「ハーレムルートを目指しましょう、先生」 作:アキラゼミ
サンタ衣装キャラとか来るのかな。もし来るなら、覚悟サンタサクラコが欲しいところ。……無理か。
もう1つアンケートご協力お願いします!
──どうする。いや割とマジで本気でどうする。
1凸クリアできないどころか、2凸でもダメとは自分の指揮能力や編成能力の無さには目眩がする。大人のカードで助っ人を1人呼べるとして、他にはどんな編成をすれば良いのか……。
ヒエロニムスはともかく、本当に予想外な事に、アンブロジウスがダークホース過ぎた。あんなにも攻撃してくるとは思わなかった。
「第三幕の開演の前に、私から1つ、いいかね?」
「!?」
「グレゴリオはこれより回復しない。減る一方だ。多少は戦いが楽になるであろう」
「……!?手を抜くって言うのか!?」
「違う。唯一の回復役であったアンブロジウスが、既に退場済みだからだ」
「アンブロジウス……!?」
「ヒエロニムスが盾となり、サポーターとなり──背後にて控える3人で回復と掃射、そして全体への攻撃を担う、その予定だった。グレゴリオは2人で1つ、それがコンセプトだったとはいえ────。やはりヒエロニムスはタンク特化にすべきだったのだろうか、これではやはり回復役が……」
ブツブツと分析をするマエストロ。今回の戦い、やはりアンブロジウスがダークホースだったのか。ヒエロニムスの硬さも中々だったけど。
「────何にせよ残りはグレゴリオだけだッ!!ここで勝って……天使を迎えるッ!!」
「やってみろッ!!我が最高傑作のグレゴリオを、超えてみるがいいッ!!第三幕の開演だッ!!」
グレゴリオの属性は神秘/軽装備らしい。ならば私が召喚するべきは、爆発/重装甲の生徒。ミカは確定枠として、残りの生徒は……大体、決まりだ。
グレゴリオ2人がマエストロの呼びかけにて再度現れる。
そして、私の召喚でミカ、コハル、ユウカ、水着ヒナ、ナギサ、サキが現れ、第三幕の開演だ。回復しないなら、バフよりデバフを優先してみてもいいだろう。
コストは低めを重視しながら、気絶付与のサキを編成したのは試したい事があったからだ。
「相手は軽装備────いけるね、ナギサ?」
「ええ、もちろんです」
ある程度コストが溜まったら、まずはナギサだ。ナギサのEXの効果により、攻撃前に軽装備の敵の防御力が40%以上ダウン。
防御力を落として攻撃を浴びせた所で続けざまにミカのEXをぶつけて、大幅にダメージを与える。ここまでで、合計コスト9も使っているワケだが、向こうは2人だけなのでコスト回復も遅いようだ。
恐らくグレゴリオのEXの消費コストは8〜10。たった2人だけの中でそれだけの重いコストだと、3回目を撃つまでは割かし余裕はあるだろう。
一方私はそれなりに溜まってきている。
ただ、3回目以降はコスト回復力がエグイことになるので、受けられるEXは2回までと考えた方がいいだろう。そして、1回目はそろそろ……。
「さぁ、魅せろグレゴリオ────!!」
「「はーい!『
「今だサキ!!」
「了解ッ!『
「「きゃうっ!?」」
「何だと……気絶付与による
「SRT特殊学園の生徒はッ!いつ如何なる時も、素早く行動できるように備えているものなんだ!!後出しだろうとも早撃ち勝負で勝てるようにな!」
「ッッッ、やるではないか、先生!貴重な芸術品をうっかり側溝に落とし、そのままドブ川へと流してしまったような気分だぞ……!!」
「ハハハッ!!重いコストを無駄にしちゃった時の悔しさはわかる!でもねマエストロ、相手の嫌がることをするのが戦いってものさ!」
「嗚呼……全くその通りだ、忌々しい事にな……!」
良かった、気絶付与のEXなら発動まで間があるグレゴリオのEXをもキャンセルできるみたいだ。これならきっと、あの即死攻撃も乗り越えられる!いつもの総力戦ボスだったらそうもいかなかったんだろうけど。
「それにしても──」
やたらHPゲージが多いな。擬人化じゃない方のグレゴリオもHPゲージはアホみたいに多かったがアレはギミックありきの多さだ。それなのに擬人化グレゴリオは、ギミックありきでもないだろうに、やたらめったらHPゲージが多い……。
確実に削れているのに、大した変化が無いように見えてしまうのがキツイ。
「「『
「メンドーなスキルばっか搭載しやがって……!」
全体攻撃なせいで、タンクが役に立たないのか。寧ろ、タンクだけのパーティの方が真価を発揮するなんてことは無いだろうか。……無いか。
「「『
「クソッ!シンプルに厄介過ぎる……!」
敵全体への攻撃力500%分の確定会心ダメージ!
