※この作品はR-18です。

「ハーレムルートを目指しましょう、先生」   作:アキラゼミ

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「RABBIT2、感度良好……っ♡」

 

「おい。2人共。ちょっと話がある」

 

「はい……?何でしょう?」

 

「……?」

 

「お前達なぁ……ッ!!」

 

 額に青筋を浮かべたRABBIT小隊隊員、空井サキはリーダーである月雪ミヤコ、同僚の霞沢ミユに対しあからさまな怒りをぶつける。

 その内容は実に滑稽なものであった。というのも

「シャーレにシャワーを借りに行く頻度があまりに高頻度すぎる!」というものだからだ。

 

「──と言われましても。何か作戦があるワケでもありませんし、隊に対し、実害も出していません」

 

「そ、そもそも頻度で言うと週4回も無いし……」

 

「私が言いたいのはな!頻度もそうだが!お前達はいつも、シャワー浴びに行ってるクセに、こっちに帰ってくる時、いっつもクサイんだよ!!」

 

「「ッ!?」」

 

「既に自覚が無いんだろう!?そのニオイに慣れてしまっているから!シャワー浴びに行ってるのに、生臭いようなニオイをプンプンさせまくって!一体何をしたらそんなニオイになるって言うんだ!?」

 

「な、何って、えっと……そのぅ……///」

 

「セックスを置いて他にありませんね」

 

「あああああぁぁもおおおおおおおおっっ!!!」

 

 2人もまたシャーレの先生の織り成すハーレムの一員であるからこそのその答えに遂に合点がいったサキは、頭を抱えながら地団駄を踏んだ。何故なら彼女もまた────。

 そしてそんな様子のサキを、モエはいつも通りのニヤニヤした顔で、遠目から見守っていた。

 

 ◆

 

 ────ある日のシャーレにて。今日の当番は、親愛なるRABBIT小隊の1人、空井サキだった。

 ただ、野暮用があるとかでほんの少しだけ当番に来るのが遅れてしまうかもしれない、という連絡が朝も早いうちに入っていた。こうやって事前に連絡してくれるのは、業務を進めていく上で、とっても有難い事だ。

 だから私は、そのサキが来るまでの時間を使い、朝の内に軽く1発だけでも抜いておこうと考えた。

 執務室にて、いつでも仕事を始められる状態まで準備を整えてから、カヤに咥えさせる……。

 

「はぁ。堅物な子が来る前にイッておきたいとは、全く……んッ、ふぅ……はふ……ちゅっ……♡」

 

「う……カヤ、舐めるの上手くなったね……っ!」

 

「何回舐めてると思ってるんです?下手したら飴やアイスくらい舐めてるかもしれないくらいなのに。さっさと射精してください……っ♡」

 

 くぷくぷ、ちゅぷちゅぷと控えめな音を漏らし、私の専属秘書こと不知火カヤがペニスを咥え、頭を上下に揺らす。良い具合のフェラチオだ、悪くないどころか普通にイケる。

 

「ッ……イクよカヤ、飲んでっ……」

 

「────っっ♡♡」

 

 ゴキュゴキュと喉を鳴らして飲み込む。顔にまで幾らか精液が掛かってしまったようだ。彼女の頭を押さえていなかった上にカヤも途中で口を離したし仕方がない。

 

「ぷぁ……ング、けほっ。喉に絡みますね……」

 

「フー……よし、ありがと、少しスッキリしたよ」

 

「それは良かったですよ、ええ。じゃあ顔を洗ってきますね、ザーメン臭いので」

 

「はーい」

 

 そんな会話をしてカヤを見送り、さっさと仕事を開始する。やる事はさっさと終わらせ、のんびり、グータラと過ごすのが良い。時間が余るようなら、風紀委員会の支部にでも顔を出してみるのも良い。何にせよ、私の行動の選択肢は私の仕事が終わるかどうかによって増えたりも減ったりもするのだし、ならば、より良い選択肢をより多い選択肢の中から選びたいので、さっさと仕事を終わらせるに限る。

 そんな事を思いパソコンに向かい始めたが、その直後、パソコンの本体に、ポコッと何か軽いモノがぶつかるような音がした。

 

「ん?」

 

