二人はライの部屋の前に着いた。そして扉を開けて順に中へと入り、部屋の照明をつけて見つめ合う。
「流石に、少し休もうか。水分補給も必要だし」
「それもそうね、ほとんど休みなしだったからね」
二人はソファに座って冷たいお茶を飲みつつ、寄り添って互いの感触や体温を感じ合う、ゆったりした時間を過ごした。
そんな時間が、少しばかり過ぎた頃だった。ライを見つめるカレンの瞳に、再び淫らな潤みが現れた。それに気付いた彼も瞬時に想いをたぎらせ、彼女を抱き寄せた。
「んむっ…!ふっ…!」
二人が熱いキスを交わしたのは、少しの間だけですぐに離れた。キスを長くする必要もないくらい、二人の感情は高まっていたのだ。
「休憩は十分かしら、私はもう大丈夫だけど」
「ああ、問題ない。まあお互い、休憩が十分取れたからというより、我慢できなくなったというのが本音みたいだが」
「ふふっ、貴方もなのね。じゃあ、これ以上言葉は必要ないわね」
カレンが立ち上がってベッドの前に行き、続いてきたライの目の前でTシャツを脱いで、乳房をあらわにした。そして片手で乳房を揉み、もう片方の手で固くなった乳首を触りながら、彼を見る。
「ほら、ライに触って欲しくて、吸って欲しくて、こんなに熱くなってる。ここだけじゃない、こっちも…」
カレンは下も脱いで裸になると、今度は陰毛や秘部に指を這わせ、次第に下腹部へと指を移動させながら言った。
「こっちもライと繋がりたいと熱くなって、もっと赤ちゃんの種を欲しがって訴えてくるの」
「僕だって同じだ」
ライも服を全部脱ぐと、カレンを抱き寄せて言った。
「この手で肌に触れたい、胸を揉みたい、この口で乳首を吸いたいと、さっきから疼いていた。そして何より、疲れ知らずのペニスがカレンと繋がって、子宮に子種を送りたいとずっと主張している」
するとカレンがライの手を取り、乳房の上に置いた。そして彼に乳房を揉まれて甘い吐息を漏らしながら、空いている手でペニスや陰のうを撫でる。
「貴方がしたい事、全部して。そして貴方の想いを全部、今夜出せるだけの精子に込めて、子宮に伝えて…」
「ああ、伝える。そしてカレンに僕の子を…」
二人はベッドに倒れ込み、カレンに覆いかぶさったライが、彼女の唇や耳元に舌を這わせていく。
「んあっ、ライの想い…もっと欲しいよ…あっ、色々な形で伝えてぇ…」
乳房を揉む両手にライの顔が次第に近付き、やがて彼は乳房や乳首を舐め回し始めた。母乳を搾るように揉まれる乳房は絶えず形を変え、それをなぞるように彼の舌が動き回る。
「あはっ、凄く弄られてる…あぁっ、吸われてるぅ…ひっ、もっともっと吸ってぇ…!」
カレンは赤ん坊をあやすように、ライの頭を優しく撫でて、彼はより一層乳首を熱心に吸い上げた。しつこく吸われた乳首はより敏感になり、同時に乳房を揉まれる事で、彼女は母乳が溢れそうなくらい、快感の高みへと上り詰めた。
「あっ、はっ、ふぁぁっ…!くぅ…」
カレンは体を震わせて絶頂に達すると、脱力して息を軽く弾ませた。
「気持ち良かったか?」
「う、うん…。胸だけでイッちゃった…初めてだわ」
カレンがトロンとした顔をライに向ける。
「ねえ、ライも一緒に…気持ち良くなろうよ。私の一番奥で、溶けちゃうくらいに」
「ああ、僕もそうなりたい。カレンの中で君と一緒に、気持ち良くなりたい」
「じゃあ、今すぐ入れて…一緒に気持ち良くなって、私を妊娠させて…」
カレンが両脚を広げ、ライは熱いペニスを秘部に押し付けると、蕩けた柔肉を掻き分けて、膣奥まで挿入した。
「んんっ、来てる…ライがまた一番奥に来てる…」
「もう、動くぞ。君の中を…ふっ、たっぷりと味わうために!」
「あっ、味わってぇ!はあっ、いっぱい私を感じて…いっ、いっぱい出してぇ!」
ライが腰を振り、膣奥に亀頭をひたすらぶつけ始めた。カレンがシーツを握り締め、ペニスの動きを感じて激しく悶えるたび、膣内はどんどん締まってペニスを包み込み、精液を搾り取ろうとする。
「くっ、締まりが凄いな…これはっ、そんなに持たないぞ!」
「持たせなくていいっ、もっ…持たせるつもりもないからっ、ふあっ、何度も気持ち良くなってぇ!いっぱい…いっぱい欲しいのぉ!」
