「ハーレムルートを目指しましょう、先生」 作:アキラゼミ
「クックック……メリークリスマス……先生!」
「今日も仕事が多いな。一昨日、昨日と2日連続で遊びすぎたのではないか?」
「しかしハーレムの事を想えばさもありなん……」
「そういうこったぁ!!」
「……クリスマスを祝うには1、2日遅いよって軽くツッコンでいい?」
「ふふふ、クリスマス本番は生徒との交わりなどがあるだろうと思い、敢えて日をズラしたのだがね」
「ごめん、それなら助かった」
「そうであろう?」
クリスマスの喧騒も終わったある日、ゲマトリア4人がシャーレにやってきた。デカ男がゾロゾロと執務室に入ってくる光景はなんともシュールで──軽くお茶を吹きそうだった。
カヤも、ビックリしすぎでシンプルにコーヒーを吹いていたし。
「というか……何その……何??」
「このサンタ帽の事ですか?」
「気分だけでもと思ってな。市販品だ」
「逆に驚くわ、何で市販品なんだよ買えるのかよ」
「買い物については相変わらず黒服とマエストロに任せています。私は歩けませんしデカルコマニーは頭がありませんから」
「そういうこったぁ!!」
そういえば対策委員会に挨拶に来たときの黒服、かき氷機だのシロップだの市販品で揃えていたな。ロボットも市民として生活してるキヴォトス、黒服みたいな異形頭も買い物できるのは本当に凄いな。サンタ帽を被ってるのはシュールにも程があるが。
マエストロなんて2つの頭に帽子被ってるんだぞ笑うなってのが無理がある。デカルコマニーは──サンタ衣装だし。首なしサンタ……都市伝説かな?
「ゴルコンダのその帽子は……えっと、その、額縁をはみ出してるのはなんなの……?」
「シールです。もちろん市販品ですよ」
「ぶふっ……ククッ、クックックッ……!」
そこはせめて、身体を代行してるデカルコマニーみたいに衣装チェンジしろよ。それもできないからシールをぺたりと貼ってるのかもしれないけども。
「ちなみに、サンタの顔は切り抜いています」
「帽子単体のシール無いのかよ……ふふっ……」
「あるにはあるのですが、私の輪郭に合わせる事を考慮するとなると、サンタの顔を切り抜いた方が、後から合わせやすいのですよね。デカルコマニーの手先が器用で本当に助かりました」
「そういうこった♪」
どうして、こんな愉快なお笑い集団みたいなのが敵だったんだろう。気のいいヤツらというか、もし敵のままだったら年賀状を送り合うくらいの関係で止まってたんだろうな。
────待て。敵と年賀状を送り合うって何だ?私も頭ゲマトリアになってきてない……?
「……ちょい待ち、その前に。急にどうしたの?」
「おっと」
「──そうだ、話が逸れてしまった。全く、先生が我々のサンタ帽などにツッコむからだぞ?」
「私のせいかなぁ!?それ、私のせいかなあ!?」
「ですね」
「そうだな」
「紛れもなく」
「そういうこったぁッ!!」
「えぇ〜…… 」
よく分からないが私のせいらしい。ツッコんだら負けというやつか。あまり納得いかないが、ここは仕方ないと受け入れるしかないか。
「本日は我々ゲマトリアより先生へ、細やかながらクリスマスプレゼントをお渡ししたく、サプライズとして、急遽シャーレにやってきたのです」
「仕事が溜まっていると予期していたから、先生が不在という可能性は無いものとして考えていた」
「まずは私とデカルコマニーから。例の転送装置、ほんの少しでしかないのですが、小型化と軽量化に成功しまして。使用頻度が多そうだと思い、一先ず96個、差し上げます」
「多くない!?1個でも十分だよ、私が複製すればそれで済むんだから……」
「まあまあ。ただのプレゼントですから。ちなみに敢えてこの数字にしたのは、2桁の数字の中で最も約数が多く、美しい数字だからです」
「そういうこった!」
「そ、そう……」
やべぇ、分からん。約数が多いと美しいのかな?ユウカならそういうのも分かるのかな。今度、少しユウカに聞いてみるかな……。
「そして私からは、人工天使擬人化シリーズだ……!さあ……入ってくるがいいッ!!」
「……失礼致します」
「失礼しますわ!」
「「しっつれーしまーすっ!!」」
サンタコスの、人工天使擬人化シリーズ4姉妹が執務室に入ってきた。ヒエロニムスは胸を強調する鎖骨も丸見えのエロコスで、アンブロジウスは短いスカートで太ももを強調──グレゴリオ達は普通のサンタコスだが、ロリータというだけで可愛い。
「さて、先生よ。名付けの
「え?」