 顔を上げるとそこには、遅れるかもという連絡をくれていたサキが居た。顔を真っ赤にさせプルプル小刻みに震えてしまっている。

 

「おはようサキ……どうしたの?」

 

「ど、どうしたのじゃあないっ!!朝から元代行と何をヤッているんだ!?顔を白く汚した元代行が、つ、机の下から出てきたじゃないか!」

 

「あぁ、まぁ、ちょっとね。それより、パソコンに何をぶつけたの?壊れるからあんまり……」

 

「うるさい!折角これ買ってきたのに、先生はコレ使わない人だったのかっ!?」

 

「?…………ッ!?」

 

 サキがパソコンに投げつけたらしい物体、それはコンドームの箱であった。成程、確かに「ポコッ」なんて軽い音もするか。

 そしてそれを見て、サキの発言の意味がようやく私にも理解できた。

 

「えっとね、それは誤解だよ。私も、コンドームを使う時は使うよ。でも、そもそも今は使うべき場面じゃなかったからね」

 

「避妊の必要が無いだと?薬で済ませる気か!?」

 

「セックスじゃないから必要無いんだ。あくまでもセックスの時に使用するものだからね」

 

「?よく分からない。元代行は精液まみれでここを離れたが……?性行為をしたんじゃないのか?」

 

 まさかサキが無知枠だと誰が予想しただろうか。それはミユの役割だろうと思ったが、そうだった、ミユはミヤコよりも早く私を襲ってきたんだった。

 

「……セックスだけが性行為じゃないんだ」

 

「そう、なのか……知らなかった」

 

「そうそう。さぁて、仕事仕ご……」

 

「先生、それを私に教えてくれ!」

 

「……え?」

 

「ミヤコとミユはもう、先生とは、そういう関係に至っているんだろ?でも、私だって!出会った頃は確かに色々口が悪かったというか言っちゃいけない事まで口走ってしまった。けど先生と接してく内に段々と、その、先生の人柄に惹かれて……」

 

「……」

 

「この前だって、私達を引率してエビの調査にまで同行してくれた。──やっぱり、良くも悪くもだが自分の気持ちには嘘をつけない。……好きだ、先生。私ともセックス……性行為を、シテほしい……!」

 

「……本当に好き?」

 

「ッ、ああ、本心だぞ。試しに性行為がしたいから嘘をついてるとか、そんなんじゃないんだからな!まさか、疑ってるのか?」

 

「……疑っては……ないけれど」

 

「──いや。疑われても仕方の無い事をしてきた。これまで散々、先生を罵ったりしてきてしまった、負の実績があるものな。そんな私が今更こんな事を口にしても、説得力なんか……無いよな……っ」

 

「落ち着いてサキ、疑ってなんかないから。ただ、サキまで私をそう想ってくれてるとは思わなくて。現実味が無さすぎて驚いてしまったんだ」

 

「……ほんとに?」

 

「うん。私もサキのこと好きだから嬉しいよ」

 

「先生ッ……」

 

 目元が潤んだサキは、それをぐしぐし袖で拭い、こちらに駆け寄ってくる。飛び込んでくる彼女を、倒れないようドッシリと構えて受け止めた。

 

(けど、その『好き』はきっと、生徒としてとか、そういう意味なんだろうな────)

 

「……?サキ?」

 

「……いや、何でもない」

 

「っ……ね。キス、してもいい?」

 

「う、そ、そうだよな、好き同士ならキスくらい、普通にするんだよな……。ってことは、ミヤコ達ともシテるのか?」

 

「うん」

 

「平然と答えて……ッ!こっちは初めてなんだぞ!?もっと、味わってやろうとか思わないのか──って何を言ってるんだ私は!?」

 

 抱きついたり突き飛ばしたり、情緒不安定かな?けれどもそんな所もまた可愛いのでヨシとしよう。しかもただの照れ隠しだって事が分かっているから余計に可愛く思えて仕方がない。

 

「味わっていいの?」

 

「真に受けるなバカ!今のはそう、言葉の綾だっ!これが料理だとしたら、ゆっくり味わうものだろ!初めての経験なんだからっ!」

 

「そうだね。じゃ……ゆっくり(・・・・)、シテみる?」

 

