「ハーレムルートを目指しましょう、先生」 作:アキラゼミ
マジに神です。だってラフの時点で抜けたもん。
ある月曜日の朝──。シロコの来訪を待っていた私は、始業時間になっても仕事を始めず、ぼうっと執務室の入口を見つめていた。
毎週月曜日の朝8時に行われる、シロコの「ん、先生、ちょっと時間もらうね」が、今に始まる。
いつも通りならばそうなる────ハズだった。
「…………」
来ない。彼女が来ない。待てど暮らせどシロコが執務室に来ない。まさか何か事故や襲撃や銃撃戦に巻き込まれたのか、はたまた銀行強盗中なのではと思考がグルグルと巡る。
そんな時、私の思考を読んだかのようなベストなタイミングで、シッテムの箱からアロナが告げる。
『先生!本日のシロコさんの「ん、先生、ちょっと時間もらうね」はお休みですよ!』
「……えっ」
『数日前にシロコさんから、今日はシャーレにまで行けないからと連絡が入っていたかと……!』
『スケジュールの方にもそのように記載しておいたはずですが────お知らせが足りませんでした。申し訳ありません』
「あぁいやっ、プラナは悪くないよ……!」
慌ててモモトークを確認する。シロコはピン留めしてあるから、数多い生徒達のトークリストからも殆ど最速で探し出す事ができる。
そしてアロナに言われた通りの文言をトーク内に発見した私は……力が抜け、その場に崩れ落ちた。
「そ……そうか……お休みだったんだね……」
『お気を確かに!先生っ!』
「毎週月曜朝、シロコに会えるのが週始めの楽しみだったんだ。だから、日曜日の夜も怖くなかった。なのに……そうか、シロコ……今日はダメか……」
『……』
「……」
『……先生?』
「今週は仕事休むね……」
『先生っ!?』
「頭痛いから薬飲んで寝るね……」
『依存しすぎです!先生!落ち着いてください!』
『警告。今そのような生活に陥るのは、3食カップラーメンの生活を1週間続けるのに等しい危険度と推測……』
「依存……危険……」
依存、依存か。確かにそうかもしれない。互いに依存するのが嫌だからと、危険だからと少し前までミカやワカモと距離を取っていたのに──逆に私がシロコに対して依存していたのでは意味が無い。
そうだ、前向きに考えよう。事故に遭ってここに来るのが遅れているとか、そういうワケじゃない。シロコが無事なのは分かってるんだ、それならもうそれでいいじゃないか。
「ふぅ。カヤ、1杯だけコーヒー煎れてくれる?」
「コーヒーでよろしいのですか?」
「うん。苦さで目を覚ましたい」
「そういう事なら」
カヤにとびきり苦いコーヒーを1杯煎れてもらいカフェインと苦さで目を覚まさせる。嫌がらせかと思いたくなるくらいに苦いコーヒーに悪戦苦闘し、1杯をどうにか飲み終えた頃──そのシロコからのモモトークの通知をスマホが奏でる。
そんなメッセージに続いて送られてきていたのはシロコの自撮りだった。ブラチラどころか、ブラを持ち上げて、その中のピンクの乳首はぴょっこりと顔を出していた。
突然のエロ自撮りに、ただひたすらに困惑する。声にならない声が漏れて、突然のエロ自撮りに脳が停止する感覚を覚えた。
ムラムラしたら──というか、シロコにムラムラさせられたのだが。アッサリめのエロ自撮りでも、こんなに興奮できるのか……と自分に感心した。
彼女の画像を保存した所で、追加で、もう1枚。鏡に映った裸体に対し、乳首と陰部を指1本で隠すあの画角での写真だった。
怒りで髪が天を衝つくほど逆立っているさまを、怒髪天を衝くと言うのだったか。シロコの自撮りを見た私のペニスは、まさにそんな勢いで、天を
「……トイレ行ってくるね」
「いちいち言わなくていいで……あぁ、成程。はい、イッてらっしゃい。もし生徒さんが来たら、適当に言っておきますね」
「それでお願い……」
前屈みの私を見たカヤはイラついた顔から一転、呆れたような表情に。これから長期戦に入るのだと察したらしい。有難いことだ。それでこそ私の専属秘書だ。
ちょこちょこと小走りでトイレに入り、シロコの画像を開きペニスを握る。
仕事中に何やってんだと後で冷静になるだろう、でも今は関係ない。今はイキたい、ただイキたい。画面の中のシロコの顔にぶっかけたい……っ!!