「そっ、そう…だなっ、くっ、持たせなくていいなっ!何故なら君とは何度も交わって…うぅっ、数え切れないくらい出すつもりでいるからっ!」
「うんっ、満たしてっ…精液と精子っ、あんっ、中から溢れるくらい出してぇ!」
ライは激しく腰を動かしながら、精を搾り取られそうな感覚に抗うのを止め、ただありったけの子種を子宮に放つ事だけを考えた。するとペニスの中の抑えが緩み、精液が出そうになるのを感じた。
「くっ、あっ、早速…!」
「あはっ、いいよっ、出してっ!」
「ああっ…くぅ!」
「ひゃぁっ!うぅっ、んんーっ…!」
ライはカレンの腰を掴んで、ペニスの奥から溢れる精液を、膣奥に流し込むのだった。
「んむっ、ちゅっ…はむっ…」
二人は繋がったまま、舌を絡ませ合いながらキスを続けていた。ライは同時に乳房を激しく揉み、時間が経過するうち、ペニスは次第に力を取り戻して膣内で固くなっていた。
「はぁっ…カレン、そろそろ行けそうだ」
「あら、思ったより早いわね。確かに中でまた、大きくなってる。じゃあ…して?」
「言われなくとも…んっ、そのつもりだ。何度でも君に…!」
「ああっ、うんっ、何度でもしてぇ!」
カレンと間近で見つめ合いながら、ライは再び膣内を掻き回していく。紅潮した彼女の顔を見て彼はもっと興奮し、腰の動きを加速させていった。
「あふっ、中でライがいっぱい…ひゃっ、動いてるっ!精液…どんどん注がれちゃうぅ!」
「はっ、カレンの中を僕で満たす…んっ、そして君には母親になってもらう…!」
「うんっ、なるっ!うあっ、お母さんになるっ…ライの子のお母さんになるっ!だからっ、いっぱい出して…出してぇ!」
昼間の凛々しい態度とはまったく違う、ただライに愛されて子を身籠りたいと願う女となったカレンの淫らな要求は、彼により深い愛情と欲望をもたらし、ペニスに力を与えた。
「はぁっ、はぁ…カレンっ、んむっ…!」
「ふっ…んんっ、んっ、んっ!」
二人はキスをしたまま、交わりを続ける。結合部から淫らな音が鳴る中、ライは腰を細かく、そして速く振っていく。
「あっ、はむっ、はぁっ…カレンっ…!」
「れろっ、んんっ、ライっ…はぁっ、いいよっ、出してぇ!」
ライの絶頂が近いのを察したカレンは、両脚を彼の腰に絡ませ、射精を促す。彼は必死に腰を振り、最後にグイッとペニスの根元を秘部に押し付けた。
「ぐっ、出るっ…ふぁぁっ!」
「はぁっ…!あぁっ、また中でビクビクって…してるぅ!いっぱい来てる…いっぱい赤ちゃんの種が、はぁ…子宮に来てるぅ!」
膣奥に精液が流し込まれるのを感じながら、二人は一緒に絶頂を迎え、再びキスをした。その後も、二人は体力の続く限り、交わりを繰り返したのだった。
「ふああ…」
翌朝、寝ぼけ眼でカレンが通路を歩いていると、千葉が近付いてきた。
「あ、おはようございます」
「ああ、おはよう。眠そうだな」
「あー、ちょっと夜更かししちゃって」
バツが悪そうにカレンが言うと、千葉は軽く溜息をついた。
「あまり、不摂生はするなよ。まあ、お前よりずっと不摂生な奴はいるが」
「誰ですか?」
「井上だよ。昨晩飲み過ぎて、二日酔いで起きられないと連絡があった。まったく、調子に乗るから…」
「井上さんかあ…、確かに飲み始めたら止まらないからなあ」
「っと、それと紅月」
千葉がカレンの耳元に寄り、恥ずかしそうに囁く。
「その…隊長殿と仲が良いのは構わんが、何故あんな場所に…?」
「…!?なっ、きっ、気付いていた…んですか」
「更衣室に入る二人が、一瞬だけ見えた。おそらく井上は気付いていないと思うが」
「そっ、そうですか。すみません、見逃してくれたんですね」
「お互いに気まずいだろうが、普通に」
「た、確かに」
コホンと咳払いをすると、千葉は続けた。
「とっさだったんだろうが、あまり変な行動はするな。周りの目もある」
「は、はい。気を付けますし、ライにも言っておきます」
「うむ、そ…それと…異性と仲良くなる秘訣でもあれば、私にも教えて欲しい」
「えっ?あっ、わ…私で良ければ」
「…お、恩に着る。周りには、くれぐれも内密に頼む」
千葉らしからぬ願いに呆気に取られながら、カレンはもう少し行動に気を付けようと、思うのだった。