それだけならさっきのNスキルと同じだが、奴のSスキルには、20秒間とはいえ、攻撃力40%減少の効果もある。厄介なことこの上ない。
「コハル、回復だ!」
「任せてっ!」
コハルのEXを使用して、属性相性でダメージが軽減されないミカを重点的に回復させる。
水着ヒナは、スキル回しと2人同時攻撃の意味で編成したが、どうやらグレゴリオはEXだけでなくHPをも共有しているようなので、2人へと同時にダメージを与えられるとなると単純に2倍の攻撃となるので、ゲージもゴリゴリと削れていく。
もし、このパーティでの突破が叶わない場合は、通常ヒナを編成するしかない。ミカとの2トップはコストをどちらに割けばいいか分からないので今は編成していないが……。
「……!もう少しだ……ナギサ!!ミカ!!」
「はい!」
「うんっ☆」
こちらの攻撃力ダウンが終わったタイミングで、ナギサのEXで防御力ダウン&攻撃、ミカのEXで大ダメージ。すると赤のグレゴリオが悲鳴をあげてその場に倒れ込んでしまった。
「きゃっ……!!」
「……大丈夫、まだまだやれるよ!」
「ムリだよぉ……お姉ちゃんもやられたのに……っ」
「盛り下がったら負け!テンションアゲてこっ!」
「……っ……うぅ……!!」
「さぁ立って!全ては楽しんだ者勝ちなんだから!私達の
「「────『
グレゴリオのパッシブスキルが発動する。2人の合計HPが総HPの10分の1以下に達したらしい。
しかし2人分のHPを合わせての10分の1ということは、単純に、ヒエロニムスやアンブロジウスのような単体での発動と違い、倍のHPを残していることになる。
そんな状態で、グレゴリオの全てのステータスが100%アップを永続だなんて、そんな……。
「ユウカ!!コハルを守って!!」
「はいっ!」
回復役はナギサとコハルだ。ナギサは、前線には出ないからいいが……コハルは
(先生め、私がグレゴリオのEXを発動させるのに合わせて空井サキにEXを指示しようとしている!二度の敗北を経て、こうも別な方向に対策を柔軟に変えてくるとは、やはり侮り難いものだ。まず先に己の采配を疑うことをしなくては、対策を根本から変えることはできない。──私が人間だった頃に、果たして、そんな事ができたであろうか……?)
サキの妨害を考慮してなのか、中々グレゴリオのEXを使ってこない。スキルの枠3つのうち1つをサキが占領しているが────またミカナギが表に来てしまった以上、使うしかない。
「ナギサッ!!」
「────砲手、支援を」
「…………ミカッ!!」
「あなた達の為に──祈るね」
コストは8→5に減り、そして1回復した瞬間にミカのEXを発動。これで倒し切れるのなら──と考えていたのは流石に考えが甘すぎたか。
防御力もアップしているのは知っていた、しかしここまで大きくアップしているだなんて……。
「それを待っていたぞッ!!」
「「『
「……ッ!!」
しまった。ナギサとミカのEXの使用によって、溜めていたコストを使い切ってしまった。これではサキのEXを発動できず……阻止できない。
このEXは2回目────次発動したらこちらに攻撃が当たろうと当たるまいと敵のコスト回復力が爆上がりして4回目の即死攻撃が来てしまう!