「ッ!……あ……あぁ……///」

 

 ゆっくりと目を瞑り、唇を尖らせる。子供の想像するようなキスみたいな顔でとても愛らしい。力が入っているのか、時折ピクピクと唇が動くのもまた愛らしさを増している。

 そんな彼女の頬に手を添え、柔らかさを堪能し、肌の滑らかさを感じて、背伸びをする彼女の背中を支えながら、唇を近付けていく。

 

「っ……///」

 

 彼女の胸が私に触れた直後、唇同士も触れ合う。2つの感触に思わずサキは目を開けてしまい、遂にキスしたという現実を目の当たりにする事になる。

 いつものサキなら跳ね除けたり、突き飛ばしたりしてくるだろう。でも今は、サキであり、いつものサキではなかった。

 キスした事に対して、目を見開く程に驚いても、頬をそっと指の背で撫でると、安心したように目を閉じる。そして数秒後……。

 

「……っ……はぁ。…………長過ぎだろ……はぁ……///」

 

「息止めてたんだ?」

 

「だ、だって……鼻息とか……掛かるし……」

 

「私の鼻息、気になった?」

 

「いや……?先生も息止めてたんじゃないのか?」

 

「止めてないよ?静かにゆっくり呼吸してた」

 

「!?……よし、もう1回だっ、先生……!」

 

「フッ……ふふ。いいよ、おいで」

 

「ちっ、余裕かまして……これが大人の余裕か……」

 

 そうして唇を重ねるも、興奮故かヤケに熱い息が溢れてくる。抑えられている様子などまるで無い。そんな彼女がどこか面白くて、愛おしくて。

 笑ってしまいそうになるが、彼女なりに頑張っているんだ、笑うのは失礼──と思いつつ頬が緩んでしまうのは抑えきれなかった。

 

「なっ何笑ってるんだっ!?」

 

「ううん、何でもないよ」

 

「嘘をつくな!息が掛かるからって……!」

 

「頑張ってるサキを笑ったりしないよ。ただ、最初あれだけ私を嫌ってたサキとこういう関係になれて嬉しいなって思ったんだ」

 

「っ!……あ、あの頃はッ、その…………。先生の事もよく知らなかったし何より私も世間知らずだった。何も知らずに突っぱねて。バカやってたんだって、今なら思える。だけど先生はそんな私を、いいや、そんな私達(・・)の事を赦してくれた。それも……きっと、先生を好きになった要因の1つなんだって思うよ」

 

「サキ……」

 

「だから先生。私ともセックスしてくれ。これは、ミヤコやミユが羨ましいとか、そんなんじゃない。ましてや、赦してくれたお礼とかそんな事もない。ただ、大好きな先生だから、身体を許したいんだ。だから……その…………セックス……しないか…………?

 

「……いいんだね?」

 

「ああ。──あっ、でも!ゴムはしろよ!そのっ、念の為!念の為にだ!ミヤコは、生の方がイイとかゴチャゴチャ言ってたが!流石にその、今はまだ、産んで育てるとかは……早いかなって……思うから」

 

 真面目なサキらしい言葉だと思った。本来なら、子作りの為の行為だとよく分かっているんだろう。けど、それを知りつつ──それを差し置いて、ただ気持ち良くなる為だけに、私と繋がりを持ちたいと思ってくれたからこそ……。

 

「そっか、コンドーム買ってきてたのはそういう事だったんだ」

 

「ああ。こうして用意していれば、己の決意を更に確固たるモノにできる気がしたからな。もう後には引けない……背水の陣のつもりで来たんだ」

 

「そこまで……」

 

「私にとってはそれくらいする必要があったんだ。だから……先生。セックスしようっ……!」

 

 改めて彼女が用意したコンドームのパッケージを見てみる。どうやら3個入りらしい。ただ、店頭に並んでいるモノで3個入りなんてあっただろうか?大抵は5個、それ以上な気がしてならない。ただ、3個入りと言えば、やはり……。

 

「……ドラッグストアの自販機?」

 

「ッ!!」

 

「アタリかな?」

 

「どっ、どうしてそれを……!?」

 

