※この作品はR-18です。

「ハーレムルートを目指しましょう、先生」   作:アキラゼミ

48 / 135
マエストロの芸術鑑賞会

 

先生、少し大丈夫だろうか

 

いいけど、どうしたの?

 

次回のヒエロニムスの進捗報告だが

本拠地まで御足労願えないだろうか?

 

もちろん構わないけど……

何かあったの?

 

「試運転」と言ったところか

ヒエロニムスもそろそろ大詰めだ

今は進捗99%程度だと言えるな

 

先日の先生の誕生パーティの際に

アンブロジウスとグレゴリオの原案も

確認してもらったとは思うが……

 

まだ30%程度だが進捗報告がしたい

それに伴い、そろそろ報酬をと思ってね

 

そうだね

 

依頼の報酬は「芸術鑑賞会」だよね

 

そうだ

 

そして先日の誕生パーティの際は

ノーカウントにしたが……

 

わかってる

 

返事、でしょ

 

先生の本心、聞かせてもらうぞ

絆イベント             

 マエストロ(友人)の絆ストーリーへ 

 

 

 

EP1 「芸術鑑賞会」

 

絆ストーリーの報酬

 

芸術×3

 

絆ストーリーを始める

 

 

 

───────────────────────

 

 

 マエストロから連絡を貰った次の日。例によってあの赤々しい会議室に来ていた。いつ来ても本当に目が痛くなる────早く離れたいくらいだけど、私を呼んだマエストロ本人が居ないだなんて。

 

「……でさー、その時の黒服ってば、かき氷機なんか持ってきたんだよ?スーツ姿でリュック背負って!そこまではまだ分かるけどさ、クーラーボックスも持参してるの!凄い光景でしょう?」

 

「ど……どういうこった……??」

 

「何とも、珍妙な格好ですね。実際に目にせずとも少しならば想像できてしまうのが、これまた面白いものですね。他の生徒達はともかくとして、小鳥遊ホシノさんもこれには笑うしかなかったのでは?」

 

「そうだねぇ、ホシノも苦笑いしてたよ。だって、アレは流石に大笑いするか苦笑いするかの2択にもなるでしょ。私だって生徒達が居なかったら大笑いしてたかもしれないくらいだもの」

 

「フフフ、確かに。たまにですが、黒服は、先生が絡むと頓痴気な行動をする事がある。普段、我々と接している黒服とはまるで違う行動をね。まるで、二重人格であるかのように大きな差異が見える時もあります。しかしそこもまた『黒服』という存在の1つの魅力なのかもしれませんね」

 

「だよね〜。何となく分かるよ」

 

 マエストロを待つ間、黒服は不在との事なので、留守番というか、ちょこんと本拠地に滞在していたデカルコマニーとゴルコンダとお喋りをしていた。

 話題は、アビドスのメンバーに黒服を紹介した、あの日の事だ。あの顔でデカいリュックを背負ってクーラーボックス持参。中々シュールだったなぁ。今でも思い出し笑いが出そうだよ。

 ──と、彼らとそんな話をしていると、ギギギと重い音を出しながらマエストロがやってきた。

 

「お待たせしたな先生。──ム、デカルコマニーにゴルコンダか……済まない、不意の事とはいえ先生の相手を任せてしまったな」

 

「いえいえ、大変有意義な時間でしたので。私達もまだ見た事のない黒服の一面を語って頂きまして。フフフ、この事は是非ともマエストロとも共有しておきたい事項ですね。先生がお帰りになった後で、少々、お時間頂けます?」

 

「そういうこった!」

 

「勿論構わないが……どうも気になるな。まぁいい、後で聞く事にしよう。では行こうか、先生」

 

「ゴーゴーレッツゴー、ヒエロニムス〜♪」

 

 マエストロに案内され、ゲマトリアの本拠地内を歩く。会議室を出てしばらく歩くと、マエストロの研究室が現れる。が、その前を通過して、知らない通路に入り、大きくて重厚そうな扉の前に出る。

 鉄筋製に見えてしまう程に重そうだ。間違っても木製には見えない。しかし、神聖っぽいこの意匠はどこか教会を想起させる。教会の入口か何かか。

 

「──見ての通りこの扉はとても重い。触らずとも分かるだろうが、触ってみるといい」

 

「ン、重いね。体重掛けないと開けられないかな」

 

「というのも、この扉の向こうの部屋には、私達も準備に苦心する程度に厳重な、防音処理をしているからなのだ。勿論、防音だけではない。防弾、防刃などなど、ありとあらゆる『防ぐ』為の機構がこの扉の向こうの部屋には備え付けられている。扉とは境界であり、最弱の部位だ。そこを壁や床、天井と同レベルに補強してみた結果として────こうもとてつもなく重厚になってしまったのだよ」

