「お姉様のバカァァッ!!」
…ある日のこと。
フランドール・スカーレットはまた、姉であるレミリア・スカーレットと喧嘩をした。今日という今日は許さない…とフランドールは家出を決行。バサバサと羽音を立てて、人里近くの森の中、日の光の当たらない所を通っていく。そこでの出来事だった。
荷車を引く男が一人。そのフランドールと鉢合わせたのである。男は決して美麗ではなく、脂ぎった肌にふっくらと大きなお腹…所謂、豚と卑下されるような見た目をしていた。
「…お兄さん、だれ?」
「お、おお…。お兄さんはお嬢ちゃんの…味方だよぉ?」
きょどった様子の男にフランドールは怪訝そうな目を向ける。無知なフランドールでさえ、その男がただの善人ではないことはわかっていた。
男はどうしたら喜んでもらえるかと考える。もちろん、ただの善意ではない。目の前にいるのは絶世の美人。身体はつるぺた幼女ではあるが、吸血鬼ということを除けば、襲ってしまいたくなるほど。
木々の間に荷車を止め、男は荷車から何かを取り出した。それは真っ黒な箱だった。男はそれをフランドールへと渡す。フランドールは無知なため、箱に対して興味津々であった。
箱からは不思議な力を感じた。フランドールはその箱の上面を開ける。…男の口角がニヤリと上がった。
「…あっ……。」
箱を開けた途端、小さな声でそう漏らすフランドール。すると不思議なことが起こった。フランドールは意識を狩られたかのように、手をぶらんと下へと重力に従い、下ろした。
「せ、成功したんだよ…なぁ?」
男は恐る恐る、フランドールに近寄る。もし失敗していれば、違う術を持たない男は数分足らずで肉塊と化していたからである。
男はフランドールの頬を触る。
ふにふにとした触感に男は心が躍った。こんなことをされているにも関わらず、フランドール…もとい、フランは人形のように直立不動だったからである。
「い、いぃ…やったぁぁぁっ!!…成功だ。」
男はフランの手から黒い箱をぶんどる。その箱には青紫色の目のようなものが浮かび上がっていた。
「れ、隷従の箱…成功したぞぉっ!!」
隷従の箱…と呼ばれたそれを手にフランへと抱きつく男。綺麗なフランの赤いドレスが男の汗に汚れる。男はそのままフランの唇に食いつくように唇を重ねた。
ベロベロと舌を吸うように這わせる男。数ヶ月は磨いてないであろう口元の醜悪な匂いをフランが感じ取ることはない。嫌そうな顔は毛頭しない。
「ぷはっ。…ひひっ。お嬢ちゃん…?ダメじゃないか…一人で歩いちゃ…。でも、お楽しみはこれからだよぉ?」
そう言って男はフランの服を脱がしていく。
胸当ても必要ないほど、ぺたんとした胸。小さなお尻を包み込む純白のドロワーズすらも剥ぎ取り、フランは生まれたままの姿と化していた。
男はフランの顔の前で隷従の箱を開けた。すると意識のなくハイライトも消えたフランの目に光が戻った。
「…え?…なんで…フラン…裸…?」
フランは自身の姿を見るなり、顔を青ざめさせていく。男はフランの目を見て、舌なめずりをしていた。醜悪な笑みを浮かべる男にフランは睨みを返す。
「…お兄さん、悪い人だったんだね。…フランにこんなことしたこと…後悔させてあげる。」
低くそう言い放つフランの姿は幼なげなその顔からは考えられないほどの殺気に男の背筋がぴりりと動く。…しかし、男には秘策があった。
フランは体の違和感を感じながらも、腕を前に突き出し、きゅっとしてドカーンの構えを取ろうとした。
「…え?」
ところが、身体はフランの思惑とは全く違うように動く。フランは少女がしてはならない、ガニ股をし、なんと、自身の大切な蜜壺の入り口を自身の小さな手で男へとギュッと開け、その中を露わとしているのだから。
フランは羞恥心と身体が動かないことへの疑問で泣きそうになっていた。そのフランへ追い討ちかのように何かが襲いかかる。
「ふぎゅっ!?」
…便意である。しかも、便意と共に快感がフランの脳を揺らした。フランはここで漏らしてしまうのか。…いや、それなら幾分か良かっただろう。
