※この作品はR-18です。

運命的な二人、濃密な夜   作:煮魚一番

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運命的な二人、濃密な夜(その1)

「ふあぁ…」

 

アジトにある自室で、ライは大きな欠伸をした。書類作成に夢中になるあまり、時刻は夜遅くなっていた。

 

「シャワーでも浴びて、寝るか」

 

ライは立ち上がり、シャワールームへと向かった。

 

 

 

通路を歩いていると、向かい側からカレンが汗を拭きながら歩いてくるのが見え、ライは声を掛けた。

 

「カレンも残っていたのか」

 

「トレーニングルームで、少し体を動かしていたの。最近は戦闘が減ったけど、それで体が鈍っちゃったら、ゼロの護衛ができないでしょ?」

 

そしてカレンはライに近付くと、彼の腕を軽く叩く。

 

「ライの場合は、どうせパソコンとにらめっこでしょ。本当に無理しないでよ、みんなが心配してるんだから」

 

「ああ、すまない。十分に気を付ける、それと…いつも心配してくれて、ありがとう。君だけは、絶対に悲しませたりしないから」

 

「うっ…心配するのは当たり前よ、恋人だし…」

 

カレンが頬を赤らめると、ライは微笑んで、彼女の髪を撫でる。

 

「本当にありがとう、カレン」

 

「ほっ…本当に感謝してるならさ、その…」

 

二人が目を閉じ、唇を重ねようとした瞬間だった。

 

「…!?足音か、二人?誰か残っていたのか」

 

「あっ、まさか!かっ、隠れるわよライ!」

 

「あっ、おい!」

 

近くにあった部屋の扉を開けて、二人はその中に入った。だが照明をつけた途端、風景に見覚えのあったカレンが頭を抱えた。

 

「しまったー、適当に入っちゃったけど、ここ女子更衣室じゃないの!」

 

「ええっ?じ、じゃあ僕は外に…って何故引っ張る!?」

 

「それは、逆にまずいわ。私達の他に残っている二人に、心当たりがあるから」

 

「心当たり…とは?」

 

「とりあえず、私のロッカーに入って!事情は説明するから」

 

「おっ、おい!」

 

カレンは自分のロッカーにライを押し込めると、自分もその隙間に入って扉を閉めた。

 

「…で、事情とは?」

 

「さっきまでトレーニングルームにいたのは、私以外に二人いたの」

 

「その二人が、さっきの足音の主か」

 

「私より先にシャワーを浴びに行ったから、多分ね」

 

「それって一体…」

 

「静かに!入ってくるわ!」

 

廊下から話し声が聞こえ、二人は息を潜める。そして扉が開く音がして、足音の主達は声を上げた。

 

「あれー?明かりがついてる、誰か消し忘れたのかしら」

 

「だろうな」

 

その二人は、井上と千葉だった。

 

 

 

(珍しい組み合わせだ)

 

(たまたま居合わせたんだけど、ちょっと驚いちゃった)

 

ライとカレンが小声で話す中、井上と千葉はそれぞれのロッカーで着替え始めた。

 

「だけど、まさか中尉とカレンと私で、同時にトレーニングとは偶然って面白いですね」

 

「黒の騎士団の一員として、切磋琢磨する者同士だ、珍しくもないだろう」

 

「いやいや、お二人はともかく、私は幹部の中でもモブに近いですし、一緒にいる事自体が奇跡というかー」

 

「だが、貴殿とて鍛えるという事は、己を高めたいのだろう?ならば、私にそれを否定する道理はない」

 

「うっわー、やっぱり中尉カッコいい…!」

 

接点があるようでない二人の会話を聞きながら、ロッカー内の二人は息を殺している。それに気付かないのか、二人の会話は続いた。

 

「武人って感じで、藤堂中佐とお似合いですね」

 

「おっ、おい!何故あの方が出てくる!」

 

「またまた照れちゃってー、お好きなんでしょ彼の事?」

 

「ぐっ…!べっ、別に軍人として尊敬し、お慕い申し上げてるだけだ。貴殿には関係なかろう」

 

「確かに関係ないですけど、もどかしいじゃないですか。素敵な恋は成就して欲しいんですよ、カレンみたいにね」

 

(…!)

