないとは自覚しているけど、それでも私は足が好きだから、舐めて吸って……ができるのなら、やっぱり私は嬉しいんだ。

 そしてまた後日。今回は足から少し離れて、まだセイアとミカとしかヤレていないあのプレイを、と思ってそういう(・・・・)同人誌を置いていたんだけど。

 

「やぁ、シロコ!おはよう!」

 

「……おはよう」

 

「どうしたの?」

 

「……」

 

「シロコー?」

 

「なんでもない。今日のお仕事は?」

 

「え?……あー……今日、は……」

 

 何故か目を合わせてくれない。しかも、抱き合うでもなくキスするでもなく、普通に、当番の仕事をしようとしてくる始末だ。何だか様子が変だ。

 シロコがお手洗いの為に席を外した隙を狙って、何か知っていそうなカヤに事情を尋ねてみる。

 

「……カヤ、何かヘンなこと言ったりしてない?」

 

「私のこと疑うのやめてくれません!?」

 

「まぁそうなんだけどさ、私が来るまで執務室にはカヤとシロコの2人きりになるから」

 

「はぁ〜……確かに状況で言えばそうでしょうけど。置いていた同人誌の内容がヤバかったからだ、とは考えないんですか?」

 

「え」

 

「今日置いていたの、おしっこプレイの本でしょ?あんなのが許容できるのは私くらいですよ」

 

「あっ、カヤもだっけ。セイアとミカのイメージが強すぎた。特にセイア」

 

「ひどっ!?調教してきたのはあんたでしょう!?今度はそういう虐待ですか!?」

 

「純粋に忘れてた、ごめんね」

 

「ったく、この人は本当に……!」

 

 カヤが言うには、私が机上に置いていた同人誌をいつものように読むと、顔を赤らめそっ閉じして、普通に何も言わず片付けたのだそう。

 呼んだら私の代わりに片付けまでしてくれるのはいつもの事だけれど、今回はそっ閉じだったそう。今日のは、シロコ的には、そこまでするくらいダメだったらしい。

 

「……シロコ遅いな」

 

「ハライタでは?同人誌関係なく様子も変だったしなんなら生理とか何かなんでしょう」

 

「コラコラ……」

 

 そんな話をしている内に、シロコがお手洗いから戻ってきた。その手にはラベルの剥がされた1本のペットボトルを持っていて、中には薄黄色の液体が泡立って、半分くらい入っている。お茶のボトルを振ったのか、それとも……まさか?

 

「ん……先生、これ」

 

「うん?」

 

「……いいから受け取って」

 

「う、うん」

 

 ボトルを受け取った。ほんのり、いやガッツリと温かくて、体温に近い温度がボトル越しによく手に伝わってくる。ホットのお茶かな?いや違う。夏のシャーレにそんなものは無いはずだ。

 

「……シロコ、これって」

 

「言わないで。……言わないで、先生」

 

「う……うんっ、わかった……!!」

 

 なんてことだ。シロコの尿ペットボトルをゲットしてしまった。口にしてほしくないということは、やはり恥ずかしい事は恥ずかしいんだろうけれど。

 恥ずかしくても、ボトルに入れてくれるくらいに献身的に私のお願いを叶えてくれるなんて。やはりシロコ……好き。

 そして、この日の交わりは、いつもよりも格段に激しかった。自分でペットボトルに放尿し、それを私に渡したという事実から目を背けるかのように。最近は甘噛みばかりになっていたけど、私の脳内を痛みで上書きしてやると言わんばかりに、ガジガジ強めに噛んできたのが印象的だった。

 しかも行為の後も中々離れてくれなかったので、あまりやり過ぎるのも良くないのだと学習した。

 そして、帰り際には────。

 

「あと……実は、先生にお願いがあって……」

 

「ん?なになに?なんでも言って!」

 

「……見えるとこに、キスマークつけるの、できれば今後はやめてほしいかなって……。さっきはそのっ、言いそびれちゃったんだけど……」

 

「……え」

 

「いや、キスマークが嫌なんじゃなくて。えっと、キスマークつけて学校行くと……ホシノ先輩の目が、キツくなるように感じて……」

 

「ええっ!?」

 

「首はマフラーで隠せるからいいんだけど、手とか袖を捲ると見えるからさ……。マフラーもどうしても暑い時はつけないし、丸見え過ぎると、ちょっと、どうなのかなって思って」

 

 ホシノって私が思っていたより嫉妬深いのかな?もしそうなら嬉しいな。いやでもシロコとの関係にヒビが入る──なんてのは無いだろうけど少しでも険悪になるようなら対処法を考えないと。

 キスマーク付けなきゃいいんだってのは、そう。でも、それ以外にも何かありそうなものだけどね。付けなきゃいいってのは原因療法だ。それ以外も、そう、例えば対症療法的なものがあれば……。

 

「……そうだね。わかったよ」

 

「その代わり、おっぱい周りとかの見えない所ならいっぱい付けていいからね」

 

「!」

 

「……また、来るね」

 

「うん!」

 

「あんまり変な本は置いとかないでね。まあ私も、無理なモノは無理って言うし……その時はごめん」

 

「無理して私の変な趣味に付き合う必要は無いからそれでいいよ!できるものだけでいいからね!」

 

「……ならよかった。じゃ、次はお返しにあちこちに噛み跡をつけるね」

 

「いいよ!待ってるね!」

 

「ん。……じゃ、またね、先生」

 

「うん、またねシロコ!」

 

 この日は、シロコの体温がそのままに込められたようなペットボトルと一緒に寝た。




次回────天使と悪魔の狭間で揺れる先生。

次回、もし火曜日に間に合わなかったら、水曜日に投稿します。

今日の豆知識
バチカン市国の衛星写真、アリウスの髑髏マークに似ている。

擬人化アンブロジウスの髪型が決まらん。これまでキャラデザはある程度サクッと決められてたのに。まさかの擬人化グレゴリオの方が早くキャラ造形が固まっちゃったよ。
どういうこった!?そういうこった!!
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