「やっぱりね。3個入りってね、あんまり店頭には並ばないんだよ。お店としても、あまりにも安いと売れても大した利益にならないから、入荷しても、商品処理や陳列はしたくないんだよね。その商品に時間を掛ける分だけ、損になるから」

 

「な、成程……だから余計な手間を掛けず外に?」

 

「そう。お店の外に置いてるコンドームの自販機に入れれば、商品処理や陳列に掛ける手間を省ける。大体そんな感じだね」

 

「言われてみれば、他の種類のコンドームもどれも3個入りだったような気がする……」

 

「多くても5個入りだろうね。それ以上を自販機で販売するならリスクの方が高いから」

 

「成程……人件費とかそういう問題もあるんだな」

 

「そうだね。お店の人も考えてるでしょ」

 

「──ん?外で買った方が安いんだよな?売っても儲けにならないからこそ外に置いてるんだものな」

 

「まぁね」

 

「なら沢山欲しい時は外で買いまくればお得だな!今度からそうするよ!」

 

 おい待て。沢山ゴムを買うって、イコールで沢山セックスするつもり──という意味になるんだけど分かってるのかな。天然なのかな?もしそうなら、サキ、あまりにも可愛すぎやしないだろうか。

 私としては嬉しい発言だけれども。だけど、今の彼女の発言には大きな穴がある。そこは大人としてサキが大損をする前に教えてあげなくては。

 

「……そこが穴なんだよ、サキ」

 

「へ?」

 

「例えばコレ。3個入り……500円くらいかな?」

 

「はっ!?何で分かった……!?」

 

「大体そうだからね。で、これを2箱買うとしたらゴムは6個、合計1,000円になるね。でも、店の中で6個入りを買うとしたら、大体900円台後半くらいになるんだよ。数円から数十円お得になるんだ」

 

「なっ……!?」

 

「多く買った方がお得になるんだよ。これは別に、コンドームに限った話じゃない。何でもそうだよ。だから目先の安さ、手軽さに釣られない方がいい。例え恥ずかしくても、お店で買う方が、割引とかになってなくても結果的にお得になるんだ」

 

「そっ、そうか……。ワンコインだし外で買えて手軽だからと、これからもそうしようと思ったが……」

 

「もしこれからもコレを使ってシたいなら、店内で大箱を買った方がいい。勿論、今後は私の方で用意するから、安心してね」

 

「いやっ!私の方からお願いしてるんだし、今後も私が────」

 

「違うよ。セックスは、そういうものじゃないよ。私が言うのもおかしな話かもだけど、愛し合う為、愛を確かめ合う為にするんだよ。片方が道具とかを用意して、だから(・・・)私とセックスしてくださいって、お願いしてからスるようなものじゃない」

 

「っ!」

 

「私は、サキにお願いされたからスるんじゃない。サキとセックスしたいからスるんだもの」

 

「…………分かった。ごめんな、先生。今の言い方は間違ってたよ」

 

「分かってくれて良かった。……それじゃあっ、気を取り直して!寝室に行きますかっ!」

 

「きっ、急すぎやしないか!?」

 

「そう?……サキがそう思うなら、そうなのかもね。じゃ、とりあえず……仕事する?」

 

「っ!……あ……あー…………そう、だな!」

 

 ゴムは一旦机の上に放置。そのまま、戻ってきたカヤとの3人でいつも通りの業務を淡々とこなす。やっぱりどこまでも真面目なサキなので、仕事中にヘンに絡んでくる事は全く無くて、ついさっきまでセックスしようなんて話をしていたと思えない程に仕事をこなしてくれた。

 寧ろ私の方が足を引っ張っているんじゃないかと思える程、サキとの行為が脳裏にチラついていた。

 しかしサキが仕事を淡々と進めてくれたお陰で、終業時間前には余裕を持って仕事を終えていた。

 

「フーッ……終わったな、先生!お疲れ!」

 

「サキこそお疲れ。カヤも。少し早いけど、今日はこれで終わりにしようか」

 

「ん〜っ……はぁ、肩が凝った気がするなー……」

 

「肩揉みしようか」

 

「ん……あー、いや…………」

 

「ふふ、遠慮しないで甘えてもいいんだよ?もう、今までの関係とは違うんだしね」

 