 

カレンの体がピクリと反応した。

 

「まさか、紅月の時も茶々を入れたのか」

 

「いいえ、してませんよ。カレンとライ君は、こっちが背中を押す必要がないくらい、相性抜群でしたから。『アレで付き合ってないなんて、どうかしてるぜ!』って、玉城が喚き散らすくらいにね」

 

「…確かに隊長殿と紅月は、あまりにも自然体だったな。私が黒の騎士団に加わった頃には、その…既に男女の仲なのかと勘違いするほどに」

 

「でしょでしょー?ああいうのが運命の出会いって、言うんでしょうねー。うらやましいなあ」

 

(…恥ずかしいんだが、凄く)

 

(もう二人共、止めてよぅ…)

 

ピッタリとくっ付いた二人の鼓動が速くなり、体温が上がる。ライは自分に密着するカレンのぬくもりと匂いを愛おしく感じると同時に、自然と彼女の背中を抱いていた。

 

(ライ…もう、こんな時まで恋人モードになっちゃって。でも確かに、運命の出会いよね。こんな運命、二度もないわ)

 

カレンがお返しとばかりにライの腰に腕を回し、二人の間に甘い空気が漂う。すると彼女の体が密着しているせいで、彼の股間が熱くなってきた。

 

(まずいな、こんな時に。いや、こんな事をするんだから当然の反応なんだが…)

 

(げっ、固くなってきてる。ライのバカ、こんな時にぃ…!いや、自分からくっ付いてるんだし、当然なのかしら。ていうか、お互い我慢…できるよね?)

 

「はあ、私にも出会いが欲しいなあ。ていうか、うらやましくなって無性に飲みたくなっちゃった」

 

井上の声で、ロッカー内の二人は我に返った。

 

(危ない、雰囲気に流される所だった)

 

(井上さんと中尉、まだかな。いつまでもこのままじゃ…)

 

「ねえ中尉、今から飲みに行きませんか?どうせならカレンも誘って、恋愛の秘訣聞き出しちゃいましょうよ」

 

すると千葉は、たしなめるように言った。

 

「あいつの表の顔は学生だろう、それは不適切だ。それに…プライベートを根掘り葉掘り聞くものじゃない」

 

「あー、ですよねえ。すみません、調子に乗りました」

 

「代わりと言っては何だが、私が付き合ってやる。酒なら、こちらも望む所だ」

 

「ええっ、本当ですか?どこで飲みます?」

 

「租界の外れに、日本人だけが集う隠れ家的な飲み屋がある。店主が日本解放戦線のメンバーとは昔からの付き合いでな、安くうまい酒を提供してくれる」

 

「わあ、そんなお店があるんですね!行きましょう!」

 

井上はウキウキと更衣室を出ていき、千葉も出口で奥をチラッと見やると、照明を消して出ていった。

 

 

 

 

 

「出ていく音がしたね。二人共、もういないのかな」

 

「どうだろう、おそらくいないと思うが」

 

ロッカー内で密着したまま、二人は小声で外を確認する。だがそれよりも、ライは申し訳ない気持ちになって、カレンに謝った。

 

「その…すまない、こんな状況なのに空気が読めなくて」

 

「えっ、あ…まあ、その…私こそごめんね。密着しちゃったら、そうなるよね。それと、汗臭くなかった?」

 

「いや、それは気にならない。むしろいい匂いがして、僕の方が興奮してしまったせいで…」

 

「いっ、いい匂いって…バカ」

 

「ちょっ、カレン…!?」

 

カレンがライの股間に手を這わせ、彼は驚きの声を上げた。

 

「こんな風になるライが悪いのよ、貴方がこうなったら私も…」

 