「本日この場を以て、この擬人化シリーズは先生のモノとなる。いつまでも『ヒエロニムス』などと、総力戦でお馴染みの人工天使と同じ名で呼び続けるワケにもいくまい。ましてやグレゴリオなど2人共同じ名で呼んでいるからな。呼び分けができん」
「それはマエストロのせいなのでは……?」
「何を言うか。名は体を表すと言うだろう?まさにそれなのだ。先生が人工天使に名を与えて、初めて4人は先生のモノ──配下となるのだから、私から4人に名を与えるワケにはいかないのだ」
「そういう事なら──実は、前以て考えてた名前があるんだ。安直で悪いと思って言わなかったけど、聞くだけ聞いてほしい」
「……!」
「ッ!!」
「わくわく……!」
「どきどき……!」
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人工天使擬人化シリーズ
所属:ゲマトリア→シャーレ
年齢:0歳
誕生日:不明
身長:160cm
体重:不明*1
胸囲:アコと相違ない程度の巨乳
頭髪:薄い金髪のロングヘアー
服装:赤褐色メイン、金色の模様のシスター服
ヘイロー:黄色のシンプルな輪っか
特技:パイズリ、パイズリフェラなど胸を使う行為
苦手:不明
悩み:感情はあるのに基本的に表情が薄いこと
:↑にマエストロが気付いてくれないこと
好きな事:エッチな妄想、あらゆる古語の勉強
好きな物:目玉焼き*2
嫌いな事:肉体改造
嫌いな物:マエストロの独り言*3
STRIKER(FRONT)
レア度:☆1*4
クラス:サポーター
射程距離:350
攻撃タイプ:爆発
防御タイプ:軽装備
屋内戦:SS
屋外戦:D
市街地戦:SS
EX:教義の受肉
聖遺物をHP50%の状態で召喚する
聖遺物のHPが100%まで回復した時
・自軍の被回復率を50%増加(20秒間)
・ヒエロニムスの被ダメージ量が55%減少(最大で5回分まで重複)
聖遺物のHPが0%まで削られた時
・自分を含めて味方全員の攻撃力を25%増加させ、被回復率を700減少
・ヒエロニムスの防御力を1500増加
NS+:始祖の人工天使+
・円形範囲内の敵に対し攻撃力350%分のダメージ
・敵の残りHPが多い程、自軍が与えるダメージが増加(最大50%まで)
PS+:最後のひとイキ+
HPが10分の1以下まで削られると天使の翼が生え10分の1よりHPが回復するか倒されるまで全てのステータスが100%上昇する
SS:砂漠の苦痛
10秒毎に全ての敵に対し攻撃力の40%分のダメージ
固有武器:ハンドガン
固有武器名:ウルガータ
筒が長めなのが特徴。マエストロが選ばせた多彩な武器の中でもこれがかなり気に入っているらしい。
愛用品:ブラジャー(黒)
巨乳なので、かなり大きい。まるでどんぶり。
所属:ゲマトリア→シャーレ
年齢:0歳
誕生日:不明
身長:155cm
体重:不明
胸囲:イオリ程度の普通乳
頭髪:白のロングヘアー
服装:白黒のゴスロリ
ヘイロー:青白い普通の輪
特技:足コキ、太ももコキなど足を使う行為*5
苦手:不明
悩み:妹達が生意気なこと
好きな物:ゴスロリ衣装作り
嫌いな事:勉強、読書、脳筋と言われること
嫌いな物:活字だらけの本
STRIKER(MIDDLE)
レア度:☆1
クラス:アタッカー
射程距離:800
攻撃タイプ:貫通
防御タイプ:重装甲
屋内戦:S
屋外戦:B
市街地戦:SS
EX:
相性、防御力無視で扇形範囲内に攻撃力1010%分のダメージ
NS+:
60秒毎に一番近い敵に攻撃力550%分のダメージ
PS+:最後の一息+
HPが10分の1以下まで削られると天使の翼が生え10分の1よりHPが回復するか倒されるまで全てのステータスが100%上昇する
SS:万能を目指した末路
45秒毎に味方全体に治癒力の155%分の回復
固有武器:ガトリング
固有武器名:リンガリングディスペア
直訳で「長引く絶望」を意味する漆黒のガトリング
ゲマトリア製の特殊なガトリングで、装弾数は通常ガトリング砲の実に2倍
愛用品:シュシュ
アンならではのオシャレグッズ。シンプルながらも可愛いので気に入っている。
所属:ゲマトリア→シャーレ
年齢:0歳
誕生日:不明
身長:135cm
体重:不明
胸囲:ホシノ程度の貧乳
頭髪:姉は青髪ハーフロング
妹は赤髪ハーフロング
服装:姉は青と白を基調とした服
妹は赤と白を基調とした服
ヘイロー:透き通るような青/透き通るような赤
特技:指揮/あらゆる楽器の演奏
苦手:無し!