「!……そう、だな。そうだよな!へへっ……じゃあお願いしてみようかな……先生っ!」

 

「任せて」

 

 この後について色々察したのだろう。やれやれと呟きながらカヤは執務室から早々に退散し休憩室へ向かっていく。その背中を見送り、執務室を施錠し椅子に座るサキの後ろに回り込む。

 

「……脱がすよ」

 

「へぁっ!?ぬ、脱がすって!?肩揉みするんじゃなかったのか!?」

 

「鉄帽ね。サキの頭、撫でたいなって」

 

「あ゙っ……まっ紛らわしいんだよっ!鉄帽くらい、言われなくても脱ぐさ。……2人きり、だし……」

 

 コトン、と机に鉄帽を置く。ちょっぴり蒸れて、彼女の匂いと汗の匂いが混ざった濃ゆい匂いが頭と鉄帽の両方から立ち上った。彼女のナイススメルを鼻腔で感じながら、小さな彼女の肩に手を伸ばす。

 指が触れた途端、ピクリと肩を震わせる。敏感な箇所に触れたような、可愛らしい反応だった。

 

「ンッ……なん、なんだ、くすぐったいぞ?揉むならちゃんと揉……はうっ!?痛ッ、せんせっ、あ゙っ♡ そこちょっとイッ……イタッ!?」

 

「ちょっと痛いくらいが良いんだよ」

 

「う、くっ……んぅっ……はぁっ、はぁっ……あっ♡」

 

「……良い声漏れてるね、サキ?」

 

「ふざけ……んっ♡ 頬をつつくなっ!」

 

「柔らかそうだからつい」

 

「たく……ミヤコ達にも同じコトしてるんだろ?」

 

「お。バレてしまいましたか♪」

 

「ッ……アイツらにもしてないような事って、その、あったりしないのか……?」

 

「……あるよ」

 

「ホントか!?」

 

「やって見せようか」

 

「っ!……ああ!」

 

 机の上に置かれた彼女の鉄帽を手に持ち思い切り顔を突っ込む──と同時に、胸いっぱいにその中の空気を吸い込む……!

 

「はぁああああああああ〜〜〜ッッ!?ななっ何をやって……はぁぁ!?バッ、バカなのか!?やめろっ匂いを嗅ぐなぁっ!!」

 

「はぁ……落ち着く……」

 

「やめろぉ!返せ鉄帽っ、返せっ!」

 

「おっとと……うわっ!?」

 

「ぎゃあっ!?」

 

 鉄帽を取り返そうと暴れるサキ、しかし暴れ方があまり良くなく、バランスを崩した私は、サキから押し倒される形で床に倒れてしまった。

 不意に近付くお互いの顔。羞恥で赤くなる彼女の頬、興奮で荒くなった息遣いを肌で感じ取る。私はすかさず鉄帽を手放し、彼女の背に手を回す。

 

「お、おい……先生……っ」

 

「良い匂いだね。鉄帽の中も、サキ自身も」

 

「鉄帽は余計だ……ばかっ……///」

 

 照れて顔を逸らすが、グッと頬を押してこちらを向かせて、至近距離で見つめ合う。やがて、フッと小さく笑みを零した彼女と、お互いに何も言わず、示し合わせたように唇を合わせる。

 

「……っ、キス好きだな、先生……」

 

「今のはサキからシてくれた気がするけど」

 

「ッ!?そ、そんな事は……無い、ぞ……?」

 

「そう?気のせいかぁ」

 

「せ、先生が!キスしてほしそうな顔してたから、仕方なく……どうせ2人きりなんだし……。付き合っているならキスくらいするのも……(やぶさ)かではないというか……///

 

「そうだね。……サキ、やっぱり可愛いね」

 

「ッ!?……この、女誑しめっ……」

 

「失礼だな、純愛だよ」

 

「……下心丸出しだ、股間膨らませてるくせに……」

 

「ッ!」

 

 ズボン越しとはいえテントを張っているペニスに触れる。私の顔色を伺いながら、指の腹でそっと、ズボンの繊維に沿うように、尿道から裏筋の部分をツイッとなぞる。

 

「う……ぁ……硬くなって……?」

 

