「ハーレムルートを目指しましょう、先生」 作:アキラゼミ
依頼────それは、何かしらの用件・用事を、人に頼む事である。大体の場合はそれに対して金銭なんかの報酬を用意するもので、その内容で双方が納得して初めて依頼として成立する事も多々ある。
私は、やはりロボとか好きだし、あと可愛い子やそのイラストなどなどが好きなので、キヴォトスに来てからも、SNSなどを使ってアレコレ依頼した経験も、実は、無くはない。メルリー先生万歳。
私に依頼される事は、多くは「シャーレの業務」という形で受け取るので、報酬とか無いんだけど。だけど私から誰かに依頼する時には、当然のように報酬を支払っている。
その「報酬」というのは、大体はデートみたいなお出かけみたいな……そういうモノになっている。
金銭的なやり取りだと確実にユウカにバレるから助かってはいるけれども、そんなお出かけの場面をハーレムメンバーというか生徒達に見られると割とキツイ質問攻めに遭ったりする事も……稀にある。
なので今回は、バレても問題無いであろう方法でとある女の子に「依頼」してみたいと思う。
◆
『──というワケで先生、何かアドバイスとか何かあったりしないかしら……?』
「うーん……」
便利屋68社長・陸八魔アルから電話をもらった。そろそろ金銭的に本気でヤバいそう。もう何度目になるかも分からないが、事務所を追い出されそうになっているらしい。
経営顧問と呼んでくれるのは嬉しいけれども私に経営の知識は無いし、申し訳ないがアルの期待には応えられそうにないというか……。
「ごめん、私にはどうにもできないかな。良さげなアドバイスも……今すぐには思い付きそうにない」
『そう……よね…………急でごめんなさい……』
「アドバイスの代わりだと言ってはアレだけどさ、私からアルに依頼するよ。それでどう?」
『……へっ?』
「セキュリティが作動する時間の少し前くらいに、シャーレにおいで。こっち来られる日が決まったらモモトークで一言でも連絡入れておいて。それと、ご飯は、柴関ラーメンでお腹いっぱい食べてきな。大将の方には私が話を通しておくから」
『え?えっ!?夜って?ええっ!?ラーメ……えっ?ちょっと、先生っ!?』
「ごめん、ちょっと最近仕事サボっ……休んでて少し溜まっててね。とりあえず決まったら連絡入れて!んじゃまた今度!」
『えええーーーーっっ!?!?』
アルが白目を剥いて叫んでいるのが目に浮かぶ。だがすまない、今は本当に仕事が溜まってるから、電話してる余裕もあまり無い。
アルの声を聞いてクスリと笑いつつ、私は電話を切り、仕事に戻ることにした。
◆
「き、切られちゃった……」
「ねぇねぇアルちゃん?先生、なんて言ってた〜?夜がどうのって聞こえたけど♪」
「え、えっと……。セキュリティが作動する少し前にシャーレに来てくれ……って言ってたわね……」
「わ〜お♡ それ、完全にお誘いじゃんっ♡」
「先生、本格的に社長を狩りに来てるね」
「え?ええっ!?どういう事よっ!?」
「セキュリティが作動する少し前となると、多分、先生は朝まで社長と過ごすつもりだよ」
「……え?」
「それでー、朝までアルちゃんとエッチしてぇ〜♡ みたいな……そんな感じだろーね♪」
「先生のハーレム作りも順調らしいしね。いよいよ便利屋68にも先生の手が及ぶ時が来たってことか」
「でもアルちゃんって、エッチに関する知識とか、そういうのあるっけ?」
「……無さそうだけど……」
「なっ無いわよそんなの!」
「エッチの時はぁ、ベロ使ってレロレロォ〜♡ってヨダレまみれのエッチで下品なキスするんだよ〜♡ そんなのアルちゃんにできるかなぁ?♡」
「どういう事……?上手く想像ができないわ……!」
「ほら、前にシャーレで慈愛の怪盗が先生を襲った事があるんでしょ?社長、見たって言ってたよね。それと同じようなことをするんだよ」
「え」
呆れ顔のカヨコのセリフを聞くと同時に、突如、陸八魔アルの脳内に溢れ出した──
慈愛の怪盗が執務室の先生の机に彼を押し倒し、動きを封じて、強引に唇を奪うその姿。気が抜けたような彼の顔、2人の唇を結ぶ銀の吊り橋……。
大人である先生すら惚けるような、あの野性的なまでの激しいキス。恐らくはハーレムを作っている先生が経験している中でも、最も激しいキス。
とはいえアルが見たのはキスした「後」。当時は性的ではない意味で襲われたと思っていたが後から思えばアレは……。