 

「色んな機能がありながら『防音』が前に来るってどんな部屋……?」

 

「さぁ……入るがいい。私達ゲマトリアがこの基地に新設した、ゲマトリア大聖堂だ」

 

「大聖堂ッ!?」

 

 ゴゴゴゴゴ……と重い音を立てて扉が開かれる。

 すると扉が開かれていく毎に扉の向こうから音が漏れてきた。銃火器の音や爆発音ではない。これは賛美歌か?いや、パイプオルガンで演奏されているだけで、この曲には聞き覚えがある。

 この旋律は──ヒエロニムスの戦闘BGM……?

 

「「〜♪」」

 

 パイプオルガンの音に乗って、2人の女性の声が重なる。ソプラノとアルト、いやそれにしては少し高いか。ソプラノと、メゾソプラノあたりの高さに聞こえなくもないが、音楽への造詣は浅いので何も言わないでおこう。言わぬが花である。

 

「さぁ、入口で聞き耳を立てるのもなんだ、早々に入るといい」

 

「あ、うんっ、そうだね」

 

 マエストロに急かされ大聖堂に足を踏み入れる。するとそこには、先程までの赤々しい景色とまるで違う、美しい聖堂が広がっていた。

 真正面には巨大なパイプオルガンがある。そしてその前に鎮座するは赤髪の少女。水色の髪の少女の指揮によってオルガンを演奏をしているらしい。

 その指揮者の少女に合わせ、銀髪の少女と金髪の少女が美しい声を重ねて歌を歌っている。

 

「……あっ」

 

「気付いたかね」

 

「うん。あの金髪の子……シャーレに来た時とは少し外見が変わってるけど、ヒエロニムス……だよね?」

 

「そうだ。もう、殆ど完成系だ。それから、今回は前回と違い、アンブロジウスとグレゴリオの進捗の報告も兼ねているのでね。早々に残り3人の紹介もしていこうか」

 

「……アンブロジウスとグレゴリオと、後は誰?私の知らない人工天使が居たの?」

 

「グレゴリオは2体だ。双子なのでね」

 

「!?」

 

「奏者と指揮者、元よりグレゴリオは2体で1つの人工天使だ。尤も聖歌隊も含めれば更に増える事になるのだが、そうなるとシャーレの席が足りないと思ったのでね。故に、ここは双子にと考えたのだ」

 

「とすると────演奏してる子と指揮してる子がグレゴリオなの!?じゃ、じゃあ、あの銀髪の子がアンブロジウスなんだ!?」

 

「そうだとも。それなりには良い出来だとは思うがまだ演奏機能しかオプションはつけていなくてね。申し訳ないが性的な事はまだ出来ないのだ。そこはご了承願いたい」

 

「う、うん……」

 

 ──あれ?そもそも私ってマエストロに何を依頼したんだっけ?「ラブドールの製作」を依頼したと記憶してるんだけど、どうしてこうなった?

ヒエロニムスを擬人化させたラブドールお願い!→

ならば生きている擬人化ヒエロニムスにしようか→

どうせなら人工天使シリーズ全員擬人化だ!

 大体、こんな流れだったっけね。うん、2個目の時点でコンセプトからズレてるんよ。しまいにゃ、ゲマトリアの名誉顧問にスカウトされるし。いやぁ運命って分かんないな。無限の可能性か──生徒達だけじゃなくて私もそれに当てはまってるのかな。

 

「演奏を聞きに行こう。最前列の中央だ」

 

「だね。にしても、本物の大聖堂みたいにこんなに席を設置しなくても……。ゲマトリアは4人で、私を含めても5人でしょう?」

 

「それを言ってはいけない。雰囲気は大事だ」

 

「……それもそうだね」

 

 ヒエロニムスのBGMが演奏される中、大聖堂のド真ん中の通路を堂々と移動する私とマエストロ。やがて着席し、パイプオルガンによる美しい音色を心ゆくまで堪能して……。

 演奏が終わると、4人は並んで礼をした。演奏、歌唱しつつも私達の入室には気付いていたようだ。自分達を作ったマエストロが来ても演奏を優先するあたり、流石は芸術家(マエストロ)の子と言うべきか。

 

「さて、では紹介といこう。ヒエロニムスだ」

 

「……初めまして」

【挿絵表示】

 