「ぐっっ……」
塊のような精液が口を割って飛び出し、スマホの画面に叩き付けられる。トプッ、トプンと何度かに分けてぶっかけるが途中でモモトークの通知バーが降りてきて、精液で通知バーをタップしてしまう。
途端に、画面がシロコの画像からとある生徒とのトーク画面に移動してしまった。
「……ハナコ……うッ!?」
ワイシャツのみ纏ったハナコが、ピンクの埴輪のようなディルドを股間に当てて、舌先からは唾液を垂らしている。そんなエロ自撮りが送られてきた。
中に水着すらも着ていないらしい。上も下もだ。いや、下は元々か……。
というかそのワイシャツやっぱり私のだろ。
「や゙……ばぃ……ハナコに搾られる……あ゙ッ♡」
今シロコの画像でイッたばかりだろうにハナコのトーク画面のままで、またもやイッてしまった。
トイレットペーパーで手、ペニス、床や壁の他、スマホに付着した精液を拭き取り、トイレに流す。少し冷静になって、スマホにぶっかけだなんて何を考えているんだと、大きな溜め息が出てしまった。
粘つくスマホを石鹸を使って水洗いして、適当に拭きながら執務室に戻る。完全防水機能のスマホで本当に良かった。
「あ……先生!遅いですよっ!腹痛ですか?」
「ユウカ……?今日の当番はコユキのはずだけど」
「そのコユキが、また反省部屋行きになったので。代わりと言ってはなんですが、急遽、私がこうして先生のお手伝いをしに来ました」
「成程、ありがとうね。……それは分かったけど」
「……♪」
「ノアまで?」
「今日は時間があるものですから、ユウカちゃんと先生のお手伝いに、と。……ご迷惑でしたか?」
「迷惑だなんてとんでもない!ただ、ビックリしただけだからね。じゃ、仕事始めよっか」
「はい!」
「はーい♪」
ユウカ──はともかく、ノアは気付いているな。トイレでオナニーしてきた事、多分、気付いてる。私を見る目が、ユウカに隠れてイジってやろう、と企んでいる狩人の目にしか見えない。
◆
「最近は先生も料理をするようになったんですね。これも成長、みたいな……?」
「ははっ、そうかもね。皆の影響を受けながら私も成長してるみたい」
「ご馳走になったお礼、と言ってはアレですけど、お皿洗いは私がやります。先生は休んでて下さい」
「……じゃあ、お言葉に甘えて」
カヤは昼寝を開始、ユウカはキッチンへ皿洗い。ノアと私は執務室のソファで日向ぼっこをしながらウトウトし始める────が、そんな私の股間に、スーッと手を添えられるような感覚が走る。
「……ノア?」
「あら、気付かれてしまいましたね♡」
「2人きりだもの」
「ふふ……先生?今朝、私達が来る前……お手洗いでオナニーしてましたね?」
「ドストレートに来るなぁ……その通りだけどさ」
「ですよね。今日は『良いオナニーの日』ですし、ハーレムに所属している色んな生徒さんが、先生にオカズを提供しようとエッチな自撮りを送ってくるでしょうし。……ウハウハですね?」
「と言っても、現状2人だけなんだけどね。でも、ムラムラして仕方ないんだよね。オナニーどころかセックスしたいよ、私は。オナニーにはオナニーの良さがあるけど、それはそれとして、さ?」
「あら……2人だけだったんですね。やっぱり、他の生徒さん
「そうなのかな……?写真送ってくれる子が積極的なだけじゃないかな?」
「……」
無言でスマホを取り出し、ススッとタップ音すら鳴らない程に静かに操作。やがて、ノアがふふっと優しく微笑むと同時に、私のスマホが鳴る。
「ん……ノア?」
「ふふ……モモトーク見てみてください♡」
ノア本人に促され、ノアとのトーク画面を開く。そこには、あの猫コスを身に纏ったノアとユウカのエロ自撮りがあった。
お尻をこちらに向けて、照れて顔を真っ赤にして振り返っている白猫ノア、黒猫ユウカの2人──。
「どっ、どどど……どうしたのコレ!?」
「どうしたの、とは?第三者に撮影してもらったのではなく、普通にタイマーで撮影しただけですよ?問題ありません」
「そうじゃなくてっ!どうしてこんな写真を……」
「今日は『良いオナニーの日』ですから♪ 先生により良いオカズを提供しようと思いまして。ですが送信する勇気も思い切りも無く……今更ですが、送信しちゃいました♡」
「え、えぇ……?」
「なので、今日はエッチはナシです♪」
「へっ!?」
「今日はオナニーに特化した日ですから……♡」
「そッ、そんな……」
「こんなにムラムラさせておいてオナニーだけってキツイでしょ──とでも言いそうなもどかしそうな表情ですね、先生?」
「ノアって心読めるでしょ」
「読めませんが、それくらい、先生の気持ちと合致してたのですね♪……仕方ありません、では手だけでご奉仕したいと思いますが……宜しいですか?」
「っ……うん、こうなったら手だけでも……」
「ではおちんちん出してくだ……まぁ♡……では失礼しますね、先生……♡」
スマホにノアとユウカの画像を表示させたまま、足を惜しげも無く広げて、ノアの手を受け止める。たらりと唾液を垂らして、唾液を塗り広げながら、ヌチュヌチュと手を上下させる。