その現場を唯一目撃したのが彼女、陸八魔アル。それを思い出したアルは……。
「なななっ何ですってーーーーーっっ!?!??」
「アハハハッ、すんごい慌ててる〜。慈愛の怪盗と先生のキス、どんだけ激しいキスだったんだろ♡」
「普通のキスでもこうなってたよ、社長は……」
「とっ、当時は、先生が襲われてると思われていたそうですが……やっぱりその時、本当にキスしてたんでしょうか……?」
「くふふっ、そーかもね……♡」
「ですが流石はアル様です!まさか、あの先生から指名されるなんて……!」
「指名……?そういえばアルちゃぁん、先生の
「……そういえば……誰も呼ばれてない……ような?」
「じゃあ全員で先生を襲っちゃおっか♡」
「それだと先生がもたないでしょ。ねぇ社長、誰に依頼するとか、そういう事も言ってなかった?」
「あ。……『アルに依頼する』……って……」
「あははははっ!やっぱり指名されてるんじゃん♡ 先生、アルちゃんとエッチするつもり満々だよ〜♡ まぁでも、アルちゃんなら大丈夫だよねっ♡」
「そ、そうよ!私なら先生を満足させられるわっ!手料理で胃袋を掴むが如く、先生の下半身を支配しこの私にゾッコンにさせてみせるんだから!!」
(手料理で胃袋を掴むっていう発想がもう真っ当な異性の攻略法なんだよね……。どうしてこう社長ってこんなにも根がマトモなのか……アウトロー目指すのやめときなよ、ホントに……面白いけど……)
「アル様ならできます……!」
「頑張ってね、アルちゃん♡」
(先生、苦戦しそう……。2人共、大丈夫かな……)
◆
「────という事で、便利屋一同、お腹いっぱいラーメン食べさせてもらったわ。本当にありがとう先生……最近は雑草しか食べてなくて……」
「家賃の事で苦労するのも初めてじゃないし……」
学生でも借りられるんだなぁ。キヴォトスって、学園都市なんだよね。学生達が主体だからって事もあるんだろうか。雑草ねぇ……雑草────。
「雑草暮らしのアルえっちぃ……」
「どこが!?」
「アハハ、冗談冗談」
挑まなくてもいい危険というものもあるってのに全く、アルってば無茶し過ぎなんだよな。もう少し頼ってくれても良い気がするんだけど。
まぁそれだけ彼女の自立志向が……ってことか。
悪い事ばかりではないのは確かなんだよな。でもそれで苦しんでちゃあまり意味も無い気がするが、果たして、私は大人としてどこまで突っ込むべきか分からん。うーむ。難しい問題だね。便利屋68までシャーレに住まわせるワケにもいかないしな。
「ところで……先生?」
「うん?」
「もしかしてだけど、身体、鍛えたりしたの?」
「っ!どうしてそう思うの?」
「前に見た時より身体付きがガッシリしてるように見えて。訓練するって前にチラッと言ってたから、それの成果なのかしら?」
「そー……ね。うん。多分そう」
「凄いじゃない先生!目に見えて変わってるわよ?カヤさんがシャーレに来た頃とは大違い!」
「ハハ、そう言ってもらえると嬉しいよ」
若返ってからというもの、スッキリした顔ばかり言われてきたが、身体付きもガッシリしてるのか。そこまで高頻度で会うワケでもないから尚更彼女は変化に気付きやすいのかもしれないな。
アルちゃんに褒められて天狗になりそうだよ私。フワフワ空も飛べそう。
「ところで、その……先生?今回の依頼って……」
「うん。アルちゃんさえ良ければなんだけど……」
「っっ……」
「モモトークでパジャマも持ってくるように言った通りなんだけど……一緒に寝てくれないかな……?」
「え……」
「?」
「ええええーーーっ!?ね、寝るって、ええっ!?添い寝するってこと!?それが今回の依頼っ!?」
「そうだけど……ダメかな……?」
「う、ううんっ、そんな事は無いわ!?ただその、ビックリしただけよ!そ、そう!問題は無いわ!」
「ふぅん?……てっきり、何か期待してたからそれが無くなって拍子抜けした──みたいに見えたから」
「ぴゃっ!?」
「ふふ、図星だったりするかな?」
「そそそそそんな事は無いわ!?さ、ほら、早めに寝ましょ!歯磨きはしてあるわ!」
ハルカはどうか分からないが、ムツキとカヨコはそれなりに知識もあるのは当番業務で確認済みだ。だから、私が「夜に」シャーレに来るようになどと言えば、きっと2人がアレコレとアルにレクチャーしてくれるはず。
そしてアルはその流れを知り、身構えて、ここに来る事になる。そう、構えられているのだ。
私は、タックル対策をしてくる相手にタックルを仕掛けるような戦法は使わない。まずはその構えを解かせる所から始めないと。