悩み:無し!
好きな事:指揮、演奏すること
好きな物:リンゴ、リンゴジュース
嫌いな事:指揮、演奏を邪魔されること
嫌いな物:蜜が多いリンゴ*8
STRIKER(Back)
レア度:☆1
クラス:サポーター
射程距離:800/800
攻撃タイプ:神秘
防御タイプ:軽装備
屋内戦:SS
屋外戦:C
市街地戦:A
EX:ぐれ〜とあっぷる!(コスト8)
聖歌隊を召喚して敵全体に攻撃(60秒間)、スキル発動中は敵全体の防御力を100%下げ、味方全体の攻撃力を100%上げる
3回目の発動後はコスト回復力が右肩上がりに増加
4回目のみスキル内容が変わり、消費コストは10になり、即死(全滅)攻撃になる
4回目のみ、スキル選択の枠に出てきた時点で他のスキルは選択が不可になり自動で発動する
NS+:フォルテッシモ!!+
60秒毎に敵全体に対して攻撃力の500%分の確定会心ダメージ
PS+:さいごのひといき!+
HPが10分の1以下まで削られると天使の翼が生え10分の1よりHPが回復するか倒されるまで全てのステータスが100%上昇する
SS:ろりぃたのささやきっ♡
80秒毎に敵全体に攻撃力の500%分の確定会心ダメージ
攻撃力を40%減少(20秒間)
固有武器:スナイパーライフル/マシンガン
固有武器名:マエストロス/ムーシコス
ギリシャ語の直訳で「指揮者」と「演奏者」の意。
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「──という事で。人工天使擬人化4姉妹の名前はそれぞれ、ローニィ、アン、グレイ、リンゴ──でどうかな。可愛いと思うんだけど……」
「大変、可愛らしいと思います……♪」
「「思いまーっす!!」」
「私だけ安直ではなくて!?」
「え、そう……?アンブロジウスだし……アンは1つ別案もあったんだけど、聞く?」
「ええ、お聞かせください!その二択から、自分で決めますわ!」
「ブロリーで考えてたんだけど」
「『アン』が良いですわ!ええ、可愛らしいです!最高に私に合ってますわ!!」
「そっか、それは良かった」
「『ブロリー』とかバカですの!?そんな、まるでブロッコリーのモジリみたいな!!というか、筋肉マッチョの脳筋野郎が頭に浮かびましたわ!!」
「ふふ、アンは想像力が豊かだね」
「ちーがーいーまーすーのーっ!!」
「……改めて、よろしくお願いしますね……先生」
「「よろしくねっ!!」」
「こちらこそ。これからはシャーレの仲間として、末永くよろしくね」
そして4人の部屋へ──旧仮眠室へ案内しようとするが、格納庫で寝泊まりするなどと言い出すので慌てて旧仮眠室に引っ張って行った。
「ここは寝室にするんだよ。それと、居住区や共用スペースにある物資や部屋は好きに使っても大丈夫だからね」
「私達は格納庫で十分ですよ……?」
「君達は兵器じゃないんだから、格納庫で寝泊まりなんてしなくていいんだよ」
「へぇ……面白い方ですこと。兵器運用されて当然と思ってましたのに」
「そもそも君達のコンセプト自体が兵器じゃなくて何というかその……ねぇ?」
「『生きるラブドール』がコンセプトですからね」
「そうでしたの?それって、お姉様だけでなく私もですか?」
「そのハズよ」
「いや違うのよ!!違……くはないか!!」
「「?」」
そもそも、マエストロに頼んだのは「人工天使を擬人化させたラブドール」なんだよ。それなのに、何を思ったのか命を与え、更には戦闘機能まで追加されて今に至る。
機能を持て余してる気がするんだ。間違いなく。
「……あれ?グレゴ……グレイとリンゴは?」
「アッチに向かっていきましたよ」