「サキとセックスがシたいって勃ってるんだ」

 

「!……そんなに、か……」

 

「そんなにだよ。どうする?さっきは仕事したけどもう仕事は終わってるし」

 

「〜〜〜〜〜〜〜ッッッッ……」

 

 俯き黙り込む。先程は自分で誘ったが、こうして一旦冷静になってしまうと、そう簡単には、勢いに乗りきれないものである。

 今日は流石に無理だろうね、と身体を起こそうとすると、サキに肩をグイと押さえ付けられ、身体を起こすのを妨害されてしまった。

 

「……サキ?」

 

「さっき、言ったろ。先生とセックスしたいって。そもそも、コンドームの準備からしてかなり気合い入れているんだ。後戻りはしたくない」

 

「義務感からのセックスでは、お互い楽しめない。サキの想いは嬉しいけど『今日セックスしなくちゃいけない』みたいな義務感や使命感は無いよね?」

 

「無い。さっき先生が言ってたように、シたいからスるんだ」

 

「……良かった。行こう、寝室」

 

「っ……優しくシてくれよ……?」

 

「それは勿論。期待してて」

 

「なら鉄帽(それ)執務室(ここ)に置いてけよ」

 

「バレたか……」

 

「バレバレだ!」

 

 鉄帽を机の上に置いて、手を繋ぎながら寝室へと移動し────遂にサキとの行為が始まった。

 ベッドに横たえた彼女のパンツを下ろし、徐々に徐々に脱がしていくが、全裸は恥ずかしいようで、上は脱いでもブラだけは着けたままだった。

 陰部の淵を指でツー、となぞっていくと、たまにピクッピクッと身体を震わせて、可愛らしい反応を見せてくれる。

 

「しまった、シャワー浴びるのを忘れていた……」

 

「いいよいいよ。そっちの方が好き」

 

 腋は、寧ろ興奮が高まるくらいサキの匂いが濃縮されていて、ついペロペロと舐めてしまった。少しくすぐったそうに身をよじるのがエッチだ。

 

「どれどれ、次はコッチ(・・・)も舐めてみるね?」

 

「ソコはダメだ、本当に汚いからっ!」

 

「大丈夫大丈夫。足、開いてくれる?」

 

「……わかったよ。でもさ、その……ここ2日くらい風呂にも入っ……」

 

「ヴェホッゴホッ!ゲホゲホッ、ゴッホェ゙!」

 

「ほらぁ!!臭くて咳き込んでるじゃないか!!」

 

「あー………………人生、こんな事もあるよね!!実に濃縮されたサキ臭だったよ」

 

「死ね!バカッ!そんなとこ嗅がれて……うぅっ……もう嫁に行けないじゃないか……っ」

 

「私以外の所に嫁ぐつもり?」

 

「ッ!?」

 

「ハーレムの子は全員、私が娶るつもりだけど」

 

「だっ、だったら、未来の嫁さんのオマンコ嗅いで咳なんかするな!失礼だと思わないのか!?」

 

「それは私が悪かったよ。じゃ、舐めるね」

 

「む……無理はするなよ……かなり汚いから……っ」

 

「……わぁ……酸っぱい」

 

「〜~~~~~ッッ!?」

 

 味もニオイも酸っぱい。時折、恥垢らしきモノが舌先にのるが、愛液と唾液と一緒にゴックンして、文字通り舐めて綺麗にしていく……。

 手入れは形を整える程度にしかしてないらしく、年相応に生えた陰毛が口の周りに触れてちょっぴりくすぐったい。

 

「はぁあ゙っ♡ はぁっ、あぐ……♡ んぐ、ふぅ……はぁ、はぁっ……♡♡」

 

 くぱくぱと開閉する膣口は定期的に愛液を提供し舌の滑りを良くしてくれる。やがて舌が届く範囲は全て綺麗にした。ビラビラの裏も表も、全てだ。

 やがて良い具合にほぐれたと見るや、サキが用意してくれたコンドームの箱を開封。3個入りの内の貴重な1個────厚さは0.02mm。普通だ。

 

「う……」

 

「ん……?どうか、したのか……?」

 

「いや……ちょっとキツイなって」

 