「あの、本当に誰もいなくなったんだよな」

 

するとカレンはロッカーの扉を開けた。そしてロッカーから出て部屋の照明をつけると、更衣室の外も確認して、ライに声を掛ける。

 

「大丈夫よ、誰もいないわ」

 

「…ふぅ、良かった」

 

ロッカーから出て伸びをしながら、ライが大きく息を吐いた。そこへカレンが近付いて、彼を潤んだ瞳で見つめる。

 

「ねえ、その…さっきそういう雰囲気になって、ずっと密着していたからさ…私ね…」

 

カレンがライの股間に手を這わせ、ズボンのファスナーを下ろす。彼も興奮状態で、他に誰もいない事を知らされたため、抵抗する事もなくペニスを引っ張り出された。

 

「こんな場所で、すべきじゃないと思う。でも私、あんな狭い場所でライと密着して貴方の体温を感じて、吐息を間近で受けて、固いモノを押し付けられたら…我慢できないよ」

 

「うっ、カレン…」

 

カレンがしゃがんで、ペニスに舌を這わせ始めて、ライが呻く。

 

「んむっ、固くて熱い…我慢していたのね」

 

「ああ、我慢していた。もっと君に触れたくて、感じたくて、くっ…求め合いたかった」

 

「そうなのね。でももう少しだけ、私から求めさせて」

 

カレンがペニスを口に頬張り、顔を動かしてペニスに刺激を加えていく。

 

「うぁっ、くぅ…!」

 

「んっ、気持ち良さそうな声…はむっ、気持ちいい?」

 

「ああ、気持ちいい。このまま出てしまいそうなくらいだ、だが勢い余って君の顔に掛かってしまうかも」

 

「ふあ…確かに勢いが凄いと、口に収まらなくて溢れたり、顔に掛かるかも。でもそれだと、更衣室に臭いが充満して、明日までに消えるか不安だし」

 

カレンはペニスを指でなぞり、ライを見上げて言った。

 

「私の中に出しちゃえば、臭いはまだ抑えられると思うから…というのもあるけど、中に出して欲しい」

 

「カレン…」

 

ライがしゃがんで、カレンと向き合う。彼女がタンクトップとスポーツブラを脱いで、乳房をあらわにすると、彼は彼女を押し倒し、唇にキスをしながら乳房を愛撫し始めた。

 

「んむっ、ライぃ…ふあっ、乳首をそんなに弄られたらぁ…」

 

乳首を指で摘まれ、カレンが声を上げる。

 

「乳首がそんなに気持ちいいか?」

 

「うん、吸われたらきっと、もっと気持ち良く…あぁっ、吸ってぇ…揉みながら吸ってぇ…!」

 

ライに乳房を揉みながら乳首を吸われ、カレンの甘い声が大きくなった。彼は乳房と乳首に舌を這わせ、汗を舐め取りながら入念に愛撫していく。その間にペニスは固さを増し、先走り液が溢れていた。

 

「はぁっ、胸…気持ちいいよぉ、他の場所も…あんっ、気持ち良くしてぇ」

 

するとライは体を起こして、カレンの短パンに手を掛けて引き下ろし、下着も続けて脱がせてしまった。

 

「他の場所も気持ち良くする時に、僕も一緒に気持ち良くなるのは、構わないか?」

 

「うん、もちろん…」

 

カレンは自分から両脚を大きく広げ、秘部を指で弄りながら言った。

 

「ずっと、中がライを欲しがっているの。貴方の熱いモノと精液を欲しがって、ソワソワするの。だから奥まで来て、ライ。そしていつもみたいに、いっぱい中に出して…あっ、はぁぁっ…!」

 

膣内を掻き分けて、ペニスが奥まで入り込み、カレンが一際淫らな声を上げた。そして一気に蕩けた瞳でライを見つめる。

 

「奥まで来たね…」

 

「ああ、中で包まれて凄く気持ちいい」

 