「……クソッ、次は見誤らない!!」
「ハハハハ……それはどうかな?」
こちらはスキル回しの都合があるんだ。コストを無駄にしてしまう事も、覚悟しなくてはならない。しかしドブに捨てる事は決してしない。
「だめ……まだ……っ」
「……コハル……!!」
最前線の回復役・コハル、撤退。
「ヒナッ!!」
「任せて。『
次だ。次のミカナギコンビのEX発動の時には、少し考えて発動させればマエストロの虚を突く事ができるだろう。
コストを10手前ギリギリまで溜めて、ナギサ──数秒待って、ナギサによる防御力ダウンが切れる前ギリギリまで待ってから、ミカのEX、発動。
「終わらせよう、グレゴリオよ」
「「『
本来ならばここでサキのを発動すべきだ、しかし3回目を回避した所でコスト回復力が上がっている以上は「
だから3回目の今サキのEXを使ってしまえば、スキル回しの都合上サキで防げなくなってしまう。
「……こんなの、予想外の変数過ぎる……」
「ユウカ……!」
最前線の太ももタンク・ユウカ、撤退。これで、前線にはミカと水着ヒナしか残っていない。ヒナがここまで残ってくれるとは思わなかった、お陰様でもう少しでグレゴリオのHPゲージを削り切れる。
「「……&『
「なッ、何ィィイイイッ!?」
グレゴリオのEXによりこちらの防御力がダウンした所で、タイミングよくノーマルスキルが発動。マエストロめ、時間まで読んで攻撃を────!!
即死攻撃を防ぐのにサキのEXを使用するからとこの3回目は私がサキのを使わないと見越して!!
「……ッ、ごめんなさい……やられ、ちゃった……」
「ミカ!」
私にとっての癒しの天使・ミカ──撤退。やはり相性が良くなかったか。火力は一級品だが、相手が悪かったのかもしれない。もうグレゴリオのHPの底は見えているのに…………!!
「さぁ、第三幕の終演といこうではないか!!即死攻撃をも止められるか?先生ッ!!」
「止めてやる!止めてみせる……ッ!!」
ヒナのHPは半分より少し少ないくらい。これでグレゴリオの残りHPゲージ3本を消し飛ばせるかどうかの勝負に出るのか……無謀が過ぎるな。
「
「「『
「サキ!ヒナッ!!」
「『
「『
「無駄だッッ!!!」
「!?」
サキのEXで気絶を付与してEXをキャンセル、更にヒナEXで追い討ちを仕掛けようとしたが──そもそも即死攻撃はサキのEXで防ぐ事ができず、そのままヒナのHPは削られてしまった────。
「…………クソッ……即死攻撃は防げないか……!」
「当然だとも。戦闘を強制終了させる即死攻撃とは全て、そういう理で成り立っている攻撃だからな」
「見事にやられたよ、あーもうッ……」
「諦めるかね?」
「トーゼン、諦めないよ!泥臭くても足掻くさ!」
「……それでこそだ、先生」
4凸目、このパーティはハナから決まっていた。ヒナ、モルモ、イオリ、イチカ、チナツ、マシロ。アコは早々に出撃させてしまったから、風紀委員会4人に加えて正義実現委員会から2人。
折角の最後のバトルだし、風紀委員会と正義実現委員会のコラボと洒落こもう。
「──ふむ。第四幕ともなれば、こうして強制的に終演する事になるのも、さもありなん。見事な
「……ヒナ、トドメだ」
「了解よ」
こうして、モルモのバフを受けたヒナのEXが、グレゴリオ2人に最後のダメージを与えたことで、最初で最後となるこの
人工天使の受け渡しについてはまた後日、療養と武器等の修繕を終えた後、マエストロの引率によりシャーレに引っ越してくる事で話がまとまった。
なおキヴォトスを消し飛ばす程の高エネルギーはマエストロが言っていた通りキレイさっぱり消滅。4凸になってしまったものの、どうにかキヴォトス終焉を防ぐ事ができたようだ。
連邦生徒会には「発生源を突き止め破壊したので再発の恐れ無し」と報告。連邦生徒会の定義でも、総力戦として新たに登録される事は無くなった。
グレゴリオの挿絵は、東雲あす(@x11dF3)さんに依頼して描いて頂きました。
ありがとうございました!
モモトークについて、どうしようか迷ってます。
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これまで通り文字で
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トーク系のアプリを使用