 前にシャーレで会ったときの記憶は無いらしい。目も虚ろで特に反応も無かったから、ある意味で、植物人間みたいな状態だったのだろうが……。

 ヒエロニムスは、この4人の中では長女みたいな立ち位置らしい。背も胸も一番だし、明らかに他の3人に向ける優しい目が、妹を見るソレだ。やはり胸は特にスゴイ。あんなにも胸を強調した服装でも気品があったり、漂う色気が……。

 

「フンッ、やっぱり殿方は胸に釣られるのですね。本で見たのと同じですわ。実に扱いやすいですね。鼻の下を伸ばして、だらしがないですわ」

 

「おねーちゃんさ、貧乳だからっておねーちゃんを僻むのはどうなの〜?」

 

「どうなの〜?」

 

「僻んでなどいませんわ!それから、貧乳ではなく慎ましやかな美しい胸と呼びなさい!」

 

「はいはい、美しい美しい〜」

 

「美しい美しい〜」

 

「くっ、この……!!」

 

「お前達。先生の前だぞ」

 

「……こほん、失礼。醜い所をお見せしましたわね。初めまして、アンブロジウスですわ」

【挿絵表示】

 

「「グレゴリオだよ〜!」」

【挿絵表示】

 

【挿絵表示】

 

「わ……わぁ……!」

 

「先生は少女も幼女も同時に愛せると聞く。ならばこの様なタイプはどうだろうか、と思ったのでね。貧乳にコンプレックスを持つ美少女はどうかな?」

 

「余計なお世話ですわ!」

 

「好きだよ。大好きさ。カヤが既に居るからね」

 

「!?……リサーチ不足だ。アンブロジウス、あとで改造だ」

 

「えぇ!?またですの?もう疲れましたわ……」

 

「別にいいよマエストロ、わざわざ無理にキャラ変させなくても。私は今のままのアンブロジウスと、仲良くしてみたいかな」

 

「……ふ、ふん、口では何とでも言えますわ……!」

 

「それは否定できないね。でも、だからこそ君には私という人間を知ってもらいたいな」

 

「ふむ、先生がそう言うのなら、私は改造無しでも構わないのだが……」

 

「……不束者ですが、よろしくお願いしますわ」

 

「あー!おねーちゃん抜け駆けだー!」

 

「抜け駆けだー!」

 

「抜け駆けなんかしてませんわ!?」

 

「「せんせーせんせー!演奏どうだった!?」」

 

「聞きなさいよ!」

 

「凄かったよ。聞いてて……すごく心地良かった」

 

「「えっへへ〜♡」」

 

 ピョコピョコ跳ねるグレゴリオ達。小学校中学年くらいだろうか?流石に、こんな幼女には興奮──するな、うん。普通に興奮する。ココナちゃんより少しだけ年下くらいの外見だと考えると思ったより普通に興奮できるな。

 こんな子が、私のラブドールとして作られたの?マエストロさんの倫理観も割とバグってるな?

 

「お前達。先生に『芸術』を聞かせて差し上げろ。演奏できる曲、全てだ」

 

「「はい」」

 

「「は〜いっ!」」

 

 グレゴリオ達曰く「さっきのは練習」との事だ。こんな幼女が演奏していたとは思えないくらいに、重厚な音で、荘厳な演奏だったのに──あれでまだ練習段階だったらしい。

 実際、今度は、最初からヒエロニムスのBGMを聞かせてもらったのだが、もう、鳥肌が凄まじい。オーケストラアレンジにも聞こえてしまうくらいに音が重厚で、鼓膜も身体もビリビリと震える。多分演奏の時は手が増えてるな、と思ってしまう程に。

 ピアノなら人並みには弾ける私だが、あんな音は出せそうに無いし、楽譜を見せてもらっても、演奏できそうに無い。マエストロにそういう「機能」を与えられたからだと言ってしまえばそれまでだが、彼女の演奏技術はかなりのものだと思う。大聖堂が震える、揺れるかのようにすら感じるのだから。

 

「……素晴らしい演奏だろう?」

 

「……そうだね。心地良いのに、まるで眠りに落ちる気がしない。まさに『目が奪われる』ならぬ『耳が奪われる』っていう感覚、というかさ……」

 

「フフフ……先生のお望みとあらば、睡眠誘導BGMアレンジも可能だ。作曲・編曲能力もあるからな。アレらをシャーレに迎えた暁には、眠れない夜にはアレらに頼るといい」

 

「すごっ。無敵かな?」

 

「無敵だとも。因みにヒエロニムス以外に関しては戦闘機能は未実装だ。もう少々、お待ち願いたい」

 