「うん、じゃあ私もシャワー浴びてくるから……」
「シャワー!?」
「流石に、ベッドに入るならシャワーも浴びずには眠れないかな。ま……アルちゃんも着替えたりして、寝る準備しててよ」
「分かったわ。……あら?今日、カヤさんは?」
「……。私のパソコン綺麗にブッ壊してくれたから、ミレニアムのエンジニア部に預けて修理させてる。ちなみにパソコン壊れて今日で2日目らしい」
「えぇ……」
「だから今夜は完全に2人きりだよ──アル」
「っ……!」
ニヤケ顔になっていただろうか。やんわり微笑むつもりがニヤケ顔になっていたら、ダサいにも程があるな。まぁいい、とりあえず洗うところ洗って、軽く身を清めて……アルと2人で、ベッド・インだ。
◆
「おやすみぃ……」
「お、おやすみなさい……っ」
そして無事、何事も無くベッド・インした後は、色々と他愛もない事を話したくらいで特に身体には触れ合う事も無く「おやすみ」と眠りにつく。
普段、カヤやエッチ後の生徒と寝ているからか、最近、1人だと眠れなくなってしまった。これでは赤ん坊と一緒だろうに、全くを何しているんだか。それでアルに添い寝をお願いするだなんて。
「……アル、まだ起きてる?」
「そう簡単には眠れないわ、先生と寝てるんだし」
「それは……私とだと緊張する……って事かな?」
「ドキドキする……の方が近いわ」
「!」
「……ねぇ、先生?ハーレムの方は順調なの?」
「うん、皆の協力もあってね」
「……私が先生のハーレムに入れるのはいつの事かしら……」
「アルちゃんが望めば。私はいつでも大歓迎だよ。アルも好きだけど、アルは私をビジネスパートナーとして受け入れてくれてるからね」
「それはズルいわ、先生……ズルいわよ……」
こてん、とこちらを向くアル。その瞳は、窓から差し込む月光をキラキラと反射し、目が潤んでいるように演出してくれる。──いや。実際に、彼女の目は潤んでいるのかもしれない。
「ビジネスパートナーだとか、経営顧問だとか色々言っているけど……その……上手く言えないけれど、先生と仕事がしたいからなんだからね……?」
「!」
「先生と一緒に居ると、やっぱり何より楽しいし、退屈しない。もう、ただのビジネスパートナーには見れないわよ……」
布団の中でアルの温かな手がチョンッと触れる。ふと彼女の顔を見ると、暗くても分かるくらい頬が紅潮したアルと目が合った。
簡素で薄いパジャマ姿のアルはどこか言い知れぬ色気を纏っていて、普段のちょっとお調子者な所やちょっとした発言から大きな騒動に発展するアルとまるで別人に見えてしまった。
「……ギュッてしてもいい?」
「好きにしていいわ。──初めから、そのつもりで来てるのよ……?」
「!」
そのつもりと来たか。こりゃ大きく出たものだ。いつもの勢いに任せた発言なのか、それとも本気でそう思っての発言なのかは分からないけれども──彼女の言葉を素直に受け取るのなら、今のアルは、まさに据え膳なワケだ。
据え膳食わぬは男の恥──アルが私を受け入れる言葉を発した今、私は彼女を襲わずに居られない。
バサリと2人を覆っている布団を剥がし、彼女の上に覆い被さり、驚いた顔で固まっているアルに、グッと顔を寄せる。
「ハーレムなんか作ってる私に、そんな事言ってもいいのかな……?」
「っ……!」
「真に受けちゃうよ?」
「え、ええ、真に受けてもらって構わないわ……!」
「……後戻りは、できないからね」
「……♡」
ちゅ、と優しく頬にキス。強ばっているからか、いつものぷにぷにとした柔らかさは殆ど無い。でもアルの口元が緩んで仕方ないという笑みは、見てるこちらの頬も緩んでしまう。
アルの唇は、しっとり、もっちりとしていた。
頬より力入ってるだろうなぁ、と思っていたのが恥ずかしくなるくらい柔らかくて、柔軟に私の唇を受け止めてくれた。
そのまま数秒間、唇を連結させていると、不意に彼女の唇がほんの少し開かれたのを感じた。するとそこから熱い唾液に濡れた舌がチロリと顔を覗かせ自ら開いた私の唇の隙間に滑り込ませてきた。
「っ♡ ん……んっ♡ んふ……んんっ♡」
苦しそうに私の肩をポンポンと叩くので、一抹の物足りなさを感じつつ唇を離す。2人を繋ぐ唾液の糸は、月光に照らされながらプツンと切れて、唇に垂れる。
「ぷは……はぁ……はぁ……♡ どぉ、先生?少しは、上手くできたかしら……?」
「思ったよりずっと。次は、息は止めないでやってみよっか」