「共用スペースに?……ならいいか」
案内中なんだけどなー、とは思いながら、見た目通りの子供で可愛らしいなと頬が緩んでしまった。その場でローニィとアンと雑談しながらあの2人を待っていると、程なくしてパタパタと共用スペース方面から駆けてくる。
「せんせ〜!」
「せんせ〜!」
「うん?どうしたのかな?」
「ピアノ無いの!?」
「グランドピアノ無いの!?」
「パイプオルガンでもいいよっ!」
「パイプオルガンが一番いいなぁっ!」
「わ……わぁ…………」
「コラ2人共!先生が困ってらっしゃるでしょ!?というかカノン形式みたいに喋るのやめません!?リピートされてるみたいで頭がグルグルします!」
「オネダリするには早いよ。まずはご奉仕をして、そのご褒美に、オネダリ♡……するといいよ……♡」
「「なるほどっ!!」」
「そうじゃないでしょうお姉様っ!?」
パイプオルガン────練習用でさえ20万超えがデフォなのか。いや待て待て、練習用でコレなら、ホンモノはどんだけ高くなるって言うんだ。
「せんせー!」
「せーんせっ……♡」
「うん?」
ちょいちょい、と手招きされ、しゃがむようにと合図される。すると2人が左右の耳元で、そっっと優しく、吐息混じりに囁く……。
「「せんせーの好きなコト……なぁんでもシテあげるよ……♡」」
「お゙ッ……ふ……」
高品質のイヤホンを装着してASMRでも聞いたように、脳がゾワゾワと、撫でられ、震えるような感覚に陥る。トドメに2人は「ふーっ♡」と優しく甘い香りの吐息を吹き付ける。
「ッッ……」
「ふふ……先生のココはもう、グレイとリンゴに夢中ですね?」
「きゃー♡」
「ハメハメされちゃうー♡」
「た……耐えるよ……今は案内する、から……」
「そんな事言ってぇ、目が血走ってますわよ?軽く私達で抜いてイキませんこと?私のピストンですぐイかせて差し上げますわ♡」
「私のおっばいで抜いてこ……?せんせ……?」
「う……うぅ……」
4人の美少女・美幼女に囲まれパンクした私は、1周回って冷静になり、旧仮眠室──4人の寝室へ連れ込み、暫く「楽しむ」事にした。
その後、4人を寝かせ、執務室で待つゲマトリア4人と合流。
「……お待たせ……」
「ふふ……その様子だとかなり搾られたようだな」
「誘惑がエロすぎんよ」
「ラブドールがコンセプトなのだ、それで当然だ。さて、では最後のプレゼントは黒服からだ」
「!」
「クックック……私からのプレゼントは──」
「プレゼントは……?」
「私です♡」
「一本背負い&腕ひしぎ十字固めの刑」
「あゔっ!?クック、クックックククック……!」
「カウントしましょう。ワーン、ツー……」
「ギブギブ、ギブです!!」
「ふー。黒服をプレゼントされても困るっての……。そのセリフは裸にリボンを巻き付けた美少女だけに許されたセリフなんだよ?」
「そうでしたか、それでは私とお揃いの黒スーツを2式プレゼントしますよ。それならどうです?」
「……あ……それは欲しいかも」
「え?」
「えっ?」
「いや、失礼。……意外に思ったもので。私とお揃いだなんて嫌がるかと思いましたし」
「嫌がりはしないよ、黒服の事は嫌いじゃないし。自分をプレゼントしようとかいうノリはアレだが」
「クックック……。では後ほど、クローゼットの方に転送しておきましょう」
「サンキュ。大事に着るよ」
それからもしばらく雑談し、やがてゲマトリアの面々は帰って行った。こうして、シャーレは、また一段と賑やかになったのであった。
次回────ロリコンユウカ、困惑!(仮)
モモトークについて、どうしようか迷ってます。
-
これまで通り文字で
-
トーク系のアプリを使用