「分かったよ。……それと、私が言うのは違うのかもしれないけど、アレって呼ぶのはやめてあげてね。彼女達も、1人1人自我があって、個人なんだし」

 

「……そうだな。浅慮だった。すまない、先生」

 

 続けて、グレゴリオのBGMも聞かせてくれた。人工天使本人が弾くよりは音が軽めだったものの、それでも腹に、頭に響く重い音が広がる。

 あの小さな手でどうしてこんな演奏ができるのか不思議だ。後で、めちゃめちゃ褒めてあげよう。

 

 ◆

 

「どうだったかね先生、素晴らしいだろう」

 

「喝采を禁じ得ない。拍手しないヤツは居ないね。芸術に疎くても、音楽に詳しくなくとも、これは、流石に拍手を送らざるを得ないよ。それくらいにはヤバい代物だと思う。無形文化遺産に指定しなよ」

 

「先生の興奮がよく伝わってくるな。ありがとう。では、そろそろお待ちかね────ヒエロニムス、こちらへ」

 

「はい」

 

「ヒエロニムス。着替えて、寝室にて待ちなさい。すぐに先生をお連れしよう」

 

「分かりました」

 

 小さく一礼するとグレゴリオとアンブロジウスに見送られ大聖堂を後にした。あんなにも重い扉を、普通の扉を開けるように平然と開閉するだなんて。やっぱり人工天使は凄いな。

 

「お前達は、後は自由時間だ。研鑽に励むといい」

 

「はい」

 

「「は〜いっ!」」

 

 アンブロジウスは小さくペコリと、グレゴリオは頭を振るように大きく礼をして演奏に戻っていく。

 私はそんな彼女達を見送って、マエストロに案内されて、大聖堂を後にした。大聖堂を出てもなお、更にマエストロから案内され、通されたのは寝室。ゲマトリアも寝るのかと思ったが、どうやらそれは違うらしく、擬人化人工天使達の個室らしい。

 

「……お待ちしておりました、先生」

 

「う……うおぉ……!」

 

「では、後はごゆっくり。先生、心ゆくまで彼女と楽しむがいい。例の会議室にて待っているぞ」

 

 ギギギ、とマエストロは退室した。

 ベッドに座るヒエロニムスは、マエストロが先程指示をしたように着替えていた。しかも、シスター服にだ。前にシャーレに来た時に着ていたものか、それに似た造形のもので、胸元にはシャーレのロゴなんかも入っているではないか。

 シャーレに来る気満々の服装だ。こんな子が私のシャーレに常駐する事になったら……ヤバイな。

【挿絵表示】

 

 

「す……ごい、な。もう、アレコレできるの?」

 

「はい。セックスでもフェラチオでも何なりと」

 

「っ……い、1回さ、舌、見せてくれる?んべっ、と出してみて。き……キスとか……できるのかなって」

 

「もちろんです。んぇ……こぉれふか……?」

【挿絵表示】

 

 

 ムクククッとズボンの中でペニスが起立するのが分かった。起立、気を付けまで来た。ならば後は、礼をするだけ────!!

 

「ヒエロニムス……っ!」

 

「ん♡ 先生っ♡……はぅ……んちゅ♡ ぢゅるっ、じゅるるるっ、んふっ♡……んっ……♡」

 

 ねっとり絡んだ唾液がツーッと伸びては落ちて、伸びては落ちる。押し倒した後は舌を絡めて即座にディープキスに至る。ヒエロニムスも、やんわりと微笑み、私の欲望を受け止めてくれている。

 

「っ……先生の逞しいおちんぽ♡ 私のおっぱいで、挟んでもよろしいでしょうか……?♡」

 

「!?」

 

「パイズリ特化ですので……パイズリにはそれなりに自信があります」

 

「そ、そうなんだね……!」

 

「……。私、こんな事もできるんですよ」

【挿絵表示】

 

「おお!翼だぁッ……!」

 

 私は翼フェチである。ミカの影響で目覚めたにも等しいフェチだけど、こんな所でその埋め合わせができるなんて、思いもよらなかった。

 

「『人工天使だから』と、私達には、こうして翼を生やす機能もあるんです」

 

「ヒエロニムスだけじゃないんだ!?」

 

「ええ、アンブロジウスもグレゴリオも、です」

 

「…………!!」

 

 ヤバいヤバいヤバいヤバい。あの3人にもこんな天使の翼が生えるのか。3人共、既にエッチな外見だったのに。ここから更にエッチさのボルテージが上がるのか。アクセルベタ踏みしているかのような加速度だぞ、マエストロ。グレゴリオ達なんて特にヤバいだろうに。ロリよりも更に幼いぞあの2人。いや、だからって今から勃起してどうする、私。