「いいわ。私は急速に成長する女よ」
首に手を回して抱き寄せてきたと思うと、要領を掴んだのか、先程よりもスムーズにチュルリと舌を絡めてきた。できるだけ落ち着いた呼吸をしようとしているのか、彼女の熱い息がほんのりとかかる。
「んッ♡ ふぅ……ン゙ッ、んぅ……はぁっ、はぁ♡」
「ホントだ、成長早いね。流石は社長」
再び頬に軽くキスをして、いよいよ本番に臨む。プチプチとボタンを外し、アルの大きな胸を露出。彼女の黒ブラは思ってたよりずっと豪華な作りで、彼女の胸の丸さ、そして柔らかさを、これでもかと強調していた。
「ブラは可愛いけど……今は、外していい?」
「イイわ……好きにして……///」
「ありがと」
ちょっとだけ背中を浮かせてもらい、パツンッとホックを外す。するとぷるんと揺れる彼女の大きな胸が露出した。コートを着ているからか普段はよく分からないけれども、アルは大きい方らしい。
ツンツンと指先で胸の揺れを楽しみ、次いで濃い桃色に怒張しツノのように存在を主張する乳首にもチュッとキス。舌を這わせて、レロレロと舐める。
「っ……♡」
「もう硬くなってるね」
「まさか本当に……こんな事になるなんて……っ」
「予想してた?」
「先生がこの流れに持ち込まなきゃ……私の方から、先生に仕掛けてたわ」
「おやおや。アルちゃんは、私が思っていたよりもずっと、肉食系女子らしい」
「私だって、先生を想って1人エッチした事くらいあるわ……?2人きりになれば、なんて想像も……」
「!」
陰部に手を伸ばしてみれば、クチュリと、確かな粘液の存在を感じる事ができた。思ったより激しくオナニーしているらしく、そこまでキツくはない。この分なら、もう挿入しても良さそうだ。
「……そろそろ挿れても大丈夫かな?」
「っ!待って先生!」
「うん?」
「その……避妊は、お願いねっ……?ゴム……一応持参してきたのだけど……」
「……そういうのは私が持っているんだから、アルは買ってこなくていいの。それ買う余裕があるのなら野草じゃないご飯を食べなさい……。ね?」
「余裕は無いのだけど……3人が出し合ってくれて」
「!!……そっか。ごめん、余計な事言っちゃった。それなら、大事に使わせてもらうね」
「ええ、お願いね」
ゴムエッチ、割と久しぶりだな。生が当たり前になってたから少し驚いたけど、やっぱり、アルって根が真面目というかマトモというか。なんでゲヘナ学園に通ってんのこの子??って感じだよな。いやそれについてはヒナも同じか。
「よし、と」
(流石に手慣れてるわね……)
シュルルルッとペニスを撫でるようにスムーズに装着し、そのままクチュッヌチュッ、と愛液溢れる陰部に押し付ける。
「ンッ♡……熱いわね……」
「凄いな、もう吸い付いてくる。……挿れるね」
「ええ、来て、せんせぇ……んぁあっ♡♡」
ズプンッ……と一気に挿入を果たす。処女膜らしき感触は特に無かった。まぁ激しい動きで破れるし、ヒナや風紀委員から逃げる時にでも破れてそうだ。普通にオナニーで破ったのかもしれないし。
「あーっ♡……あっ……はぁ、はぁ……おなかの……中、くるしぃ……♡」
「あっつい……すご……ゴム越しなのに絡んでくるのよく分かるよ……っ」
愛液が良い具合にゴムにまとわりつくおかげで、ある意味で、生よりもピストンが楽になってるかもしれない。
アルと唇を交わしながら上から叩きつけるようなピストンを繰り返す。声が漏れ、息が乱れ、さっきみたいなキスはもうできなさそうだ。
「あ゙っ♡ あ゙ぁーっ♡ あ゙ぅっ、ううぅっ♡♡ はふっ、んんっ、んぁぁっ♡♡ おぐぅっ♡ 奥、おしつぶ、しゃれるっ……ひうぅっ……♡♡」
「凄い絡むから……イキそーだよアルっ……♡」
「いいわ、先生ぇ♡ そんなにっ、私のおまんこ、気持ちがいいのねっ♡ んっ♡ 出して♡ 先生の好きな時にっ……あん♡ 射精してぇっ♡♡」
「っっ……ううっっ……!!」
ゴムアリにも関わらず、何と情けないことやら。アルの首に吸い付いて強めにキスマークをつけて、それと同時に体重をかけて腰を打ち付け、ゴム越しだけれども孕ませるかのような勢いで射精した……。
「ふぅ…………あれ?」
「はぁ……はぁ…………どう、したの?」
「ゴム…………穴空いてるんだけど」
「…………………………えっ?」
深夜のシャーレに、アルの叫び声がこだました。
次回、2話くらいかけてTTTのIFやるっすよ〜。
イオリLOVEなうちの先生ならどうなるでしょう。