「ふふっ、もっと気持ち良くなっていいのよ。そのために…あっ、いっぱい動いてぇ、はうっ、いっぱい出してぇ!」

 

結合部で淫らな音を立てながら、ライが腰を動かし始めた。日頃の凛とした姿からかけ離れた、精を欲する淫らな表情でカレンが喘ぎ、膣内を締めていく。

 

「くっ、さっきより締まってきた…そんなに欲しいのか、僕の事が…うぅっ」

 

「うんっ、欲しいっ…!ライのペニスもぉ、んっ、精液もぉ、みんな欲しいのぉ!ふあっ、いっぱい種付けされたいのぉ!」

 

カレンが淫らな要求を口にして、ライは今以上に燃え上がり、腰を加速させていく。

 

「あぁっ、激しくなってるぅ、んんっ、奥までいくらでも…来てぇ!もっと奥まで…やっ、もっと掻き回してぇ!」

 

淫らな笑みを見せ、カレンはライを中に感じて全身を何度も震わせる。彼は必死にペニスを抜き挿しして、亀頭を膣奥に激しくぶつけ、一番奥で射精してやろうと腰を盛んに振り続けた。

 

「うぁっ、くっ…来る!そろそろ出すぞ!」

 

「いっ、いいからぁ…いっぱい一番奥に出していいからっ、ふあっ、一緒に気持ち良くなってぇ!」

 

上半身をのけ反らせ、カレンが求める。ライは精液が溢れ始めたのを感じた瞬間、素早く腰を深く突き入れた。

 

「ふっ、ううっ…!」

 

ペニスが激しく脈打ちながら、子宮口に向けて子種が注がれ始めた。

 

「ああっ…!はあっ、熱い赤ちゃんの種…いっぱい注がれてるぅ…!全部…全部っ、一番奥に出してぇ…!」

 

カレンは最高に蕩けた笑みを見せて、ライの子種を受け止めたのだった。

 

 

 

「ふぅ…凄い場所でしちゃったね」

 

ライに抱かれたカレンが笑うと、彼は彼女の髪を撫でながら答える。

 

「ああ。しかし今更だが、僕だけロッカーに隠れて、カレンがあの二人をあしらう事はできなかったのか?君まで隠れる必要があったのだろうか」

 

「それだと、井上さんに連れ出されるかもしれないし、いつまでもシャワーを浴びに行かないのを怪しまれそうだったから。まあ実際は必死で、深く作戦を考えられなかったんだけど」

 

「なるほどな。ひとまず、シャワーを浴びよう。カレンはトレーニングしてから、ずっとそのままだったろう?」

 

ライがペニスを抜くと、カレンは起き上がって答える。

 

「そうね。汗臭いままだと良くないし、一度シャワーを浴びるわ。もう一度、後で浴びると思うけど」

 

「もう一度?」

 

ライが尋ねると、カレンは恥ずかしそうに笑う。

 

「だって、ライと私のセックスが一回きりで終わった事が、今まであった?」

 

「あ…そ、そうだな。ハハ…」

 

「でしょ?だから一度、シャワーを浴びるわ」

 

カレンが立ち上がり、服を着始める。すると、ある事に気づいたライが首を傾げた。

 

「なあ、カレン。その…拭き取らなくていいのか?精液で下着が濡れたら、気持ち悪いだろう」

 

「どうせ、すぐ洗濯するつもりだったし、着替えはシャワールームに持っていくわ。それに…」

 

カレンが蕩けた瞳でライを見つめる。

 

「よりエッチな姿を見せた方が、貴方も興奮するでしょ?」

 

「…それは、君と同じシャワールームに入る前提の話か?」

 

「今の状態で、貴方は男性用と女性用のシャワールームに別れたいの?」

 

「まさか、一緒がいいに決まっている」

 

「うん、私も一緒がいい。だから早く行きましょう」

 

二人は更衣室を出て、まずはカレンの部屋へと向かうのだった。二人の濃密な時間は、まだまだ続く。

 

 

 

 

 

 

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