 

「この翼で、先生を包み込む事も可能です♡」

 

「!!!!!」

 

「さぁ、先生……お脱ぎになって……こちらへ♡」

 

 この後メチャクチャパイズリで抜いてもらった。

 セックスについては、「シャーレに行ってからのお楽しみにっ♡」と、お預けを喰らってしまった。

 しかしそれでも全く不満が出ないくらいに彼女のパイズリで抜いてもらったので、私も「うんうん、分かったよ♡」と、軽くヒエロニムスの言いなりになってしまった……。

 翼で抱き締められながらパイズリフェラ、あれはヤバかった。今度は、ミカにもやってもらおう。

 

 ◆

 

「お待たせ〜……」

 

「フフ、随分とお楽しみだったようだな。どうだねヒエロニムスの具合は。膣の具合にも拘ったつもりなのだが」

 

「あ……実はセックスはまだで……パイズリだけね、いっぱいシテもらっちゃったよ」

 

「なにっ?」

 

「『シャーレに行ってからのお楽しみに』ってさ。そういう指示だったんじゃないの?」

 

「そんなワケがないだろう。今回は試運転を兼ねているのだから。ヒエロニムスめ、何を考えている……勝手な事を……」

 

「まぁまぁ。その分、普段あまりできないパイズリとかで楽しませてもらったから満足してるよ」

 

「……それならいいのだが……」

 

「それにシャーレに行ってからのお楽しみってのも良いじゃん。結婚初夜に初めて交わる夫婦みたいで私は好きだよ」

 

「うむ……先生がそう言うのなら構わないのだがね。不満があったら素直に言ってくれると嬉しい」

 

「無いよ。大丈夫。何より可愛い女の子と遊べて、心からスッキリしてるくらいさ」

 

「ふむ。それなら良かった」

 

 それからは、マエストロに淹れてもらった紅茶を楽しみながら、先程の音楽や、ヒエロニムスの出来などについて質疑応答したり、語り合ったりした。

 そして粗方話題が尽きて、遂にマエストロが例の話題を口にする。

 

「では、そろそろお聞かせ願おうか。ゲマトリアの名誉顧問に就任するか、否か?」

 

「……」

 

 遂に、答える時が来たようだ。

 これによって、私の運命はどう変わるんだろう。これから彼らがどう動くか等を先に知る事ができるだろうし、更には、キヴォトスの皆の安全も彼らの超越的な力を使って保証したりなんか出来たなら、本当に最高だなと心から思う。

 贄が必要ならば、私が贄になろう。覚悟はある。尤も、今のゲマトリアは、そんな事は微塵も考えていなさそうだけれど。

 

"就任するよ"

 

"だから、改めて宜しくね"

 

「……そうか。今後とも、何卒、宜しく頼む」

 

「こちらこそ」

 

 マエストロとガッシリと強めの握手を交わした。

 こうして私は、シャーレの先生のままゲマトリア名誉顧問に就任し、マエストロに「複製(ミメシス)」の能力を貰った。そしてこの後、能力の使い方などなどを、数時間にわたって指導(レクチャー)してもらった。

 更にその後は、ゲマトリアの面々と名誉顧問就任パーティを開催。帰還した黒服と呑み比べをして、ボロボロに負かされたりなんかしつつ、推し生徒についてなどを朝まで語り明かして、次の日は見事に遅刻した────。




最後のヒエロニムス(差分含め)は、ぞるそる様にSkebにてリクエストしたものになります。へへ。
勝負服にはシャーレのロゴを入れてるのがミソ。
ぞるそる様の(Twitter)ID→(@earosoligt )

次回────美食のあの子が動く……!?

アンブロジウスは生意気そうな顔、両手のシュシュなんかがお気に入りポイントです。ですわ系だし。
元のアンブロジウスの両手にあるアレ!アレをね、シュシュとしてデザインに取り入れてみたのです。可愛くない?可愛いでしょ。可愛いよな?
グレゴリオ(姉)はもう少し黒を服装に入れたい。これはAIの敗北です。
グレゴリオ(妹)はそれなりにイイ感じになった。ヘイローもかなり綺麗でしょう。
今回は伏せましたが4人の名前も決まっています。お楽しみに!

グレゴリオは2人で1つみたいな造形してるので、双子キャラにしました。青と黒、赤と白という色の組み合わせの由来は、見ての通り、難易度ですね。
ゲームシステムというか、難易度的に青と黒の方が先に戦う事になるので、姉という事になりました。
なので「後に」開放される難易度の色は妹ちゃん。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。