「えっ……そ、そうか……すまない、先生……。先生のソレのサイズを事前に確認するべきだった」

 

「大丈夫、着けられなくはないから」

 

「無理はするな、真っ赤になってるじゃないか」

 

「大丈夫大丈夫!」

 

 否、全ッ然大丈夫ではない。痛い。亀の頭は通過できたが、竿の太い部分を越えられず中途半端にも程があるだろうとツッコミたくなる程、半端にしか装着できない。

 歯を食いしばり、どうにかくるりと装着したが、赤くパンッパンに腫れたかのような見た目になってしまっていた。

 

「い、痛そうだな……大丈夫なのか?その……先生のおちんぽ……おちんちん……は、敏感だと聞いたが」

 

「大丈夫!……じゃ……挿れるよ?」

 

「ン……あぁ、キてくれ、先生……♡」

 

 もはや「大丈夫」が枕詞になってるのでは、とか思ってしまうくらいに「大丈夫」ばかり言っている気がする。しかし折角サキが用意してくれたのだ、使わなくては。使わずに捨てるなどとは言語道断。

 コンドームは劣化するから、とっておくのは悪手だろうし、そうなると捨てるor無理して使うという究極の二択になってしまうのだ。

 3個くらい、どうにでもなる。無理してやるさ、サキの為なら。

 ────初めは正常位で挿入してみよう。彼女の表情変化なんかも楽しめそうだ。

 

「くはっ……あっ♡ あ゙ぁああっ……♡♡」

 

「キツイね。流石はポイントマン、ココのガードも堅いみたいだね」

 

ポイントマン(それ)は関係ないだろっ……!?」

 

「そうかな。……まぁ、そうかもね」

 

「そうに決まってるだろ……ばかぁ……あぁっ♡」

 

 奥に押し付けたまま、グリグリと動かしてみる。その度に声を跳ねさせ、胸もブルンと揺れる。中々豊満な彼女の胸は、未だにブラに押さえつけられ、まだその全容を私に見せてはくれない。

 

「もう奥にぶつかってる感じするね、分かる?」

 

「あ、あぁっ、わかるよ……どうやっても、自分じゃ届かないとこ、にっ……ん゙っ♡ 届いて、るゥ♡」

 

「子宮口かな?身体に似合わないくらい浅いか──それとも、子宮が降りてきてるのか。浅いのかな。グリグリしてみたら気持ちイイかもね?」

 

 子宮口とゴム越しキスしている辺りをトントンと指先で優しく叩いてみる。すると「お゙っ♡」と少し激しめの声を漏らし初め、腰まで浮かぶように。

 

「近いうちに、サキも体外式ポルチオマッサージ、やってみよっか。気持ち良くイケると思うよ」

 

「ンッ、うっ、んぉおっ♡ ほっ、ほぐっっ♡♡」

 

「ハハッ……打ち上げられた魚みたいに動くね。私のナマコは硬いけれど、後で柔らかくなったら触ってみようか。この前、海で触ったナマコとの違いも、レビューしてみてね」

 

「ふぎっ────ッッ♡♡♡」

 

 ビグッ、ビクビクッと、電撃でも喰らったように身体を大きく震わせて、軽く潮を吹いた。ピストンなんてまだ全然していない内に軽く叩いてコレだ、先輩のクルミみたいに体外式ポルチオマッサージでイキ狂えるようになるだろう。

 サキの身体の力が抜けたのを感じてから、遂に、私のピストンが始まる。腰を掴み、ユッサユッサと前後に揺れ動く。

 枕を掴み、または声を我慢するように口を押さえ快感に浸りきれない様子のサキ。けれどそんな様も可愛らしい。

 

「んッ♡ んっ……ちゅる…………んぶ……うっ♡」

 

 舌を絡めてみれば、まだ初めてにも関わらず私の真似をして器用に舌を踊らせる。私が上である以上自然と2人の唾液は舌先で混ざった後、トロリと、サキの口内へ垂れ落ちる。

 ゴクリと喉を鳴らして飲み込むも舌を絡めるのはやめない。舌で触れ合う気持ち良さを覚えてくれたようだった。

 

「……覚えが早いね」

 