「あ゙っ……ノア……ユウカッ……はぁ、はぁっ……」
「あ……♡ 膨らんできましたよ?イキそうですか?イイですよ、そのままイッてください、精液は手で受け止めますから……♡」
「ッッッ─────」
ノアが亀頭のそばに手を添えたのを見て安心した私は、腰を浮かせながら、堪らずノアの手のひらへ射精してしまった。射精後は摘むようペニスを握り尿道に残った精液まで絞り出してしまった。
「はい、お疲れ様でした♪」
「……」
「まだ足りないですか?ですがそろそろ──」
「お待たせしました、お皿洗い終わりました!」
扉の方に目を向けるのと同時にユウカがこちらに戻ってきた。そうだった、お皿洗いに行っただけのユウカが、遅くなるはずもない。枚数も少ないし。
「ん……?先生、ノア……?何かしてました?」
「えっ。……あー……」
「ちょっとお手伝いしたい事があっただけなので、なんでもないです♪」
「ふーん……?」
それからちょっぴり腹休めの時間を挟んで、再び仕事の時間に戻る。しかし午後になると、これまた生徒達からのモモトークが届くようになり始めた。
ストローを立てた牛乳パックを太ももに挟んで、顔全体は敢えて見せず顔の下半分までしか写さないカメラアングルのナツ、ノーパンマンチラロリコスセイア、パンチラナース服のミカ、何故か水着姿のコハル……。
下から見上げる形でイオリを撮影するモルモに、アメリカンドッグを頬張るアカリに、舌を伸ばして棒アイスを舐めるハルナ……。
ノノミの膝枕で昼寝するホシノに、褒めたからかやたらお腹、おヘソを強調して自撮りするヒヨリ、アオイやアユムの着替えシーンをこっそり盗撮してバレるモモカ……。
様々な角度で撮影した何枚もの自撮り写真を全てアテナ3号に送信されるハレ……。
相変わらずゴミ箱の中ながら、器用にもブラチラ状態にして照れ笑いを浮かべるミユ、ヘソ天する猫みたいな格好で仮眠室のベッド上に寝転がる自撮りミヤコ、フリフリが付いた黒い大きなブラジャーを惜しげも無く見せつけるルミ────などなど。
◆
「──今日だけで何枚の画像が来たんです?」
「数え切れないや。動画も沢山来たし」
「あら、動画……。流石に恥ずかしすぎてそこまでは踏み切れませんでした……少し悔しいですね」
「ノアとユウカのも十分に良かったんだから、そう悔しがる必要は無いよ」
「──ですって、ユウカちゃん♪……あら」
仕事終わりに生徒達に送られてきた画像をノアと整理しながらそんな会話をする。ユウカは、仕事が終わると同時にノビてしまった。今日は少し、私が席を外す事が多くて、カヤとノア、ユウカの3人に任せがちだったのが良くなかった……。
「これでしばらくはオカズに困りませんね?」
「そうだね……一生分はあるんじゃないのかな……」
「あら、じゃあエッチはシなくて良いでしょうか?一生困らないんですもんね?」
「オナニーとセックスは別腹!別腹です!!」
「ふぅ〜ん……?因みにどなたの写真が一番濃いのが出そうですか?」
「セイアか……セイアかハナコか、ノアとユウカ」
「先生はロリコンなのかそうではないのか、未だによく分かりませんね?送られてきた写真を見るに、セイアさんは特に……こう…………コスプレのせいか、飛び抜けて幼いように見えますし」
「ロリコン、ではないと思うけどなぁ。いやでも、ロリコン気味ではあるのかも……?」
「幼女も守備範囲内、という表現が正しいですね」
「かもしれないね」
ココナちゃんも普通にエッチだもんなぁ。いや、ココナちゃんをそういう目で見てる時点でアウトになっちゃうのか。この中にココナちゃんの自撮りが無くて安心というか、少しガッカリというか。
そんな事をグルグル考えながらも、SDカードやUSBにデータを保存し金庫にしまい込む。生徒の幼い頃のアルバムと一緒にしまっておけば怖いモノ無しだろう。もしバレたら、社会的に死ぬだけだ。
◆
「さて、と。ユウカは少し休ませるとして……ノアはどうする?帰るなら送ってくよ」
「……では、先生のおちんちんが萎えるまで、今夜は徹底的に搾り取ってようかなと♡」
「……ノアの攻めはキツイからなー……」
「ふふふっ……♡」
「……お願いできる?」
「はい♡ ただしエッチは禁止ですよ、良くてお口までです♡」
その後、ノアの手と口で搾られまくった。なお、決意が固いノアなので「やっぱりエッチしましょ」などという展開にはならず、真冬の寒い状態よりも小さくなるくらい、とことん搾られまくった……。
次回────幼き店員、先生に堕ちる。
皆さんは誰の自撮りが見たいですか?
私はダントツでナツとセイアとハレ。
サキの話を上げるよりこっちを先に上げたかった。だけど書いている途中にあまりにも強い解釈違いを何度も起こしたので、後回しになったのです。
仕方なかったってヤツだ(エレン)
百花繚乱の前編ラストに、ずっっと待ち望んでいたメスガキちゃん(仮称)出てきたのが最高過ぎた。実装待ってる。一人称「手前」なのいいね。好き。実装されたらすぐ迎えた上で書くね。