『隷従の箱に一度でも入った人格は体には受け付けられない。何らかの形で体外に出され、主に都合のいい人格を形成する』
「ふぎゅぅぅぅっ♡♡♡にゃにかぁっ♡♡でるぅっ♡♡これぇなにぃ♡♡♡」
フランは生きてこのかた一度も感じたことのない快感に陥った。フランのアナルからは黄色いゼリー状の何かが顔を出していた。快感は言わば、フランの身体の救難信号と言って良い。
徐々にひりでるそれに男は笑いが隠せなかった。
「あ゛っ♡やだぁッ♡だしぃっ…♡たくなぁぁっ♡♡お゛ッ♡やぁ゛ぁ゛ッ♡♡ふりゃんがぁ゛〜♡♡きえるぅぅぅっ♡♡♡」
苦戦することもなく、ただただフランは自身の体からその黄色いゼリー状の何かを放り出した。とぐろを撒くそれはフランの愛液と尿でべちゃべちゃだった。
男はそれを回収すると瓶に入れる。
「ふひひ。あの紅魔の吸血鬼の人格ゼリー。…いいオナホが作れそうですなぁ。」
そう言って笑うと男は倒れるフランの方へといく。それはもうひどい顔をしていた。舌はだらしなく下へと垂らし、口元は涎で汚れ、目の焦点は合っていない。美麗の少女がしてはいけない表情だった。
「起きろ。奴隷1号。」
「…はい。」
先程の敵意など感じないほど、フランはゆっくりと立ち上がる。先程の自身の裸体への羞恥はどこかへと消え去ったのか、ただ直立不動のマネキンと化していた。
「生まれ変わった気分はどうだ?」
「…はい。ご主人様には感謝の念しかありません。」
「なるほどなるほど。…しかし、これじゃあ味気ねえなぁ。よし。」
男はフランへと命令をする。
フランは男の言葉に頷くと目の色を変え、笑顔へとなった。その姿はまさに無邪気な女児のようで。
「お嬢ちゃん。俺はなんだい?」
「うんっ!!フランがだぁいすきなぁ…お兄様っ♡」
そう言ってフランは男に抱きついた。先程の貪るようなキスを次はフランからしてきたのである。まるで自身の人格を排泄させ、傀儡と化した男が自身の恋人であるかのように。
そのままフランは男の唇から唇を離すとしゃがんだ。フランは唇で男のズボンを下へと下ろし、もうすでに我慢汁でシミがついた男のパンツも唇で下ろした。雄々しい匂いとはまさにこのこと。イカくさいを通り越した言いようもできない普通ならば鼻をつんざくような酸っぱい臭いをフランは…まるでラベンダーの匂いでも嗅ぐかのように吸う。
「あはっ♡お兄様のチンポっ♡おっきぃっ♡」
笑顔でそう言うフランの前でそり立つ男根はフランの顔と同じくらいの大きさがあった。いや、フランの顔が小さいくらいである。
フランは男根の先を拙いながら舐め続ける。口いっぱいに広がる普通なら不快感を感じる臭いもフランにとっては甘美な匂いであった。
「んちゅっ♡れろっ♡お兄様ぁ♡気持ちいぃ?」
「おおぅ。フランちゃん、いいよぉ。…ぐっ!!出るッ!!」
「んぐっ!?」
次の瞬間、男はフランの頭をギュッと掴み、男根を根本近くまで挿入する。喉元まで先を入れられたフランは涙を流しつつも、嗚咽に耐えていた。次の瞬間、エクスタシーに達した男根が爆発する。白濁とした粘液がフランの喉に流れ出た。
あまりの勢いにむせそうになるフラン。しかし、男根に遮られ、吐き出すことすらできない。喉を鳴らしながら、垂れ出る白濁液を飲み込むフラン。ようやく男の手が離れるとフランは咳き込み、その場に膝をつく。
「コホッコホッ…痛いよぉ。お兄しゃまぁ…♡」
そう言いながらフランは自身の口元から垂れ出た白濁液を手で拭い取り、舐めた。男はフランに鼻息を荒げ、ニタリと笑っていた。
「そうだっ。フランのお兄様をお姉様達にも紹介したいんだけどぉ…。」
「そうだね。フランちゃんの家族もフランちゃんと同じにしてあげよう。」
「やったぁ!!いこっ!!」
フランはそう言いながら服をいさいさと着替え、その場からズボンを上げた男と共に立ち去った。口から漏れた白濁液に濡れたドロワーズのみがその場に置き去りになっていた。