「SRTの生徒なら、これくらい誰でもすぐに……。それに私なんて、先生のを真似しただけだし。でも結構、気持ち良い……かもな……♡」

 

 やんわり頬を緩める彼女を見て一気に精液が尿道内部を駆け上がって来たのがわかった。自然と腰の動きも早くなり、同時にサキの反応も変わった。

 

「お゙っ!?♡ きゅっ、急に何だっ♡ んお゙っ♡ ほぐっ、うぐっ、おっお゙ぉっ♡♡」

 

「サキの膣内、気持ち良くてっ……もうイクよ……!1回目イクからねっ……!!」

 

「ん゙っ♡ ふ、んふっ……んんっ♡♡」

 

「────っっ……!」

 

 少し角度を変え、体重を乗せて、深く押し付けるようなピストンに移行。それに加え舌を絡め合い、遂に一度目の射精に至った。

 

「っ……っ…………」

 

「イッた、のか……?」

 

「フ〜〜〜〜ッ……イッた……かなり気持ち良く……」

 

「そ、そう、か……それなら、良かったよ……///」

 

「じゃ、次は──」

 

「え?もう次ヤるのか!?本だと少し休憩しないとみたいな事を書いてあった気が……」

 

「エロ本の竿役並の精力ではないけれど、私は一応そこまででもないよ」

 

「じゃあ……えっと、次はどうするんだ……?」

 

 少し頼み込んで、授乳手コキをしてもらう事に。思った通り、彼女の胸はかなり大きい。恐らくは、小隊の中だとモエに次ぐ大きさだろう。下手すれば同じくらいかもしれないが──いや、やはりモエに次ぐサイズだと思う。

 

「んっ、くぅ……!」

 

 拙い手コキだが悪くは無い。寧ろ、拙いからこそ逆に素人感が際立っていて、興奮が高まるまであるかもしれない。乳房を手で揉んで、ちゅぱちゅぱと乳首を吸いつつ、そんな事を想う。

 

「……ちっ……先生、イクのを我慢してるのか?全然イク気配が無いが……」

 

「力がちょっと強いかな……痛いかも」

 

「そっ、そういう事はもっと早く言え!……えっと、こういう時はどうすれば……?力を緩めた上で、少し滑りでも良くすればいいか。先生、ヌルヌルの──潤滑油みたいなの取ってくれるか?」

 

「ん……ローションでいいかな?」

 

「ロッ……あ、あぁ、そうだな……///」

 

 ベッド脇のサイドテーブルの引き出しから手探りでローションを取り出し、渡してみる。勿論自分で掛けても良かったが、やはりここは、サキにやってもらいたいものである。

 ローションをとろりと垂らして、ちゅこちゅこ、にゅちっ、にゅちっ、と何本もの糸を引きながら、ペニスを上下させる。サキの乳首に吸い付きながら段々と精液が上ってくるのを感じる。

 

「おっ……これならイケるんじゃ……?」

 

「うん……イケそ……ん゙っ……!!」

 

(あぁ〜……♡ 先生に胸を吸われる感覚……本当に気持ちイイ……♡ 慣れないけど悪くない……♡)

 

 強めに吸ったりすると、サキもピクピクと可愛い反応を見せてくれるのがこれまた深く胸に刺さる。お陰で、ローションを追加しただけの手コキで軽くイッてしまった。

 その後、二度の絶頂を経てほんの少しだけ小さくなったペニスに再びゴムを装着し────三度目、そして四度目はサキの膣内で絶頂を迎えた。

 ゴムも尽きたしこれで……と思いきや……。

 

「……1回だけ、だからな……?」

 

 ……と、生での行為を許してくれたサキであった。

 尚、1回では済まなかった。




「RABBIT2、感度良好」──これ自体は原作セリフそのままなの笑うしかない。
明らかにサキにもセクハラしてるし、ガチャ演出のこのセリフも絶対運営はエロい意味で意識してる。メモロビもアレだし。

セリカ発情期ネタで遂に書こうとしたけどシロコに脳内侵食されて書けなくなってしまった事をここに報告させて頂きます。
油断するとシロコとセイアとイオリしか書けなくなる。
シロコだけだよ5回もエロ描写してるの。ホシノはイチャつきメインだから実は少ないし。
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